2007年02月17日

気弱君の自伝 Jack's Mannequin 「Everything In Transit」

ロックバンドのリーダー、通常は曲と詞を書き、歌を歌い、メインの楽器を演奏することも多い人物がそのバンド存続中にソロアルバムを出すというのは、どういう心境によるものが多いんだろう。有名バンドの例を挙げてみよう。

フィル・コリンズ(彼がリーダーかどうかは別として、当時の中心人物であったことには間違いない)がソロを出した理由は極めて明白だろう。しっとりとしたバラッドのラヴソングを歌いたかった。モータウンのカバーを演りたかった。彼が最初にソロを出した当時のジェネシスは、どんどん音が明るくポップになっていたことで往年のファンを困惑させていたが、それでも彼が出したソロに比べるとまだまだテクニック応酬の長尺曲ばかりだったから、ちょっと気を抜きたかったんだろう。後に、実は彼はドラムは上手に叩きはするものの、本質はバラッドのラヴソング&ポップソング系の人だということがはっきりしてくるのだが。

フレディ・マーキュリーやミック・ジャガーの場合は、同じバンドのメンバーと何十年も同じような音楽を続けてきて、ちょうどメンバーとの仲もぎくしゃくしてきた頃に、自分の知名度を利用して、当時の有名ミュージシャンやスタジオミュージシャンを集めて、楽曲的には自分達のバンドとあまり変わらない、でもそれよりもやけにあっさりとした演奏と80年代風の妙にデジタルな音作りで、「うーん、いいんだけど、これクイーン(又はストーンズ)で演った方がいいんじゃないの?」という結果だった。

前置きが長くなった。今日書くのは、サムシング・コーポレイトのリーダー(詞と曲を書き、それを歌い、ピアノを弾く)アンドリュー・マクマホンが自分のソロ・ユニットとして作ったバンド、ジャックス・マネキンのファースト・アルバム。いつもこのブログを読んで何が面倒かって、あのわけのわからんカタカナの羅列だけはやめてくれよな、と思っている人、今日は一気に沢山覚えないといけません。はいもう一回、サムシング・コーポレイトのアンドリュー・マクマホンが作ったジャックス・マネキンだからね。覚えた?

更にここでサムシング・コーポレイトのことから説明しだすと、またヨロヨロする人が続出するので、それはやめておこう。興味のある人は自分で勝手に調べるか、コメント欄で別途質問してね。

Everything In Transit ジャックス・マネキン「Everything In Transit」

長々と前置きを書いたのは、まだデビューして数年しか経ってない上り調子のバンドの中心人物が、どうして同じ系統の音を出す別のプロジェクトを作る必要があったんだろう?という疑問があったから。アルバムのサンクス・クレジットにサムシング・コーポレイトのメンバーの名前がちゃんと入ってることから察して、喧嘩したりいじめられたりして飛び出した訳でもなさそうだし。

聞いたところによると、アルバムの表裏に書いてある「This Is A Story...」という言葉がどうもキーワードらしい。つまり、このアルバムは全て一人称で歌われており、それがどうやら自分のことだということだ。

その話を聞いて、ちょっと真面目に歌詞カードとにらめっこしながら聴いてみた。そしたら、これが思いのほか僕みたいな男の考えてるようなことを綴った歌詞が多くて、なんだか一気に親近感を持ってしまったよ。

基本的にはラヴソングが多いんだけど、なんだか1曲目からいきなり現実逃避の曲だし、なんていうのかな、ちょっと気弱な男子が一所懸命がんばってる感じがいいんだよね。

最初のシングルだったという2曲目「The Mixed Tape」(もうタイトルだけで僕でしょう?笑)。

僕はこうしてまたミックスを作ってる
誰の心をも焼き尽くして、太陽でさえ沈めてしまうようなやつだ
でも、これは君のことだけを考えて作ったんだよ
まるで全ての曲を僕のこの指で作り出したような気分


くぅー、こういうこと言ってみたいな。前に「ショック」の記事にきんぎょさんから頂いたコメント

>バレンタイン用に愛の告白yascdでもどうです?

