2011年07月10日

音霊 Sea Studio 2011 が〜まるちょば x →Pia-no-jaC←

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涼しい夏の欧州を後にして、灼熱の東京に戻ってきた翌日。横須賀線に乗って、タマス・ウェルズやジム・ボジアのライヴを観た鎌倉の、一駅先の逗子へと向かう。梅雨明けの日曜の昼下がり、うちからだとちょっとした遠足気分。

逗子駅からひなびた商店街を海岸に向かって歩いていく。同じ方向に歩く人達も沢山。外国人も多いね。かすりの甚平に下駄という、ライヴ参加の際の僕のいでたち夏バージョン。きっと傍から見ると、ホウキを忘れてきたレレレのおじさんといった佇まいだろうな。

また500番越えという整理番号だったので、日中の海岸で延々並ぶよりはと、開場時間をしばらく過ぎてから会場に到着したら、ちょうど自分の番号が呼ばれるタイミングだった。そのまま左腕にリストバンドを巻いてもらい、中へ。

夏の間、66日間だけオープンする海辺のライヴハウス、音霊(おとだま)Sea Studio。昔NZで見逃したパントマイムコンビ、が〜まるちょばが、→Pia-no-jaC←と共演するというので、これはちょっと観てみたいと思って、時差ぼけで朦朧とした頭ではるばる出かけてきた。

真っ黒に塗られた、頑丈な作りの海の家といった風体の音霊Sea Studio、僕が入場した頃にはもうかなり満杯だった。1000人ぐらいいるかな。もうそんな状態なので前の方に行くなんてのは諦めて、入場口あたりまで続いていた列の最後尾につき、500円ドリンクをお買い求め。せっかくなので、普段飲むことのないマリブコークなんてのを頼んでみる。夏の味がする。

客席後方に沢山開いている窓から時折風が入ってくるけれど、基本的には高温高湿無風の蒸し風呂状態。汗とサンオイルの混じった匂いが充満している。ほぼ身動きできない状態だけど、たまに下駄を脱いで素足で砂の上に立ってみる。なつかしい感じだね、前にこんな風に砂浜に立ったのなんていつだっけ。

開演時間の4時ぴったりに、オープニングアクトのキマグレンがステージに登場。僕にとっては、2年半前のジェイソン・ムラーズのライヴの前座で観て以来だ。あのときよりも遥かに自分たちのファンが多い状況だとはいえ、一曲目から観客にコーラスを求めるスタイルは、彼らの歌を全然知らない(そして、歌詞も曲もいまいち好みではない)僕にとってはちょっとトゥーマッチという感じ。悪いね。でも、僕のすぐ近くにいた女の子のように、完全に後ろ向いて無視してたわけじゃないからね。

わずか3曲、20分ほどでキマグレンが退場。次のステージを準備し始めたのを見てちょっとびっくり。パーカッションとカホンを運び出してきたよ。ええっ?ピアノジャックがトリなんじゃないの?ステージの準備にしても、一番大がかりな→PJ←を最後にした方がスムーズだと思うんだけど、が〜まるちょばってそんなに人気あるんだ。知らなかった。だいたい、この界隈(主に天然記念物体)だけで邦楽情報を得ていると、→PJ←がAKBや嵐と並ぶほどの人気グループだという錯覚に陥ってしまうけれど、現実というのはそういうものなんだね。

砂浜の簡易会場には不似合いなほど大ぶりなキーボードを設置し、いよいよ→PJ←の登場。二人とも、PとJの字を使った立方体ぽいデザインの家紋を入れた黒い浴衣。かっこいいね。金髪にしてからのHAYATOを見るのはこれが初めて。日中リハーサルもせずに遊んでいたのか(?)、顔は日焼けして真っ赤。

オープニングは「花火」(以下、インスト曲のタイトルを覚えるのが苦手な僕が必死で記憶してきた曲順なので、間違えている可能性大)。間髪入れず「台風」、そして「残月」。去年観た九段会館でのライヴと若干異なる順序だけど、スローな曲で始めてこの2曲を続けるというのが定番のオープニングなのかな。

3曲続けたところで、いつものとおりテンション高いMCをHIROが中心になって入れる。そして、次の曲紹介「うさぎDASH」エコーバージョン。もう演るのか、って感じだけど、多分今日みたいに尺の短いステージだと、有名曲ばかり立て続けで出てくるんだろうな。

