2013年09月21日

Graham Parker live in Tokyo Pt.2

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前日のセカンドセットの後は久々に会場で再会した友達と日付が変わるあたりまで飲み、明けて翌日。本当はこの空き時間はCD屋にでも行こうと思ってたんだけど、前日のライヴを観ていたときにもう今回の残りの来日公演は全部観ることに決めた。台風もどんどん近づいていたので、下手に渋谷や新宿のCD屋とか行ってる間にずぶ濡れになっても嫌だったから、この日は一日ミッドタウンにたむろすることに決定。

できればまた自由席(ステージ前)で観たかったけど、電話で訊いてみるともうかなり大きな整理番号。前日は比較的席に余裕があったと思ったけど、それなりに客入ってるんだね。しょうがないので初めてのカジュアル席で観ることにした。

ステージを斜め上から見下ろす感じで、比較的見やすくはある。指定席だから開場前に並ばなくてもいいし、ウエイターにサーブされなくてすむのは逆に気楽なんだけど、やっぱりちょっと外様感はぬぐえないね。まあ、3回観るうちの1回だから我慢しよう。でも、ステージ前の席、やっぱり前日と同じぐらいスカスカしてるよ。最前列の四人掛けテーブルなんて二人ずつしか座ってないし。

前日同様、定刻にDJが終わるのと同時にステージにGP登場。薄紫のTシャツと(前日のサイン会のときにかけていた)赤いサングラス以外は、ほぼ前日と同じいでたち。無言で引き始めたイントロは、へえ、こんな曲から演るんだと思った『Deepcut To Nowhere』からの「Depend On Me」。前日もそうだったけど、ウォームアップ風にゆったりとした曲から始めることが多いんだね。

セットリストはまとめて後述するけど、今回の4公演をできるだけ違ったセトリで演奏しようというGPの意志がもっともあからさまに表れていたのがこの二日目のファーストセット(初日のファーストは未見だけど、まさか初回からそんな奇抜な選曲はしないだろうから)。

前日のセカンドセットは、全18曲中12曲が初期の4枚のアルバムから(うち5曲が『Heat Treatment』から)という極端に偏った選曲だったのに対し、この回はファースト『Howlin' Wind』から4曲演った他は、初期から最新作までバラバラな時期の10枚のアルバムからそれぞれ1〜2曲ずつ、しかもあえてこんなのを選びますかというレアな曲ばかり、それとカバー1曲という全18曲。同会場で二日間4回連続なんてシチュエーションでもなければまず聴けないだろうというこのセトリを聴けただけで、やっぱりこの回も来ることにして正解。

2曲目は「ファーストアルバムの中でも俺のお気に入りだ」と前置きして、「Between You And Me」。いいね、僕も同感。もし今回リクエストを募られることがあれば言おうと思っていたリストの4番目か5番目に入っていた曲(一体何曲自分のリクエストが通ると思っていたのか)。もともと飄々とした曲が、こうして弾き語りで歌われると一層あっさりした雰囲気になるね。

「2020年にオリンピックが決まったね、おめでとう」という話を挟むが、客席の静かな反応にとまどうGP。上の席からいえーとか言ってみたけどあんまり聞こえてないね。「どうしたんだ、オリンピックだぜ!ロンドンが決まったときはもう皆で飲み明かして床に転がっていたのに!」みたいなことを言ってたね。「俺はもうホテルを予約したから」とか。ということは、次の来日は2020年か!?

『Songs Of No Consequence』からの「Evil」を演るときに、「このアルバムはフィグズという俺より20歳以上若い奴らと一緒に作った」と話してたな。サイン会のときとかもう少しゆっくり時間があればピートの話とかしたのに。それにしてもこのアルバムからあえてこれですか。「Bad Chardonnay」とか「Vanity Press」とか聴きたかったな。歌い終えたときに「Evilといえばイーヴル・クニーヴル」という話をしてたけど、これまた無反応。まあ、日本で一般受けする話じゃないのもわかるけど、ステージ前で観てる人たちもう少しなんとか反応してあげてよ。

5曲目でようやく前日セカンドとかぶる「Problem Child」が登場。続いて僕がyascd024に入れた曲がやっと出てきた。『Imaginary Television』からの「Always Greener」。さらに続けて、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの「Pride And Joy」のカバー。今回僕が観た3公演でカバーを演ったのは唯一これだけだったね。たしか歌いだす前にこの曲はライヴでは演奏したことがないって言ってたよ。レア。

ハーモニカの代わりにカズーをホルダーにつけて吹いた「Last Bookstore In Town」。『Three Chords Good』からの曲を演奏する前には必ず「この最新アルバムはとあるバンドと一緒に作った(あくまでルーモアとは言わない)」とか「3コードの曲は完璧なんだけど、今から演るこの曲は4コードなのでよくないんだ」とか言ってた。日本盤も出ていないその最新作はあまり誰も聴いてないと思ったのか、意外なほどに新作披露会ではなかったね。今回のセトリを見る限りは、あくまでも過去に出した何枚ものアルバムのうちの一枚という位置づけみたい。

アコギの曲は前日より1曲多い9曲。エレキに持ち替えたときにそのギターを紹介するセリフは昨日と同じ。自分のために作ってもらったギターって言ってたっけ。お気に入りなんだね。この人の自作曲に対するこだわりについては前日分の記事に書いたけど、こうやって自分のお気に入りのギターとかに対する愛着も大きいんだろう。好感持てるなあ。

エレキに持ち替えてから2曲目のファーストアルバムのタイトルトラック、毎日必ず演奏すると言っていた「Discovering Japan」を本編ラスト前に、そして本編ラストにファーストからの定番「White Honey」というクラシックを演った以外は極めてマニアックな選曲の本編15曲。前日セカンドとのかぶりは前述した2曲のみ。

またステージ袖まで歩いて行ってアンプか何かの後ろにこっそり隠れるふりをして、アンコールに再登場。珍しい曲は演り飽きたのか、ここは王道の3曲。おそらく、この回だけを聴きにきた昔のファンにとっては、この本編最後からアンコールまでの流れでようやく待ってましたという感想だったのかも。もちろん僕にとっても、大好きなセカンドアルバムのタイトルトラックや、鉄壁「Soul Shoes」が聴けたのは嬉しかった。

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ファーストセットだからと手を抜かず、この回もアンコール含めてたっぷり1時間20分ぐらいの演奏。終わってステージ後ろのカーテンが開いたときに外がまだ明るかったのがなんだか変な感じ。セカンドセットの準備があるので当然サイン会はなし。さて、ラストセットの開場までの数時間、まだ明るいけど、せっかくおしゃれな六本木ミッドタウンなんかにいるんだから、ワインでも飲みながら時間つぶそうか。


15 September 2013 1st Set

1. Depend On Me
2. Between You And Me
3. Under The Mask Of Happiness
4. Evil
5. Problem Child
6. Always Greener
7. Pride And Joy
8. Last Bookstore In Town
9. I Discovered America
10. Love Gets You Twisted
11. Howlin' Wind
12. Devil's Sidewalk
13. Long Emotional Ride
14. Discovering Japan
15. White Honey

<Encore>
1. Heat Tretment
2. Soul Shoes
3. The Raid
posted by . at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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