2007年08月03日

ジェイソン・ムラーズ副読本

いくつかの記事やコメント欄で繰り返し言ってるから皆さんご存知だろうけど、僕は音楽ダウンロードってのが嫌いでね。

ただ、別にダウンロードという行為自体が嫌いというわけじゃない。最近記事にしたシアウォーターやニック・ロウのアルバムみたいにアナログを買えばMP3のダウンロード権も付いてくるとか、先月末に予約したオカヴィル・リヴァーの新譜のように、発売日前にまずアルバム全曲をダウンロードして聴くことができるとか、そういうサービスは非常にありがたいと思う。それに、僕が普段音楽を聴いてる時間のかなりの部分は、PCに入った音源をそのままPCに接続したスピーカーで聴いたり、MP3プレイヤーに落として移動中に聴いたりしてるから、別に音質がどうのこうのという話をしたいわけでもない。

CDやLPと同じような値段を取っておいて、ジャケットも歌詞もクレジットも何も付けずに、音楽データだけを売りつけようという姿勢が嫌いなんだ。しばらく前のコメント欄に銕三郎さんが書いておられたけど、きっと僕も音楽それ自体を楽しむということができないのかもしれない。邪道かもしれないけど、その音楽がどんなジャケに包まれていて、どの曲にどんなゲストミュージシャンが参加していて、よく聞き取れない英語の歌詞が歌詞カードにどういう風に記載されているかといった事柄は、ある意味音楽自体に匹敵するほど僕には重要だから。あとは、シールドされた輸入盤LPを最初に開封するときのあの匂いとかね。若い頃は、「ああ、これがアメリカの匂いか」なんて思っていたものだったよ。

若い頃に散々FMのエアチェックをした経験から、FM電波やインターネットから録音する音楽が有料だということに違和感を感じるのかもしれない。そういう公共の場所から無料で録音した音楽が気に入れば、レコード屋に行ってそのアルバムを自分のお金で買うというのが当たり前だと思っていたからね。

「CDショップに行かなくても自宅で手軽に音楽が買える」だって?冗談じゃない。パッケージ代や輸送費、それに一番負担となる在庫を削減できるという送り出し側(レコード会社)に都合のいいフォーマットに客を惹きつけようと、適当なことを言ってもらっちゃ困る。

というわけで、CDやDVDの売上凋落が繰り返し報道され、iTunesを始めとする音楽ダウンロードがその規模を急速に広げている昨今(ちょうど今日受け取った新聞に『米アップル 累計30億曲突破』というタイムリーな記事が)においても、僕はCDやLPといったパッケージメディアを買い続ける。

ところが、時代の流れか、なんとしてでもダウンロードを主流にしたい送り出し側の思惑か、最近やたらとダウンロード・オンリーというアイテムが目に付くんだよね。一昨年、僕の大好きなビリー・ブラッグのライヴ音源が彼のサイトからのダウンロード限定で発売され、僕はそれを渋々購入したんだけど(それは僕が05年のベスト・アルバムに選んだほど優れた録音だったんだけど)、去年それがCDでも発売されてとんでもなく悔しい思いをしたものだ。まあそれは稀なケースだろうけど、通常はダウンロード限定で出た音源は滅多にパッケージメディアとしては流通することはない。

しばらく前にかえでさんとLunaさんが発掘してくれた昨年11月30日の記事「怒涛の四日間」のコメント欄で長々と感想を展開したジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)。彼はそこに書いた05年の『MR.A-Z』というアルバム以来まだ新しいCDを出していないのだが、実はダウンロード・オンリーで様々なライヴ音源を発表していたということに先日ようやく気づいた。これはもう、しょうがないね。買うしかないか…


