2006年07月16日

南島の雪山に行った

4泊5日でNZの南島、クイーンズタウン近郊にスキー&スノーボードに行ってきました。全然音楽の話じゃないですが、せっかくブログ作ったのに最近全然書けなかったのでそのこと書きます。

僕は普段北島のオークランドにいるんですが、ここは南半球なので当然南に行くほど寒くなるのです。多分普通に日本に住んでいる方には、南の島でスキー、なんて変な感じでしょうか。

初日は朝7時発クライストチャーチ経由クイーンズタウン行きのフライト。クライストチャーチを出るともう眼下は雪山。遠くにはNZ最高峰、マウントクックも見えます。

雪山.JPG

しばらく飛ぶと機長のアナウンス。「クイーンズタウン近辺ちょっと天候よくないんでうまく降りられないかも。天気よくなるよう祈りましょう(Crossing fingers)」。なんやそれー!?乗客全員でエンガチョしといてやるから、あんたはちゃんと操縦桿握っててくれー!

まあ、うまく降りられないってのはクライストチャーチに引き返しますって意味なんでしょうが、クイーンズタウン空港って結構着陸直前まで山のすぐ際を通過するんで、天気の悪い日は横風びゅんびゅんくらってかなり揺れます。でもまあなんとか無事着陸。やっぱり南島はさぶい…

日本と違ってこの国のスキー場には、ゲレンデ近くに宿泊施設がありません。今回の場合は、クイーンズタウンに宿を取って、すぐ近くの2つの山(とは言っても近い方で30分、もう一方は1時間強)に日替わりで出かけました。レンタカー借りようかとも思ったんですが、不慣れな山道をチェーン巻いて走るのも億劫で、定期便のシャトルバスにしました。実際、目もくらむような崖っぷちの、ガードレールもないデコボコ道を延々上がって行くバスの中で、この判断が正解だったことを思い知らされました。

でも初日には行く予定だったのと違う山行きのバスに乗ってしまい、帰りには最終バスに乗り遅れて従業員用のバスに乗っけてもらって帰ってくるようなヘマもしでかしてます。うーん、ちゃんと何曜日にどっちの山に行けばいいかきちんと考えてたのに。相変わらず<綿密に計画を立て、行き当たりばったりに行動する>旅行をしています。僕ならこんなやつと一緒に旅行には行きたくないですね。

あれっ?と思ったのが、山の上には雪が積もってるのに、ある一定の標高以下には全然雪がないんですよ。1000メートルぐらいが境界線かな。

スキー場からの景色.JPG

なので、滑りながらコースの外を見ると普通の山。変な感じ。昔よく行った日本のスキー場って、確かふもとの街まで全部雪が積もってたような記憶があったんですが。これって普通なのかな。まあ、お陰でアフタースキーは全然雪のことを気にせずにすみました。

場所と時間帯と天候にもよりましたが、雪質は最高。「さらさら」というよりも「ふわふわ」と形容したくなるような新雪は、わざわざこんな遠くまで来た甲斐があると思わせてくれました(でも夕方にもなると下の方はガリガリのアイスバーンになるんですけどね)。

僕は今回は最初の二日間スキー、最終日はスノーボードと細切れな借り方をしたのであんまり恩恵にあずかれなかったのですが、レンタルはクイーンズタウン市内で複数日契約した方がお得です。スキー場で借りると長蛇の列でかなり無駄な時間がかかるし。市内の方が競争が激しいから値段もかなり安く上がるし。僕は一番安くはないけど宿まで前日の夜に無料で配送しておいてくれるところで借りました。

無駄な時間がかかると言えば、多分この2つのスキー場は(というかNZのスキー場はどこも)リフトの本数やコース取りがものすごい大人数に対応するようには設計されていないと思いましたね。今回は運悪くスクールホリデーの最後の週末にあたってしまい、結構リフト待ち時間が長かった気がします(それでも多分20〜30分ぐらいなんでしょうけど)。