この曲で返事すればよかったよ。あの時これ持ってたらな。いや、特にきんぎょさんに宛ててってわけじゃないですよ(汗)

収録曲はそれぞれ章になっており、第十章の「MFEO組曲」でひとまずハッピーエンド(MFEOって何かと思ったら、Made For Each Otherの略か。こんなの一般的に使うのかな?)。その曲の最後1分間に亘って、彼自身のナレーションが入っている。その後、ボーナス章として「Into The Airwaves」が後日談のようになっているという作り。なるほど、「This Is A Story...」ね。

日本盤にはその後更にボーナストラックが入っているようだが、いくらなんでもそれにはストーリーは続いてないよね。それでなくても、僕がアマゾンで買ったアメリカ盤は上に載せた写真のようにParental Advisoryのマークがでかでかと印刷されていて(1曲目のサビでいきなりF○CKとか連発してるから)、アフィリエイト先に載ってる日本盤(ジャケの左下の赤いゴミ箱?までちゃんと写ってる)に買い換えたいなと思ってたところなのに、その上ボーナス曲までいいとなったら、こんな悔しい話はないよ。

詞のことばかり書いてしまったけど、もちろん音楽自体も僕好み。この手の音楽はどう分類されているんだろうね。パンクっぽい…わけでもないか。この一つ前の記事に書いたフォール・アウト・ボーイなんかに比べると随分メインストリームに近いところにいると思う。ダニエル・パウターを筆頭に最近ピアノを弾くシンガー・ソングライターが沢山出てきているが、そういう人たちとエモ/メロコアの中間あたりに位置しているという感じかな。ちょっと前で言うと、ベン・フォールズ・ファイヴの三人が座っていた場所。それよりもうちょっと分厚い音。人数多いからね。

そういえば、その多い人数のうちの一人、ドラマーのトミー・リーは元モトリー・クルーだ。どういう人脈なんだ、一体?

歌詞はともかくとして、「Bruised」「I'm Ready」「Dark Blue」などが僕の好きな曲。さっきの「MFEO」も、組曲としてはあっさりした作りだけど、いいメロディーだと思う。「Holiday From Real」のエンディング近くのホーンの音(シンセ?)は中期ビートルズを髣髴させるし。

そういえばこれはエンハンスドCDで、パソコンに入れるとシークレット・サイトに飛ぶようになっている。ただ、そこで個人情報をたっぷり取られてしまうので、気が引けてしまう人も多いだろう。僕は気にせず入れてしまったので、こっそり内容を教えてあげるね。あのね、あんまりたいしたことないよ(笑)。「Kill The Messenger」のアコースティック・バージョンが聴ける他は、特にびっくりするようなものはなかった。そのうち僕の個人情報を元にあれこれ送られてくるだろうから、あんまり期待せずに待ってよう。面白いものが送られてきたらまた追記するね。

アンドリューは、このアルバムを05年の初頭に完成させ、コンサートツアーに出ようとした矢先に急性白血病にかかって入院し、妹(姉?)さんから骨髄移植を受けて助かったそうだ。先日無事日本公演も終えたようで(東京は追加公演が出たほどの盛況だったようだ)なにより。

今後はどうするのかな。ひとまずこのストーリーを書き終えたことで、サムシング・コーポレイトに戻るんだろうか。それとも、こっちが気に入っちゃったんで、このまま続けるのかな?僕みたいなにわかファンにとってはどっちでも歓迎なんだけど、両バンドのメンバーにしてみたら気が気じゃないだろうね。


posted by . at 22:55| Comment(19) | TrackBack(0) | アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私はいつも心配しておった。バンド内で曲を作るとき、「オレはこうしたいねん」とか「わたすはそんなんイヤなんじゃ」とか、「かっこいい」の好みがズレてきたりすると、誰が調整するんじゃと。そんなワガママ言って皆がケンカしないようにプロデューサーがいるんですよね?(違うか?)プロになると各自の好みより売れる音楽になるよう一致協力するんかなやっぱり。それで好きなことはソロでやってモヤモヤをハッサンするのですね。バンドとソロが激しく違っていたりすると、バンドでは辛抱してたんやな、と思うのです。私が長く続いてるバンドをエライなーと思うのは、のれんを守る老舗の意気を感じるからです。(私ロン・ウッドのソロが好きなんです、ソロまでどこかストーンズっぽいでしゅので、それほど辛抱してない感じでしゅ。)
はい。サムシング・コーポレイトのアンドリュー・マクマホンが作ったジャックス・マネキンですね。覚えましたよ!
うふふ。ヨロヨロさせてもいーですよ。登りきった達成感がありますからね!