どの曲のときだか忘れたけど、タオル回しも登場(ひよりさんがブログに書いているように「それでも猫は追いかける」のときかな)。あれだけ言われていたのにタオルを持ってこなかった僕はどうしようかと思っていたら、「タオルがなければ手を回せー!」とHIROに言われたので手をぐるぐる。

どの曲のときだか忘れたけど、キーボードを縦にして弾く技も登場。でも、まだ夕方で客席後方の窓から西日が差しこんできていたので、残念ながら暗転しての蛍光手袋はなし。若干短めの命名「縦型鍵盤速弾空中乱舞」だった。

HIROは相変わらずいろんな楽器や楽器以外の音の出るものを次から次へと持ちだして来る。超高速で演奏しながら、もう使わないそういうものを無造作にぽいっと後ろに放り投げるところがなんかいいね。

あっという間の50分、全9曲を弾き終えて退場。最後の曲の前あたりに、9月に出るというベストアルバムや、東京では東京ドームシティーホールで演るという秋ツアーの宣伝をしていたね。東京ドームシティーホールって昔でいう後楽園ホールのことか?それともあのへんにできた新しい会場か?いずれにせよ、ツアーのたびに大きな会場になっていくね。ここ(音霊)みたいに鍵盤の上で動く指まで見えるような規模で観られる機会はもうあまりないのかも(ひよりさん向け限定自慢)。


トリのが〜まるちょば、面白かった。パントマイムを言葉で説明するなんて困難かつ野暮なことはやめておくけど。ちょっと客席をいじりすぎかなというのと、一時間のあいだ次から次へと出てくるネタの中にはちょっと稚拙かなと思うものが混じっていたのは頂けないけど(さすがに3時間立ちっぱなしの状態で執拗に繰り返された最後のネタはちょっと勘弁という感じだった)。一番好きだったのはロボットネタ。山手線内のスクリーンでも見たことあったけど、実際に目の前で観る実物はお見事だった。

人波の上を腹ばいのまま運ばれて行き、そのまま会場を飛び出してスーツのまま海に飛び込んで帰ってくるなんて捨て身のネタも披露。捨て身といえば、途中ショットグラスでテキーラを飲み干すというネタも。その後酔っぱらって吐きそうという身振りを散々していたけど、あれはどこまで芸だったんだろう。

3組の中で一番長かった一時間強のステージが終わり、6時半を回ったところで終了。観客が後ろの方から順番に帰り始めたとき、「15分待ってね」という横断幕を持ったビキニのお姉さんが二人、ステージに現れた。あ、アンコールあるんだな、きっと。人が減ったのでやや前方へ移動。

と思っているうちに、再びステージに運ばれるカホンとピアノとその他。ステージ前方にはマイクが2本。もしかして、これからが本当の共演なのかな。でも、マイクってことはキマグレンとか?

と思っているうちに、ずぶ濡れのスーツからが〜まるちょばロゴのTシャツに着替えたが〜まるちょばの二人が登場。一人はギターを持ってるよ。ギターを弾き始め、歌い始めた二人、もちろん、口からマイクが離れても歌は続いてるし、よく見るとギターには弦が張ってない。ステージ両袖から、キマグレンの二人が演奏しながら登場。が〜まるちょばは慌てて退散、というベタな展開。

そこに→PJ←の二人が参加し、バックを務める。今度はお馴染みのPとJが白く染め抜かれた真っ黒なツナギ。僕の知らないキマグレンの曲だけど、こういのはいいね。そのまま、メドレーのように「組曲『 』」へと続ける。更に、最後にまたスローになってキマグレンの曲へ。ときどき現れては茶々を入れるが〜まるちょば。ははは、共演ってこういうのか、いいね。

その共演が終わると、また人波の上を運ばれようとが〜まるちょばが提案。そして、キマグレンの二人、さらに→PJ←の二人が次々に運ばれて行く。僕はステージに向かって左手(→PJ←で言うとHAYATO方面)に居たんだけど、その四人が運ばれていったのはステージの右の方。僕の周りのファンたちも、四人を運びたいと、どっとそっちの方に押し寄せて行く。

きっとひよりさんがその場にいたら同じようにうさぎDASHでステージ右手に走っていったんだろうけど、僕はそうまでして→PJ←のメンバーの体のあちこちに触りたいわけじゃなかったから、その場に残った。そしたら、が〜まるちょば(の黄色い方)がこっちにダイブしてきたもんだから、そのまま人波となって後方に運んであげた。汗びっしょりだったよ。