NZの鳥といえばキウイが有名ですが、他の大陸から孤立したこの島には他にもNZ固有の鳥や動物が沢山います。これはケア。大きさはオウムぐらいですかね。名前のとおり、飛びながら「ケアー」と鳴きます(と言うか、その鳴き声あっての名前でしょう)。僕も野生のは初めて見ました。これは別にゴミ箱を漁っているわけではなく、ゴミ箱のオレンジ色の取っ手に反応しているところです。スキー場の案内板にも書いてありましたが、この鳥は「Curious Kea」と呼ばれるほど好奇心が強く、旅行客の荷物でも何でも持っていってしまうそうです。

ケア.JPG


クイーンズタウンのことも書きましょうかね。ここはNZでも有数の観光地。ワカティプ湖のほとりの山あいの小さな町で、遊覧船なども出ています。ちょっと箱根に似ているでしょうか(箱根を舞台にしたエピソードの出てくる小説もありましたね)。

動物の顔のついたパンは売ってません.JPG

湖畔に生えている木は白樺でしょうか。近くでよく見ると不思議な目玉模様です。

いくつ目小僧?.JPG

湖畔にはまた、この街に最初に入植したヨーロッパ人、ウィリアム・ギルバート・リース氏の銅像も建てられています。ここはかつては金が採れる地として有名だったんですね。さすがNZ、こういう銅像も羊が一緒です。

Reesさん.JPG

あちこちのレストランで、手書きメニューにMulled Wineというのが目立ちました。見た目は温めた赤ワインなんですけど、実はリンゴとボイゼンベリーのワイン。かなり甘いです。僕普段は甘い酒は全然飲めないんですが、アフタースキーに暖かいレストランに入って飲むこういう甘めのお酒は格別です。実に旅行気分。店によって微妙にレシピが違うようで、最初の店のはシナモンとオレンジピール、別の店のはクローブとレモンスライスが入っているようでした。アルコール度数かなり強めですが、女性に好まれる味ではないでしょうか。早速近くの酒屋でチェック。市販のマルドワインはコーラのようなビンに入って売っていました。これって僕が知らなかっただけで日本にもあるのかな?

Mulled Wine.JPG


旅先での僕の楽しみ。見知らぬCD屋巡りです。早速店頭の投げ売りコーナーへ直行。今回の収穫は6枚。ひとつを除いて全部5ドル(約350円)。

The Edge Of The World.jpg ビリー・ボブ・ソーントン 「The Edge Of The World」
うーん、名前しか知らん。あ、でも4曲目で故ウォーレン・ジヴォンがラップ・ヴォーカル。これは買い。 ⇒大正解。良質のオルタナ・カントリーでした。

Beet, Maize & Corn.jpg ハイ・ラマズ 「Beet, Maize & Corn」
ハイ・ラマズは「Gideon Gaye」しか持ってなかったよな。大好きってわけでもないんやけど… まあ5ドルならいいか。ジャケ画もいいし。 ⇒OK。いつもどおりのドリーミーポップ。

Dim Stars, Bright Sky.jpg ジョン・ドー 「Dim Stars, Bright Sky」
誰やったっけ(調べてみると元Xの人。日本のXにXジャパンと名乗らせる原因となった元祖X)。お、ゲストヴォーカルがジェイコブ・ディラン、ジュリアナ・ハットフィールドにエイミー・マン?んでプロデューサーがジョー・ヘンリー?これは悪いわけないやろう。 ⇒まあゲストヴォーカルの面々はあんまり目立たんけど、ジョー・ヘンリーの作ったシンガーソングライターのアルバムらしい音。でも元Xと知ってたらこれには拍子抜けしてたかも。

Custom Made Hit Parade.jpg シャッタースピード 「Custom Made Hit Parade」
全っ然知らん。でもこれはジャケ買い決定。バンドのサイトが net.auやから多分オーストラリアのバンドかな。 ⇒当たり。予想通りのモッズ系。途中でジャムの「Carnation」そのまま歌ってやんの。

2 a.m. Wakeup Call.jpg トゥイーカー 「2 a.m. Wakeup Call」
これも知らんねえ。でもジャケ買いかな…(裏返して)なに、ゲストにウィル・オールダム、ロバート・スミス(キュア)、デヴィッド・シルヴィアン、ジョニー・マー??なんでこんな豪華ゲストが?誰なのこれ? ⇒ゲストの半分の名前を見て予想がつく暗めのエレクトロニカ。調べてみると元ナイン・インチ・ネイルズの人でした。

