2017年04月08日

From The Jam + Madness live in Hong Kong

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7人制ラグビーの大会 HK Sevensが香港で開催されるのに合わせて、マッドネスとフロム・ザ・ジャムがダブルヘッドライナーでライヴをやるというので、香港に来てみた。チケットには18時〜23時なんて書いてあるけど、2組でどうやって5時間ももたせるんだ? よくわからないけど、本当に23時までかかったらもう帰れないので、念のためコーズウェイベイに宿を確保。予約した安宿がたまたま(?)HMVの正面だったのでついついライヴ前にお買い物。

ちょっと迷ったけどなんとか18時前にたどり着いたインディアン・リクリエーション・クラブは、隣に巨大なラグビースタジアムが見えるオープンエアの会場。コーズウェイベイから少し歩いただけでこんな静かな場所があるんだ。

18時にようやく開場。別にみなさん走ってステージ前に行くとかじゃないんだね。まあ、これから5時間もあるからね。僕もまずビールを確保して(ハッピーアワーだというので2パイントもらった。トイレは大丈夫かな)、特に他に居場所もないので、ステージ前の柵にもたれかかって時間つぶし。場所は、当然ステージに置いてあるプレシジョンベースの真ん前。

19時前になってようやく前座が出てきた。オーストラリアから来たと言ってたお兄ちゃん。名前は失念。アコギを膝に乗せてボトルネックで弾いたり、インド音階のブルーズっぽい曲を演ったりと、なかなか興味深かった。まあさしあたりCD買ってまで聴こうとは思わなかったけど。名前忘れたからCDも買えないけど。

もうこの頃にはビールを2杯とも飲み干してしまって手持ち無沙汰。たまたますぐ隣が日本人のカップルだったので、しばらく話をしているうちに、ポツポツと雨も落ちてきた。大丈夫かな。最後までもつかな。

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そうこうしているうちに、たぶん20時前ぐらいだったかな? いよいよフロム・ザ・ジャムの出番。昔ながらのモッズスーツを着たブルースが僕の正面。ステージ中央やや左寄りにラッセル・ヘイスティングス。歌い方がポール・ウェラーそっくりと思ってたら、ブロンドに染めた髪も黒いリッケンバッカーも、もう何から何までポールのコピー。喋り方までそっくりだった。自分に何が求められてるのかよくわかってて、いいね。

あとはドラムとキーボード。ドラマーがリック・バックラーの間に一度見たかったな。というか、もはやこの布陣なら、フロム・ザ・ジャムなんて名前じゃなくて、レコードと同じくブルース・フォクストン名義でいいと思うけどな。どうせメンバー同じなんだし。

「A Town Called Malice」のイントロ。しかもそれを弾いてるのがブルース・フォクストン本人。もうそれだけで泣きそうになる。中学生の頃毎年来日していたジャムのライヴに行こうとしていたけどいつも行けなくて、じゃあ来年こそと思ってたら解散してしまった1982年から35年、ずっとこれを観たかったんだよ。

一曲一曲書いてられない。セトリは最後に載せるよ。もう出て来る曲全部イントロの最初の音でわかる(エレキで演奏した「That's Entertainment」だけは最初わからなかったけど)。全曲歌詞わかって歌えるなんてライヴ、いつ以来だろう。全部大声張り上げて、ライヴ中盤になると喉がガラガラで自分の声域が突然狭くなってしまうあの感じ、ずいぶん久しぶりに体験した。

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やっぱりフロム・ザ・ジャム名義だとブルースのソロアルバムの曲なんて演らないのかなと思ってたら、途中で1曲「新譜からの曲を」と言って「Now The Time Has Come」を演奏。ジャムのセカンド前後のブルース作のいくつかの曲を彷彿とさせるいい曲。ブルースのアルバムなんて何枚売れてるのか知らないけど、僕はポールのソロよりはよっぽど好きだけどね。まるっきりあの頃のジャムそのまま。どれだけ懐古趣味と言われようが。

あっという間の1時間弱、アンコールの2曲を入れても1時間なかったんじゃないだろうか。なんで全部で5時間もあるのにこれだけしか演らないんだよ。全13曲、さっきのブルースのソロ曲以外はほんとに基本的なベスト盤的選曲だったけど(そのわりには「In The City」も「Beat Surrender」もなかったけど)、もう少しマニアックな曲も聴いてみたかったな。まあ、自分たちメインのライヴでもなく、しかも香港だからどんな客層かわからなかったのかもしれないけど。

