2010年07月10日

虫と土俵とその他諸々

近ごろは昔と違っていろんな方がこのブログを読んでくださってるから、きちんと紹介しないとわからないかな。僕にはひそそかさんという友達がいて、その人は何かにつけて人にものをあげる習性があるんだけど、ちょっと前に彼女がブログでまた何かくれるっていうんでとりあえずもらっておいたら、なんだかあれよあれよという間にそれがおかしな企画になってしまったので、もう一週間も経ってしまったけど今日はそのことを書くよ。

両国の江戸東京博物館というところでやってる「大昆虫博」。両国って初めて行ったよ。最近は野球賭博とかで有名なところらしいけど、博物館は駅のすぐ近くなので、他の場所は観光してる時間がなかったのが残念。

同じくひそそかさんちのコメント欄でタダ券もらったイッチー(仮名。日本人)と新田氏(仮名っぽい)と合流。入場したら皆バラバラに散り、黙々と虫を見てはたまにすれ違って感想を言い合うという淡々とした会合。すれ違うたびに「あっちに置いてある○○は見ましたか?いいですよ」とお勧めコメントをくれるイッチー。

ひよりさんに頼まれたので気持ちを聞いてこようと思っていたカイガラムシも、久しぶりに実物を見ようと思っていたウェタも残念ながらいなかったけど、なかなか普段お目にかかれないのが沢山いてよかった。同じ種類のが沢山並べて展示してあって、綺麗な蝶々のコーナーとかはほんとに綺麗。モルフォ蝶って青色のキラキラしたやつ、死んだらお腹が潰れてそこから出た液が羽を黒くしてしまうから、展示されてるのは全部胴体がないんだって。写真はこれ。見たくない人は目つぶってスクロール。

Morpho.jpg

パプアニューギニアのナナフシのコーナーとかはさすがに引くね。20センチとかあるし。なんか無駄にギザギザしてるし。でっかい羽でブンブン飛び回ってそうだし。まああれも結構肉太だから、手足外して皮むいてオイスターソースとかで炒めたら意外と美味しいかも。パプアニューギニアの人たちはきっとオイスターソースなしで食べてるね。写真はなし。

この手の企画展にくると大抵本編より長く時間をつぶしてしまうお土産コーナー。チケットをタダでくださった優しいひそそかさんへの土産にいなごの佃煮を買ったのは新田氏個人の判断で、僕は一切加担していません。写真はひそそかさんとこ

夕食の集合時刻までちょっと時間があったので、常設展を観に行く。企画展の昆虫博会場よりも圧倒的に広い会場で、お互いの携帯の番号も知らないのにまたもバラバラに行動する我々。僕は特別企画の土偶のところへ。

Dogu.jpg

すぐ隣で多分ボランティアの学生説明員の人が観光客に説明していたのを盗み聞き。全体的に平面的な造りのこの土偶、ふくらはぎのところがふくらんでるんで男なんだって。土偶っていうのは大体女性をモチーフにしてることが多いので、これは珍しいとのこと。なんでまたよりによって出っ張らせるのがふくらはぎなんだろうね。縄文時代はふくらはぎの大きな男がもてたりしたのかな。

キトラ古墳の壁画のレプリカとかもあって、すっかりその小さな一部屋で時間を過ごしてしまう。気配りのイッチーが僕のことを見つけて「新田さんはあのへんにいましたよ。合流しましょう」と言って連れてってくれるのに、既に新田氏はそこにはおらず。二人で探しているうちにまた僕が別のものに興味を引かれて勝手にバラバラに。可哀想なイッチーはゆっくり展示を観ていられたのか今になって気になる。

夕方にはひそそかさんと、ひそそかさんの母親の娘であるカブ子さんと合流し、近くのお相撲居酒屋へ。駅近なのにすごく広い店。さらに広々とした中央のスペースをふんだんに使って設置してあるのは土俵。両国の人はご飯食べながら相撲取るのか。僕らが食べていた間にもお父さんと小さな娘さんがたわむれに相撲を取っていたし。

飲み会の内容はひそそかさんとこに大体書いてあるので省略。いつもながらこの人たちと会って飲むのは楽しいね。料理も意外なほど美味しかったし、特別粘らなくてもいつまでも居させてくれたし、いい店だった。相撲取ってくればよかった。



