2011年12月24日

その後のメリー・クリスやすcd

年末恒例となりつつある(といってもまだ2回目だけど)、いつものグレン仲間による年間ベストアルバム発表会が今年も某県Hさん宅で開催されることになった。メールでやりとりをしていた際にでてきたTomからのこんなリクエスト(縛りともいう)が。「せっかくだからプラス1として一人一曲クリスマスソング、あるいはそれっぽいのを入れて欲しいな」。

クリスマスソングかぁ、そういえばもう長いこと意識してクリスマスソングって集めてなかったな。この発表会のベストアルバムの定義は、「今年発表されたCD」から「今年買ったCD」まで参加者のCD購買数によって縛りのきつさがまちまちで(僕は当然前者)、このクリスマスソングも同様。というか、ただでさえ音楽の嗜好が似ているこの仲間内で「今年発表」なんて縛りを入れてしまったらもうその時点で選曲がかぶりまくるのが見えているから、本編のベストアルバムよりもゆるい縛りにならざるを得ない。

そんなゆるい縛りは僕としてはなんだか選んでいてつまらないので、あることを思いついた。2006年の12月にこういう企画のyascd記事を書いたのを、昔からこのブログを読んでくださっている人なら覚えてくれているだろう。あれからもう5年。意識してクリスマスソングを集めていなかったとはいえ、探してみたらやっぱり何曲かめぼしいのが見つかった。

そうだ、あの「メリー・クリスやすcd」の続編、というか後日談みたいな選曲にしてみようか。2006年時点で止まってしまっているこのブログのクリスマスをそれから早送りして、2007年から今年まで年一曲ずつ、僕にとってのそれぞれの年のクリスマスを代表する曲を選んでみよう(といっても、うまく埋まらなかった年もあるので、今回の企画が決まってから後追いで買ったCDもあるんだけど)。

というわけで、「一人一曲」というルールを無視して(発表会でまたみんなに顰蹙を買うのが目に見えるようだ)、『その後のメリー・クリスやすcd 2007-2011』全5曲はこんな感じになった。


I Don't Want To Fight Tonight.jpg
2007年
アソビ・セクス (Asobi Seksu)
Merry Christmas (I Don't Want To Fight Tonight)

最初に僕がこの人たちのアルバムをオークランドのリアル・グル―ヴィーで見かけたときは、このなんだかふざけたバンド名が理由で聴く気がしなかったんだけど、気付いてみたら僕の手元には彼らのCDがほとんど揃ってしまっている。そんなに熱心に聴いているつもりはなかったんだけど、いつの間にか自分にとってはちょっと気になるバンドになってしまっていた。けっこう病みつきになる音。

これは、07年に出たシングル。今アマゾンにアフィリエイトを貼って知ったんだけど、500枚限定だったんだね。ラモーンズのカバーだというのは言われるまでわからなかった。シューゲイザー系のバンドって中途半端に凝りだすとどれ聴いても同じように聞こえてくるんだけど、こういうのは純粋に気持ちいいね。


Happy New Year 2008.jpg
2008年
スクール (The School)
Kiss You In The Snow 『Happy New Year 2008』

1年半ほど前に記事にした彼女らが、それよりはるか前、08年に所属レーベルであるスペインのエレファントのクリスマスEPのために作った曲。僕が持っているのはクリスマスっぽい白い7インチ。当時CDシングルとどっちを買おうか迷ったんだけど、やっぱりカラー・ヴァイナルの魅力には負ける。なので、このミックスCDに音源を入れるために、同じくエレファント・レコーズから出ている『Yo, Tambien (Me Too)』というサントラのCDを最近買った。前の記事にも同じようなことを書いたけど、これも60年代テイスト満載のいい曲。この人たち最近話聞かないけど、どうしてるのかな。


Christmas.jpg
2009年
ペット・ショップ・ボーイズ (Pet Shop Boys)
It Doesn't Often Snow At Christmas 『Christmas』

今回のセレクションで唯一過去に記事にしたことのある曲。てっきりこのEPが発売された09年のクリスマス時期に書いたと思い込んでいたけど、実際にブログに載せたのはそれから半年近く経ってから(しかも記事の内容はほとんどスザンナ・ホフスについて・笑)だった。人の記憶って曖昧。

季節ものシングル曲ということでどのアルバムにもベスト盤にも収録されていないけど、これ彼らの他のヒット曲と比較しても決して引けを取らない名曲だと思うんだけどな。これをライヴで聴こうと思ったら、偶然クリスマスの時期に来日してくれるのを待つか(まあありえないけど)、あるいはどこかの国で彼らが12月頃にライヴを演るのを見計らって観に行くしかないのか。相当ハードル高いなそれは。ライヴで観られなさ度という意味では、グレンの「Cool For Cats」よりもレア(笑)


Christmas Special.jpg
2010年
ボーイ・リースト・ライクリー・トゥー (The Boy Least Likely To)
A Happy Christmas Baby 『Christmas Special』

