2007年02月25日

yascd007 真夏の午後と冬の夜に Jeb Loy Nichols

一部の常連コメンターさん達のお陰で、一ヶ月前に書いたクックーの記事のコメント欄が異常に盛り上がっている。今時点でもうコメント数が80に達しそうな勢いだ。呪いをかけられたコメンターの方々が次々に入ってきてはコメントを残していってくれているのだが、ただ一人、最初にクックーに対する感想を書いた後は恒例のマイフィールドに持ち込み、あまつさえ最近は一緒に送られてきた別のCDをヘビロテ中ということをわざわざ公言された方がいる。ちょっとそのCDが何なのか聞いてみたら、なんだ、僕がずっと前の記事で名前とジャケだけ出して、そのうちちゃんとした特集記事を書こうと思っていた人じゃないか。このままではコメント欄右側の余白にココアしめじ(©かえでさん)を生やされかねないので、これを機会に特集することにしよう。にんじんさん、そのお気に入りCDのコメントはこっちの記事に書いて、クックーのところにはちゃんとクックーの話を書くんですよ、わかりましたね。

前置きが長くなった(いつものことだけど)。今日取り上げるのは、ジェブ・ロイ・ニコルズ。アメリカ人だが、現在はウェールズ在住のシンガー・ソングライターだ。僕の持っている彼のCDを元に、まだ公式のベストアルバムが出ていない(しかも初期のアルバムは現在入手困難な)彼の経歴を追いながら、入門編yascdという形で記事にしてみよう。


ワイオミングに生まれ、ミズーリ、テキサスとアメリカ中部を転々とした少年時代に彼が聴いていた音楽は、両親がかけるジャズやブルーグラスの他に、地元のカントリー、ラジオから流れてくるソウルだったらしい。僕は彼の生年は調べられなかったのだが、バイオグラフィーから察するに、僕より幾分年上、きっと今40代中盤というところだと思うから、その世代の人が少年時代に聴いていた音楽がそんなものばかりだったなんて、やっぱりアメリカも内陸部になるとほんとに保守的なんだなと思った。

しかし彼は、セックス・ピストルズを聴いてニューヨークに出ることを決心し、そこでネネ・チェリーやスリッツのアリ・アップと出会い、パンク、レゲエ、ダブ、ヒップホップに心酔していくことになる。そして、やがて彼はホワイト・レゲエの聖地、ロンドンに移り住むことになる。

長々と彼の生い立ちを書いたのは、ここに出てきた音楽ジャンルの数々が、彼の音楽性を語るのに必要不可欠だから。彼の、どういうジャンルと紹介すればいいのかわからない音楽を生み出したのは、彼のこうした雑多な音楽的バックグラウンドだったということをまず説明した。

そう、あえて言うなら、レゲエ+カントリー+ソウル。でも、例えばスパイスから調理して何日も煮込んだカレーにどんな種類のスパイスが入っているかを言い当てるのが困難なように、彼の音楽を単純に「これはレゲエ」「これはカントリー」と分けることは難しい。こればかりは聴いてもらわないとうまく感じをつかんでもらえないんじゃないかな。


ロンドンに渡った彼は、妻のロレイン・モーリーを含むメンバーと、フェロウ・トラヴェラーズ(Fellow Travellers)を結成、90年にファーストアルバムを発表する。

No Easy Way
フェロウ・トラヴェラーズ 「No Easy Way」
1.G.T.O.
2.Promise Of A Kiss
3.New York City Tragedy


後の彼のソロアルバムに比べると、かなり簡素で素朴な音。さっき書いた例で言うと、レゲエやカントリーといった素材がまだうまく溶け込んでいない感じがある。でも、このちょっと鼻にかかったレイジーなボーカルとまったりとした曲作りは今の彼に通じるものがあるのがわかる。


92年にはセカンドアルバム、その翌年サードアルバム(これは僕は持っていない)を発表。

Just A Visitor
フェロウ・トラヴェラーズ 「Just A Visitor」
4.Mary, Her Husband, And Tommy Too
5.Seems Like The Whole World


