2015年04月20日

Glenn Tilbrook live in Tokyo 2015 (Part 1)

さすがに年度末〜初のクソ忙しい週に何度も休みを取るわけにもいかず、グレン来日公演の二日目にあたる京都はパス。翌日、福岡でなくそっちに出かけた友達から速報が入る。曰く、オープニングは福岡では演らなかった「Best Of Times」、予定どおりレオン登場、これも福岡にはなかったリクエストコーナーがあって「Without You Here」を演奏、などなど。そうか、まあその両曲はまた演るだろうし、行かなかったことが致命的なミスというわけではなさそうと、とりあえず自分を落ち着かせる。

そして土曜日、4年ぶりのスターパインズカフェへ。ハモニカ横丁で軽く腹を満たして会場に向かう途中、ヨドバシの向かいあたりで友達を発見して声をかけると、「あそこでグレン一家が証明写真撮ってますよ」と。あ、ほんとだ。あんな狭い箱に四人でひしめきあって写真撮ってる。出てきたグレンに手を振って会場へ。グレンたちはそのまま商店街の方に歩いて行った。グレン、なんだかもう顔が赤い?

この日はちょっと大きな番号だったので最前列ではなく、それでもかなり見やすい席で周りの友達と話しながら開演時刻を待つ。一番コスパのいい飲み物はこれに違いないと600円の一ノ蔵を選んだら、グラスを入れた枡に並々とついでくれた。これはありがたい。でもあんまりペースあげて酔っぱらわないようにしないと。

ステージ上、左側には福岡と同じセットの三本のギター。中央にはグランドピアノ、そして右側には小さなサイズのアコギとストラトタイプのエレキが置いてある。レオンがどういう風に絡むのかは友達にはあまり詳しく聞かなかったから、楽しみにしておこう。まあ、グレンの持ち時間を食ってしまうほど沢山演らなくてもいいけどね。

この日のオープニングは「Everybody Sometimes」。それまでの二公演とは変えてきているね。と思っていたら続いて「The Day I Get Home」。わあ、これはかなり珍しいんじゃないか。少なくとも、僕が観た今までの日本公演ではこれは演奏していないはず。

「Persephone」、「Ter-wit Ter-woo」と続ける。結局今回の五公演のセトリを見てみると、全てのコンサートで演って当然みたいな定番曲と並んで、この二曲と「Chat Line Larry」を毎回必ず演奏していたことになる。「Black Coffee」とか「Some Fantastic Place」ですら毎回演ってないというのに。単にグレンの今時点でのマイブームなのか(そういうのよくある)、それともこれらは今後定番として定着する曲になっていくのか。まあ、「Persephone」はあのスタジオ録音でのストリングスを模したリフをアコギで完コピしたのを披露したかっただけなのかもしれないけど。

ここでレオンが登場し、まずはエレキギターでスライドのソロを披露。うまいね。続いてアコギを肩にかけたままピアノのところへ。「次に演る曲は上に売ってるEPに入ってるから、気が向いたら買ってよ」と、やけに大人びた言い方がおかしい。「日本で売らないといけないから急いで録音して、アルバムタイトルを思いつかなかったから単に『Leon Tilbrook』にしてしまったんだけど、セカンドEPなのに自分の名前をつけるなんて変な感じ」とか「ファーストEPはとても聴かせられるような出来じゃない」とか。

「Living The Dream」はピアノから途中でギターに替え、次の「Why」はグレンが出てきてギターの伴奏とコーラスを入れる。声変わり前の不安定な子供声だからアマチュアっぽさはぬぐえないけど、いつも家でグレンと一緒に練習してるんだろうなということがよくわかる、息の合った手慣れた演奏。

続けて二人で「Take Me, I'm Yours」。がんばってギターで伴奏しているんだけど、演奏中にグレンに話しかけようとして右手を口のところに持っていったら、グレンが演奏中は手を休めるなとばかりに一瞬厳しい顔になったのが印象的だった。それまではニコニコと親バカ丸出しでレオンのことを見てたのに、やっぱりさすがプロだね。

leoninsta.JPG

携帯で観客と自分のビデオを撮っていたレオンがステージを降りたところで「次の曲は彼が生まれたときのことを歌ってるんだ。最後のコーラスのところは一緒に歌って」と言うからこれはもちろん「Best Of Times」。曲を始める前にみんなでコーラスの練習。いつまでたってもこの曲を聴くとあの09年初頭の素晴らしい来日公演のことが頭に蘇ってくるね。

「Ray」に続けてこれも久しぶりの「Slightly Drunk」。今日は珍しい曲が多くてうれしいなあと思っていたら、「今の曲はクリスと僕が21歳の時に作った。次は僕が彼と会った翌年、16歳の頃に一緒に書いた曲」だというのでまた「Monkey」か何かかなと思いきや、「Halfway」というこれまで聴いたこともない曲だった。これは今回の日本公演一番の驚き。もちろん僕の知る限りでは今までのどのアルバムにも入ってないし、Packet Of Threeによると、あのデイヴィッドでさえ去年の7月にグレンとクリスがその曲を演奏するのを初めて聴いたと書いてある。「Magical」だって。まさしく。

作成中のニューアルバムからの「Haywire」はこれで聴くのが二度目になるけど、正直言って最初はそれほどたいした曲でもないかなと思っていたのがずいぶん印象よくなってきた。早くバンドで演奏したバージョンが聴いてみたい。またゴテゴテした音になってなければいいけど。

