2006年12月31日

メリークリスマス!(笑) Daryl Hall & John Oates 「Home For Christmas」

どういうわけだか、先日から脳内でホール&オーツの「Private Eyes」がぐるぐる廻っている。まあ、それはそれで放っておいてもいいんだけれど、どうやらその曲を僕の頭の中で廻らせた張本人がこの文字だらけのブログに来るのを躊躇しているようなので、こうなったらそちらに無理やりトラックバックしてやろうという趣旨の記事を書く。今日はそんなに長い記事にするつもりはないから、気楽に読んでね、鈴木さん。

とはいえ、今さら「Private Eyes」なんて古い曲のことを書いてもしょうがないので、しばらく前に入手した彼らのニューアルバムについて書こうか。

Hall & Oates.jpg Daryl Hall John Oates 「Home For Christmas」

そう、12月2日の記事に書いたとおり、ホール&オーツ2年振りのニューアルバムは、彼ら初のクリスマスアルバム。というわけで、大晦日だというのにクリスマスアルバムのことを書くよ(笑)。まあ、世界で一番早い2007年のクリスマス特集と言ってもいいけど。

トラディショナルなクリスマスソングが5曲、ザ・バンドなど他のアーティストによるクリスマス関連の曲が4曲、それに加えてダリルとジョンが書き下ろした曲がそれぞれ1曲ずつ、計11曲(プラス日本盤はボーナストラック1曲)。ジョンのオリジナル曲は僕がyascdに入れた「No Child Should Ever Cry On Christmas」だ。その記事で僕が「いろんなアーティストに歌われてる」と書いた「The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)」も当然のように(笑)入ってる。

白眉は冒頭の「Overture / The First Noel」だろう。別に敬虔なキリスト教徒でもなんでもない僕だけど、これを聴くと本当に心が洗われるような気がする。まさにホール&オーツの本領発揮、ブルーアイドソウル流クリスマスソング。

その他の曲を聴いてみても、クリスマスをテーマにはしているものの、結局これは1枚の優れたブルーアイドソウルのアルバムにすぎないという結論に落ち着く。僕は決して彼らの熱心なファンでも何でもなく、80年代のMTV時代に一連のヒット曲を聴いていた程度にしか知らない。あ、あとは彼らが僕の大好きなトッド・ラングレンの影響を受けているということぐらいか(実際、「No Child Should Ever Cry On Christmas」なんて、トッドの曲かと思うような節回しだ)。だけど、このアルバムに収められている曲はどれも、あの80年代の数々の名曲と同じ味わいを持っている。それに、二人の歌声が当時から全く変わっていないことにも驚かされる。

もう今年のクリスマスは終わってしまったけれど、来年のクリスマスの頃に何かいいCDはないかなと思うことがあれば、是非このアルバムのことを思い出してほしい。一応上にアフィ貼っておいたけど、何も今定価で買わなくても、きっともうしばらくすれば安くなるから(笑)


さっき「80年代の数々の名曲」なんて書いたけど、もし興味があればこの彼らの全キャリアを網羅したベストアルバムを聴いてみてほしい。彼らが決してそんな一時期にぱっと咲いて消えたヒットメイカーじゃなかったことがわかるから。

H&A.jpg The Essential Daryl Hall & John Oates

この「Essential」シリーズは安くて選曲がいいってのが売りのはずなんだけど、なんだかまたアマゾンではえらく高いなあ。こんなアフィ無視していいから、どこかで安く見つけて買ってね。

まあとにかく、この2枚組CDの、ディスク1中盤からディスク2前半までは怒涛の80年代ヒット曲満載。「Private Eyes」も当然入ってる。さすがに80年代後半中盤から後半にかけての曲はちょっときついなあと思うけど(実際僕が彼らを聴かなくなったのもその頃)、ディスク2後半の90年代から最近までの曲を聴くと、やっぱり彼らって初期の頃から全然ぶれてないんだなあってことがよくわかる。本当に、いいグループだなあ。エヴァーグリーンってくいうのを言うんだよね。これからアルバムが出ることがあれば、ちゃんと買って聴いてあげることにしよう。

以上。鈴木さん、まだ読んでるかな。書き終えてみたらやっぱり長かったね。ごめんね(笑)