さっきのファーストを始め、彼のアルバムの殆どは彼自身が手がけた版画をジャケット(だけでなく、ブックレットやCD盤のデザインの多くも)に使っているのだが、これはもしかすると少年時代のジェブ・ロイの写真だろうか。


94年にはドイツで1000枚限定のライヴ盤を発表。でもライヴの割りにこれ全然歓声が入ってないんだよね。スタジオライヴということか。

Love Shines Brighter
フェロウ・トラヴェラーズ 「Love Shines Brighter」
6.Your Own Little World
7.Big Mistake


名義はフェロウ・トラヴェラーズだが、ここでのメンバーはジェブ・ロイとロレインの二人だけ(1曲だけゲストのピアノ奏者が参加)。もしかするともうこの時点で他のメンバーとは袂を分かっていたのかも。彼が自分の写真を表ジャケットに使ったのは、今に至るまでこれが最初で最後。


フェロウ・トラヴェラーズとしての最後のアルバムは、95年に出たダブアルバム。その後彼は97年に最初のソロアルバムを出すことになるのだが、ちょっとここでは時期を入れ替えて、フェロウ・トラヴェラーズが属していたオクラ・レコードが、98年に所属アーティストを集めて出したアルバムから1曲選んでみよう。

Okra All-Stars
オクラ・オールスターズ 「The Okra All-Stars」
8.Purple Rain

タイトルから察せられるとおり、プリンスのカバー。しかも、カントリーバージョン(笑)。これは、ゆるいよ。このアルバム自体はもっと真っ当なカントリー曲を集めたものなんだけど、何故かアルバムを締めくくるのがこの曲。3人のメンバーが交代でリードボーカルを取っており、ジェブ・ロイは最後。


前述のとおり、97年には大手キャピトルからファースト・ソロアルバムを発表。

Lovers Knot
ジェブ・ロイ・ニコルズ 「Lovers Knot」
9.As The Rain
10.Sugar Creek
11.Coming Down Again


「As The Rain」が映画「グッド・ウィル・ハンティング」の挿入曲として使われたことが話題となり、このアルバムも一部で注目されるのだが、残念ながらキャピトルのような大手が期待するほどの売上を達成することができず、これ一枚であえなくクビ。でも、このミックスCDをこの順序で聴く人は、ここから明らかに音のふくらみが違うことを実感するだろう。これは、レゲエ・アルバムでも、カントリー・アルバムでも、シンガー・ソングライターが作ったフォークのアルバムでもない。その全てをよくかき混ぜ、長い時間をかけてぐつぐつ煮込んだものだ。


キャピトルから契約を切られた彼は、3年後に再起をかけてラフトレードと契約。00年にセカンドアルバムを発表。

Just What Time It Is
ジェブ・ロイ・ニコルズ 「Just What Time It Is」
12.Perfect Stranger
13.Double Dose Of You
14.Kissing Gate
15.Hold Me Till I Fall


僕はこのアルバムで彼を知った。日本盤が発売されたのもこのアルバムからだ。贔屓目があると思われるかもしれないけれど、僕は断言できる。これは、彼の最高傑作だ。ジャマイカで録音されたこのアルバムの音は、これまでのアルバムとは明らかに違う。繰り返すようだが、ジャマイカで録音したからといって、単純なレゲエアルバムになっているわけではない。

僕はこのアルバムを聴くといつも思い出す風景がある。じっとりと暑い真夏の昼下がり。場所は、どこか南の島だ。沖縄のひなびた離島でもいいし、バリならクタの喧騒を避けてジンバランあたりのビーチで。温度も湿度もかなり高いはずなのだが、天井でゆっくりと廻っている大きな扇風機のおかげで不快ではない。汗ですこし湿った身体の表面が微風で冷やされ、心地よいほどだ。右手にはきりっと冷えた缶ビール(あるいは、子供時代が懐かしくなるような派手な色のトロピカル・カクテル)。デッキチェアに身体を預けて本を読んでいるのだが、もはや内容はあまり頭に入っていない。そんなときに傍らに置いたラジカセから流れているのは、このアルバムのはずだ。