Knock Knock Knock.jpg ホット・ホット・ヒート 「Knock Knock Knock」
今回これだけ15ドル。EPのくせに。でもまあ最近お気に入りのバンドの初期のEPなんで、1000円程度なら買って損はないか。 ⇒音はいつもどおり。CD盤が透明な特殊仕様で、こういうのは持ってて嬉しくなる。


さて、そろそろ長くなってきましたね(最後の方は全然旅行と関係ないし)。では最後にお約束のこれ。クイーンズタウンにもちゃんとありましたよ。世界に広がる居酒屋チェーン。

居酒屋河童.JPG
posted by . at 17:46| Comment(10) | TrackBack(0) | 非音楽的 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おかえりなさーい!雪山登山かと思ったら、スキーしに行ってたんですねー。
ワタシはカラオケと同じくらいスポーツも駄目なんです。しくしく。音痴と運動神経は何か関係あるんでしょうか、スポーツ選手は歌の上手いヒトが多いし・・・
スキーするヒトには、ふかふか雪でスキーするのは楽しかったでしょうね。良かった良かった。
白樺の目玉ににらまれたら怖いだらねー。あれは枝を落としたところにコケか草が生えとるんでしょうか。面白いですねー!
トゥイーカー、知らないバンドやけど、ジャケットええだらね!
KAPPA、世界で活躍してるんじゃな。ぐふふ。頑張れカッパ!
Posted by 青グリン at 2006年07月17日 10:33
>綿密に計画を立て、行き当たりばったりに行動する

あー、そういう人なんですか(笑)

Mulled Wineというとクリスマスのイメージなんですが、ニュージーランドじゃ、その季節は暑くて飲みたくありませんよね。
Posted by LoonyLuna at 2006年07月17日 11:50
わー、きれいですねぇ、上空からの雪山の写真。
これがNZの山かぁ。地図見てみましたけど結構山がちなんですね。
サザンアルプスってのがあるんですねー。全然知らなかった。
それにカンタベリー平野?
雪がないと全然寒く見えませんが気温何度くらいなんでしょう。
本当に雪の境界がぱっつりしてますね。
なんだか春スキーのような感じにも見えますけど何かおかしいぞ。
そうだ、日本と植生が全く違うんだ。何が生えているのかなぁ。

>旅先での僕の楽しみ。見知らぬCD屋巡りです。
これ、とっても楽しそう〜。
私もトゥイーカーさんのジャケット気に入ったなぁ。
Posted by カブ子 at 2006年07月17日 16:31
>青グリンさん
最初はね、スキーって書こうと思ったんですよ。でもスノーボードもするし、かと言ってスキー&スノボとか書くのも面倒くさいし、あ、そうや、雪山って言う言い方があるんや、と思ってそう書いたんです。でもそれは普通は登山に使うんですね。ボキャブラリーが貧弱でごめんなさい。

居酒屋河童の写真、気に入っていただけたでしょうか(笑)音楽ブログの禁を破ってまでこの記事を書いたのも、殆どこの写真を見せたかったからと言っても過言ではありません。この店を見つけたときどれだけ喜んだことか。

カラオケもスキーもできなくても、石膏できるじゃないですか。尊敬しますよ。


>LoonyLunaさま
そういう人です(笑)すみません、見掛け倒しで(何が?)。いや、本当は几帳面なんですよ。旅行前にきちんと計画立てるのって、実際に旅行に行くのと同じぐらい楽しいじゃないですか。電車の時刻表みて乗り換えの組み合わせ考えたり(学生時代にUK中を電車で廻ったのを思い出します)。でもね、実際に行ってみると、予定してたのよりもっと楽しそうなことがあったりするんですよ。移り気なもんで。それでどうしても行き当たりばったりになってしまうと。まあ、あとは詰めが甘くてバス乗り間違えたりもするんですが。

Mulled WineはやっぱりUKでは有名だったんですね。帰ってから探してみたらオークランドにもあまり置いてないようなので、NZでは南の方だけにあるようです。

クリスマス、暑いですよ(笑)。まあ僕の場合、もう過去10年以上赤道直下でクリスマス〜年末年始を迎えてるので今さら何をと言った感じですけど。


>カブ子さん
今回見たのは本当に地図ですか?例の地球儀ではないでしょうね。サザンアルプス、あります。日本には日本アルプスがありますね。「XX富士」とか「XX銀座」というのと同じ感覚でしょうか。NZ人にも同じ感覚があったとは驚きです。