というわけで、このブログ始まってからこれがちょうど60回目の記事。7月1日に最初の記事を書いて、丸6ヶ月で一月平均10記事。ほぼ3日に1記事か。よくこれだけのペースで続けられたものだなあ。これもみな、沢山の皆様が(主に音楽とは無関係の・笑)コメントで励ましてくださったお陰です。ありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。では、よいお年をお迎えください。
posted by . at 04:38| Comment(15) | TrackBack(0) | アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
暮れましておめでとう!
クリスマス感覚がおかしくなった遠因に私が関与しているような気がして(まわりくどい)お邪魔します。実は頭をぐるぐるしていると思われるその曲を知りません。試聴するにもモバイルではままならず歯がゆい思いです。
音楽以外のコメ専門だった私ですが、いつのまにか本文と関係あるコメも残せるようになりました。調教されたのでしょうか?
お陰様で私の人生が少し豊かになりました。ありがとうございます。パワーポップもジャケ買いもこれからの私の友達になりそうです。
来年も子どもの喧嘩とトラバで仲良くしてくださいね。
ということで、今年最後は本文と関係ないマイフィールドでコメントしてみました。これぞ正しい参加方法でしょ?
Posted by かえで at 2006年12月31日 16:54
暑中お見舞いメリークリスマス!
ジミオンのお陰で新しい音楽と出会え、世界がひろがりました。ありがとうございました(剣さんの影がすっかりうすくなってしまった‥)。今年は長い記事の書き方を教えて下さいね。今後ともよろしくお願いします。
あけましておめでとう〜。
Posted by カブ子 at 2006年12月31日 20:24
結構頻繁に読みにきてはいるのですが、書き込みはさせてもらっていませんでした。
せめて年の締めくくりだけはと久々に書き込みさせて頂きました。
音楽に関係無いことを書いても怒られない事は知っていましたが、記事を最後まで読まずに書き込むのも許されるという衝撃的事実は最近知りました。来年はもっと気楽に遊びにきます。
どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。
Posted by 市蔵 at 2006年12月31日 22:08
大丈夫ですよ。カソリック教国では1月6日までクリスマスですから。まだまだこの記事いけますよ。

>これを聴くと本当に心が洗われるような気がする
このフレーズに弱い私は、早速HMVに買いに走りました。が...ない!UKのアマゾンにもない!も〜。

でも、EssentialのほうはHMVにありました。お値段も£8.95と、何でも高いイギリスだけど、日本のアマゾンで買うよりずっと安い。ということで、ゲットしてまいりましたよ。

ひゃ〜、この方たちダーティーダンシングの曲とか歌ってたんですねぇ。懐かしい〜。

あ、ニュージーはもう年明けましたね!
新年、おめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたしま〜す。

Posted by minira at 2006年12月31日 23:10
年の瀬の忙しさに紛れ、つい途中まで読んでは、「あとでゆっくり読もっと」ということが最近続いておりました。ごめんねyasさん。
やはりこれからはカブ子さんにならって長い記事は下から斜め読みし、旦那にならってまったく内容に関係のないコメントを書き込むという方法もとってみようかと思っております。って何の決意宣言だか。

もうすぐ2006年が終わります。この界隈に集う皆様のおかげで、とても楽しい1年となりました。
あちこちで出会うyasさんのコメントは、うははと笑わせられたり、じーんとさせられたり、とにかく素敵でしたよー。ありがとうございました!
来年もよろしくお願いします。

Posted by にんじん at 2006年12月31日 23:21
お、にんじん家ではちゃんと年越し時におそばを食べるのですね(^_^;)
うちでは夕食時にニシンそばを食べました♪
閑話休題(^_^;)
洋楽は悲しいくらい分からないはずなのに読み出すとつい読んでしまう
yasマジックな記事の数々でした。本当にありがとうございました。
以前出会った古い音楽でまだ手一杯ですが、少しずつ紹介頂いた曲も
聴いてゆきたいです。
今年は来日(!)の際に会えるといいですねぇ。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
Posted by あんぐれっちーに at 2007年01月01日 02:09
●かえでさん
メリーお正月!
確かにここ数ヶ月のかえでさんの音楽知識の向上には目を見張るものがありましたね。こんな専門用語だらけの長文ブログをいつも真面目に読んでいただいて、ありがとうございます。と同時に、数々のネタのご提供も、ありがとうございました。新着記事一覧を見ても、なんだかやたらとかえでさんがらみのタイトルが見受けられるのは僕の気のせいではないでしょう。

人生が豊かになったとまで仰っていただいて、感激です。これが泥沼への第一歩であることに気づいておられないようで、なによりです。これからも次から次へとかえでさん好みの音楽を押し付けて、財政的には豊かとは言えない状況に追い込んで差し上げますので、覚悟しておいてください。

では、今年も負けず嫌い競争、よろしくお願いします。「負ける」のが嫌いなのにどうして「負けず」嫌いと言うのでしょう?という定番の疑問はさておき。


●カブ子さん
実はこっちはそう暑中でもないんですよ。クリスマスでもないし…
昨年はジャケ担当、お疲れ様でした。あれこれと企画が目白押しで、そそるジャケ特集第二弾にもなかなか着手できませんが、第一弾から1年経ってしまう前には必ず実現しますので、その際には長文コメントをお待ちしていますね。