Selections For Friends.jpgまずは、去年の12月に発表されたこの『Selection For Friends』。全14曲中、シカゴのシューバス・タヴァーン(Schubas Tavern)でのアコギ弾き語りライヴが5曲、カリフォルニアはサラトガ、モンタルヴォ・アーツ・センター(Montalvo Arts Center)でのバンド形態でのライヴが8曲、おまけ(?)のスタジオ録音が1曲。全部で100分以上、CD1枚には入りきらないほどのボリュームだ。収録日はよくわからないが、小規模な会場を廻った昨年のツアーからということらしい。ちなみに、ダウンロードのみとはいえ、このタイトルには一応ここに載せた正規のジャケットデザインがあるのは嬉しい。まあ、大したデザインではないんだけどね。

最初、ダウンロードするときに何かの間違いかと一瞬躊躇してしまうほどのインパクトがあったのが、1曲目「Welcome To Schubas」。34分14秒だって?なんとこれは、彼が02年にインディーズからリリースした『The E Minor EP In F Sharp』というEPからの全7曲をメドレーで弾き語るというとんでもない代物だ。僕もそのEPは持っていないが、おそらくアメリカでもそんなに流通してないんじゃないだろうか。途中で出てくる「On Love, In Sadness」(メジャー・レーベルからのファースト・アルバム『Waiting For My Rocket To Come』にも収録)のイントロで「やっと知ってる曲が出てきた」とばかりに大歓声。声が枯れることもなく33分強を歌い終えた彼の「今のが1曲目。今日はこれからこういうのを15曲演るからね」という冗談めかした台詞が可笑しい。

続く2曲目「Did You Get My Message? (Audience Rehearsal)」はその名の通り、同名の3曲目で観客にコーラスをさせるための練習風景をそのまま収録。狭い会場で冗談を交えながら、すっごく楽しそうに和気藹々とやっているのがうらやましい。ああ、こんなコンサートに行きたいな。5分以上かかってその曲をたっぷり練習して、実際に3曲目に入る前に「(じゃあ今まさに1曲目が終わった振りをするんだよ)みんなもしかしたらこの曲は知ってるかな?」とか言いながら始めるのがまた可笑しくて。

後半のモンタルヴォでのライヴは、未発表曲と『MR.A-Z』からのセレクションが半分ずつ。彼はファースト・アルバム発表後、早くも『Tonight, Not Again』というライヴ・アルバムを出しているが、『MR.A-Z』からの曲はCDではライヴ音源は出ていなかったので、これは嬉しい。「Life Is Wonderful」、「Did You Get My Message?」(また!)、「Please Don't Tell Her」、「Song for a Friend」の4曲。前にもコメント欄に書いたけど、その中での僕のお気に入りはやっぱり「Please Don't Tell Her」。この曲のメロディー展開、ピアノの使い方、ジェイソンの節回しとこのライヴにおけるフェイクの入れ方、なんだかフレディ・マーキュリーの作るクイーンの曲を髣髴とさせる。「Somebody To Love」とか「Play The Game」とかあの辺の。名曲。

このアルバム、なんだかやけにダウンロードサイトに「クリーン」って書いてあるなと思ったら、ライヴ編のラストの曲「10,000 Motherf***ers」の、そのタイトルを歌っている箇所が処理されてるよ。そういうことか。ピーって音が被せてあるわけじゃないけど、なんだかデジタル処理されてゴニャゴニャと聞き取りにくくなってる。これって、もしかしたら「クリーン」じゃないバージョンが、あるところにはあるのかな。


Geekin' Out Across The Galaxy EP.bmp続いてこれ。去年の前半には出ていたらしい『Geekin' Out Across The Galaxy EP』。ライヴ5曲に加えて『Mr.A-Z』からの「Geek In The Pink」のリミックス入り。1曲目「Galaxy」は、さっき書いた『The E Minor EP In F Sharp』の中の1曲。『Geekin' Out Across The Galaxy』というタイトルから見ても、この2曲が一応このミニアルバムの核という位置づけなのかな。とはいえ、僕にとってはむしろそれ以外の4曲(「Keep On Hoping」、「Mr. Curiousity」、「On Love, In Sadness」、「Wordplay」)がこの音源を手に入れた主な理由なんだけどね。特にyascd010にも入れた「Mr. Curiousity」のあのソプラノパートを、本当にライヴでちゃんと歌ってるのかどうかを聴いてみたくて。

