2007年03月05日

1/1000の夜 Fall Out Boy live in Auckland

2月17日の記事で予告したとおり、フォール・アウト・ボーイのコンサートに行って来た。今帰ってきたばかりでまだ耳がよく聞こえないんだけど、印象が残ってるうちにざっとレポートしておこう。

会場は、オークランド郊外マヌカウにある多目的アリーナ、テルストラ・クリア・パシフィック。初めて訪れたが、結構新しくてきれいなところだった。床はコンクリート打ちっぱなしだったけど。

7時開場(開演時間は書いていなかった。どうせまた延々と始まらないんだろ)だったんだけど、僕の会社からだとオークランド市全域をほぼ縦断することになるその会場まで、夕方のラッシュ時にどれだけ時間がかかるか読めなかったので、少し早めに会社を出た。時間帯の割には高速道路が意外とスムーズで、6時過ぎには着いてしまったから、近くのショッピングセンターでCDでも掘るか早めの晩飯でも食うかな、と思っていたら

開場前

なんと、すでに入場ゲート前は黒山の人だかり。まあ見てのとおり黒髪の人は少ないんで、あんまり黒山という感じはしないんだけどね… とか言ってる場合じゃないよ。並ばなきゃ。

じりじりと進んで、7時ごろにはようやく入場できた。もうアリーナは前から10メートルぐらいまで埋まってる感じかな。そのあたりで周りの人とかなり接近した状態で待機。密着とまではいかないけど、かなり息苦しい感じ。もう押し合いへし合いやってるよ。今日は足踏まれても蹴られても痛くないように、気合入れてドクター・マーティンの10ホール履いてきたからね。僕のこと押すと踏むよ。あと、友達に目黒寄生虫館みやげにもらった回虫のTシャツを着ていったら、前に立っていた女の子に振り向きざま露骨に嫌な顔されたよ。そうそう、僕に近づくと回虫移るよ(笑)

僕が最年長ではなかったと思うけど、きっと僕を含めて計算しても、客席の平均年齢は僕の実年齢の半分ぐらいだったろうね(そのぶん精神年齢でバランスを取ってます)。客層はおよそ7:3ぐらいで女性が多め。なので視界にそれほど背の高い人がおらず、かなり快適。いや、あの湿度に加えて汗と各種香水が入り混じった匂いは快適からはほど遠かったんだけどね。

前座が2組終わった時点で既に9時前。腹減ったな。あんまり大したことない前座なのに皆モッシュするからしょうがなく僕もつられて汗だくになってるし(2組目のバンドは結構よかったけどね。後で名前調べとこう)。9時過ぎにようやく背景にバンドのロゴの入った垂れ幕が上がる。

ステージの4人

オープニングは前作『From Under The Cork Tree』の1曲目「Our Lawyer Made Us Change The Name Of This Song So We Wouldn't Get Sued」。続いてはこれも同アルバムの2曲目「Of All The Gin Joints In All The World」。なんだこれは。一体どのアルバムのプロモーションツアーなんだ?

僕は大体コンサートでは演奏曲目(曲順)を覚えることにしているんだけど(前のグレン・ティルブルックのときみたいに座れてテーブルもある場合はメモしてくるけど)、彼らの曲名はとにかく覚えにくい。今書いたようにやたらと長い曲名が多いし、かなりの曲のタイトルがサビの歌詞ではないどころか、曲中にその言葉が出てこないことさえある。今日のコンサートでも、演奏した曲は全部わかったんだけど、タイトルを覚えてないから、何を何曲目に演奏したかを覚えられなかった。

でも、覚えているのは、今日はやたらと『From Under The Cork Tree』からの曲を演ったということ。このアルバムの2/3ぐらいは演奏したんじゃないかな。一方、最新作である『Infinity On High』からはわずか3〜4曲のみ。うーむ、わけ分からん。

『Infinity On High』唯一のピアノ・バラッド「Golden」を、最初はギターの弾き語り、途中からメンバーが入ってきてヘビーなバージョンに変更していた以外は、どの曲も皆アルバムどおりのアレンジだった。まあ、そんなに器用なバンドじゃないけど。

上の写真では、ステージ中央にボーカル&ギターのパトリック、左手にベースのピート、右手にギターのジョー、後方にドラムのアンディという配置になっているが、ピートとジョーはしょっちゅう場所を入れ替わる。彼ら二人はとにかくステージを走り回る。くるくる回転する。ジャンプする。格好いい!