Posted by 青グリン at 2007年02月18日 09:37
やっと書いてくれましたね。
ジャックス・マネキンの記事が喰い犯交換日記時代の宿題だったことを知るのは、きっとyasさんと私だけなんでしょう。そう、誰もあんな日記読んじゃいなかったんですって。

Holiday From Realを聴いて、不良っぽいピアノサウンドの虜になった私です。このCDを聴くと、たとえ日本の2月の公園の砂場にいてさえ、どこまでも広がるカリフォルニアの青空を想えます。行ったことはありませんが。

Bruised、I'm Ready、Dark Blueどれもいい曲ですね。私も好きです。つくづく思うのですが、私が好きな曲は音に厚みのある曲。人によってはそれは「やかましい」なのですけれど。特に打楽器系、ドラムやらタンバリンやらが終始リズムを刻んでいて音域に隙間が見えないのがいいんですよね。

またアンドリュー・マクマホンのピアノは、練習曲で言うと「ハノン教本」に近く、粒の揃った単調なリズムが多いのです。ピアノを習っていた頃、ハノンが大嫌いだった私には特にDark Blueを聴くともっとまじめに練習しておけばよかったと思うのです。今、ピアノを習っているお子さんがいらっしゃったら、ぜひこの曲を聴かせてあげて欲しいところ。正確にリズムを刻む美しさを再認識できると思います。

MFEOはm-floみたいですね。え?知りませんか?別にいいですよ。

さて、yasさんがお持ちのCDは左下に変な白黒ステッカーが付いているんですね。(ええ、ここからが恒例の自慢が始まり、子どもの喧嘩に発展するのです)
私のはもちろん赤いドラム缶があります。どうやらBANDと書いてあるようです。そしてボーナストラックが入っていて、詳しい説明もついています。

ベン・フォールズ・ファイヴ以来のピアノサウンズの復活「ピアノ・エモ」の中で売れ続けているバンドとしてサムシングが紹介されています。
そしてソロ活動をした理由についてアンドリューは不和を否定した上で「デビューして3年半、僕達は燃え尽きていた」と答えていますね。で、みんなが家に帰ってお互いに距離を置いて、家族とゆっくり暮らしていたそうです。でも、そういう星の下に生まれたアンドリューから創作意欲は消えることがなく、やってみたいと思っていたいろんなことをリリースを前提としないで一人でレコーディングしてたんですって。なんとアンドリューの自腹で!ちなみにトミー・リーはアンドリューの友人だそうですよ。トミー・リーのソロアルバム「Tommyland: the Ride」にアンドリューも参加しています。彼ら、年はいくつ違うのかな。

つくづく、作らずにいられない人というのはいるのだと思いました。好きなことが仕事になって幸せだったはずが、いつしか締め切りと義務に追われてやっつけ仕事になっていく虚しさを痛感したんだろうなと。

で、これだけの完成度の作品、アンドリューが自主リリースしようとしていたらマネージャーがマーヴェリックにデモを持ち込んでとんとん拍子に契約。自分の知名度を利用したプロモーションはしたくなかったから、アンドリュー・マクマホンソロ名義ではなくてプロジェクト名としてジャックス・マネキンを名乗ったそうです。で、何がマネキンなのかは分かりませんけど。

さて、もっともyasさんの所有欲を刺激するであろうボーナストラックの出来ですが、私は悪くないと思いますよ。歌詞カードにこの曲だけ抜けているので残念ながら私の英語力ではこの内容がストーリーの続きになっているかどうかは判別できませんけれど。

ところで、こういうことを言ってみたいとおっしゃる4行、それに似た言葉を夏ごろ読んだような気がするのですが気のせいでしょうか?(笑)ええ、この界隈はからかうことが礼儀作法のひとつになっていますので。

コメント欄を全て読んでくださった方、きっとヨロヨロされているでしょうね。え?まさかyasさんまで?!
Posted by かえで at 2007年02月18日 11:56
↑ヨロヨロしました。
yas&かえの長文は「ヨロかし芸」として、今後も読むものをヨロかし続けていってください。
Posted by 青グリン at 2007年02月18日 12:17
初めて、読まずに書き込みます。
ヨロヨロしそうだから。後で読むから。
んじゃ。