あるいは、凍てつくような冬の夜でもいい。窓の外には木枯らしが吹き荒れているが、部屋の中はとても暖かい(暖炉があるといいね)。両手で覆うように持った大きなマグに入ったココアから立つ湯気が眼鏡を真っ白に曇らせてしまう。一人でもいいんだけど、やっぱりこの情景では大事な人に隣に座っていてほしいね。そして、部屋のスピーカーから聞こえてきているのはやはりこのアルバムだ。

ああ、ちょっと妄想が過ぎたね。とにかく、僕にとってこれは無人島に持っていくべきアルバムの最有力候補の一枚。無人島に冷えたビールや暖炉があることを願おう。


続いて、02年に3枚目のソロアルバムを発表。

Easy Now
ジェブ・ロイ・ニコルズ 「Easy Now」
16.Letter To An Angel
17.They Don't Know
18.Wild Honeycomb


メンバーも、彼自身を含むプロデューサーも前作と同じ。録音場所だけを彼の自宅のあるウェールズに移して製作したアルバム。そのせいか、音から若干熱さが消えているような感じを受ける。とはいえ、これも前作に負けず劣らずの力作であることに間違いはない。曲も粒より。残念ながらこのアルバムが今のところ最後の日本盤になったのだが、今アマゾンを見てみたら、なんとこれまだ流通してるよ。ビデオアーツ、偉いなあ。上にアフィリエイト貼っておこう。まあ、個人的には、こんな旧譜に2400円も払う必要ないとは思うんだけどね(笑)


03年に、ポールスミス・ジーンズとコラボレートして出したEPがある。

October EP
ジェブ・ロイ・ニコルズ 「The October EP」
19.Don't Dance With Me

どういう経緯なのか実は僕はよく知らないのだが、彼がポールスミス・ジーンズのTシャツをデザインし、同時にこのCDをポールスミスのサポートでリリースしたということだろうか。このEPには何種類か色違いがあって、ここに載せたのはアナログシングルの色使い。僕の持っているCDは、薄い茶色の地に濃い茶色の印刷。ちなみにこれが、僕が別途オークションで手に入れたTシャツ。

Paul Smith


今のところの最新アルバムが、05年に出たこれ。このジャケはかつて「そそるジャケ特集」に載せたね。

Now Then
ジェブ・ロイ・ニコルズ 「Now Then」
20.Sometimes Shooting Stars
21.Morning Love
22.Sweet, Tough And Terrible


今度はカントリーの聖地、ナッシュビル録音。とはいえ、またいつものようにカントリー丸出しの音になっているわけではない。プロデューサーはラムチョップ(バンド名です)のマーク・ネヴァース。僕には、曲の出来が「Just What Time It Is」や「Easy Now」ほどではないかな、という気がする。もちろん、その2枚と比べなければ、これだってかなり優れたアルバムなんだけどね。


というわけで、ここに書いたとおりに全22曲を並べると、合計78分45秒。CD-R一枚にぴったりと収まるサイズになる。彼の音楽の変遷(大枠では殆ど変わっていないんだけど)もよくわかるようになっている。でも、こんな素人が作った寄せ集めじゃ、あの統一感はやっぱり出せないね。これはあくまでも入門編で、この人の音楽を本当に味わいたかったら、「Just What Time It Is」を買ってみることをお勧めする。それが見つからなければ「Easy Now」でもOK。僕は、中古CD屋でこれらが安く出ているのを見るたびに買わずにはおれず、全部買い上げては友達に配ることにしている。今回それがおすそ分けの形でにんじんさんに伝わり、それがきっかけで僕がこの記事を書いて、より多くの人に彼のことを知ってもらうことができたのを喜ばしく思う。

