2011年10月29日

Scrappy Jud Newcomb / Matt The Electrician / Bruce Hughes / Jim Boggia live in Yokohama

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Д ステージに陣取っている4人のメンバーのうち、2人は曲はおろか名前すら聞いたこともなく、1人はこのライヴのために中古で見つけたアルバムを1枚持っているだけ、残りの1人だけを目当てに来てみたこの日のライヴ。期待以上という言葉がずいぶん控えめに聞こえてしまうほど凄いものだった。

Д ただでさえ忙しい週にバンコクの洪水問題なんかも絡まってきて、もしかしたら会社抜け出すのは無理かもと思えるほどだったけど、例によって夕方から周囲を一切無視。無事開場前に横浜Thumbs Upに到着。初めて来たけど、こんなショッピングセンターの中にあるんだね。

Д 一週間ほど前から咳も止まらず、体調的にも結構最悪に近かったけど、そんなあれこれを抱えながら来てよかったと本当に思ったよ。この週末は鎌倉で連日ジム・ボジアだけど、最初で最後かもしれないこの4人の組み合わせを見逃すことにならなくて本当によかった。

Д そんな感じでちょっと無理して早抜けした仕返しで全然ブログを書く時間が取れないんだけど、明日は飲み会、あさってはもう鎌倉初日、ということで、なんとか急いで書いてしまわないとあの素晴らしかったライヴの記憶が薄れてしまう。ということで、4年ぶりに箇条書き風ライヴレポート。なんとか1時間ぐらいで書けるかな。

Д 開演時刻の19時半ちょうどぐらいだったかな、メンバー4人が揃ってステージに出てきたのは。とは言っても、開演前からみんなそのへんをうろうろしたり、ファンと歓談していたりしたんだけどね。客席にはいつもあちこちのライヴで見かける顔がちらほら。客席はほぼ満員だね、すごいな。

Д ステージ左から、ジム・ボジア、スクラッピー・ジャド・ニューカム、マット・ジ・エレクトリシャン、ブルース・ヒューズの順にスツールに腰掛ける。いや、マットが腰掛けているのはカホンだね。カホン大流行り。ブルースはボディもピックガードも白っぽい(でもかなり使い込んでくすんだ色の)フェンダーのプレジション。あと2人はアクースティック・ギター。両方ギブソンだったかな。

Д 今回はまずまずの整理番号で、座った席もそれほど悪いわけじゃなかったんだけど、ちょうど運悪く僕とジムの間に何人もの観客が座ってしまったせいで、お目当てのジムのことはほとんど見えず。でもまあいいや、週末たっぷり観られるからね。今日はこの日がツアー最終日のあとの3人をじっくり観よう。

Д だめだ、やっぱり眠すぎ。もう今日は書けない。明日の飲み会はたぶんエンドレスになるだろうから、土曜日に鎌倉に出かける前にがんばって早起きして続きを書こう(いくら鎌倉まで出かけるとはいっても19時開場に間に合う時刻に起きるのを普通は早起きとは言いません)。ではひとまず寝ます。


Д というわけで今は土曜日。この上の段落までは木曜日の夜中に書いたもの。なんとか午前中に起きることができたので、続きを書こう。ちょっと記憶も薄れてきたし、二日酔いと隣のマンションの工事の音で頭がズキズキするけど、なんとか最後までもつかな。

Д 自分の一番好きな曲をライヴの1曲目に持ってこられてしまったときの喜びともったいなさ感をどう表せばいいんだろう。この日のライヴは座った順に左から1曲ずつ持ち歌を歌うというもので、最初にジムが弾きだしたのは「Listening To NRBQ」。この曲演ってくれればいいなとは思ってたんだけど、まさかオープニングとは。

Д 間奏でスクラッピーがギターソロを入れる。レコードに入っているオリジナルとは違うラインだけど、ばっちり合ってるし格好いい。この人たち、リハーサルする時間どれだけあったんだ? 3人はこの日本ツアー中ずっと一緒だったろうけど、ジムは日本に到着したばかりのはずなのに。初見でこれだけ息ぴったりに演奏できるなんて。

Д 「Listening To NRBQ」のエンディング、NRBQの曲のフレーズがいくつか出てくる箇所。「I Love Her, She Loves Me」をブルースが歌い、続けて他のメンバーも歌う。いいね。やっぱりしっかりお互いのCDは聴きこんではいるんだね。

Д スクラッピーの曲でお返しにギターソロを入れるのはジム。やっぱりうまいねー。その他二人の曲では、ジムかスクラッピーのどちらかがソロを弾いてたかな。スクラッピーは後半スライドバーをつけたりもしていた。スライドプレイもかっこよかった。ブルースの曲で「ジム、もう一回ソロ!」とか急に振られても咄嗟に対応していたし。

