今回もまた、ドバイとアブダビをハブ空港にした、結構体力を消耗するフライト日程。ようやく最終地のアブダビに戻ってきて少し時間ができたので、しばらく放ったらかしにしていたブログでも書こう。
最初に行ったのはエジプトのカイロ。着いたのが早朝だったせいもあったけど、30度程度のからっとした気候は、近頃の東京なんかよりもずっと過ごしやすかったね。仕事なので、街外れにあるピラミッドとかスフィンクスとかは観られず。残念。
珍しかったのが、この国のエレベーター。乗り込んで操作盤で目的階を押そうとすると、あれ?
ボタンがない。
一旦外に出てドアの横を見ると、
こんなところに。
なんでこんなシステムになってるのかわからないけど、エジプトのエレベーターは、乗る前に目的階のボタンを押すんだね。そりゃ、だいたい乗る前に目的階はわかってるから、順序としては間違ってはいないけど、なんか変なの。
こんなだから、ついうっかり目的階のボタンを押さずに乗り込んでしまうと、どこの階にも止まらずに、誰かが外から止めない限り、永久に上下動を繰り返すエレベーターに閉じ込められる羽目になる。
なんてわけはもちろんなく、ただどこにも行かないエレベーター内にぽつんと取り残されるだけなんだけどね。
僕の泊まったこのホテルには、3つのエレベーターが並んでて、ボタンを押した瞬間にABCのどれに乗るのかが表示される。違う階の人が続けて押したりすると、それぞれ別のエレベーターに割り振られたりするから、ちゃんと自分が押したときに表示される記号をよく見ておかないといけない。
昔サウジアラビアにいたときは、オフィスのエレベーターが自分で扉を開け閉めするタイプだったし(引き戸ではなく、押したり引いたりするタイプのドア)、こういう些細なところでやっぱりアラブ人とは何か根本的なところで考え方が違うと思ってしまう。
鳥人発見。
カイロからドバイに飛び、更にアブダビからの夜行便でパキスタンのラホール空港に着いたのが、明け方の3時。ホテルにチェックインしたのが4時過ぎ。仮眠して仕事に向かい、次の日の明け方4時の便で出発。という、正味25時間しかない慌ただしい滞在。しかもこんな時間帯だから、ろくに寝られないのに2泊分の料金取られるし。
お昼に連れてってもらったパキスタン料理のレストラン。
ビュッフェ形式で、すごく沢山の種類の料理が並んでいる。厨房と同じ区域にあるので、あちこちで轟々と燃えさかる火が暑くてたまらん。でも、どれもこれも美味しい。インド料理とアラブ料理が混ざったみたいな感じ。
あれこれ取りたいんだけど、とても全部食べきれないや。と思っていたら、晩ご飯は同じ系列の別のレストランに連れてってくれたので、またいろんな種類を食べることができたよ! …というか、他にレストランのバリエーションないのか?
素朴な太鼓とアコーディオンの生演奏つき。
NZもそうだったけど、アジアや中近東の国でも日本の中古車がそのまま走ってることが多くて、特にこういう国では、日本からの輸入車だということを誇示するためか、日本で使われていたときの店名や会社名なんかを残したままなことがよくある。
今回もそういう車をちらほら見かけた。そういうのを何気なく見ていると、ふと自分の車の隣にこんなのが。
何かおかしいぞ。一行目は左から右、二行目は右から左に書いてある。しかもこの電話番号、966って、サウジアラビアじゃないか。どこの会社だ(笑)
調べてみたら、(有)笹島管工設備も、大牟田スイミングスクールも、ちゃんと日本に存在するよ。でも、笹島さんは福島県の会社だし、大牟田さんは福岡。きっとお互い関係ないよね。どこかで見た文字をそのままこっちで書いたんだろうね。なんと几帳面な。そうまでして日本製だというのを誇示したいのか。なにが「自家用」だよ(笑)
ウルドゥー語のマクド。
という感じであっという間の一週間が過ぎた(別に鳥人やらマクドナルドの写真ばかり撮ってたわけじゃなくてちゃんと仕事もしてたんだからね)。今いるアラブ首長国連邦のアブダビは最後の乗り継ぎ地なんだけど、早朝に着いて出発が夜なんで、ホテルを取ってもらった。そしたら、全然知らなかったんだけど、こんな名前の島にあるホテルだった。
アラビア語表記。
今日のBGM
Seabear 『We Built A Fire』
<8月14日追記>
コルカタのマクド。
<2011年5月15日追記>
モスクワのマクド。
<2011年11月19日追記>
上海のマクド。簡体中国語。