にんじんさん、僕の好きなアルバムを気に入ってもらえて嬉しいです。じゃあ今から恒例の全曲解説交換日記に移りましょうか(笑)


posted by . at 00:23| Comment(21) | TrackBack(0) | yascd | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日レンタルで借りた5枚のうち1枚が「Easy Now」でした! ありゃ、偶然(いや、ほんとに)。今日特集になるなんて知らなかったー。
ジェブ・ロイ・ニコルズ、いつか特集にするってほのめかしてましたが(ジャケ特集でだっけ?)、やっと記事になりましたね。また後でゆっくり来ます。取り急ぎ。
Posted by カブ子 at 2007年02月25日 11:06
またまた知らないお方のご登場ですね。
ピストルズを聴いて、ロンドンではなくまずはニューヨークを目指したところに、ちょっと現実検討能力を感じます(笑)。
私は今だにどこからどこまでがカントリーという範疇に入るのかつかみかねているんですよ。ブルーグラスっぽいのだったら、わかりやすいのですが、最近のポップカントリーはただのポップスに聴こえちゃいます。
Posted by クロム at 2007年02月25日 13:14
ひえっ、名指しかよ!ドキドキドキ。
ちょっと待って下さいね、落ち着いて居住まいを正して(←ウソ)じっくり読みますから。
Posted by にんじん at 2007年02月25日 13:38
yasさん、わたしちょっと興奮してますよー。
自分の好きなアルバム(しかもよく知らない)を解説していただいて、初めてyasさんの文章力を理解しましたです。すごいですよ!
そうそうそう、「just what time it is」を聞きながら、まさに「これってジャンル的には何なんだろ?」と思ってたんです。「レゲエ+カントリー+ソウル」に何種類ものスパイスを加えて何日間も煮込んだ感じ。言い得て妙です! それに至るバックグラウンドの解説を読んで、またなるほどーと深く頷きました。
そしてこのアルバムを聞きたいシチュエーション、実にぴったりです。南の島のじっとりと暑い昼下がり。もしくは真冬の夜の暖かな部屋(with暖炉&ココア・笑)。罪悪感を感じないでlazyになれるシチュエーション、いいですねぇ。ああ、本とCD抱えて南の島に行きたい〜(遠い目)。

私がこのアルバムがかなり気にいってしまったのは、ジェブ・ロイさんの声質が好きなせいもあるかと思います。Yasさんは「ちょっと鼻にかかったレイジーな声」とおっしゃっていましたが、こういう歌声は確実に私のツボのひとつを刺激するようです。どちらかというとこもる感じの声なんですけどね。

というわけで、とっても大満足の記事でした。こんなに長いのに、まったくヨロヨロせずに読めましたよ。
かえちゃん並みの交換日記というのはちょっとその、アレですが(yasさんの向こうを張るには、あの方の文章力がなくてはムリですよ〜ヨロヨロ)、ジェブ・ロイ日本普及活動には惜しみなく手をお貸しします(笑)。手始めに関東地区の奥様方からってことで〜。

>カブちゃん
えっ、「easy now」借りてたの? すごい偶然。音楽の神様のいたずらでしょうか。もしくはココア色の胞子が飛んだのでしょうか。
Posted by にんじん at 2007年02月25日 14:32
子供の昼寝中にせっせと焼き物にいそしむ休日の午後‥。

◆にんじんさん(いきなりブログ主無視ですみません)
そーなんですよね、曲を聴いてから記事読むと全然長くないんです。しかもこの表現力、すごいですよねー。そうすると過去記事に取り上げられた他の音楽もいろいろ聴きたくなってしまって毎週何枚も借りて来る始末‥。にんじんさん、助けて下さい。

曲の感想についてはまた後でゆっくり来ます。取り急ぎ。
Posted by カブ子 at 2007年02月25日 15:13
こんにちは。暖かい部屋ですねー。ぬくぬく。

私もこのCDが好きっていうだけで、実際のところ何も知らなかったので、ここを読んでよく分かりました。ありがとうございます。

ホワイトレゲエと聞いて、私の持っているCDの中で唯一のホワイトレゲエ、のはずのスティング(ポリス?)のベストを聴いてました。ちょっと違うけどどこか通じるものも感じましたよ。けど、明確にジャンル分けできない音楽ってそれはそれでいいですよね。
「人がしつらえた型にはまりたくないんだー」(by 流しそうめん)
な自由さを感じます。