そして、先ほどのが〜まるちょばと同様に、六人がそのまま会場を飛び出して、砂浜を駆けて海へ。また戻ってくるんだろうと思っていたら、「本日の公演は、以上となります」とのアナウンス。「ええ〜っ!!」という不満の声とともに、会場内に残っていた観客は、メンバーを追っかけて海岸に走り出す。

僕ものこのこ付いていって、海の中ではしゃいでいる六人の写真を撮ったり。もう夕暮れだったからブレブレだけどね。

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しばらくその場にいて、下駄のままちょっと海に入ってみたりしていたけど、そろそろお腹もすいてきたので、そのあたりで退散。帰りにさっきの商店街に沢山あったシラス丼の店に入ってみようと思ったけど、どこも満員。しょうがないので家の近くまで帰り、初めて入ってみる海鮮料理の店が意外においしかったので満足の一日だった。


Setlist 9 July 2011 @ Otodama Sea Studio

1. 花火〜HANABI〜
2. 台風
3. 残月
4. うさぎDASH
5. Spin Doll
6. 合唱
7. それでも猫は追いかける
8. 結婚行進曲
9. 美しく青きドナウ

<Encore>
1. 組曲『 』(キマグレンの曲とのメドレー)

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posted by . at 21:49| Comment(3) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まさかyasさんが音霊に行かれるとはおもいませんでした。界隈では青グリンさんに並ぶ→PJ←参戦回数ですね。

>「うさぎDASH」エコーバージョン
>「タオルがなければ手を回せー!」
ライヴでお馴染みの光景を追体験しているようでテンション上がります。「→PJ←あるある」を堪能させていただきました。
AKBも嵐も好きですが、キマグレンは笑いたかったり泣きたかったりする曲のサビ部分しか知りません。

私は東京ドームシティホールを東京ドームかと思いました。パフュームでさえ10年かかったドームを→PJ←が…と感慨にふけったものです。NZ公演も実現させて早くが〜まるちょばを超えてほしいものです。

ところで私の行動予測があまりにも的を射ているのが驚きでした。ええ、もちろん→PJ←メンバーの体のあちこちを触りますとも!

>鍵盤の上で動く指まで見えるような規模で観られる機会はもうあまりないのかも
う、羨ましい! キッ!
Posted by ひより at 2011年07月12日 22:56
ごぶさたしております。

そっかー逗子遠足はこのためだったんですね。
私もそのライヴの1週間前、梅雨明け前の逗子に行ってきました。海辺にはもう海の家がたくさんできてて、「夏だー」となんかわくわくしましたよ。

>PJ←がAKBや嵐と並ぶほどの人気グループだという錯覚
ええっ。ち、違うんですか?(←洗脳)

が〜まるちょば、テレビで透明人間のネタを見たことがあります。すごく面白かったです。人気なんですねー。
Posted by にんじん at 2011年07月22日 01:04
■ひよりさん
こうでもしなければ今年もまた海に行かずに夏が過ぎ去ってしまいますから、行ってよかったです。海はひとつも満喫しませんでしたが。

→PJ←あるある、もしまた今度ライヴに行くことがあれば、何か採取してきて書きます。

キマグレンのその歌詞、こうして言われてもわかりませんでしたが、こないだテレビでそういう曲を歌っているのを聞いて、あああれかと思い出しました。

僕はお会いできませんでしたが、先日おかんがKさんの追っかけで東京に来られたようです。ひよりさんも東京ドームのパチモンに来られませんか?最近界隈の飲み会がちっともないので、きっかけお願いします。

ひよりさんが教えてくださったお蔭で、→PJ←がまだほんの小さいベニューやインストアで演奏するところを間近で観ることができました。早耳ありがとうございます。


■にんじんさん
にんじんさんも逗子行かれたのですね。どうもあの当時はこの界隈の人々がそれぞれ時間差攻撃のように逗子に集結していたようです。どうせなら申し合わせて行ってついでに海の家で飲み会でもすればよかったですね。

>人気グループ
少なくともこの界隈ではAKBや嵐よりも登場回数が多いことは間違いありませんね。主に二つのブログだけの話ですが。

透明人間のネタ、こないだはやらなかったと思いますが、僕もどこかで見たことがある気がします。山手線の車内スクリーンかもしれません。ライヴで見るとまた格別ですよ。近々全国ツアーがあるようなので、ご興味があれば是非どうぞ。
Posted by yas at 2011年07月30日 21:48
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