ステージを降りる前にブルースが投げたピックがちょうど僕のすぐ近くに落ちて、それを(さっきの日本人カップルと僕の間に入ってきた)僕の隣あたりにいた女性がゲット。写真だけ撮らせてもらった。欲しかったけど、僕はCDとLP以外の形をしたものの収納が下手でね。

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フロム・ザ・ジャムのセットを片付けて、もともと置いてあったマッドネスのセットだけに変更。実は僕はマッドネスはずっとベスト盤ぐらいでしか聴いてなくて、今回のこのライヴがあったから新譜を買ってみた程度のにわかファン。その新譜が地味ながらかなりよかったので、ちょっと疲れてきてたけどステージ最前列をそのままキープ。というか、後ろを振り返ってみても、もう出て行こうにも身動き取れないぐらいの人数だったし。

21時ぐらいにマッドネス登場。1曲目は新譜のタイトル曲「Can't Touch Us Now」。僕はサグス以外メンバー名もよくわからなくて(さらに言うと、実はマッドネスが何人組なのかすらよくわかっていなかったり)、そんな奴が最前列で観ていいのかという気がしないでもないけど、サックス君がおどけ役で、それをサグスがいじるというのが笑いを取るパターンなんだね。

ステージ上は、一番左にサックス、やや後ろに(マッドネスのロゴがついた)キーボード、中央やや左後ろにドラムス、その右にコンガ、さらに右にブラス隊3名(サックス、トランペット、トロンボーン)、その前にベース、一番右にギター。中央にボーカル。総勢10名か。正式メンバーはブラス隊以外の7名? と思って新譜のブックレット見てみたら、パーカッション君も正式メンバーじゃないね。あと、サグスって本名じゃないのも今知った(汗)

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フロム・ザ・ジャムはイメージ通りのストイックな感じであくまでも恰好よく走り抜けていった感があったけど、こちらのベテランチームはもうとにかく面白いステージを作ろうというのがありありと感じられるね。訛りの強いサグスのMCは時々何言ってるのかわからなくなるけど、サックス君をいじったり、今度はギター君にちょっかいかけたり、余裕の楽しいステージ。そんなやりとりを挟みながら「One Step Beyond」とか「Our House」とか、誰でも知ってるようなヒット曲がどんどん出て来るもんだから、楽しくないわけがない。

降ったり止んだりの雨が、マッドネスのステージが始まってから結構強くなってきた。まあ、ずぶ濡れになるってほどでもなかったけど。でもカメラ持ってたりするとちょっと気が気でない。それは自分のせいなんだけどね。それさえ気にしなければ、小雨の中のライヴってなんか、いいね。

こちらも多分1時間弱のステージで、本編ラストが「It Must Be Love」(いい曲だよね)。ステージ後ろのスクリーンがハートマークでいっぱいになる。そしてアンコールに応えて再登場し、更に2曲。結果的に、ベスト盤と最新盤を押さえていればほぼ全曲わかったという、僕にやさしい(笑)セットだった。

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終演は結局、22時15分ぐらいだったかな。まだ地下鉄も余裕で走ってる時間だけど、歩いて戻れる場所に宿を取っておいたから、春の香港の生暖かい風に吹かれながら、楽しい二つのステージを反芻しながら帰った。雨もいつの間にかすっかりあがってたし。マッドネス、いいね。今からでもちょこちょこ集めてみようかな。


Setlist 6 April 2017 @ HSBC Sevens Village

From The Jam
1. A Town Called Malice
2. The Modern World
3. Strange Town
4. David Watts
5. Butterfly Collector
6. Smithers-Jones
7. That's Entertainment
8. Now The Time Has Come
9. When You're Young
10. Start!
11. Down In The Tube Station At Midnight

[Encore]
1. Going Underground
2. Eton Rifles


Madness
1. Can't Touch Us Now
2. Embarrassment
3. The Prince
4. NW5
5. My Girl
6. Herbert
7. Wings Of A Dove
8. Mumbo Jumbo
9. The Sun And The Rain
10. Mr. Apples
11. One Step Beyond
12. House Of Fun
13. Baggy Trousers
14. Our House
15. It Must Be Love

[Encore]
1. Madness
2. Night Boat To Cairo
posted by . at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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