期待通り、しっとりとした「Mr. Curiousity」も、早口言葉並みの「Wordplay」も、ファースト・アルバムからの隠れた(?)名曲「On Love, In Sadness」も聴き応えのあるいいヴァージョンだった。2曲目「Keep On Hoping」は、彼がゲスト参加したラウル・ミドン(Raul Midon)のアルバムからの曲。ラウルのファンキーなアコギのカッティングとボーカルが格好いい。

これはお手軽に聴けるいいアルバムだな。さっきのも全然悪くないんだけど、やっぱり100分まとめて聴こうと思うとなかなか腰が重くなるからね。30分程度でいい曲だけ詰まってるってのは嬉しいよ。値段も800円と手頃だし(さっきのは1500円)。


State Of Mind.jpgラウル・ミドンのアルバムについても少しだけ書こうかな。覚えている人はいないだろうけど(覚えている必要もないけれど)、今を遡ること1年と1ヶ月、このブログの2つ目の記事にちょこっと登場したアルバムだ。名プロデューサー、アリフ・マーディンの生前最後のプロデュース作、『State Of Mind』。とにかく1曲目のアルバムタイトル曲で度肝を抜かれる。なんて凄いアコースティック・ギター。元々ジェイソン・ムラーズのコンサートにゲスト出演したことがきっかけになったという、3曲目「Keep On Hoping」でのデュエットが微笑ましい。そして、おそらくこれがきっかけで、ジェイソンの『Mr.A-Z』にもラウルが2曲にゲスト参加している(「Bella Luna」での印象的なナイロン弦ギターと、「Song For A Friend」でのエレキギター、コーラス、それにお得意の口ホーン)。

冒頭の話に無理矢理繋げると、ダウンロード以上に僕が嫌っているのがコピーコントロールCD。最近はもう廃れてきたから、数年前に一部のレーベルから出たタイトルだけが割を食った形になったんだけど、このアルバムは珍しく輸入盤がCCCDで日本盤が通常CD(CDエクストラ)というパターンだったので、僕はわざわざ日本に帰ったときに購入したんだった。こっちの中古CD屋でたまにCCCDバージョンを見かけると、ざまみろっていう気持ちになるね。


Twentythree.jpgさて、最後にジェイソン・ムラーズ関連をもう一枚だけ取り上げようかな。トリスタン・プリティマン(Tristan Prettyman)の『Twentythree』。こちらにもジェイソンが1曲、ギターとデュエットで参加している(5曲目「Shy That Way」)。このCDの解説によると、この二人付き合ってるんだって。これは05年のアルバムだから、今でもそういう関係なのかはよくわからないけどね。まあどうでもいいんだけど。このアルバムには他にもGラヴやジェシ・ハリス、リー・アレクサンダーも参加(後者二人はノラ・ジョーンズ関連かな。リーはノラのカレシ、ってそんな話ばっかり)。なんでも彼女、サーファーの両親の元にカリフォルニアで生まれて、本人も12歳の頃からサーファーだとか。で、日本盤の帯には『生きて行くのに必要なのは、サーフ・ボードとギター、それだけ』なんて文句が書いてあって、CDのライナーを読んでも「ジャック・ジョンソン系」として売り出そうとしているのがありありなんだけど、そんな季節商品みたいな扱いをしてしまったらもったいないと僕は思う(亜流ジャック・ジョンソンみたいな売り出し方をされたドノヴァン・フランケンレイターのセカンド・アルバムがそこら中で投売りされているのを見るにつけ)。それぐらいよくできたアルバム。

僕は別にサーフィンをするわけじゃないけど、確かにビーチで聴くと心地良いだろうなと素直に思える綺麗なアコギ(結構上手)、少しハスキーな、でもちゃんと声量のあるボーカル、この上に名前を出した人たちに共通する、ちょっとお洒落な音作り、それになにより、いい曲を書くと思うよ、この人。サーフィン云々は関係なく、ちゃんと次のアルバムも出して(去年EPは出したみたいだけど)きちんと売れ続けてほしいな。