ケーキと紅茶置いとくね。
紙コップと紙皿、プラスチックのフォークだけど。
Posted by LoonyLuna at 2007年02月18日 16:36
●青グリンさん
最初、文章を読まずにコメントの量をちらっと見て、ああこの長さはきっとかえでさんあたりかなと思ったんですが、なんとグリンさん! 僕のところでは、もしかしてグリンさん史上最長コメントではないですか?しかもちゃんと音楽と今回の記事に関係した内容!(笑)

では僕も姿勢を正してきちんと返事しますね。
>「オレはこうしたいねん」とか
>「わたすはそんなんイヤなんじゃ」とか
これ、まるで僕とグリンさんが結成したバンドのようですね(笑)。お互い楽器は弾けませんが、とりあえず結成してみて、音楽性の相違か何かで仲違いしましょうか。

プロデューサーのお仕事はそれだけではありませんが、結構外れてもいないと思いますよ。すごいなあ、グリンさん今日冴えてますね。

仰るとおり、ある程度知名度があるバンドで、しかもそれが様式美を重要視するタイプの音楽の場合、メンバーがちょっと変わったことをしたいと思っても、そのバンドではなかなかそれを表現することはできませんよね。プリファブ・スプラウトというアコースティック系のバンドのリーダー、パディ・マカルーン(はい、また覚えないといけない名前が二つ増えましたよ)が出したソロアルバムは、殆どインストゥルメンタルのアンビエント系というもので、この人こういう音楽が好きなら、なんで普段あんなこと演ってるんだろう?と思わせるようなものでした。

ロン・ウッドがお好きですか。僕は「Not For Beginners」という1枚しか持っていませんが、なかなかいいですよね。実は僕はストーンズはそれほど好きでもないんですけど(一応今数えたら、うちに11枚のCDがありましたが)、肩の力が抜けた彼のソロの方が聴き易い気がします。

と、油断していたら、本家のかえでさんはもっと一目見てそれとわかる分量でした…
Posted by yas at 2007年02月18日 19:35
●かえでさん
やってくれましたね。クックー記事のみならず、こうして徐々にあちこちの記事に胞子を飛ばし、そのうちこのブログ全体を乗っ取るつもりなんでしょう。受けて立ちますよ。え、僕がこのコメントを読んでヨロヨロしたかって?とんでもない。一言一句漏らさず、全身全霊を込めて斜め読みしました。ご安心ください。

ええ、確かにこの記事は喰い犯交換日記のもう一つの忘れ形見です。アマゾンが僕のオーダーしたこのCDをいつまでも出荷しないうちに喰い犯が消滅してしまったため、例のクックー記事の交換日記が全曲分終了した頃にでも書こうかと目論んでいたのですが、どうも今のペースだとそれはこの「Everything In Transit」が発売されて2年以上経過した時期になってしまい、旧譜をストレートに取り上げることは避けている本ブログのローカルルールに反することになってしまう恐れがあったので、フォール・アウト・ボーイ記事を書き上げて更新蟲がまだ腹の中にいるうちに、同日中に一気に書き上げてしまったという訳です。お陰でフォール・アウト・ボーイ記事はわずか半日で下の方に埋もれてしまい、誰からもコメントされない運命となってしまいました。あちらもかえでさん好みの音楽だと思いますので、責任を取って1ゲットしてきてください。もちろんこんな、読む人全て(除:僕)をヨロヨロさせる長文でなくて十分ですから。

実は僕も「Holiday From Real」を別のCDで先に聴いていたのですが、カリフォルニアの青空を想わせるというかえでさんのご感想に近いものを持っていました。ただ、僕にとってこの少し物悲しげなマイナー調のメロディーは、同じカリフォルニアでもママス&パパスの「California Dreaming」を連想させるのです。雲ひとつない青空の下ののんびりお気楽なカリフォルニアのビーチ、ではなく、60年代後半以降の、「これから僕達はどうなってしまうんだろう」という閉塞感漂うカリフォルニアです。そしてそれは、その当時のリアルなアメリカのことなど当然知らない僕にも、果てしないノスタルジアをかきたてるものなのです。そこに被さってくる、記事に書いたこの中期ビートルズ風のホーンの音色。たまらないほどの名曲だと思います。