何度顔写真を見ても、数秒後には版画の人の顔のイメージに戻ってしまいます。

2月ぎりぎりで完成した007、3月はスライドギターの008ということで、4月の009のテーマが必要ですね。考えましたよ!安心してください。なんのなんの礼には及びませんよ。

モノ、ジ、トリ、テトラ…と続く中でナノ(ノナ)は9を表す接頭詞ですよね?10の9乗分の一が10億分の一の世界、つまり「ナノテクノロジー」ということ。
ということで知名度ナノレベルのアーティストを特集したyascdでどうでしょう?
このCDはかなり聴かないし、もううっぱらってやろうかと思うんだけど、一曲だけ珠玉の作品があるから手元に残しているとか、誰に言っても知らないけどいい曲を書いて消えていったとか。そういうジミオン魂をゆさぶる曲の集合体です。もちろん私なんかにとっては、ある程度メジャーでも知らないのばっかりなんですけどねー。
あ、難しい?
まだまだ1ヶ月以上あるので、ゆっくり選んだらいいですよー(威圧的な「はあと」)。

タイトルは
yascd009 知名度ナノなの
です。
まあ、この件に関しては手心を加えてもいいですよ。
Posted by かえで at 2007年02月27日 07:23
●カブ子さん 1
1ゲットありがとうございます。また5枚も借りたんですね。そのレンタル屋、毎週行ってません?本当にそれ全部頭に入ってますか?恐れ入りますよ。

「Easy Now」の偶然は不思議ですね。もう通して聴かれましたか?カブ子さんなら、こういうミックスCD用には、あの中からどの曲を選びますか?


●クロムさん
>現実検討能力
さしずめ、クロムさんならいきなりベルリンには行かず、まず東京に出るようなものですね。もしかしたら、単にお金がなかったのかもしれませんが。

>どこからどこまでがカントリー
これには同感です。いわゆる、オルタナ・カントリーってやつですよね。今や僕が毎週のように通っているレコ屋では、僕の好きな最近のアメリカンロックバンドは十中八九カントリーのコーナーに入っています。以前それを知らなかった頃は、ロックのコーナーばかりを探していて、やっぱりNZはアメリカン・ロックのCDはあまり置いてないのかな、なんて思っていたぐらいです。ジェイホークスもライアン・アダムスもレイ・ラモンターニュもウィルコも、全部カントリーだなんて。その店に言わせれば、オカヴィル・リヴァーだってカントリーです。何かが間違っていると思います。というか、僕らがカントリーというものをちゃんと解釈していないだけなのかもしれませんが。


●にんじんさん 1
>名指しかよ!
すみません、最初は誰のことだかわからないように(笑)書き始めたのですが、つい途中で話しかけてしまいました。


●にんじんさん 2
これはこれは、おそらく僕のブログでのにんじんさん史上最長コメントですね。ありがとうございます。っていうか、今までやっぱりあまり理解してくれてなかったんですね(笑)。いえ、理解してもらおうとして書いていなかった僕の方が悪いんで、気にしないでくださいね。

あのアルバムを聴きたいシチュエーション、同意していただいて光栄です。でも僕は、実はもう一つぴったりなシチュエーションを見つけたんです。この記事を書いた際に実際に007を作って、カーステに入れているんですが、オークランドは人口の割には朝夕の渋滞が酷いので有名なのに、不思議なことに、このCDを聴いていると渋滞が一向に気にならないのです。ゆーっくり進む車の群れにやけに合う音楽、それもまたジェブ・ロイです。

>私のツボのひとつを刺激
これは別にかえでさんに売りつけられた壷の話ではないですね?了解しました。今後にんじんさんとお会いする際には、前夜の水ごりと不摂生から来る風邪で鼻をつまらせ、風邪をうつすのは失礼なのでマスクをして声をこもらせた上でお話させていただきます。存分に刺激されてください。

>ジェブ・ロイ日本普及活動
それは嬉しいですね。とりあえずこのブログに来てくださっている方々は僕が面倒みますので、にんじんさんは街宣車にでも乗ってご自宅周辺でローラー作戦を展開してください。


