2013年09月28日

Relient K live in Manila

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つい2-3日前、車で通りがかったとあるショッピングモールの外壁にどでかい看板が。なに、リライアントK来るの? 全然知らんかった。あとで調べてみたら、この週末3日間でマニラ市内4つの同系列のショッピングモールでライヴだって。金曜18時、土曜16時と18時半、日曜18時の4回公演。なにその新人歌手みたいなドサ回りツアー。

サイトのどこ見てもチケット代金とか書いてない。同じページに載ってるティーガン&サラとかファットボーイ・スリムとかは、ちょっと観てみたいなという気持ちを根こそぎ剥ぎ取られてしまうほどの値段設定なのに。“入場方法”を読んでみると、それぞれのモールで前日までに500ペソ以上の買い物をして、そのレシートを入場券に引き換えろと。500ペソて、1000円ちょっと? そんなんでいいの?

基本的にモール内の広場でのライヴだから、別に入場券とかなくてもぶらっと立ち寄っていくらでも周りから観られるはずなんだけど、まあそんな値段で(というか、それも基本的にチケット代ですらない)観られるならと、昨日会社帰りに閉館間際のモールに立ち寄って、ユニクロで590ペソのTシャツ買って入場券ゲット。

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さて今日。開演18時半の30分前に入場しないと権利失うよとか書いてある入場券の文句を真に受けて18時よりも少し前に行ってみたら、案の定半分ぐらいはまだガラガラ。それでも10列あるうちの後ろから2列目に座らされる。前の方はモール発行のなんとかカードのVIP席だとか。まあいいんだけどね、十分近いし、別に一番前で観たいわけでもなし。1000円ちょっとでユニクロのTシャツ付きで観に来た者が文句を言ってはいけない。

この前のイベントがここから結構南に下ったところにあるモールで16時開演だったから、この渋滞のひどいマニラで本当に18時半に間に合うのかなと思っていたけど、思いがけず18時過ぎにはローディが楽器を運び込み始めた。おお、この国でこんなに予定通りにコトが運ぶなんて。

メンバーも出てきて楽器のセットを終える頃になると、200席以上はある座席はもうびっしり。すごいな、フィリピンでこんなに人気あるんだ。CD屋でこの人たちのCD見かけたことないけど、この場内を埋め尽くした高校生ぐらいの女の子たちはCDなんて買わないんだろうな。

もうほぼ全員高校生、せいぜい大学生ぐらいの年齢。女子率7割といったところ。またどうせ僕が場内で最年長かと思いきや、ふと真後ろに僕よりご年配の方が。なんだ、その隣に座ってる女の子のお父さんか。きっと僕も含めてこのあたりの席は保護者枠だと思われているに違いない。

モールの広場だから、二階・三階から見下ろしている人たちもたくさん。あの人たちも全部数えるときっと300人ぐらいは観てたことになるね。それを4回。普通にライヴやってもちょっとした会場は埋められるはずなのに。なんで全世界で何十万枚もアルバム売って、グラミー賞にノミネートされてるようなこんなバンドがフィリピンまで来てこんなドサ(ry

開演予定時刻を10分ほど回ったところで暗転。まだモールの営業時間内なのにこんなに暗くしてしまっていいのかね。というか、このもの凄い音量で周りの店ちゃんと営業できるのか。

もう15年も前になる結成以来ずっと一緒にやってきているリードヴォーカルとギターの二人が両方マットという名前だということ以外はメンバー名も顔もほとんどわからないぐらいのにわかファンだから、そのリードヴォーカルのマット・ティーセンが登場したとき、へえ、こんなアイドル顔のくしゃくしゃ頭のすらっとスリムな兄ちゃんなんだとちょっとびっくり。まあ、アイドル顔は言い過ぎかもしれないけど、往年のダリル・ホールをちょっと思い起こさせる目鼻立ちくっきりさん。

実は彼らのCDは2枚持ってはいるものの、曲名とか全然覚えていないので、とてもセトリとか書ける状態ではない。1曲目はマットが楽器なしで歌い、2曲目からギブソンのセミアコを弾き始めた。こんな類の音楽で指弾きなのは珍しいね(リードギターのマット・フープスはピックで弾いてた)。