一方、かなり意外だったのがパトリックの地味さ。帽子を目深にかぶり(彼がずっと帽子をかぶっている訳は、前の記事に書いたDVDを観ればわかるよ。若いのにかわいそうにね)、ひたすら歌うのだが、目立ったアクションは一切なし。PAが悪いのか、彼がマイクに口を近づけすぎてるのか、声がやたらと割れて聞こえるのもちょっと今ひとつだったしな。

自分では(叫ぶだけで)歌わないのに歌詞を書いているピートがこのバンドのリーダーであろうことはなんとなくわかっていたが、曲間のMCも全て彼。ジョークを言ったときにたまに突っ込むのがジョー。他の二人は結局コンサート中一言も発せず。こんなボーカリストっている? パトリック、もしやバンド内で「デブ、ハゲ」といじめられているんじゃないだろうか(笑)

寡黙なボーカリスト

ほとんど各曲の合間にピートがMCを入れるので、速い曲を立て続けにたたみかけられるという感じではなかったのが少し残念。アルバムでは各曲のつなぎがかなり綿密に計算されてるから、つい同じ種類のカタルシスを期待してしまったからね。

どの曲のときか忘れたけど、ピートが言った言葉で印象的だったのが、「今夜はニュージーランドの全人口の1/1000がここに集まってるんだってね」。そうか、この会場は4000人入るんだ。日本でいうと、12万人を動員したようなもの?(笑)

本編最後は予想通り最新シングル「This Ain't A Scene, It's An Arms Race」。前の記事でリンクしたビデオもそうだけど、NZでこの曲が放送される際には、歌詞中の「Goddamned」の「God」の部分が消されている。それを受けて、曲紹介の前に観客に「Goddamned」の合唱を強要(笑)

4曲のアンコールの最後は、アルバム『Take This To Your Grave』からの「Saturday」。曲の途中でピートがローディーにベースを預け、自分はマイクを持って客席へ。多分警備員に肩車されたまま(僕の位置からだとよく見えない)、どんどん客席に分け入ってくる。うん、やっぱりこいつが一番目立ちたがり屋だし、エンターテイナーだね。

終了時刻は10時半頃だったかな。いやー、汗かいた。4時間立ちっぱなしなのに、肝心のフォール・アウト・ボーイを観れたのはわずか1時間強というのがちょっと腑に落ちないけど、楽しかったからいいや。

さて、次は月末のペット・ショップ・ボーイズか。でもその前に、来週末になんと再結成スリッツが来るんだよな。どうしようかな。今観ておかないと多分もう一生観れないだろうな(と、いつものように迷っている件をわざわざブログに書いて、コメント欄で後押ししてもらう作戦)


posted by . at 22:29| Comment(8) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
熱いレポート読ませていただきましたが、知らない人たちなので内容にはコメントできません・・・。
見れるライヴは全部見ておきましょう。後で後悔しても知りませんよ。私のラモーンズみたいに・・・。
本筋とはハズレますが、目黒寄生虫館の回虫Tシャツ、私も持ってます。夫とお揃いで。東京観光の名所としては、外せない場所ですよね(笑)。
Posted by クロム at 2007年03月05日 23:52
4時間立ちっぱなし、ごくろうさん。帰りの車の運転大丈夫でしたか?

ガーリックバター一気飲みのパトリック君が気になっていたけど、頭までそういう状態だったとは。

タイトルの1/1000、何のことだろうと思っていました。え〜そんなに少ないの〜って、
思わず、日本とニュージーランドの人口、ついでに面積も調べました。
やっぱ、羊の方が多いのね。

>ほとんど各曲の合間にMCを入れる
これ、許せません。誰であっても。

それから、自分で決めなさい(笑)
Posted by LoonyLuna at 2007年03月06日 15:02
相変わらず、楽しかったのに文句を言う大人ぶりっ子ですね。でもこういうスタンス、最初のライブレポートのときも書きましたが好きです。

さて、前回ご紹介いただいたPVはお気に入りで、気分を高揚させたいときなんかに再生してます。で、料理中にいきなりサビだけシャウトしたりしてます。最近はテレビ放送?のライブバージョンも見られるようになったので、そっちも見ていますが、やっぱりパトリックの声はいいですねー。私、デブでもハゲでも、あるいはギャグがすっごくつまらなくてMC禁止になったのだとしても、彼になら騙されてもいいとまで、最近は思うようになってきました。ご存知のとおり、これは私から異性に対する最上級の賛辞です。
いいなあ、生で見られて。
別にyasさんは「騙されたい(はあと)」と思いながら見てたわけじゃないでしょうけど。

近いうちにこちらのCD、いろいろ取り揃えようと思います。いつかまた日本に来たとき、タイトルも歌詞も全て頭に入っているように。
その時一緒に行けたら、教えてあげますねー。
ええ、遠慮なさらずに!