長い記事の書き方を覚えたいんですか?簡単ですよ。もうこれだけ書けばあの人は読んでないな、ここであの人も脱落したな、と想像しながら無内容の駄文を重ねていくだけでよいのです。あと、最初の段落に漢字を多用するというのも、これから読んでやろうという人たちの気持ちをくじくのにうってつけですよ。

最近プログレ/カンタベリー関連記事はご無沙汰ですが、先日ようやくディス・ヒートの6枚組ボックスを聴き終えたので、近いうちにそれも記事にしますね。6枚組相当の記事の長さを想像するにつけ、僕でさえもう読むのが嫌になっています。


●市蔵さん
昨年は某所で救いの手を差し伸べていただき、ありがとうございました。いつもあちこちで市蔵さんのクールでありながらウィットに富んだコメントを楽しみにしています。

>記事を最後まで読まずに書き込むのも許される
そもそも記事など一語も読まずに書いているのではないかと思しきコメントも山のようにありますから、もしこれまでご遠慮されていたのなら、これからはもっとお気楽極楽に書き込んでください。書き込みやすいように、もう少しエ○ゾウさん向けの記事も増やすようにしますから。


●miniraさん
もうこちらでは元日のお昼になるところですが、そろそろそちらでも年が明けられたころでしょうか。先ほど貴ブログに来年もよろしくと書いたばかりですが、今年もよろしくお願いします。

え、このCD、早速買っていただけたんですか?こうして僕の紹介したものをすぐ買っていただけるというのが、こういうブログをやっている身としては何よりも嬉しいです。お気に召していただければいいのですが。タマス・ウェルズのCDも早く届けばいいですね。

これからminiraさんに買っていただきたいものがあれば、「心が洗われる」の一文を入れればよいのですね。たとえそれがデスメタルやハードコアパンクであろうとも。


●にんじんさん
どんな話であろうがマイフィールドに持ち込むという荒技はにんじんさん特許じゃありませんでしたっけ?ささやき技の発明といい、名古屋人の独創性を思う存分発揮されていますね。今年は一体何をやらかしてくれるのか、楽しみにしています。

僕のこの年末の思い出といえば、やはりアレ。せっかく事前に入手させていただいたにもかかわらず、記事として実現できたのは年の瀬ぎりぎりだったというのが残念でしたが、それでも少しはこの界隈で話題にすることができて、なによりでした。いつもお忙しそうにされていますが、その結晶がアレなのかと思うと、早く次のを見てみたい僕としては、いつも忙しくしてろ!と思ってしまいます。過労死しない程度にお願いします。


●あんぐれっちーにさん
読んで頂いているのですね。ありがとうございます。いつも訳のわからない長文ばかりですみません。

去年後半のこの界隈でのおめでたいニュースといえば、やはりぐれこ君誕生!でしたね。マメなあんぐれさんのお陰で、まるで僕らも産院の待合室にいるかのような臨場感を味わわせていただきました。そろそろ4ヶ月ですね。これからどんどん笑ったり喋ったりするようになり、今まで以上に子育てが楽しくなる時期でしょう。あちこちのコメント欄での子育てレポート、楽しみにしていますね。

東京(及び近辺)の方々とは去年何度もお会いする機会があり、そのどれもが思い出に残る楽しい会だったので、今年は是非大阪(及びその近辺)の方々とお会いすることを僕の目標とします。なるべく桃の季節を狙いますので、その際にはよろしくお願いします(笑)
Posted by yas at 2007年01月01日 08:19
唯一知っているイエスの曲名が「ロンリーハート」だったことがわかり、実に音楽面で充実した一年でした。と2006年を振り返ってみました。
ホール&オーツの「プライベートアイズ」は一時期私の携帯の着メロでした。

今年は関西方面にも来てくださいね!
Posted by きんぎょ at 2007年01月01日 11:16
ピンポーン、やや、どうも、あけましておめでとうございます。
トラックがバックしてるのにようやく気がつき、今頃お邪魔させていただいとります。やや、これ、つまらないものですが。おかきです。

一日中private eyes なのは張本人のこのわたしでございます。台所などで、楽しく歌っております。They see your every move.おっかない。ストーカーでしょうか。

記事はいつも一応全部読んでみるのですが、高度すぎてちんぷんかんぷんなのです。yasさんはきっと、古今東西CD研究で修士・博士も取れるでせう。
あなたは学者です。

ホリル&ダーツ(違!)のことを教えていただきありがとうございました。
また何か譜面のご要望がございましたらいつでもどうぞ。それではメリークリスマス。
Posted by 鈴木 at 2007年01月01日 13:59
あけましておめでとうございます。