Д スクラッピーは、見かけも声もいかにもアメリカンでロッキンな兄貴。はだけたシャツの胸元にごついネックレスが見えたり。しゃがれた声がちょっとジョン・ハイアットっぽいかな。ジムの次に聴いてしまうとちょっと曲自体の魅力は落ちてしまうかもしれないけど、こういう場所でずっと聴いていたい声とギター。

Д 続くはマット。なんで電気屋(電気技師?)なんだ? 顔の下半分をびっしり覆う黒い髭とぴったりした黒い野球帽。ちょっと離れ気味の左右のまゆ毛。赤いクレヨンで塗ったようなぐるぐるほっぺ。真剣な顔をしているときはちょっと近寄り難い雰囲気だけど、ぐるぐるほっぺでニコッと笑ったときはすごくお茶目。

Д なんだか妙に小柄なギターを持ってるね。あれなんて楽器だろう。曲によってはバンジョーに持ち替えたり、さっき書いたカホンを演奏したり。この人、このバンド内での触媒みたいな役割なんだろうな。そういう脇役みたいな楽器を担当してるというだけでなく、存在自体がなんかそんな感じ。

Д とか言いながら、この人の曲かなりいいよ。ちょっとコミカルな曲調もあれば、しんみり聴かせてくれるものもあり。いくつかの曲では外国人のお客さんが大笑いしてるよ。ちゃんと歌詞聞き取れなかったけど、そんなにおかしな曲だったのかな。

Д 4人のラウンドの最後はブルース。やわらかい感じのいいベースラインを弾きながら歌う。なんかベースと一緒に歌ってる感じ。ベース好きとしてはたまらない。くしゃくしゃした金髪と小柄な姿形が、スクラッピーとかと比べるとなんだか全然アメリカ人っぽくないね。

Д そんな感じで前半は3ラウンド、12曲。基本的にジムの曲しか知らないから、ジムがどの曲を演ったかを覚えているだけで全部で何曲演奏したか自動的にわかるという便利なシステム。

Д ちなみにジムがこの日他に歌ったのは(たぶん順番合ってると思うけど)、「To And Fro」、「Let Me Believe」(これはキーボードで)、後半に「No Way Out」、「Annie Also Run」、「That's Not Why I Hate New York」、アンコールでブルースと分け合って歌った「Several Thousand」。

Д ジムがメドレーで「Beast Of Burden」をつないだのはどの曲だっけ。「Annie」かな。「Never!」「Never!」って掛け合いのところで客がちゃんと歌ってくれたのが嬉しかったらしく、「アメリカでは『Never!』シーン…、なんてことよくあるんだよ」なんておどけてた。

Д マットは自分の曲につなげてサイモン&ガーファンクル・メドレー。次はどの曲にしようか考えながら歌ってるみたいで、「Cecillia」、「Me And Julio Down By The Schoolyard」、「Slip Sliding Away」から最後は「Bridge Over Troubled Water」まで繰り出してきて笑わせる。

Д 前半1時間、30分の休憩を挟んで後半も1時間ちょっと。アンコールも2曲、特にマットが歌った2曲目は長尺だったから、全部終了したのが10時半過ぎ。演奏していた時間だけでも2時間半ぐらいはあったね。遠くから来ていた友達は残念ながらアンコールを最後まで聴いていられなくて終電に駆け込まざるをえなかったぐらい。

Д 招聘元のカフェ・ゴーティーさんのサイトにも書いてあったけど、ジムを含めたこの4人での組み合わせはもう二度と観られないかもしれない。たまたまお互いの日本ツアーの最終日と初日が重なったというだけで実現した奇跡的なライヴ。きっとジャム・セッション的なゆるーい感じだろうと想像してたけど、実際は完璧に練り上げられたプロフェッショナルなライヴだった。

Д 4人それぞれ、アメリカでの気の遠くなるような回数のツアーで鍛えられた腕前と、おそらく自分の持ち歌だけを演奏していればいいというほど知られた人たちではないので、カバー曲や他人の曲に臨機応変に合わせるなんてことは朝飯前でできてしまうんだろうね。ものすごくハイレベルな即興をニコニコしながら続けていくのをじっくり見せてもらったよ。3時間があっという間だった。

Д さてと、そろそろ準備して、カフェ・ゴーティーに向かおうかな。今日と明日はジムのソロ・ライヴ。チケット発売初日に押さえたので、なかなかの整理番号。たっぷり堪能してくるとしよう。天気もいいし、鎌倉までの道のりも楽しみだ。
posted by . at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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