というわけで、ここしばらく個人的に盛り上がっているジェイソン・ムラーズの、正規盤以外の音源を取り上げてみた。他にもライヴ音源をいくつか出しているし、なによりこの人、ジャム・バンドのように(商業目的でなければ)自分のコンサートは録音自由という人だから、きっと探せばいくらでも音源が出てくると思う。さすがに今はそこまで全部網羅しようとは思わないけど、ここで取り上げた最初の2枚は、たまにはダウンロードもしてみるもんだな、と思わせてくれるいい収穫だった。でもやっぱりダウンロードしてPCに入れたままじゃつまらないんで、CD-Rに焼いて、ダウンロードしたジャケット画像を印刷して、自分で勝手にデザインしたレーベルをCD-Rに貼って、海賊盤ぐらいには見えるかな、というぐらいのパッケージに仕上げたよ。まったくもう、手間かけさせるね。だからダウンロードって嫌いなんだよ。
posted by . at 22:46| Comment(16) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何年前か忘れてしまいましたが、CD屋でCDを機械にかざすだけで試聴が出来ることに感動し、その後iTunesでやはり試聴が出来て1曲づつバラバラ購入出来ることを知った時にも驚きと感動を覚えました。私みたいな全然音楽の知識がない人間にとっては試聴が出来てチョイ買いが出来るiTunesは魅力でしたねー。
何故か今は手元にじわじわとレコードが増えてますけど・・(おかげさまで?)。

久しぶりにiTunes Store行って「Welcome To Schubas」を試聴してみました。ライブは臨場感があっていいですね。この人、ギターも上手なんですねー。

ついでにこの間CDで買ったsydのアルバムもチェック。すると「Itunes Plusバージョンもあり 詳細はこちら→」と導かれ、高品質オーディオフォーマットのItunes Plusの音楽がついに発売」などと書いてありました。これはCDよりも音がいいということでしょーか・・。聴き比べてみたくなってしまいます(困)

>海賊盤ぐらいには見えるかな、というぐらいのパッケージに仕上げた
おおっ、さすがですね。でもダウンロードで購入するような人は普通そんなことしないのでしょうね(笑)
Posted by カブ子 at 2007年08月04日 07:16
こんにちわ。
やはり、パッケージングに執着する者です(笑)。そこここに書いてある事にも大きな興味が有るのですが、私は「物」自体にも特別な意味を持ったりするのです。「物」って記憶にインパクトを与える道具の様な気がします。
人が全ての経験を記憶出来ないのが悲しいから新しい記憶を手に入れようとするのなら体全体で経験したいと思います。
自転車に乗ってLPを買いに行った帰りの(LPは風の抵抗が強いので)フラフラな状態とか懐かしい思い出です。
Posted by falso at 2007年08月04日 10:53
私もダウンロードはキライです。ipodが似合わナイ腹イセでキラっているんじゃありません。
ちっさいものに、ナニもカモ吸い取っているのが落ち着かないのです。
あんまにも小さく手軽で高機能なものには、実体が感じられず不安なのです。
持ってるとか在るっちゅう実感が薄くなるのです。



Posted by 青グリン at 2007年08月04日 23:28
>あんまにも小さく
あまりにも小さく、と書きたかったのデス。
ちょうど按摩に行きたかったので、マチガエたのです。
Posted by 青グリン at 2007年08月05日 09:57
私はダウンロードは一切しない派です。PC接続スピーカーが異常にガサイ安物だということと、PCの容量が万年オーバー状態にあることと、ダウンロードした音源の整理能力は皆無であろう予感からです。
もちろんパッケージの魅力は言うまでもありません。でも、×××してもっらCD-Rは、それだけで満足しちゃったりもするので、単に時流に乗り遅れているだけで、7〜8年後くらいには「ダウンロードって便利ね〜」なんて言い出してるかもしれませんが(笑)。
LPの匂いってわかります〜!USアングラ盤独特のクサイ臭いが好きで、昔はよくジャケに鼻突っ込んで嗅いでましたよ〜。ハタから見るとタダの変態ですね(笑)。
Posted by クロム at 2007年08月05日 23:09
Selection For Friends、面白そうですね。
33分強歌い続ているのや、観客にリハーサルさせるの、聴いてみたいな。
ダーティ版もありそうな気がします。