●カブ子さん 2
以前も書きましたが、どうもyascdの回になるとべた褒めしますね。

過去記事を参考にしてくださるのは嬉しいです。僕のはブログとはいえ、特に時事問題とか毎日の出来事を扱っているわけではないので、いつでも古い記事を引っ張り出して読んでくださいね。よろしければ、借りてきたCDの感想なども書き込んでください。本物のジャケを間近で見た感想でも結構ですから(笑)


●かえでさん
>暖かい部屋
そうなんですよ、なんだか今回皆さんがやけに褒めてくださって。何か裏があるんじゃないかと勘繰ってしまいます(笑)

ポリス/スティングのベストをお持ちですか。僕が中学生のときのお気に入りでした。そういえば、こないだのグラミー賞がらみでとうとう再結成して、なんとツアーにまで出るようですね。また仲違いして解散するのは時間の問題のような気もしますが。

>版画の人のイメージ
これって、やっぱり自画像なんですよね。最近の写真をあちこちのサイトで見つけましたが、結構老けてきているようです。まあ、この手の顔の人はちょっとやそっと老けたところで大して影響ないですけど。

>009
なんと、やっと007が終わったと思ったら、もう次の次の催促ですか… ていうか、これ月例行事にするなんて僕言いましたっけ?(笑)

とはいえ、アイデア自体は面白いですね。流石です。ただ、ちょっと問題だなと思うのは、誰にとって知名度ナノなのかってことなんですよ。例えば、002に入ってたアーティスト(ビートルズとかチープ・トリックとか有名なのは除いて)、ここのコメント欄に来てくださってる方々の殆どにとっては知名度ピコぐらいだったと思うんですね。一方、コメントを入れてくださっている・いないに関わらず、かなり音楽に詳しい方々もここを読んでくださっています。僕が中途半端にマイナーなグループを入れて「それのどこが知名度ナノなの?」とか思われるのも癪ですし(笑)

ちょっと縛りがゆるいですね。知名度ナノでいて、更に○○○、とかいう縛りを入れたいです。002ならパワポ、003ならSSW、という具合に。今うっすらと考えたのは、「80年代以降にイギリスから出てきた、うだつのあがらなかったバンド特集」とかですけど。ここは是非、縛りのお得意なかえでさんにももう少しアイデアを絞っていただけると助かります。まだまだ1ヶ月以上ありますからね。

で、
>yascd009 知名度ナノなの
要はこれが言いたかっただけなんですね。
Posted by yas at 2007年02月27日 20:06
>そのレンタル屋、毎週行ってません?
いえ、2週間に3回です。今週返しに行けば3週間で4回になります。

>こういうミックスCD用には、あの中からどの曲を選びますか?
えーっとね、私は「a little love」と「hold me strong」です。
「Easy Now」全体にしっとりとまとまっていて(リンスか?)いいアルバムですね。なんでしょうね、毎日というより、私はたまにふと聴きたくなるアルバムです。じわじわ滲みて長く付き合えそうな予感。うん、暖かいですね。
Posted by カブ子 at 2007年02月28日 04:14
●カブ子さん
>3週間で4回
わははー。トリさんに文句言われてませんか?いや、それより、その頻度でその枚数借りてきても、聴くヒマないでしょう。

>しっとりとまとまっていて
そうなんですよね。その前のアルバムと同じプロダクションチームなのに微妙に音の感触が違ったので、録音場所の違いというのはこんなに音に影響するんだなと実感したアルバムでした。最初はそれが理由で、ひっかかりがなくて物足りないとも思ったんですけど、やっぱりいいアルバムでした。僕も(他に聴くものがいっぱいあるからという理由で)毎日は聴いていないですけど、毎日聴いても飽きないCDです、僕にとっては。
Posted by yas at 2007年02月28日 18:22
あ、色んなところに手当たり次第にコメント、失礼します。
すごーく気になったので「Just What Time It Is」と「Easy Now」をアマゾンに飛んで聴いてみました。
確かに暖炉と南の島、ピッタリかも(笑)。ぼーっとするのによさそうですね。うーん、いいです。
Posted by neko at 2007年03月04日 01:18
●nekoさん
いつになく行動が早いですね(笑)
アマゾンは30秒ずつしか聞けないんですけど、どんな感じか確かめてみるには便利ですよね。
これはきっとnekoちゃんの好みに合うと思いますよ。これから日本は暖炉でも南の島でもない季節になってしまいますが、僕は記事にはああ書いたものの、これ一年中愛聴してますから、問題なしです。
Posted by yas at 2007年03月06日 17:14
nekoちゃんと同じに手当たり次第コメント中♪
これ、ひょっとして私がツボりそうな音楽じゃないですか?
カレーとビール、最高の取り合わせだし。
夜が更けてからホットココアも飲みたいです。
ていうか、兄ィいつから眼鏡掛けるようになったの?実際に会う前に私たちがイメージしていたyas像に近づいてきましたね。

