2006年10月14日

Glenn Tilbrook Live In Tokyo (Part 2)

Glenn.jpg

さて二日目。今日は昨日にも増して思い出に残る夜になった。今日はちゃんと開場前に着いたのだが、僕のチケットの整理番号は41番。これだと今日はいい席は無理かなと思っていたら、なんと正面一番前の席がまたしても空いていた。昨日はマイクスタンドやや右で、今日はやや左って感じ。ちなみに昨日と今日の写真は僕が撮ったものではなくて去年の来日時の写真をオフィシャルサイトから拾ったものなんだけど、今日の僕の位置からだとこの上の写真と同じ角度で見えた。今日の位置だとピアノを弾いてるときにもちゃんと顔が見えるし。場内で一番いい席と言っても過言ではないようなところ。なんで空いてたんだろう。

下に曲目表を載せるけど、今日はアンコールを含めて昨日より2曲多い全32曲。そのうち14曲が昨日とダブっている(はい、ここで算数の問題です。昨日と今日で僕は合計何種類の曲を聞いたことになるでしょうか?)。印象に残ったことを時系列に沿って書いていこう。

1曲目「Without You Here」。これにはびっくりした。なぜって、実は今日の昼にスクイーズのことを少し知ってる友達と、僕のあまり好きでない「Domino」というアルバムからようやく見つけた好きなこの曲を今日リクエストしようかな、なんて話してたところだったから。しっとりとした、いいオープニング。

最初の数曲をギターで演奏した後ピアノに移るのは昨日と同じ展開だったのだが、そのときに彼が話したこと。「初日はピアノ使わなかったんだけど、昨日は使ってみたよ。あんまり上手じゃないんだけどね」。そこで僕が「上手かったよ」って言ったら、「そうだろ?」だって。ちゃんと目が合って話してしまったよ。嬉しい。

ピアノで弾き語りした中の一曲「Last Time Forever」の途中で急に演奏を止め、「ごめん、鼻水が出てきた」ってタオルで拭いてからまた始めたのが可笑しかった。あんなシリアスな曲の途中で(笑)

昨日と同様、スケッチブックをフリップボードとして使って色んなメッセージを伝えようとするのだが、今日新たに出てきたメッセージは、「僕の友達のクリス・ディフォードの新譜を買ってください」。昔の記事に書いたけど、クリスってのはグレンと共にスクイーズのキーメンバーだった人。最近ニューアルバムを出して、それが今回の会場の入り口でも、グレンのCDと並べて売られていた。で、そのメッセージをめくると、「僕のCDを全部買ってからね」(笑)

15分の休憩後3曲目、「オーケー、次はまたリクエストの曲を演ろう。これはyasから。君、今日はラッキーな日だね」と紹介されて「Vicky Verky」が始まった。本当は名前呼ばれたら返事してやろうと思っていたのだが、あまりにびっくりして声も出ないうちに曲が始まってしまった。でもその曲への歓声はけっこう大きく、皆が待ってた曲だということもわかった。僕がリクエストしたんだよ、って自慢してやりたかったよ。

今日のカバーの一曲、ジミ・ヘンドリクスの「Voodoo Chile」。これには驚いた。オリジナルそのままの演奏をアコースティックギターで完璧にこなす上、ギターを頭の後ろに持っていって弾いたり、マイクスタンドに擦り付けて弾いたり、すっかりジミヘンになりきってたよ。でも、頭の後ろにギターを持っていったまま急に演奏を止め、「ジミが亡くなったのは27歳のとき。その頃の彼は僕より少しスリムだったはずだから、お願いだから僕の腹より下は見ないでおいて」だって(笑)。

他にも驚いたのは、「The Truth」演奏中に(演奏を止めずに)一瞬で6弦のペグをぐるっと緩め、低音弦でドローンのような音を出し始めたこと。あんなの初めて見たよ。