10年のはなかなかいいのが思いつかず、どうしようかなと思っていたところ、先月出張で訪れたロンドンのレコ屋にこれの在庫が残っているのを発見。一年前は買おうかどうしようか迷いながら結局見逃してしまって(結果、廃盤になってしまって)いたのを、運よくゲット。とはいえ、僕はこの人たちについてはそれほど詳しいわけじゃない。よく訪れる友だちのブログで何度か名前を見かけ、試聴して気になっていた程度。聴いてみたら、予想通りの宅録ポップという感じでなかなかよかったよ。よく似たジャケのオリジナル・アルバムも買ってみようかな。


For Folk's Sake It's Christmas 2011.jpg
2011年
レジャー・ソサエティ (The Leisure Society)
Christmas Mistakes 『For Folk's Sake It's Christmas 2011』

一方、11年は僕がすでにクリスマスソング探そうモードに入っていたせいか、結構たくさんの候補の中から絞り込むことになった。その中から、僕の今年のクリスマスソングとして選んだのが、先月ロンドンでフリーライヴを観たばかりの彼らのこれ。上にリンクしたチャリティーアルバムに収録されている。このアルバム、数量限定だというから、sinさんのツイートで知ったときに即座にオーダーしたのに、クリスマスの今になってもまだ送られてこない。まあ、その場でダウンロードした音は手元にあるから別にいいんだけどね。

で、これがまたレジャー・ソサエティ節炸裂のすぐれものクリスマスソング。思い返してみれば、今年は超優良セカンドアルバム『Into The Murky Water』のリリース、さらにそのアルバムにデモディスクをつけたバージョンの発売(そういうやり方は気に入らないものの)、ロンドンでのライヴ、そしてこのクリスマスソングと、レジャー・ソサエティは僕にとってはなにかと縁のあったバンドだったなあ。


という全5曲。yascdカテゴリーに入れるにはちょっと寸足らずだけど、もともとが2011年のベストアルバム全10曲のボートラ扱いだから、変則的だけどまあよしとしよう。なんなら2016年ごろにあと5曲追加して独立yascd mini登録してもいいし、もしくは2026年に全20曲のフルバージョンyascdにすることも検討してみよう。

それでは、みなさんよいクリスマスを。


posted by . at 08:34| Comment(4) | TrackBack(0) | yascd | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>ライヴで観られなさ度という意味では、グレンの「Cool For Cats」よりもレア
ここウケました。この基準分かりにくっ! けれど新しい単位として認定させていただきます。この場合100 Cool For Catsくらいでしょうか。

ボートラっていいですね。得した気分になります。
もちろん2016年も2026年も2036年も楽しみにしていますよ。
Posted by ひより at 2011年12月27日 21:25
■ひよりさん
新しい単位の認定ありがとうございます。YouTubeなどを見ると、どうやらあのときの京都がきっかけになったのか、グレンはあれから何度か「Cool For Cats」を演奏しているようです。でも、映像を観る限りではなんだか気を抜いた演奏が多く、あのときの緊張感はもう二度と味わえないのではないかと勝手に思っています。と、これぐらい説明すれば基準がおわかりでしょうか。ひよりさんも、「あの曲は→PJ←のライヴでは聴くことはできないだろう」というのを新しい基準に設定してください。僕がたまたま行った東京のライヴでその曲を聴いてうらやましがらせてあげます。

はい、ボートラは普通買った人を得した気分にさせるために収録されているものです。僕が作ったこのCD-Rのボートラは「ちゃんと1曲に絞れよ」と迷惑がられてしまいましたが。

2016年は記念すべきジミオン10周年です。壮大なクリスマスCDを計画しておきますね。2026年にまだこのブログが続いているか定かではありませんし、2036年にはおそらく僕はこの小さい文字を読めなくなっているはずです。そのときは代筆お願いします。
Posted by yas at 2011年12月29日 00:26
クリスマスも終わり、お正月も終わり、日常生活に戻りました。じみだ〜

クリスマスcdは全部箱にしまいました。年に一度お祭りのようなものですね。あの昼が短くなっていく時期に、もうすぐ楽しいことがあると思いながら聴くのがたまりませんね。

2016年はどんな年なんでしょうね。
Posted by Luna at 2012年01月15日 12:08
■Lunaさん
一年中で一番クリスマスから縁遠い月にわざわざ来られましたね。いらっしゃいませ。おひさしぶりです。

僕は年始ちょっと長めに帰省していた後、帰宅してすぐに米国に出張に出かけ、先週末にようやく帰ってきました。遅ればせながら今日からやっと日常生活に戻った感じです。

12月の中旬以降が懐かしいです。やっぱりあの頃の高揚した気分は何にも代えがたいですよね。と、一年で一番クリスマスから縁遠い月にふと思いました。

2016年は僕が思うに、きっと申年です。
Posted by yas at 2012年01月17日 00:04
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