ダウンロードして聴くためには、イナモトの助けを借りなくてはいけないんだけど、交換条件出してくるのよね。

>自分で勝手にデザインしたレーベルをCD-Rに貼って
ちゃんと、見せてくれないと。
Posted by Luna at 2007年08月06日 08:04
ああ!
映画もね、悪い人がいて、すぐネットで見ることができちゃったりするじゃないですか。
あれ、苦手です。

ポップコーンの香りが漂っていたり、ポスターをみながら「今度はこれを見にこようね」なんて話をしているカップルを見たりとか、「ポケモン買って」って騒ぐ子供がいたりとか。そういう空気も含めて映画を楽しんで欲しいんですよねぇ。
そこまでが「作品のパッケージ」だと思うんですよねぇ。

DVD出るのを待てばいいのに。
その作品は逃げないのにっていつも思います。
マイフィールドですね。
Posted by きんぎょ at 2007年08月06日 08:50
いかん、どうもyasさんの紹介する女性陣に弱いようです。
本題からちょとズレた、トリスタン・プリティマンの『Twentythree』に興味が湧いてしまいました。 (^o^)
Posted by アキラ at 2007年08月07日 23:44
出張に出ていたので返事が遅れました。なんだか皆さん(記事を反映して)コメントがどんどん長くなってません?嬉しいな。

●カブ子さん
CD屋で試聴が出来るというのは確かに画期的でしたね。あれでどれだけ無謀なジャケ買い(とそれに伴うハズレの山)が減ったことか。その分スリルが減ったとも言えますけどね。僕は初めて行くレストランとかで、見知らぬメニューを見つけたら、必ずそれを注文してしまうんですよ。もちろんそれが何かを聞かずに。これって、同意してもらえないことが多いんですけど、結構当たりのことが多いんですよ。ジャケ買いに通じるところがあります。

久し振りに日本で安レコを思いっきり掘りたいな。CDのエサ箱をカチャカチャさせて掘るのもいいんですけど、やっぱりあの大きなLPをストンストンさせながら掘るのは格別ですよ。久し振りにあれやると腕が痛くなったりします。って、普段どんだけ運動不足なんだか。

「Welcome To Schubas」を試聴されましたか。もしかして全34分試聴ですか?それはお疲れさまでした。ギター上手ですよね。やっぱりそれだけの腕前がないと、観客に録音許可とか出せないですよね。

iTunes Plusは、通常の倍の256kbpsのDRMなしバージョンですね。原理的にはCDより音がいいということはないでしょう。一度ご自分のCDを256kbpsと128kbpsでコピーしてみて、聴感上どれだけ差があるか実感されてみるのもいいと思いますよ。

>ダウンロードで購入するような人は普通そんなことしないのでしょうね
そうなんでしょうね。僕もいつもそんなことをしているわけでもないんですけど、やりだすと面白くて止められないんですよ。高性能のプリンタが欲しくなってしまいます。カブ子さんのところにはそういうのが完備されてそうでいいですね。

今回はカブ子さんのコメントもいつも以上に読み応えありましたよ。この返事にはちょっと音楽関係のロボット語を織り交ぜてみましたが、如何でしたでしょうか。


●falsoさん
お待ちしていました(と、返事を待たせた分際でほざいていますが)。きっと、わざわざ音楽ブログを作るような人間は、LPやCDといった「物」に執着するようにできてるんですよね。

仰られるとおり、あのLPはあの店で買ってわくわくしながら自転車で帰ってきたとか(風の抵抗のお話がリアルで笑えます)、このLPは友達の△△君と一緒に遠くのあの店まで買いに行ったとか、そういうのって今でもありありと覚えてるもんなんですよね。それが例えば、あのアルバムはいつどこのサイトからダウンロードした、なんて記憶がいつまでも頭に残るなんて考えられないですよ。それだけで、豊かになるはずだった人生が無駄にされているような気がします。