これだけで終わって久々の「非音楽的」カテゴリーに入れてもよかったんだけど、せっかくなので、前々から暖めててそのうちネタが尽きたらやろうと思ってた虫ジャケ特集を記念に。

例によって勝手に自分で決めたルール。自分の持ってるLPやCDから選ぶこと。昆虫の写真に限定するので、イラストはNG(シド・バレットのセカンドとか、アンドリュー・バードの『Noble Beast』とか)。裏ジャケや内ジャケに載ってるのもなし(ジェフ・ハンソンの『Madam Owl』とかポール&リンダの『Ram』とか)。

では早速。まずは昆虫博にも沢山の種類が置いてあったカブトムシ。

Southern All Stars.jpg
サザンオールスターズ 『Southern All Stars』

きっと日本ではこのジャケが一番有名だろうね。もう20年も前のアルバムなのかとびっくり。さっき久しぶりに聴いてすごく懐かしい気持ちになったよ。「YOU」とか「逢いたくなった時に君はここにいない」とか、いいよね。しみじみ。


カブトムシといえば、昆虫博の虫シアターで戦っていたこれ。

Mezzanine.jpg
マッシヴ・アタック 『Mezzanine』

世界的に一番有名なのはこれかも。このクワガタのアップが裏ジャケまで続いているところの、メカニカルな感じがいいね。中身の音をシンプルにうまく表現した秀逸なジャケ。


次はトンボ。

Wave Another Day Goodbye.jpg
ロンダーリン 『Wave Another Day Goodbye』

死んでるけど。これは08年2月の北欧特集の記事とか、同じく北欧特集のyascdのときに載せたことがあるね。この人たちどうしてるのかなとマイスペ見てみたら、07年からずっとアップデートがないね。今でもログインはしてるみたいだから生存はしてるんだろうけど。


アリ。

The Compleat Eater.jpg
イーター 『The Compleat Eater』

これも随分久しぶりに聴いたなあ。女の子にもてたくて、楽器もできないのにバンドやってるとウソついて、そのうち隠し通せなくてようやく曲を作り始めたとか書いてある自伝的なライナーがいい。典型的70年代パンク。


最後はカマキリ。

Love Is The New Hate.bmp
シハド 『Love Is The New Hate』

ニュージーランドのバンド。メタリカ+パールジャム÷3、みたいな感じ。付属のライヴDVDをさっき(多分これ買ってから初めて)観て、会場のアオテアスクエア(オークランド)の風景がメチャクチャ懐かしかった。

とりあえず持ってるのを思い出せた5枚。また何かあったらちょろちょろ追記するね。



<7月19日追記>

ハチ。

Living Things.jpg
マシュー・スウィート 『Living Things』

LA MOSCAさんのところを読んでいて思い出した。そうだ、これがあったね。表ジャケには何故か少しピンボケ気味のハチが一匹。裏ジャケには蜂の巣に群がる10匹。どうせなら裏を載せたかったけど。
posted by . at 17:19| Comment(12) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やたらと人にものをあげたがるひそそかです。レポありがとう。で、最後は結局マイフィールドなんですね?あ、もともとここはyasさんのフィールドか。

>見たくない人は目つぶってスクロール
遅いっちゅーねん。とっくに見えてます!綺麗だからいいけど。どうせならここで「最後のカマキリ画像に注意」って書いといてちょうだいよ、まったく。(泣)

>僕が別のものに興味を引かれて勝手にバラバラに
全員集合したあとのお土産売場でもそうでした。みんなが移動しているのにyasさんだけが傘に気を取られていてはぐれかけて。そのあともまたイッチーと私と子ども達だけを置いてみんなどこかへ消えてしまいましたよね。集団行動のできない困った人たちだこと。幼稚園でなにを教わってきたんですか、まったく。

>ひそそかさんの母親の娘であるカブ子さん
実はカブ子は私の父親の娘でもあるのです。つか、どうしてわざわざこんなややこしい書き方を。(笑)
Posted by ひそそか at 2010年07月10日 18:11
Bluetones の Slight Return とかお持ちじゃないでしょうか。蜂ジャケのシングル盤です。
Posted by desktop at 2010年07月12日 00:55
>入場したら皆バラバラに散り、黙々と虫を見てはたまにすれ違って感想を言い合う

わははは。虫部の部活動は淡々としてますね。イッチーの気配りが光ります。女子部員のLUNAさんとかひよちゃんとかいたら、もうちょっとにぎやかになっていたのでしょうか?