え?今観ておかないと一生見られないかもしれないバンドが来る?
ああ、そういうのをスルーして、後日他人のブログなんかで
「一生忘れられない夜になりました」
とか書かれてるのを見て唇を噛む、というのもなかなかオツなものですよ、きっと。
Posted by かえで at 2007年03月06日 19:39
ふーむ、一言も喋らないボーカルって変わってますね。
そうそう、1枚目の写真の右奥に写ってるのはトーテムポールですか?
Posted by カブ子 at 2007年03月09日 10:43
そうそう、迷っているときはスルーが一番。
そのコンサートに行ったつもりのお金で酒飲みましょう。(笑
Posted by ジョージ at 2007年03月09日 12:40
●クロムさん
>見れるライヴは全部見ておきましょう
やっぱりそうですかね。そんなこと言ってくれるのはクロムさんだけですよ(笑)

>本筋とはハズレますが
いえ、記事に書いてある話に反応しているだけで、僕のブログのコメント欄では立派に本筋の話をしていると言えます(笑)
いつかお会いするような機会があれば、そのときに着ていく服は決まりましたね。


●LoonyLunaさん
>帰りの車の運転大丈夫でしたか?
あ、これは全然問題なかったです。立ちっぱなしだったことより、晩ごはん食べられなかったことの方が辛かったです。

>やっぱ、羊の方が多いのね
NZの話をする際の、とりあえずのつかみは必ず「人口の10倍いる羊」の話ですからね。

曲間のMC、やっぱり許せませんか。そうですよね、特にこういう速めの曲でせっかくノッてるところに余計なギャグとか言われたら、かなり頭に血が上りますね。

>自分で決めなさい
突き放されてしまいました(笑)
実は今朝、いつものレコ屋に行って、壁のポスターをいろいろ眺めてたら、ちょっと行ってみたいような人のライヴが結構あることに気づいたんですよね。一番悔しかったのは、最近アルバムを買って気に入っていた人が先週の金曜にライヴをしていたこと。だって、先々週に同じレコ屋に行ったときには、そんなポスター貼ってなかったんですよ。一週間も告知してなかったってこと?
で、記事に書いた来週末のライヴのチケットを、僕は買ったでしょうか?買わなかったでしょうか?


●かえでさん
これはきっと気に入っていただけると思っていましたよ。くれぐれも塩分は控えめに心がけてください。

テレビ放送のライブバージョンのビデオ、ありましたね。それ以外にもコンサートの客席から隠し撮りしたようなのもあって、あれは僕が見ていた位置からも近かったので、ライヴ当日を思い出しました。

他にも、
コンサート中盤で演奏した、2枚目のアルバムからのヒット曲であるこれとか
http://www.youtube.com/watch?v=GZb_mqH2zJY

今回は演らなかったけど、2枚目のアルバム中僕が一番好きなこれとか
http://www.youtube.com/watch?v=qL02p9KhABo

アンコール2曲目に演ったこの曲とか
http://www.youtube.com/watch?v=7gj449okdto

最後の曲だったこれとか
http://www.youtube.com/watch?v=UEzhlFqtAJk

いろんなのがアップされてますね。画質はイマイチですけど、YouTubeって便利。

実はつい先日、幻(?)のファーストアルバムを見つけて買ったんですが、メンバーがそのアルバムをなかったことにしておきたかったのもわからないでもない出来でした。コレクターとして持っておいて損はないアルバムですけど。なので、今後取り揃えられる際には、そのファーストを避けて通ることをお勧めします。

あ、今回は背中を押してくださらないんですね(笑)。わかりました、スルーするかどうか、自分で決めます。


●カブ子さん
そう、トーテムポールですよ。お好きですか?
これはNZの現地人であるマオリのモチーフですね。


●ジョージの旦那
お久し振りです。わざわざスルーさせに来てくださいましたね(笑)。
ではとりあえず、来週末あたりに上げる記事に「最高でした」と脈絡なく書いておいてもらえますか。
Posted by yas at 2007年03月10日 12:01
「最高でした」

チケット買わずに、東京出張でスイートルームを手配したに一票。
Posted by ひそそか at 2007年03月15日 10:05
●ひそそかさん
何を書いているんですか、まったく。「最高でした」は自分のブログに書くんですってば。

>どう?
ひそそかさんには秘密です。
Posted by yas at 2007年03月15日 17:42
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