かえでさんが厚みのある音を好まれるのは、やはり学生時代にハードロックで耳を鍛えてこられたことが原因なのかもしれませんね。僕はピアノを練習したことがないので、ハノンがどういう曲なのかは存じ上げないのですが、この「Dark Blue」に似た曲だと思っておけばいいんですね。それでは、次の口兄いのCDは、ピアノを練習中のお子様のおられるコメンターの方々に贈る、この曲のコピーを80分びっしり詰めたものでしょうか。

m-flo、もちろん知っていますよ。3D仕様の特殊ジャケの「Expo Expo」はそのジャケに惹かれて買ったのですが、あまり聴かなかったために中古屋に売ってしまいました。特殊ジャケのわりにあまりたいした金額にならなくて寂しい思いをした覚えがあります。かえでさんが、きっとスルーされるだろうと軽い気持ちで書かれた一行にも心を込めて御返事させていただきました。雅の心です。
Posted by yas at 2007年02月18日 19:39
●続・かえでさん
僕のCDの左下のParental Advisoryは、ステッカーでなく印刷なのです。僕はせっかくのジャケットのデザインを台無しにするこの手の忠告マークは大嫌いなのですが、このCDに関しては最初からこのアメリカ盤しか見たことがなかったために何とも思っていなかったのに、アマゾンで日本盤のデザインを見て悔しい思いをする羽目になったという訳です。残念ですが、この部分ではこの子供の喧嘩、僕は一方的にやられっぱなしです。かくなるうえは、大人の財力を総動員して、次回の日本出張時に日本盤も購入し、このアメリカ盤は中古屋に売り飛ばすしかありません。いや、微妙なジャケ違いを味わうため、コレクション対象として手元に残しておくという手もありますね。

日本盤の詳しい解説の的確な要約、ありがとうございます。大変ためになります。この記事を書くにあたって僕は何の情報も持ち合わせていなかったため、あちこちのサイトを駆けずり回って諸々の情報を仕入れてきたのですが、日本盤を持ってさえいれば、そのほとんどは苦労せずに網羅できたんですね。日本盤の解説書にはたまに何の役にも立たないつまらないものもあるのですが、どうやらこの盤の解説は良心的だったようですね。かえでさんが書かれたこの段落、まるで僕の文章を読んでいるようです。僕の文章と違うのは、読んでいてとてもよくわかることです(笑)。ジャックス・マネキンという名前を使ったのにはそういう経緯があったんですね。お株を奪われて悔しいので、僕はせめてアンドリューとトミー・リーの年齢差を調べてきて自慢することにします。しばらくお待ちください。

>作らずにいられない人
そうですね。これだけの曲を書き、上手なピアノを弾きながらいい声で歌える彼の才能と創作意欲がいつまでも涸れないことを願います。また、このコメントを読むにつけ、書かずにいられない人というのもやっぱり存在するのだなあと、思いを新たにしました。ご自分のブログがあると、新しい記事をあげないといけないとか、もらったコメントに返事をしないといけないとか、普段の生活に支障が出てしまう「締め切りと義務」が発生してしまうためにブログを封印されたのであろうかえでさんが、せめて僕のブログのコメント欄でその「書かずにはいられない欲」を満たし続けていただけることも願います。

ボーナストラック、以前何かの曲を聴かせてあげた際にホットラインとして引いた糸電話がまだ繋がっているはずなので、今度それで聴かせてください。しばらく使っていなかったので、さぞかし沢山のカモメやアホウドリがとまっていることでしょう。

この4行に似た言葉?夏ごろ?こちらは今が夏なので、いつのことを仰っておられるのかよくわかりませんが、もしかしてあの、「誰の時間をも正確に計り、難しい料理でさえ美味しく仕上げるようなミックスCD」を作る際に念頭に置いていた方のことでしょうか?