ピアノに移ってこれも久々の「Letting Go」。ところが、間奏の途中でどうにも収拾つかなくなってしまい、あーもう失敗!みたいに投げ出してしまった。「本当にごめん。埋め合わせにリクエストされた曲なんでも演るよ。踊れと言われたら踊ってもいい」と言ったところで場内から「Jolly Comes Home」と声がかかる。いつものTさんだ。「歌詞わからないかも」と言いながら演奏を始めるグレン。最初のヴァースまで歌ったところで「ここまでしか歌詞わからないから、同じアルバムからの曲につなげるよ」と、メドレーで「Cold Shoulder」へ。おお、なんか怪我の功名みたいな珍しいのが次々と。

「次も同じアルバムから、タイトル曲を演ろう」と「Some Fantastic Place」へ。あらためてあのアルバムは名曲が多い(名曲が多いグレンやスクイーズのアルバムは他にも沢山あるけど)と思う。さらに定番二曲に新曲「You」と続け、これもまた久しぶりの「Woman's World」(06年以来だ)で歓喜していたら、「次はエルヴィス・コステロの曲を」。なんだって?「From A Whisper To A Scream」なんて歌詞覚えてるの?これは今回一番の驚き。あ、それはさっき書いたか。じゃあ今回二番目でいいや。とにかくこの日は本当に珍しい曲がいくつも聴けた。

その後は定番候補の「Chat Line Larry」(今回の各公演ではどうもグレンのギターソロはロカビリー風味に流れることが多かった気がするから、この曲なんて今の気分にぴったりなんだろうね)、すでに定番の「Through The Net」、鉄板コンビ「Tempted」「Annie」で一旦幕。さっきの「Best Of Times」に続いて、「Annie」では観客大合唱。

すぐにアンコールで再登場し、エレキに持ち替えて「Another Nail In My Heart」。初日にちょっともたついてたのがウソのような好演。やっぱりこの曲のソロをエレキでこうやって聴けるのは何にも代えがたい。いつまでも聴いていたいのに3分弱で終わってしまう罪作りな曲。

間髪入れず「Pulling Mussels」の『Argybargy』オープニング逆パターン。このギターソロもオリジナルにいろんなフレーズを付け足した超ロングバージョン。こういうことやるときのグレンって調子いいというのがよくわかるね。ここでまたレオンを呼び戻し、彼の曲を一緒に演奏してから二人で「Goodbye Girl」。レオンにサイドギターを任せてグレンはソロを弾きまくったり、途中でダブ風にゆるーい演奏にしてみたり。この楽しさが頭にあったから、レオン抜きの初日はこの曲を演奏したくなかったのかな。

それで終わりかと思ったけど、鳴り止まないアンコールに応えてグレン再登場。「Slap & Tickle」は予想の範囲内だったけど(ものすごいギターソロは予想以上)、そのままエレキで弾きだしたスローな曲はなんと「Without You Here」。こんなバージョンのこの曲、初めて聴いたよ。もうこの日は最後までそういうレア曲・レアバージョン満載だった。いや、満足。これでこそグレンのライヴだよね。

終演後、二階での長蛇の列に並んで、この日は『Arse About Face』にサインをもらった。前の方でサインをもらっている人たちを見てると、だいたい『Happy Ending』にグレンとレオンがサインをしていたけど、レオンの参加していないこのデモ集に彼のサインは要らないかなと思ったので、僕の番がまわってきたときにグレンにこれを、レオンには彼のEPを差し出してそれぞれサインをもらい、グレンがレオンにジャケを渡す前にそれを取り上げ、「ところで今回の新曲なんだけど」と話しかけて注意をそらし作戦成功。

いつもと違ってライヴ中はステージで水しか飲んでいなかったグレン、このサイン会では大ジョッキのビールを美味そうに飲んでたね。あっという間に飲み干すと、スザンヌに「アダルトウォーターもう一杯」って頼んでたのが可笑しかった。さすがにあのライヴの後に百人以上へのサインを終えてお疲れの様子は隠せないけど、家族みんな病気から復帰してあきらかに楽しそうなグレン。演奏も目に見えて上り調子だし、これは翌日も楽しみだ。

DSC_0250.JPG

Setlist: 04 April 2015 @ Star Pine's Cafe Tokyo

1. Everybody Sometimes
2. The Day I Get Home
3. Persephone
4. Ter-wit Ter-woo
5. Instrumental (Leon Tilbrook)
6. Living The Dream (Leon Tilbrook)
7. Why (Glenn + Leon)
8. Take Me, I'm Yours (Glenn + Leon)
9. Best Of Times
10. Ray
11. Slightly Drunk
12. Halfway
13. Haywire
14. Letting Go
15. Jolly Comes Home
16. Cold Shoulder
17. Some Fantastic Place
18. If I Didn't Love You
19. Up The Junction
20. You
21. Woman's World
22. From A Whisper To A Scream
23. Chat Line Larry
24. Through The Net
25. Tempted
26. Annie Get Your Gun

[Encore 1]
27. Another Nail In My Heart
28. Pulling Mussels (From The Shell)
29. Walking Away (Glenn + Leon)
30. Goodbye Girl (Glenn + Leon)

[Encore 2]
31. Slap & Tickle
32. Without You Here
posted by . at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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