2007年06月09日

視聴後感想文 押尾コータロー 「Blue Sky」

この文章は元々ブログ『妖月と喰いしん坊な正気のきんぎょ』4月29日記事「お塩買うたろう」への投稿コメントとして書き始めたんだけど、人様のブログに書き込むコメントとしては随分長いものになってしまったので、せっかくだから記事としてここに載せることにした。という訳なので、今日はいつもとちょっと違ったコメント文体になっている。内容も、このブログで単独で取り上げるのはこれが初めてとなる日本人アーティスト(先日の極秘ライヴを除く)。



遅ればせながら、先月の東京出張で手に入れたこのアルバムを何回か聴きましたので、感想など書いてみたいと思います。いや、本当にギターの上手な人ですね。かえでさんも書かれているように、アコースティックギター一つでありとあらゆる音が同時に出てくるんですもん。普段僕はあまりこういう音楽は聴かないんですが、これには感心しました。買ってよかったですよ。どんな分野であれ(音楽に限らず)、もの凄く上手な人を観たり聴いたりするのは、とても爽快な気分になります。

タッピング、ハマリング/プリング、ハーモニクス、右手でボディを叩く音(これって名前があるのかな?)、そういったテクニックをふんだんに盛り込んであるのが、CDを聴いているだけでもよくわかります。でもそれが全然ギター教則CDのようになっていないのが流石です。曲がしっかりと立っているからだと思います。

アルバム前半の曲は全部本人の作曲・編曲なんですね。どれもキャッチーなメロディーで、単なるBGMとは一線を画すものがあります。今のところ僕が一番気に入ってるのが、5曲目の「翼〜you are the HERO〜」ですね(このタイトル、なんだか「HERO〜ヒーローになる時、それは今〜」に似てますね・笑)。あと、2曲目「HARD RAIN」のエンディングが格好いいです。端正な「ボレロ」「カノン」もいいし、もちろん、他のスローな曲も気持ちいいです。

後半、ワムの「Last Christmas」のカバーなんかはちょっと毒気のないBGMぽくなってしまうし、CDの帯に書いてある“フルオーケストラとのジョイント曲”は、僕にはギター一本で奏でる曲よりも魅力的ではなかったです。まあ、カバー曲よりもオリジナル曲がいいというのは褒め言葉と受け取ってもらって差し支えないでしょう。

ブックレットを見ると、これまでに5枚のCDが出ているんですね。まあ、それを全部しゃかりきになって集めるほどではないと思いますが(東京で先日見たそのうちの何枚かは僕の嫌いなCCCDでしたし)、でもこのベスト盤はこれから何度も聴き返すことになると思います。


付属DVDに話を移しましょう。どれも弾き語る彼の笑顔とギターに、綺麗な風景やイメージイラストを重ねた、ファン心理をよくわかった作りになっていますね。僕のように特に彼のルックスに興味があるわけでない人にとっても、「あ、あの音はこうやって出しているのか」というのがよくわかる親切なビデオばかりです(曲によっては若干画面の切り替えが頻繁なものもありますが)。

あの打楽器風の音は、ああして右手の親指の付け根で低音、(おそらく)中指と薬指で高音を出していたんですね。それにあのタッピングの正確なこと!かえでさんもコメント欄に書いておられる、右手を宙に上げて客を煽りながら、左手だけで弦を弾いてメロディーを奏で続けるところなど、目が釘付けになります。

ちょっと似たような感じのPVが続いて、ライヴ演奏でも見てみたいなと思ったところにちょうど2曲のライヴが入っているのも好感度大。しかもその2曲は僕がさっき上に好きだと書いた曲。ちらっと写る観客席には殆ど女性客しかいないようで気恥ずかしいですが、機会があれば僕もこのコンサートに行ってみたいと思いましたよ。

あと個人的には、東京某所で撮影された「翼〜you are the HERO〜」のPVに、僕が東京で通っていた会社が一瞬写るのがなんだか嬉しかったです。全部観ても30分強しかかからないところも◎です。これなら繰り返し観てみようという気になりますね。