「Hourglass」演奏後、またフリップボードを取り上げ、「僕の友達のクリス・ディフォードの新譜を買ってください」を見せながら、「今の曲もこのCDに入ってるから」って言ったはいいが、その後おもむろに「僕はただページを順番にめくってるだけだよ」ってまた自分のCDの宣伝に(笑)。もう全編にわたってこういうジョークが満載だった。

「Up The Junction」を12弦で弾いている途中で弦が切れ、ギターリフの続きを観客が声で歌うなど楽しい場面も。アンコールのラスト「Black Coffee In Bed」でも、コーラス部分を観客に歌わせ、自分はアンチョコを見ながら日本語で「明日も来てくださ〜い」とか歌い出して、でもその後日本語が続かないもんだから、「コンバンハ〜」とか歌って大爆笑。

最後にお知らせがあったのだが、明日の2時から渋谷のヤマハでフリーコンサートを演るとのこと。うーん、明日はどうしても抜けられない大事な用があって行けない… 僕の記事を読んで行ってみたくなった方がおられたら、これどうでしょう?タダですよ(笑) あと、元々明日と明後日は当日券は出ないとのことだったけど、今日受付の人に訊いてみたら「出るかも」とのこと(チケット売れてないのか!)。どなたか日曜一緒に行きませんか?(笑)。

さて最後に一番嬉しかったこと。コンサートが終わってしばらく隣の人と話した後に外に出たら、なんと外から戻ってきたグレンとすれ違った。「いいショーだったよ」って言ったら、背中をぽんって叩かれて「ありがとう」って。もう嬉しくてそのまま彼についてまた会場内に戻る。既にバーカウンターのところには列ができており、皆でサインをもらったり一緒に写真を撮ったり。僕もチケットの裏にサインをもらい(今はスキャナーがないので、後日ここに載せます)、一緒に写真を撮ってもらった。

「『Vicky Verky』リクエストしたの僕ですよ」とか、(本来クリスの持ち歌の)「『Cool For Cats』なんてリクエストしてごめんなさい。でも貴方の歌うあの曲を聴いてみたかったんですよ。あ、もしかして歌詞知らない?」とか言ってみた(「知ってるよー」って返されたよ)。ほんの1〜2分しか話せなかったけど、すごく思い出に残る瞬間だった。

果たして明後日の最終日、僕にとってこれ以上いいイベントになることがあり得るのだろうか。チケットの整理番号は今日に輪をかけて悪い63番。どうやって一番前に潜り込もう…(笑)


1  Without You Here
2  Reinventing The Wheel
3  Piccadilly
4  Who's That?
5  The Waiting Game
6  Last Time Forever
7  Tempted
8  Jolly Comes Home
9  Hostage
10 Annie Get Your Gun
11 Wichita Lineman <グレン・キャンベルのカバー?>
12 Yap Yap Yap
13 Vanity Fair
14 Parallel World
15 Oh Well <フリートウッド・マックのカバー>
16 Another Nail In My Heart

17 This Summer
18 I'm A Believer <モンキーズのカバー>
19 Vicky Verky
20 Walk A Straight Line
21 Voodoo Chile <ジミ・ヘンドリクスのカバー>
22 The Truth
23 In Quintessence
24 Hourglass
25 Untouchable
26 Up The Junction
27 She Doesn't Have To Shave
28 Goodbye Girl
29 Slap & Tickle
30 Is That Love

31 They Can't Take That Away From Me <ジョージ・ガーシュインのカバー>
32 Black Coffee In Bed
posted by . at 00:38| Comment(9) | TrackBack(1) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うーん、やっぱり英語で会話できるっていうのはいいですねー。
なんか楽しそうだなー。
ところで、yasさんの他に「昨日も来ていた」っていう人はいましたか?
日本にいる間にGlennさんに顔覚えてもらえるといいですね(^o^)
#ん?もう覚えてもらったのか?