ああ、カンタベリーに反応してくれるカブ子さんがいる。嬉しい。そうですね、元々この国はUKからの移民が多いので、地名もUK産のものが多いようです。こちらのカンタベリーはワインのよい産地です。

気温はですね、0℃前後ってとこじゃないですかね。温度計持って行ったわけじゃないんで具体的なことはわからないですが。多分朝晩はマイナス、昼は4〜5℃ってとこだと思いますよ。日本の冬と比べるとそんなに寒くないはず(ああ、日本の冬が懐かしい…)。

あーそういえば植生違うようですね。いいところに目を付けますね(点取り占いで何か言おうとしたけど、調べるのが面倒なのでやめました)。植生、調べておきます。


>青グリン&カブ子さん

絶っ対、この二人はトゥイーカーのジャケットに反応すると思いましたよ(笑)。もう撒き餌に寄って来る魚のようです(失礼)。いやこの虫みたいな小僧がね、CD屋の投げ売りコーナーで僕のことじっと見てるんですよ。顔の横に5ドルの値札付けて。「なあ兄ちゃん、買うてぇやー。僕もう殆ど捨てられてんねんでー」って顔して。これで買わん奴は鬼でしょう。
Posted by yas at 2006年07月17日 18:17
あうあうっ!ダメだ、わかっていても食いついてしまいますっ。
トゥイーカーのジャケット入れ食い状態(笑)。
こんなんが捨てられかかっていたら、私も買う買う!

スキーの飲み物はやっぱり甘酒ですねぇ。スキー場で飲む、うっすーい甘酒。
ほんのり香るショウガが体を温めてくれます。

>綿密に計画を立て、行き当たりばったりに行動する

私、成田でトマスクックを読みふけったせいで、飛行機に乗り損ないました。
古いひそ窓読者の皆さんは既にご存知のエピソードですけど。
「綿密に計画を立てようとして、旅行全体をおじゃんにする」それがひそそか。
兄ィとは一緒に旅しないほうがよさそうですね。。。
Posted by ひそそか at 2006年07月18日 19:45
>ひそそかさん
おかえりなさい。上に「この二人」なんて書いたけど、絶対この人も引っかかると思ってましたよ。似た者姉妹。そのうち音楽性に関係なくこういう「そそる系」のジャケット特集でもしますね。

スキー場で甘酒ですか。それはしたことないな。だいたいにおいて日本でスキーに行ってたのなんて大抵貧乏旅行だったんで、ビールか安もんのウイスキーしか飲んでなかったですよ。

ひそそかさんの成田話、読ませてもらいました。コメント書き込もうと思ってたんですけどね。実は僕も、ジェッダ空港で通関も済ませて搭乗口のまん前に座って待機してたにもかかわらず、乗れなかったことがあるんですよ。
万が一将来一緒に旅行する羽目になったら、誰かしっかり者に先導してもらいましょうね。計画立てるとこだけは僕やりますから(笑)
Posted by yas at 2006年07月18日 22:31
yasさん、こんばんは。
こちらに連絡してみていただけます?
結構面白い世界が待ってますよ(^^)
Posted by ジョージ at 2006年07月19日 21:08
>ジョージの旦那
「こちら」の意味がわかりませんー。なんかこの文章だけ見ると、エロTBみたいですよ(笑)
Posted by yas at 2006年07月20日 21:28
なんと、スキーですって?!
うらやましい限りです。

トゥイーカーのジャケットを見て、青グリンちゃんのお人形のお顔を思い出しました。お鼻とお口、つるんとしたほっぺがとっても似てませんか?
Posted by minira at 2006年07月27日 21:36
>miniraさん
暑中お見舞い申し上げます。ちょっと遠いけどこっちにも遊びに来ませんか?寒いですよ(^^)

おお、そういえば青グリン人形に似てるかも。それでグリンさんは真っ先に反応してくれたんですね、きっと。
Posted by yas at 2006年07月28日 22:05
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