>見たくない人はスクロール

ひそそかさんも書いていましたが、スクロール推奨と写真のあいだが短すぎるっちゅーねん
(涙)。

>ナナフシのコーナー

また淡々ととんでもナイことを(涙)。

>虫ジャケ特集
>また何かあったら

だからもういいって(涙)。
Posted by にんじん at 2010年07月12日 17:00
昆虫の中では蝶は比較的苦手なほうです。
粉っぽいのがどうも。

昨年、大英博物館で土偶を見たときイナモトに「土偶と埴輪の違い、知ってる?」と聞いたら無視されました。だって、フランスのシラク前大統領は違いをご存知と聞いたから、試してみたかったのです。
ちなみに前大統領は相撲が大好きです。そのお店にお連れしたら、相撲をとられたことでしょう。

虫ジャケ特集、どんと来い、です。
Posted by Luna at 2010年07月12日 20:38
すべての写真(土偶も含めて)を拡大してじっくり鑑賞しました。部活動報告ありがとうございます。
モルフォ蝶、標本作成が難しいなら生きてるのを展示したらいいのに。そしたら淡々となどせず大いに賑やかになったことでしょう。もちろん私も駆けつけます。
カイガラムシの研究はやっぱり私がしないといけないみたいですね。

ところで相撲居酒屋のメニューはちゃんこだけなのでしょうか。私も土俵で相撲を取りたいんですが、その際は宮沢りえちゃんのようなフンドシコスプレが必要ですか?

虫ジャケ特集、受けて立ちます。カマキリジャケ 蝶…じゃなかった超クール! かっこいいです。他にも思い出したら載せてね。第二弾希望。

それにしても
>シド・バレットのセカンドとか、アンドリュー・バードの『Noble Beast』とか(中略)ジェフ・ハンソンの『Madam Owl』とかポール&リンダの『Ram』とか
ここまで列挙しておいてマイルールに基づき非掲載とは! 意地悪!
Posted by ひより at 2010年07月15日 21:07
■ひそそかさん
記事アップの一時間後にてきぱきとコメントしていただいたのに、その後一週間もほったらかしてすみませんでした。ということは、あの虫オフ会はもう二週間も前の話なんですね。光陰矢の如しです。

最後の画像、カマキリ以外は大丈夫なんですか?別にこのカマキリ、お腹から何かでてきたりはしていませんよ。

>幼稚園でなにを教わってきたんですか
ちょっと昔の話なので記憶は定かでないのですが、数の数え方とかお歌の時間とかそういうことだったような気がします。あ、昼寝の時間があったような気もする。会社でも昼寝の時間ほしいです。


■desktopさん
ブルートーンズ、孔雀ジャケのやつはたまにブックオフで格安で叩き売られていますが、さすがにシングル盤まではなかなか見かけないですね。せっかく教えていただいたので、こないだからこれを気にして探すようにしています。もし入手したらこの記事に追記しますね。


■にんじんさん
ルナさんとかひよりさんとかは虫を観察する際にそんなにうるさいのでしょうか。そういえばうるさいは五月蝿いと書きますね。ここにも虫が。

>スクロール推奨と写真のあいだが短すぎる
僕のブログに限ったことではありませんが、虫のことを書いてある場合はむやみやたらとスクロールせずに、一行一行下から絞りだすように読んでいきましょう。さもないと何の写真が出てくるかわかったものではありません。

虫ジャケ特集、もういいですか?それは残念。では万が一追記しても決して見ないでくださいね。


■Lunaさん
ルナさんにも苦手な虫があるんですね。でもこのモルフォ蝶はツルツルしてて全然粉っぽくなさそうでしたよ。なんであんなに金属感があるのか説明がありましたが、もう二週間前のことなので忘れてしまいました。また行って見てこなければ。