台北のマクド。繁体中国語。

ついでに台北のスタバ。スターまでは訳したけどバックスの意味がわからなくて力尽きた感じ。

上下ボタンを押した後、どのカゴが早く到着するかヤキモキと右往左往するくらいなら、ズバリ乗るカゴを機械に決めてもらったほうが能率的に思えます。が、現状のニッポンのEVのように、とりあえずざっくり上か下かを指示する方式は直感的でいいのだとも思います。しかし、よくよく考えると、今いる階と目的階の上下関係を認識していなければ、上か下かも決められないので、直感式は難易度が高いような気もします。
なんだかエジプトのEVの方が優秀に思えてきました。
私にはどの国も珍しいので、またこうゆう写真のせてください。
手動式でドアを開け閉めするエレベーターにはヨーロッパの古いホテルで出くわしたことがあります。どの都市だったかは思い出せないんだけど。
実家のほうのローカル線は駅についてもドアが開きません。みんな手動でエイヤッと開けて乗ったり降りたり。
地方人と東京人も根本的なところでどっか考え方が違うのでしょうか?
韓国ではタクシーを利用するときには当たり前のように助手席に乗り込んだりするし。つうか、日本のタクシーの自動ドアには大抵の外国人がおったまげませんか?
今週、僕はyasさんの携帯を鳴らしてしまったのですが、その際に海外に転送されている予感がして途中で切ってしまいました。お盆返上で海外出張という選択肢は予想だにしておりませんでした(苦笑。時間帯によっては起こしてしまっていたかもしれず、そうであったならば本当に申し訳ありません。
ちなみに、用件はというとTamasから届いたニューアルバムからの新曲1曲がめちゃくちゃ素晴らしくって口角泡飛ばしながらその良さを語ろうとしていただけの話ですので、それだけでございました(笑
yasさん、年間ベストの座はあけておいてくださいね。
ものすごく深く考察されているように見えて、実はいつもの優柔不断なカブ子さんですね。うちの会社のエレベーターは、上とか下のボタンを押すととりあえず次に来るやつのところにランプが点くのですが、よくそれと違ったのが先に来たり、目の前に別のが止まっているのに違うところにランプが点いたりして、頭がいいのか悪いのかさっぱりわかりません。たぶん悪いのでしょう。
■青グリンさん
そんな島は僕なら暮らしたくありません。幸運なことに僕が訪れたときのその島には、僕は一人しか居ませんでした。
>またこうゆう写真のせてください
わかりますた。とりあえず手持ちの写真から一枚追加しておきました。でも僕はインドの言葉には疎いので、コルカタで撮ったこれがヒンドゥー語なのかベンガル語なのかわかりません。そもそも「マクドナルド」と書いてあるのかどうかすら定かではありません。
また何かあれば追加します。
■ひそそかさん
寒い地方の電車は手で開け閉めする方式が多いですよね。ひそそかさんの実家は天気予報で見る限りは夏は東京より暑いようですが、冬は寒いのですね。熱しやすく冷めやすい、砂漠のような土地なのでしょうか。
自動ドアのみならず、お尻を自動で洗ってくれるトイレとか、日本の自動ものは大抵珍しがられますね。
■一本道ノボルさん
お久しぶりです。相変わらずお忙しくされているのでしょうか。確かに出張中に一本、ワンギリ風の電話がかかってきましたが、あれは一本道さんだったのですね。あの日僕がいたエジプトは日本より6時間遅れですから、お電話を頂いたのは確かちょうど昼ごろでしたので、ご心配なく。
そんなことはさておき、まさかそんな自慢をされるためにわざわざお電話をくださったとは(笑)。もしかしたら電話口で聴かせてくれようとしていましたか?勝手に他の人に聴かせてはいけない類のものでしょうから、次に聴くときには時間と場所だけ教えておいてください。コップ持参で隣の部屋に忍び込みます。
私は春に「ミラノ・エジプト展」で、顔は人間、体が鳥のを見ました。「鳥人」ではなく「人鳥」のほうです。
でも一度も鳥と人間との境目部分を見たことがありません。鳥人及び人鳥にとってそこは急所なのでしょうか。
手動のドアを開けたあと自分の後ろに人が連なっているときは、最後の人がちゃんとドアを閉めてくれるのかどうかが気になって仕方がありません。
>新鳥人
日本人にとっては新鳥人かもしれませんが、世間一般的にはこの鳥人さん達は紀元前から存在していますから、笑い飯及びTCVの鳥人の方がよほど新参者です。古代エジプトの人々は境目部分を見たことがあるでしょうか。ちょっとプトレマイオスさんあたりに聞いてみたいです。
>ドアを閉めてくれるのかどうかが気になって仕方がありません
ご安心ください。実はそのエレベーターは、ドアを閉めないとカゴが動き出さない仕組みになっているのです。何かをしないと次の何かができないという合理的なこの方式、「部屋の片づけが終わらないとおやつを食べられない」など、是非ひよりさんのお子様達の躾にも役立ててください。