●青グリンさん
そうですね、グリンさんには是非ともレコードプレイヤーを入手していただいて、大きなレコードをぐるぐる回して聴いてほしいです。ひしひしと実体を感じられますよ。もしプレイヤーを買われた暁には、昔4000枚限定で出たドゥルッティ・コラムのライヴ盤を貸してあげますよ。

昨日シンガポールの空港で按摩してもらってきました。高かったのに、飛行機を降りる頃にはまた首がこってて、ソンした気持ちになりますた。


●クロムさん
>私はダウンロードは一切しない派です
はい、言われなくても大方予想はついておりました(笑)。9000円の復刻特殊紙ジャケCDを買うような人は普通ダウンロードでは満足しません。

>ダウンロードした音源の整理能力は皆無であろう予感
この台詞をクロムさん以上に説得力を持って語れる人を僕は知りません(笑)。iTunesならiTunesだけと決めてしまえば問題ないんでしょうけど、いろんなサイトからダウンロードすると、いろんなドライブのいろんなフォルダに入り込んでしまうんですよね。パソコン内の音楽ファイルを全検索するような機能もあるんでしょうけど、前に一度それをやったら、変な効果音のファイルとかまで一気に全部集まってしまって、それ以来自力で探すようにしています。断言しますが、クロムさんには無理です(笑)

LPの匂い、そうですよね。僕もジャケ拡げて顔突っ込んで嗅いでましたよ。あれって何故かUS盤の方が匂うんですよね。UK盤は高いのにあんまり匂わなくて損した気分になったもんです。

ところで、「ガサイ」はもしかして道産子弁ですか?


●Lunaさん
ルナさんもムラーズ君お気に入りでしたもんね。これ是非聴いてみてください。残念ながら「Bella Luna」は入ってませんが。

ダウンロード簡単ですよ。一度交換条件を飲んで、イナモト君にやり方を教えてもらえばすぐにできますよ。ちなみにどんな交換条件を出してくるんですか?条件次第では僕が代わりにやってあげますよ。

>ちゃんと、見せてくれないと
僕が勝手に作ったCDのジャケットとかが大体どんな出来なのかはご存知でしょうに。何故ご存知なのかは書きませんが。


●きんぎょさん
全く同感です。他人が一所懸命作った映画を盗んでネットに流す人も、それを我先に観ようとする人も嫌いです。僕は安物のCDばっかり買っていますけど、著作権のあるものにお金を払うのは当然だと思っていますから、そういう行為をする人達とは全く考えが相容れることはありません(なんとなく直訳的表現)。

この、きんぎょさん仰るところの「環境をも含めた映画のパッケージ」いいですね。今度この界隈の方々とDVD観賞オフ会をすることがあれば、是非ポップコーンを用意し、別の映画のポスターを壁に貼ったりして雰囲気を出しながらやりましょう。僕はポケモンを欲しがる子供の役でもやりますね。


●アキラさん
実はこの記事を書きながら、アキラさんが釣れるんじゃないかと思っておりました。今までの経緯から推測するに、きっとこのアルバムはお気に召されると思いますよ。ちなみに、このCDも約12分のビデオ(インタビューやコンサート風景など)がCDエクストラで入っていますので、間違ってもダウンロードなどされないように(笑)
Posted by yas at 2007年08月08日 21:14
こんにちわ。
メチャクチャ暑くて、何もする気になりません。

>あのLPはあの店で買って・・・
LPを入れてくれる袋にもお店の特徴が有ったりして、それさえも大切でした。買った帰りの電車の中で、家まで我慢が出来ずに袋から出してしまったりとかも・・・。
「買う」と言う行為の「行動や物」と音楽とがリンクする事を嫌う「音自身」を楽しむ人こそが純粋に音楽好きなのかもしれませんが、私はそんな人間にはなれそうも有りません(笑)。
Posted by falso at 2007年08月09日 16:36
●falsoさん
こちらは冬のピークをようやく過ぎたかな、というところです。一番分厚いコートを着なくても済むようになりました。あんまり何もする気にならないのはほぼ同じですが(笑)