ご家族との団欒のひとときを過ごしていたはずの日曜の朝の貴重なお時間を頂き、おそらく僕のブログ史上最長(除:僕の)と思われるこんなに素晴らしいコメントを頂き、大変光栄に思っています。どうもありがとうございました。さて、この後は恒例の全曲解説交換日記ですか?奥様ランチ会からどなたか助っ人を呼んでこられますか?
Posted by yas at 2007年02月18日 19:40
●青グリンさん再び
僕の記事を読んで達成感を味わったのもつかの間、間髪入れずにヨロヨロさせられてしまいましたね。更に僕のこの↑コメントで追い討ちをかけさせてもらいました。いかがでしたか?いやこれはかえでさん宛てなので別に無理して読んで頂かなくても結構なんですけど。


●LoonyLunaさん
あ、恐れ入ります。恒例の「仲良しですね」が出るかと思いましたが、最近の流行りは黙って持ってくるケーキと紅茶なんですね。

ところで僕が愛読しているWaste Of Pops 80s−90sさんのブログにこんなこと書いてありましたよ(勝手に抜粋)。

>ちょっとここ最近のカバー曲リリースの多さが常軌を逸しているよ。
>何枚かとりあえず買ってみましたが、デーモンのはいまいち。
>甲斐のが最強。あの声で「あいのうた」とか歌われたら泣くしかない。

よさそうなアルバムですね。僕も聴いてみようかな。あ、名前出すとまずいんでしたっけ?
Posted by yas at 2007年02月18日 19:42
↑いいですよ。
お子さまたちにはわからないだろうな、とほくそ笑むことが出来るカバーアルバムです。

まずは本文だけ読みました。
>Parental Advisoryのマークがでかでかと印刷されていて

これ、印刷なんですか?シールで、剥がせるのかと思っていました。
日本盤の赤いゴミ箱見てきました。そりゃ、あっちのほうがいいよね(笑)

>バンドのリーダーがバンド存続中にソロアルバムを出す。
私は、気にならないんですよ、あまり。どっちも聴きたい、と単純に思ってしまうから。
Posted by LoonyLuna at 2007年02月19日 08:09
yasさんは女をヨロめかす達人なんですね。
もう今頃、あっちでヨロヨロこっちでヨロヨロしてるはずです。

Holiday From Realのホーンの音?と思ってよく聴いたらありました!
この音はAll You Need Is Loveでしょうか。
小学校高学年くらいの頃にビートルズを少し聴いていたのですが、CDを一つも持っていないのでちょっと自信はありません。

糸電話ではジェリーフィッシュのSOSを聴かせてもらいました。

ルナママへ
こちらの記事ではママが思わずお皿を落とすようなおイタはありません。羽根布団撒き散らかして踊り狂って遊んでるのは前の記事です。
Posted by かえで at 2007年02月19日 10:55
名前が出てきたので、登場してみました。

フィル・コリンズ
 ってレッツゴーじゅんに似てる人ですよね?
モトリー・クルー
 おお、懐かしい。私が演奏したことのある曲のグループですね。
 曲のタイトルはまったく思い出せませんが。
トミー・リー
 パメラ・アンダーソンの元ダンナですね。
 このパム姐さんのすっぴんと化粧後の顔のあまりの違いに感動したことがあります。

こうやって、マイワールドで書くのがここでの正しいお作法ですよね?
Posted by きんぎょ at 2007年02月19日 15:45
●LoonyLunaさん
いいこと思いつきました。Lunaさん、そのアルバムの感想文/推薦文書いてみませんか?
それで、僕のところに送って頂ければ、適当に写真を入れて、このブログの記事にしますよ。
ジミオン番外編、タイトルは「子供の出る幕じゃないわよ」いかがですか?僕絶対に1ゲットしますから。

Parental Advisory、ステッカーにする方がコストも工数もかかるんでしょうね。NZで売ってるDVDにもレーティングを表記したでっかいステッカーが貼ってあり、僕は自分で買うたびにそれをはがすんですが、糊が安物なのか、なかなか綺麗にはがれないのです。たまに下地のオリジナルのジャケット部分が破れてしまったりして、とてつもなく悲しい気分になることがあります。

>どっちも聴きたい
まあ、確かにそうですね。ソロアルバムの方がバンドの作品よりも良かった例は稀でしょうけど。


●かえでさん
今回はやけに控えめなコメントですね。本物のかえでさんですか?ささやき技で「ヒーヒヒヒ」とか入れるのを忘れていませんか?