この2曲のライヴ映像ではわかりませんでしたけど、彼って関西弁を喋るんですか。へえ。この2曲が入っている、かえでさんも観られたライヴDVDには興味が出てきました。今度探してみようかな。何ヵ月後になるかわかりませんが、その際にはまた追記コメントを入れますので、それまでこの多重人格ブログ、勝手に閉鎖しないでくださいよ(笑)

ところで、実は僕このCDを東京で探すのにちょっと苦労したんですよ。ジャンルがなんだかよくわからなくて。最初はJ-POPなのかなと思っていたら、店によってはクラシックのコーナーにあったし、また別の店ではニューエイジに分類されていたし。ニューエイジってのもなんだかよくわからない名前ですけどね。こんなにポップな作品が(いくら「ボレロ」とかが収録されているとはいえ)クラシック扱いされているってのもねえ。まあ、日本で普通に日本の音楽に接している人は問題なく探せるのかもしれないですけど、万が一僕のような目に合う人がいては可哀想なので、一応ここにアフィリエイト貼っておきますよ。

Blue Sky.gif 押尾コータロー 『Blue Sky』
posted by . at 12:58| Comment(4) | TrackBack(1) | アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
押尾コータローさんは、「SAPPORO MUSIC SESSION 2006」というイベントで初めてお目にかかりました。
登場早々、アコギをエレキのように弾きまくり、ド肝を抜かれました。ホント、独創的なプレイです。
バカテクなのに明るく爽やかな雰囲気は、スティーヴ・モースを彷彿とさせました。(←モーちゃんネタはもう飽き飽きでしたね、失礼)
前の方の席は、彼目当てで気合入れて並んでた女性陣多数で、まるでアイドル並みの人気でしたよ。
この日、DVDを買ったのですが、見ようと思って開封したとき、ちょうど用事が入って見れずじまいで今日に至ります。よって未開封ではないですよ〜。
Posted by クロム at 2007年06月09日 15:26
押尾コータローさん、かえちゃんの記事を読んでから私も聞いてみたくて、機会があれば探すのですけどなかなか見つからず・・(ジャニスや五反田ブックオフ)。また、機会があった時にうっかり探すのを忘れたり・・(ああ、昨日!)。何やら矛盾してますけど、聴いてみたいのにまだ出会えないんです。クラシックのとこも探すのがポイントなんですね。紙に書いておこうっと。
Posted by カブ子 at 2007年06月09日 19:59
あ!反則…
ま、いいけど。

手に入れるの早いですね。
Posted by Luna at 2007年06月09日 20:12
●クロムさん
へー、まさかクロムさんがこのネタに反応されるとは。ライヴを観られたんですね。うらやましいな。しかもその場でDVDを買ってしまうほどに気に入られたなんて、ますます興味がわいてきましたよ。

SAPPORO MUSIC SESSION 2006、調べてみたら去年の9月・10月あたりでしたね。そんなに昔の話じゃないので、その時に買ったDVDをまだ観られていないのはちっとも変じゃありませんよ。未開封でもないし(笑)


●カブ子さん
ふふふ、何を隠そう、僕がこれを買ったのは五反田ブッ●オフなのです。坦々麺を食べた帰りでした。ニューエイジのコーナーにありましたよ。
レ●ファンではクラシックに分類されているようです。でもちょっとしか置いてなかったから、きっとレコ●ァンでは軽視されているんでしょうね。
ユニ●ンのようにジャンル毎に店が違う場合はもうお手上げです。どの店に行っていいかすらわかりません。


●Lunaさん
反則って、コメントを記事にしたことですか?実はこれはコメント風を装った記事なのです。最近マンネリなのでちょっと違った文体にしようかと思って。
ね、そう思えば反則じゃないでしょ?(笑)

>手に入れるの早いですね
思い立ったらすぐ行動、です。かつてグリンさんのコロコロ蛙もそうして手に入れました。かっこよさげに聞こえるかもしれませんが、実はしばらく経つと忘れてしまうからなのです。
Posted by yas at 2007年06月10日 10:04
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Excerpt: かえでです。こんにちは。 知っている人には「はいはい!」なこのタイトル。 後でちゃんと書くので待っててね。 最近はパソコン前にいる時間がここ数ヶ月で最長じゃないかと思うくらい ずっと画..
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Tracked: 2007-06-09 13:07