とりあえずジャマイカで録音された無人島アルバムさがしてみます。
版画もかなり好きだし。
Posted by ひそそか at 2007年03月15日 10:24
●ひそそかさん
僕、カレーって書きましたっけ?(笑)そうか、さっき僕がトイレに立ったときに勝手に注文したんですね。

>いつから眼鏡
いやだなあ、隣に座ってる大事な人って、ひそそかさんのことじゃないですかー(棒読み)

ジャマイカ無人島アルバム、探すのはそう難しくないと思いますよ。あとは如何に安く見つけるかですね。
Posted by yas at 2007年03月15日 17:50
>カレーって書きましたっけ?

書きましたよう!

>スパイスから調理して何日も煮込んだカレーにどんな種類のスパイスが入っているか

>全てをよくかき混ぜ、長い時間をかけてぐつぐつ煮込んだ

ね?私だって斜め読みしてるわけじゃないんです。ちゃんと読んでるんです。むふんっ!
沖縄ならゴーヤカレー、バリならココナッツミルク入りカレーをオーダーしておきます。ほら、よく気が利くでしょ?←別名おせっかいともいう

兄ィの文章を読んでいたら真夏の午後に汗をだらだら流しながらカレー食べてビールを飲みたくなったのです。隣でハフハフ言いながらカレーかっくらって、兄ィのロマンティシズムを吹っ飛ばしてやります。

「ラジカセ」なつかしい。このシーンには絶対ラジカセですよね。うんうん。

Posted by ひそそか at 2007年03月15日 18:34
●ひそそかさん
ほんとにカレーって書いてありますね。僕は斜め読みじゃなくて斜め書きでもしていたんでしょうか。

ゴーヤカレーって旨そうですね。

ラジカセ、懐かしいですか?今も僕のすぐ横にラジカセ置いてありますよ。別にいつもそれで聴いてるわけではないですが。
Posted by yas at 2007年03月15日 18:47
冒頭、ロードムービーの映画音楽になりそうな曲ですね。ズンチャカ、ズンチャカとリズムを刻みながら、妙な脱力感。けっこう好きです。
このアルバムから選ばれた3曲のお気楽なシンプルさがいいですね。「難しいこと考えるなよ、気持ちよく楽しもうぜ」って言われてる感じ。うん、いい感じ。
8曲目の「Purple Rain」、にゃーにゃーした声にさらに脱力。闘争心とか芽ばえそうにない音楽ですね。せっかくだからK1で魔裟斗の登場曲にしてみたい。ここまで聴いた時点で、先日のランチメンバーにより我が家で行われるお茶会のBGMは、yascd007にけってーい!
9曲目から明らかになんかカッコイイ感じになってきた。おもしろーい。ホントだ、兄ィが書いてたとおりだ!
そして!無人島アルバム、しゃらららら、しゃらららら♪歌声がしみ〜・・・っと寄り添ってくれるような「Double Dose Of You」や「Hold Me Till I Fall」がすごく好きです。洗練されてはいないのに、完成度の高さは文句なし。ギターもいいなぁ。
yas師匠の評価はさほど高くないけど、最後のアルバムも気に入りましたよ。「Sometimes Shooting Stars」や「Sweet, Tough And Terrible」のサウンド、結構ツボかも。

うはー、地味音にこんなに音楽のコメント書いたの初めてですかね。やればできるじゃん、私。
Posted by ひそそか at 2007年04月02日 13:45
●ひそそかさん
僕も、コメント読み始めて最後にお名前に行き着くまで、まさかこれがひそそかさんからだとはにわかに信じられませんでした。まるで、実際に聴いたかのようなコメントですね。あなた、本当にひそそかさんですか?何かが乗り移ってませんか?