お詳しいのはUKだけかと思いきや、フランスの事情にも明るいのですね。では次回はイナモト君とシラク前大統領をあの店にお連れして、二人で相撲を取ってもらいましょう。その後はシラク前大統領による埴輪土偶講座です。

>虫ジャケ特集、どんと来い、です
了解しました。


■ひよりさん
写真全部見ていただいてありがとうございます。どれが一番お気に入りですか。生きた虫を展示したら、捕まえようとする人と逃げ惑う人とで早速阿鼻叫喚ですよ。それはやめておいた方が無難です。

カイガラムシ研究是非お願いします。写真とスクロール推奨の間にはちゃんとスペースを入れるんですよ。

>私も土俵で相撲を取りたいんですが
なんとなくイメージだけでものを言いますが、ひよりさんは弱そうなのでやめておいた方が無難です。ひそそかさんとシラク前大統領にまかせておきましょう。

>虫ジャケ特集、受けて立ちます
わかりました。

カマキリジャケ気に入ってもらえましたか。これ日本ではあまり見ませんが、NZでは息の長い人気バンドなので、リアルグルーヴィーとかに行けば売ってますよ。

>意地悪!
そう言われましても、こういうのを全部載せていたらキリがないのです。他にも虫を擬人化したのはNG(エリカ・バドゥの『Live』とか)など様々なルールがあります。ジェフ・ハンソンの蝶々は前に写真を載せましたね。『Ram』はカナブンの交尾写真だったはずです。
Posted by yas at 2010年07月18日 10:27
別記事のコメント欄で遠まわしな挑戦状を投げつけられたような気がしたので(被害妄想)、受けて立ちにきました。
でも意を決して来たわりには許容範囲でした。ピンボケのおかげしょうか。裏ジャケなら泣いたかもしれません。
どこかで書いたような気もしますが(なにしろあちこちで不定期に虫祭りが開催されるので)、虫で何が苦手と言って、あの「くくく」のような足の形と、シマシマ状の腹部なのです。
Posted by にんじん at 2010年07月20日 14:59
かわいいものではありませんか。

にんじんさんは、ミツバチはっちやミツバチまーや、ファーブル昆虫記などなどは、だめだったのでせうか?
Posted by Luna at 2010年07月20日 15:34
記事中でのご紹介ありがとうございます!
忘れちゃダメですよ(笑)
ウチにも何かありそうな気もするけど
思い出せない(苦笑)
Posted by LA MOSCA at 2010年07月20日 22:37
■にんじんさん
今頃どちらの空の下にいらっしゃるのでしょうか。なにやら被害妄想気味のこのコメント、僕には遠まわしに「裏ジャケの写真を見てみたい」と言われているような気がするのですが、受けて立ってもらえますか。「<<<」の足もシマシマ状の腹部も満載です。


■Lunaさん
そういえば昔は虫が主人公のアニメや漫画が沢山あったような気がしますね。うちにはいつでも手の届くところに手塚治虫のミクロイドSが置いてあります。にんじんさん貸しましょうか。


■LA MOSCAさん
思い出せないもんですよね。もし何か思い出すことがありましたら、また教えてください。
Posted by yas at 2010年07月24日 17:11
会社の飲み会の帰り道、地面にいたカナブンを素手で救助したら女子にドン引きされました。一緒にいたのがにんじんさんだったら泣かれていたかもしれません。酔った勢いとはいえ欲望のままに行動してはいけないと反省しました。

追記ジャケ、先日行った展覧会の絵に似ていると思いました(リンク先)。虫だらけの展覧会です。

>どうせなら裏を載せたかったけど
載せようよ、裏。
歴史でもビデオでもおもしろいのは裏のほうです。
Posted by ひより at 2010年07月25日 15:09
■ひよりさん
そのカナブンは地面で一体何をしていたのでしょうか。ちゃんと植え込みとかに放してあげましたか?もしその場で素手で拾っていきなりパクッといってしまったら、さすがの僕もドン引きします。欲望のままに行動するのは控えてください。

虫の展覧会に行かれたのですね。ルナさんはお誘いしなかったのですか?

裏ジャケ、この週末にスキャンする時間があれば載せておきます。おもしろい裏のやつ、お持ちですか?今度貸してください。
Posted by yas at 2010年07月31日 21:30
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Tracked: 2010-07-10 18:12