LPの袋、滅多に行かない珍しい店の、ちょっと分厚いビニールとかだと大事に取っておいたりしましたね。取っ手のところが重みで伸びたりしないようにわざわざ底の部分を抱えて持ったりして。え、そこまではしませんでしたか?(笑)

そうですね、僕が音楽の話をする人たちはほぼ押しなべて同じ意見なので、世間であんなにダウンロードが流行っていると何度聞かされても、全然実感できません。なんでその人たちは皆、ジャケットもライナーもないようなアルバムに何千円も出せるんだろうと思ってしまいます。僕は最近また安物箱ばかりを漁っているんですが、ジャケなしのCDなんて、例え1ドルでも見向きもしていません。
Posted by yas at 2007年08月10日 20:51
CDでも本でも、Amaz〇nでうりゃっと買ってしまうことが多いんですが、なかなか手に入れられない「じらし」もいいもんですね。
昔母と姉が誕生日に本を贈ってくれたことがあって、

麒麟好みのを探して梅●に出て、紀伊国屋になかったから旭屋まで行って云々

と御託つきでくれたことを思い出しました。そんな空気感も含めて思い出の品です。きっとネットで買ってほいっとくれてたとしたら、多分ここまで覚えてないだろうなー。
つい便利さに流れてしまうけど、苦労して手に入れることもちょっと見直そうかなと思いました。

マイ・メモリーで失礼しました。

>若い頃は、「ああ、これがアメリカの匂いか」なんて思っていたものだったよ。

今回はここの部分が味わい深いですね。
Posted by 麒麟 at 2007年08月13日 19:59
●麒麟さん
通販には通販なりのよさもあるんですけどね、検索が簡単とか。滅多にお店に置いてないようなものや、買うものが既に決まっていて、どこで買っても同じ値段のものを買うときには便利だと思います。

でも、捨て値のバーゲン品がごちゃっと詰め込まれたワゴン(通称エサ箱)から、予想もしていなかったような掘り出し物を、自分の指先を真っ黒にして見つけ出す喜びは、通販では味わえませんね。

そういった、自分で経験することというのが、やはり人間にとっては大切なのではないでしょうか。電卓ばかり使っていると暗算が弱くなるとか、パソコンばかり使っていると漢字を覚えないとかいうのと同じことだと思います。苦労は金を出してでも買え、と。

アメリカの匂い、味わい深いですか?今度梅田の中古盤屋に行って、アメリカ盤の匂いを味わってみてください。
Posted by yas at 2007年08月16日 19:22
1年前の記事発掘しに来ました。
ライヴ行きましたよ。よかった。
明るい人ですね。
Posted by Luna at 2008年08月01日 07:53
↑えっ、ライヴ行かはったんですか?!
いいな〜いいな〜いいな〜〜〜〜×9

この前FM聴いてたらこのライヴの前にムラーズと話せるチャンスが当たるというのがあって真剣にエントリーしかけましたが、ライヴに行く人が条件だったので泣きながら断念しました。Lunaさんにお知らせしたらよかったわーー。
イケメンですよね。
Posted by ひより at 2008年08月02日 00:27
■Lunaさん
久々の過去記事発掘ですね。ありがとうございます。なんと、ライヴ行かれましたか。そんなにファンだったのですね。僕は本人をよく知りませんが、ビデオなどを見る限りは、明るくて楽しそうな人ですよね。ライヴはさぞかしよかったことでしょう。うらやましいです。


■ひよりさん
ねえ、うらやましいですよね。僕の分もあと9回ぐらい付け加えておいてください。

>ムラーズと話せるチャンス
そんなFMの番組で話せと言われても、緊張して何も話せない気がします。まあ、向こうも慣れているでしょうから、こっちがモタモタしていても適当にいなしてくれるでしょうけど。

>記事希望
かなえました。
Posted by yas at 2008年08月03日 23:32
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