>ホーンの音
「All You Need Is Love」は確かにそうですね。他にももっとこれに似たフレーズが入った曲があったはずと、さっきからビートルズばかりを聴いているんですが、もうよくわからなくなってきました。とにかく「Sgt. Peppers」〜「White Album」〜「Yellow Submarine」〜「Magical Mystery Tour」あたりのあちこちの曲に入っていてもおかしくないフレーズだと思います。ポールの趣味、というよりはどちらかというとプロデューサーのジョージ・マーティンが好みそうな音色です。

>ジェリーフィッシュのSOS
よく覚えておられますね。太平洋を縦断する一本の糸を伝わるSOS、海難救助隊がかけつけてきそうです。


●きんぎょさん
お久し振りです。そうですか、来ていただきたいときは記事中にお名前を出せばいいんですね。これから誰も興味を示しそうにない系統の音楽を記事にする際には、観賞用魚類の話にからめることにします。そのときはまた記事に全く関係のないマイワールドのコメントを入れにきてくださいね。

>レッツゴーじゅん
とりあえずこれは麒麟さんかかえでさんに返事してもらいましょう。いえ、僕が知らないというわけではありませんが、餅は餅屋と言いますからね。

>モトリー・クルー
ここにも引っかかっていただけると思っていました。曲のタイトルを思い出せないことも僕は覚えていましたよ。何の役にも立ちませんが。

>トミー・リー
さすが、すごい雑学ですね。僕はパメラ・アンダーソンのスッピン顔を見たことがありません。もしかして純和風だとかいうんじゃないでしょうね。
Posted by yas at 2007年02月19日 19:02
いっそ純和風なら(涙)と思うほどのインパクトです。顔はキャンバス描き放題ですよ。>パメラすっぴん

思いついちゃったんですけどね。
ここいら周辺に現れる人のテーマ曲(イメージソング?)を集めたyascdって作れそうじゃありませんか?


Posted by きんぎょ at 2007年02月20日 12:38
>そのアルバムの感想文/推薦文書いてみませんか?

………むりです。
だって、私はアルバム聴きながら、ただニヤニヤしてるだけですから。

暑苦しい。重い。くどい。ねちっこい。
これで褒めてることになるなんて思えないでしょ?
Posted by LoonyLuna at 2007年02月21日 20:28
●きんぎょさん
写真見ました。こういうおばちゃん、この辺にいっぱいいますよ。でも、僕はどっちかというとこのスッピンの人の方が愛着持てますけどね。

>ここいら周辺に現れる人のテーマ曲
これ、一応考え始めてみたんですけど、かなり難しいですよ。例えば、ひそそかさんにはローリング・ストーンズの「Sympathy For The Devil(悪魔を憐れむ歌)」とか(一応、タイトルに悪魔って付いてるだけじゃなくて、ちゃんと理由も考えたりしてるんですよ)。でも、全員分となるとちょっと腰を据えて考えないといけません。何人かの方は僕まだそれほどよく存じ上げてないし。という訳で、このお題はもう少し先に取っておいていいですか?

それから、以前頂いたお題(007なのでスパイ映画)、こいつも一応一所懸命考えてきたんですけど、やはり手持ちが少なすぎます。それでですね、元々僕が次のyascdのネタとして考えていた、僕の一番好きなギタリストの特集にしようかなと思ってるんですよ。その人はスライドギターを得意としているんですけどね。スライドギターってわかりますか?左手の指にガラスや金属のバーをはめて、それで弦を押さえながら弾くんですけどね。え、それがリクエストの答えなのかって?ええ、それで、一応そのことも考慮しつつ、あの、スパイ・ド・ギター、なんちゃって…

…すみません。


●LoonyLunaさん
あの方はお年を召してもまだ暑苦しく、重く、くどく、ねちっこく歌われているんですね。で、Lunaさんはそれを聴きながらニヤニヤしている、と。光景が目に浮かびます。いや、僕はLunaさんの風貌を存じ上げないのですが。
Posted by yas at 2007年02月22日 19:28
ヒーヒ・・・ヒ・・・ヒ・・・
もう高笑いの気力も残っていませんよ。ヨロヨロヨロヨロ・・・

地味音にはすっかりご無沙汰をしていたので、各記事にご挨拶回りを始めましたが力尽きてきました。
でもひっかかりがたくさんあるので絡みますよ。

>あのわけのわからんカタカナの羅列だけはやめてくれよな

私にしてみればカタカナになっているだけで御の字です。そのままアルファベットの時は単語を読もうとせずに文様として認識しています。そうでもしないと斜め読みできませんから。いえ、そうまでして斜め読みするなよ!と怒らないで。