初期のアルバムの脱力感も、ソロになってからのしっとりとした完成度も、どちらもいいんですよね。お茶会のBGMにこれを使っていただいて、皆でのんびりした気持ちになって、今度こそは悪口大会にならないことを祈っています。

あ、最後のアルバムの曲も気に入ってもらえましたか。僕も決して嫌いなわけじゃないんですよ。でもあの3曲ではどちらかというと「Morning Love」が好きかなあ。気が合いませんね(笑)

記事中にも書きましたが、彼のソロアルバムに流れる統一感にはまた格別なものがあります(特に「Just What Time It Is」)。是非どこかで手に入れられて、通して聴いてみてくださいね。

長文コメント、ありがとうございました。嬉しかったです。
Posted by yas at 2007年04月02日 17:58
セルモーターの音で始まるなんて、オシャレですね。
9曲目の音のふくらみの違い、うん、確かに実感出来ました!
私は「They Don't Know」が好きです。リズミカルなギターの音が耳に優しくて。

>あの統一感はやっぱり出せないね
容量めいっぱい、たっぷりぎちぎちに入ってるアルバムもオトク感たっぷりで好きなんですけど、そーゆーのを聞き慣れちゃうと(CKBとかアレとか)、50分そこそこのアルバムは「へ? もう終わり!?」ってな気になってしまいます。でもちょっと短いくらいがアルバムとして統一感が出るのでしょうね。
Posted by カブ子 at 2007年04月10日 11:53
●カブ子さん
あれはセルモーターというのですか。僕はエンジンの音かと思いました。それはもしかすると同じものですか?

>確かに実感できました!
まるで、実際に聴いたかのようなコメントですね。

「They Don't Know」もいい曲ですね。確かあのアルバムからのシングルカットです。ヒットはしていないと思いますが。

>CKBとかアレとか
アレって何ですか?お婆さんのような物言いはやめてください。

そうですね、僕なんかはLP世代ですから、やはり40〜50分ぐらいが一番集中力を維持できますね。しかもやっぱり中盤あたりでB面にくるりとひっくり返す作業も必要でしょう。ジェブ・ロイのLPって出てるのかなあ。この版画ジャケ、LPサイズで持ってたいな。
Posted by yas at 2007年04月10日 19:53
yasさんのチョイスは実にシブイなあ〜。ジンと響く核があって、それでいてたおやかに心を洗ってもくれるような音楽ですね。すごく癒されます。
考えてみたら、私の場合こういう音楽をじっくり聴くシチュエーションってあんまりないんですよね〜。土日も何だかアッという間に過ぎちゃって、月曜の仕事のことがすぐに頭をかすめちゃうし・・・。結局ゆっくり味わえるのは老後なのかなあ。早く定年になりたいけど、年はとりたくないという葛藤に今日も苦しみます(笑)。
Posted by クロム at 2007年04月17日 21:49
●クロムさん
お帰りなさい。お久し振りです。これは、クロムさんの普段のご趣味とはちょっと違うでしょうか。気に入っていただけたなら幸いです。

土日がアッという間に過ぎるのは、きっといつもミー五郎さんと楽しく過ごされているからですね。うらやましい限りです。でも週末まで仕事のことを考えてしまうなんて。僕が言う筋合いでもないですけど、たまには気分を切り換えてゆっくりなさってくださいね。

クロムさんのように本来の対象年齢層無視で音楽を楽しんでおられる方なら、老後まで待つ必要なしです。TPO関係無しで、歯を磨きながらとか納豆をかき混ぜながらとか、お好きなシチュエーションで聴いてみてください。
Posted by yas at 2007年04月18日 19:54
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