明日は渋谷のヤマハに2時かぁ。
ちょっと(というよりほとんど)無理だなぁ。うーん、残念だ。

日曜日は朝から奥多摩へハイキングだし。
ライブには行けないけど、山のいい空気を吸ってきますね。もう紅葉始まってるかなぁ?
あ、ハイキングの様子はちゃんと記事に書きますね。
Posted by ジョージ at 2006年10月14日 01:09
虫さん、こんばんは。
2日目、バージョンアップしてますね。
コンサートの様子が手に取るようにわかります。楽しそう楽しそう!!

今日お友達と噂していた曲が1曲目!? 不思議な偶然! そういうことってぞくぞくしませんか?

「Vicky Verky」ってyascd 002 PowerPop 古今東西の記事に出てますね?(よく勉強してるでしょう?笑)
ふーむ、これはスクイーズの初期に入るんですか? ファンには人気の曲なんですね。

>「The Truth」演奏中に(演奏を止めずに)一瞬で6弦のペグをぐるっと緩め、低音弦でドローンのような音を出し始めた
うわー、これ聴いてみたい。聴いてみたいけどiTunesで売ってないんですよね(涙)。いいなーライブって。こういうのが醍醐味ですよねぇ〜。

今日はグレンさんととっても密になれたんですね。背中をポン?
くーっ! それはうれしい出来事! わかりますよ〜!
私もおっきいお腹を剣さんに触ってもらったときは嬉しかったですもん。
嬉しすぎて、翌日にきみどりが生まれちゃいました。(と、告白してみた)
Posted by カブ子 at 2006年10月14日 01:21
答えは62曲、ライブではひとつとして同じ曲はないから。あるいは82曲?何をリクエストしようかと、持参したCDを聞きこんだから。

凄く素敵な一日でしたね。高校生なら鼻血出してますよ。やすさん大人でよかった。日本人は聞き取りが苦手だけど英語教育が行き届いていて書き言葉なら分かるということが知られていてのフリップ技なんでしょうね。やすさんが分からないことを承知で書き込みますが、日本の芸人で今、歌いながらフリップをめくっていく、ヒライケンジという人がいます。ギャグがその人のネタにも似てます。日曜日、フリップをめくっている時に、ヒライケンジかよ、と小さくつぶやけば周りの日本人数名はきっと笑うでしょう。

ステージ前が空いていたのはいかにもいじられそうな席だったからでしょうか。日曜日も空いてますように!で、もっと熱いピロートークが繰り広げられることを期待します。

本日2時、ジミオンオフ会が開かれるかも知れないですね。ブログ主不在のまま…。
Posted by かえで at 2006年10月14日 04:47
ステージ前の席、もうyasさんの指定席じゃないですか?今日は来てないねえ、なんて。

どういう格好(赤T?)で参加しているのか興味あるなぁ。

カバーもいいですねぇ・・・

ほんとに高校生ぐらいでこんなこと経験したら、人生変わっちゃうね。
Posted by LoonyLuna at 2006年10月14日 07:58
ああ、雰囲気が伝わってきて、読んでるこっちも楽しくなるレポートでした!
いいなぁ・・・。在京だったらyasさんのお誘いに乗ってライヴに行ってしまいそうです♪
あ、英語が話すのはもちろん、聴くのも読むのも人より遅いから、反応が遅れてモダン
チョキチョキズの「フィリップ君ショー」状態ではないかと思うので、
それでもよろしければ、の条件付きですが(意味不明)
Posted by あんぐれっちーに at 2006年10月15日 02:15
>どうやって一番前に潜り込もう…(笑)
すんまへん、ちょっと緊急事態発生なんですわ。ちょっとあけとくなはれ。ごめんやっしゃ、ごめんやっしゃ、とモゴモゴつぶやきつつ前にもぐり込んでゆくんじゃ。健闘祈る。
Posted by 青グリン at 2006年10月15日 12:09
こんにちわ。

良いね~、羨ましい。
昼間、そっちに向かって(推測)、おもいっきり石を投げたので、明日の夕方頃に窓ガラスが割れているかも~(笑)。
Posted by falso at 2006年10月15日 22:01
あれ?
仲良くなりすぎてスタッフになって、どっかに行ってしまったのでしょうか。
それとも本当に鼻血出して寝込んでるのでしょうか。