ブログ主自身とオーバーラップするという「気弱君の自伝」、是非歌詞を全部読んでみたいですね。もちろん日本語で。

かえちゃんへのコメレスの「閉塞感漂うカリフォルニア」について言及したくだり、なんだかとても好きです。えっと、ただそれだけなんですけど。
だけどハノンの呪いはいりません、ってそうじゃないか、ハノンじゃないのか・・・もうわけわかんなくなっています。

パメラ・アンダーソンはオークションでアラート登録しているのでしょっちゅう出品のお知らせメールが届きます。ただし私が登録しているのはスペイン王室ブランドの子供服「パメラ」。いつも「こんなの私は要りません」と思いながら削除してきましたが、おかげでここで反応することが出来ました。世の中何がどう役に立つかわからないものですね(役に立ったのか?)。地味音の記事で、ここまでマイフィールドに引き寄せる力業に我ながら呆れています。

最後に、デーモン閣下のカバー曲リリースのアルバムはムッシュが買っていました。そこそこ気に入ったみたいですよ。
Posted by ひそそか at 2007年02月26日 22:26
●ひそそかさん
>アルファベットの時は単語を読もうとせずに文様として認識しています
まるでカタカナのときは意味がわかっているかのような言い草ですね(笑)。いえ、冗談です。斜め読みでも、ちゃんと読んでくださるだけで十分ですよ。それで、たまにひっかかって聴いてみたいと思われるのがあれば光栄です。

>歌詞を全部読んでみたいですね。もちろん日本語で。
歌詞だけ読んで面白いものでもないですけどね。じゃあ、これも例のレンタル屋さんですかね。ひそそかさんがこれを気に入られるかどうかわかりませんが、おそらくこのアルバムは僕がブログで紹介しているものの中ではかなり万人受けする方だと思いますよ。

>「閉塞感漂うカリフォルニア」について言及したくだり
こうやって、僕の文章のあの部分がよかったとか、ここが好きとか言ってもらえるのはもの凄く励みになります。この曲だけでも是非聴いてもらって、僕が言ってるニュアンスと合ってるかどうか確かめてもらいたいなあ。

>スペイン王室ブランドの子供服「パメラ」
僕はそれがどういうブランドなのかさっぱりわかりませんが、イメージとしては(歌手の)王様みたいな感じでしょうか。あと、フューチャー・キングス・オブ・スペインというロックバンドがいるんですが、遠縁でしょうか。

>デーモン閣下のカバー曲リリースのアルバム
実は、勝手に抜粋したあのコメント、前フリがありまして、沢山出ているカバーアルバムの中で、デーモン小暮のはいいという話だと。でもあのブログを書いた人は、そっちよりも甲斐よしひろのアルバムの方がよかった、という話でした。だから、一般的にはデーモンのは評価が高いみたいですよ。

Posted by yas at 2007年02月28日 17:53
ちはっす。餅屋です。
(何故餅屋なのかは↑2月19日のコメント参照)
かえで印の餅屋が参上するかと思ったけど、お忙しそうなので麒麟堂で我慢してくださいね。

フィル・コリンズって昔「Susudio」という曲のPVで、フィル・コリンズ顔の蜂をブンブン飛ばしてませんでしたか?音も結構好きだったんですが、映像のインパクトが強くて曲を覚えていません。

>レッツゴーじゅん
正しくはレツゴーじゅんだそうです。したがって、正しくはレツゴー三匹です。

ジャックス・マネキンのこのアルバムは気に入ってます。なんと言ってもピアノ男子ですから。
でも「The mixed tape」の歌詞がこういう意味だとは知りませんでした。
Posted by 麒麟 at 2007年07月13日 22:32
●麒麟さん
どうも、こんな半年近く前の記事を発掘してくれましたね。ありがとうございます。このアルバム、お持ちなんですね。さすがピアノ男子萌え。

フィル・コリンズのその曲は知ってますが、ちょっとPVに覚えがありません。あの顔の蜂ですか、叩き潰してやりたくなりますね。素手は嫌ですが。

>レツゴーじゅん
さすが餅屋。
Posted by yas at 2007年07月14日 18:53
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