もうクリスマス・アルバムいりません(笑)。

ホール&オーツは、いつだって素敵ですが、アトランテック時代が最高です、と個人的には思っています。まぁ爺の戯言ですけどね(爆)。現役のミュージシャンに対しては、最新作がベストだと考えてあげるべきだとも思ったりします。
Posted by falso at 2007年01月01日 14:08
●きんぎょさん
出ましたね、全曲コメンター。僕のブログのコメント欄もほぼ常連の皆様で固定しつつあったところ、年の瀬も押し迫ったあの時期にきら星のように現れた詳細面白コメントは実に衝撃的でした。「ロンリーハート」、もしかして間違ってるかもしれませんが、そんなことはお互いにとってさほど大きな問題ではありません。今年もきんぎょさんのマイフィールドでのコメント、期待しております。今年はどんな無茶をしてでも一度は必ず関西遠征をする予定にしていますので、その際には万難を排してご参集くださいませ。


●鈴木さん
やっと来ましたね。お待ちしていました。おかき、有難く頂戴いたします。実を言うと、鈴木さんに酷似したキャラのみかさんという方に頂いたCDへの感想をこのブログに載せるべきかどうかをしばらく悩んでおりました。一般には流通していないであろう音源のことを書いてしまうのはあまりにも楽屋落ちかと断念してしまったのですが、CD自体は楽しませて頂きました。と、みかさんにお伝えください。

学者などと言われてむずがゆい気分です。実はこのブログを書いていていつも自問自答しているのですが、なにぶん僕の書いている内容など、ちょっと音楽のことをご存知の方にとってはまるっきり素人丸出し、一方であまり音楽のことを知らない方には専門用語多発のやたら小難しいもので、いつもどっちつかずの中途半端なものになっているのではないかと悩んでいます。今年は是非その辺を打破し、一般の方向けに書く際には冒頭に「葉っぱじゃないよ、カエルだよ」でお馴染みのAA「ё」などをつけて区別しようかと考えています。このサインを見たときには是非お立ち寄りください。


●falsoさん
僕はつい数日前、近くのCD屋で「Abandoned Lancheonette」のCDを約800円で見つけたにもかかわらずスルーしてしまった愚か者です。この正月休みがあけないうちに再訪して手に入れてくることにします。

>現役のミュージシャンに対しては、最新作がベストだと考えてあげるべき
このご意見にはおとそ酔いを醒まされた気分です。感服しました。おとそなど飲んではおりませんが。
Posted by yas at 2007年01月01日 18:54
しょっちゅう、お見舞ーいいたしーまーす。今年ーのふーゆはいかがーですー♪
(こんな歌しらへんやろ。へへへ、悔しかったらみかポンに聞いてみ)
こんばんは、ジョージです。
暮れから山奥に籠もっていまして、先ほど自宅に戻りました。
飲み会に誘ったらNZからでも飛んできそうなyasさん、昨年はお世話になりました。今年もまた飲みましょうね。
Posted by ジョージ at 2007年01月01日 23:26
●ジョージの旦那
どもども、明けましておめでとうございます。みかちゃんに聞けばいいということは、それは所ジョージさんの歌ですね。

先日の品川での飲み会、僕は真剣に飛行機のチケット代と空席状況を直前までチェックしていました。交通情報センターの○○さんみたいに声だけの参加だったのが残念でなりません。遠くない将来に次回があることを期待しています。次は何食いに行きましょうかねえ。
Posted by yas at 2007年01月02日 17:18
明けましておめでとうございます!
ホール&オーツって有名すぎて、ついつい避けて通っておりました。知名度で決めちゃダメですよね〜。
yasさんの長文記事はもちろん、コメント欄でのやりとりもとっても面白いです。
今年もまた音楽に憑かれた人間の喜びと葛藤を見え隠れさせて下さい。
今年もどうぞよろしくお願い致します!
Posted by クロム at 2007年01月02日 18:14
●クロムさん
あ、お帰りなさい。明けましておめでとうございます。

ホール&オーツあたりの、昔はメジャーだったけど今はマイナーレーベルで細々やってるような人たちが実は一番注目されにくいんですよね。他にはピーター・フランプトンとか、グレアム・パーカーとか。彼らなんかを取り上げるのって、このブログのタイトルにも反するかなとは思ったんですが、そういう意味で再度スポットを当ててみようと思いました。

こちらこそ、今年もよろしくお願いしますね。
Posted by yas at 2007年01月03日 21:07
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