3曲目は僕も知ってる曲だ。タイトルわからないけど。そこで一気に総立ち。おお、やっぱりこういうのは椅子に座って聴くもんじゃないよね。僕もそこからはずっと最後まで立って観た。たまに背の高いのはいるけど、基本的に背の低いフィリピン人、しかも女子ばかりなので、9列目でも見やすい。

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「この曲は新曲だからフィリピンで演るのは初めてだけど、そもそもフィリピンに来たのが初めてだからどの曲も演るのは初めてだ」とか言いながら、7月に出たばかりのニューアルバムからの曲を何曲か演奏。びっくりしたのが、そんな新しいアルバムの曲まで客席の皆さん歌う歌う。だってこっちのCD屋に売ってないんだよ。みんなダウンロードして買ったりYouTubeで聴いたりしてるのかな。

マットTは途中で白いテレキャスターとかレスポールジュニアに結構頻繁に持ち替える。リードのマットHは基本的にストラトで確か一回だけその白いテレキャスターを弾いたかな。ラストの曲になって舞台裏からわざわざキーボードを運んできて、マットTがそれを弾きながら歌った。最後にわーっと盛り上がるべきところでそんな風にキーボードを数名でえっちらおっちら運んできてセットアップとかしてるから、マットTがいろいろ喋って間をつないでいたとはいえ、最後にちょっと間が抜けてしまったのがちょっと残念。

全体的にも、僕がCDを聴いて持っていた、溜めに溜めてここぞというところでドカッと盛り上がるようなエモ的な箇所が意外と少なく、なんとなくちょっと大味なアメリカンロックぽいなと思ってしまう瞬間がときどきあったのも少し想像とは違ったな。曲も演奏も決して悪くはないんだけど。

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右腕の前腕のあたりを怪我したのか(ちょうどギターのボディに当たるあたり)、血がにじんでいるのをしきりに気にしていたマットT。キーボードをセットしていた時に前の方の女子がバンドエイドを渡してあげていて、「ありがとう、これが終わったら貼るよ」とか言っていたのがまたなんか微笑ましかった。

1時間を少しだけ回ったあたりで終了。アンコールを叫ぶ声はあったけど、みんな意外にあっさり諦めるんだね。まあ、この後にミート&グリートとかサイン会とかあるから、ほとんどの女の子はそっちの方に関心が移ってしまっているのかも。僕も機会があればサインもらおうかなと一応手持ちのCDを持ってきてたけど、いやちょっとあの女子の列に混ざって並ぶ厚顔さは持ち合わせていないよ。

ところで、7月に出た新譜『Collapsible Lung』、アマゾンを見てもリライアントKのサイトを見てもダウンロードでしか買えないようになっていたから、てっきりフィジカルCDは出てないんだと思っていたら、なんと会場で売ってた。僕は入場するときには気づかなかったんだけど、席についてからアナウンスをよく聴いてみると、その場でCDを買った人は入場券をもらえるとのこと(しかも、後で知ったけど、前日にわざわざ500ペソの買い物をして入場券をもらった僕のエリアよりも前の方に入れたなんて)。先に言ってよ、そんなのは、どうせ買うんだから…

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『Collapsible Lung』

買って帰ってきてから既に3回ほど繰り返して聴いているこの35分ほどのアルバム、最初に通して聴いたときにはまさに今日のライヴで感じたのと同様、今までのエモ風な作りからえらく大人しくなってしまったなと思ったんだけど、繰り返して聴いているとなかなかしっくり来るようになってきた。よく作られてるよ。

モノvsステレオというレーベルからの発売だけど、配給はソニーなんだね。コロムビアロゴがついてるよ。もしかしてフィリピン盤なのかなと思ったけど、アメリカ盤だな。リサイクルペーパー風のざらっとした手触りの紙で、開くとタカアシガニみたいになる結構凝った作りのジャケ。

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明日もう一回別のモールであるけど、こないだのGPとは違ってさすがにもう一回観たいという感じでもないかな。ちょっと仕事も立て込んでるし(先々週サボったせいではありません)、このニューアルバムを聴きながら明日はうちで仕事でもしよう。


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