まさか誤って虫下し飲んだんじゃないですよね?更新待ってます。
Posted by かえで at 2006年10月16日 09:50
●ジョージの旦那
丁度一週間前、ライブから帰ってきた僕がこの記事を書いていたときに、カスタムチャットで旦那とカブ子さんがじろじろ見ていたのを思い出します。1ゲット、ありがとうございました。

今回のライブ、もしかすると僕のように複数日来ていた人の方が多かったのでは。5日間制覇という人も珍しくはなかったですし。でも終わってみると、その価値はあったと思います。同じ曲を演っても毎日違うし。

ハイキング、いいですね。NZもいい気候になってきたので、そろそろ僕も週末ハイキングの計画を立てます。そのうち一緒に行けるような機会があればいいですね。


●カブ子さん
こういう偶然は楽しいですね。本当に偶然の神様がいるのかなと思えてしまいます。「Vicky Verky」は結局この日しか演らなかったようです。これも偶然の神様の仕業かも。

いつも僕の紹介する曲をその場でiTunesで試聴して買ってくださるカブ子さん、こんな読者さんがいることをホコリに思います。ホコリに当てはまる字を考えてください。

きみどりちゃん誕生前日にコンサート行ってたんですか?それは豪傑。


●かえでさん
僕が考えていた回答以上に正解です。かえでさんの仰るとおり、同じ曲を演奏してても、ソロの取り方が違ってたり、途中でとちったり、観客のノリが違ったり、最早それらは「同じ曲」ではなかったです。

実はフリップ技のうち「CDを買ってください」は日本語だったのです。他にも日本語フリップはありました(かえでさんの揚げ足を取ってるんじゃなく、僕だけが英語をわかってるようなことを書いて自慢してるんじゃないですよってことを照れながら説明しているのです)。こんなところにも、観客に楽しんでもらおうという彼の姿勢がよく現れてますよね。せっかく教えていただいたヒライケンジ、言うのを忘れていました。ごめんなさい。

14日14時、結局このブログの読者の方は参加されなかったようですが、他のブログを読むと、それも楽しかったようです。参加できなかったのは残念でしたが、僕は他の楽しいイベントに出られたのでよしとします。音楽系の話ではないのでここには書きませんが。


●LoonyLunaさん
この日は赤Tでなく、オカヴィル・リヴァーのライブのときに買ったタコTでした。そんなものに興味がおありでしたら一応レポートしておきますが、初日は会社帰りなのでスーツ、二日目はタコT、最終日はブライアン・ウイルソンのスマイルTシャツ(最終日レポートの写真)での参加でした。

カバー曲、いいでしょう。観客の年齢層も考えて、その人たちが聴いてそうな曲を選んでるんでしょうね。


●あんぐれっちーにさん
>モダンチョキチョキズの「フィリップ君ショー」
聴いたことはないですが、なんか面白そうですね。今から渋谷にCD掘りに出かけますので、見かけたら買ってみます。


●青グリンさん
ごめんなさい、せっかく健闘を祈っていただいたのに、大阪のおばちゃんにはなりきれませんでした。でもまあ、真ん中ぐらいの席もそれはそれでよかったですよ。高い位置から見れたし。やっぱり物事はいろんな角度から見ることが必要だと(物理的にも)思いましたね。


●falsoさん
コメントの返事が遅れたので間の抜けた感じになってしまいますが、丁度falsoさんが石を投げられた日あたりにハワイで地震がありましたね。方向の見当違いもはなはだしいです(笑)。


●かえでさんアゲイン
こういうコメントを頂くと、本当に嬉しいです。虫下しを飲んだわけではありませんが、この一連のライブレポート以降、本当に更新が止まってしまいました。毎晩飲み会やらなんやらで睡眠時間が3-4時間なのです。明日、帰りの機内では記事の下書きなどせずに眠ることにします。
Posted by yas at 2006年10月21日 09:08
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