まずは、4月25日の記事の最後で予言(?)したとおり、あれからしばらくPSBばかり聴いている。

去年のクリスマス前に買って、そのころ何度も繰り返して聴いていた5曲入りCD。ブログに書くつもりで脳内で記事を練っていたんだけど、たしかあの当時は立て続けにライヴに行ってたんで、そのレポートばかり書いてたから、実現しなかったんだよな。
さっきリンクしたPSBの記事にもちょこっとタイトルを出した表題曲「It Doesn't Often Snow At Christmas」は、いかにもいつものPSB節なのに、クリスマスっぽいメロディーとキンコン鳴る鐘の音がいい雰囲気の曲。やっぱりいいなあ、これ。もうすっかり初夏の気候になってきたというのに、我が家ではこのクリスマスソングがリピート中。
クリスマスアルバムを集めるのが趣味なPSBファンのLさん、これ買いですよ。5曲しか入ってないけど、その分お値段もお手軽だし。リンクしたアマゾンだと、1曲あたり180円也です(笑)

連休中にでかけた新宿某店で、ポイントに到達するための金額合わせにあと一枚何を買おうかとうろうろしていた僕の前にわざわざ目立つように置いてあったこのショッキングピンクのジャケ。
PSBのシングルB面曲は、どうせいつも後でまとめてCD化されるから、こまめにシングル盤を買わないようにしているんだけど、こういう偶然に弱い僕はその「あと一枚」をこれにしてしまった。
リンク先のアマゾンによると、これはパート1、2に分かれた2枚のシングルのはずなんだけど、どういうわけか僕の買ったこれはその2枚のカップリング曲が3曲とも収録されている。まあ、値段もその2枚を足したよりちょっと安い程度だったんで、損なのか得なのかよくわからないけど。
最近とつぜん気になりだしたといえば、4月3日の記事を読まれた方なら簡単に察しのつくこの人。

スザンナ・ホフス、91年の最初のソロアルバム。このジャケにはうっすら見覚えがあったけど、91年の僕の守備範囲からは完全に外れていたので(というか、先月までまったく興味なかったんだけど)、「ああ、そういえばこのジャケがこの人のだった」という感じ。
近所のブックオフで購入。もともと2300円の日本盤に1350円のタグが貼られていたようだが、お得意の「売れないものはどんどん値下げ」の法則に則って、その上から950円、500円、250円のタグが次々に貼られてあった。おまけに僕が買ったのは、「500円以下のCD半額セール」の日。スザンナ、ごめん。
先月までの僕ならほぼ興味がなかったはずの内容。当時のCDらしく、やけに薄っぺらくシャリシャリした音作りが逆になつかしい。でもあの日以来の僕にとっては全て許容範囲内。やっぱりいいよね、この声(笑)。あ、最後の曲でベース弾いてるのはジョン・エントウィッスルだ、とか無理やり(?)聴きどころを探したりして。
ジャケ写見て気づいたけど、ちょっと斜視気味なんだね、この人。なんかそういうのもかわいい(もう完全肯定モードですので)。ブックレットのいちばん後ろに載ってる、おそらく小学生ぐらいの頃のスザンナがギターを弾いてる写真もかわいい。

一緒に500円のを半額で買ったのがこれ。バングルスのベスト盤なら、もっと沢山曲の入った、ジャケットのデザインのいいのが何種類も出ているのは知ってたんだけど、まあ250円ならいいかと。とりあえず1曲目がこないだのライヴでも演った「September Gurls」だし。
こないだの記事に「バングルスなんて僕は「Manic Monday」ぐらいしか知らなかったけど」なんて書いてしまったけど、こうして聴いてみると他にも知ってる曲たくさんあったよ。おお、「If She Knew What She Wants」、ジュールズ・シアーだ。
「Manic Monday」のプリンスといい、このバンドにはいろんな人が曲提供してたんだね。さっきのソロアルバムの最後の曲はデイヴィッド・ボウイ/ブライアン・イーノの「Boys Keep Swinging」だし。というかそれは単なるカバーか。

再結成バングルスの03年盤の、限定DVD付きなんてのも見つけたのでゲット。それにしてもほんとにこの人たちの中古盤、叩き売られてるよね。かわいそうに。内容悪くないと思うんだけどな。いや、贔屓目抜きで。
これの1曲目はコステロ作か。いかにも彼らしい節回しの格好いい曲。アルバム・クレジットを見ると、こちらにも知ってる名前がちらほら。ラップスティールのグレッグ・リーズは後にマシュー・スウィートと知り合う伏線かな。コーラスにはデイヴ・グロール(フー・ファイターズ)なんて人も。
15曲も入ってるけど、スザンナがリードボーカルをとってるのは半分ぐらいしかないんだね。そういう曲はコーラスを聴くようにして、と。コーラスにまわってもやっぱりいい声(笑)。いや、冗談は別にして、このバンドって、ドラマーも含めて全員がそれぞれ曲を書いて歌うんだね。すごいや。
DVDの内容についてはどこにも何も書いてなかったんだけど、観てみると、「A Day In The Life With The Bangles」という、再結成に至るストーリーみたいなのを綴ったミニ・ドキュメンタリーと、PV1曲と、デビュー当時のシングルB面曲2曲のオーディオトラックと、フォト・ギャラリーという、そこそこ盛りだくさんな内容。
動いてるスザンナを観られるのがやっぱりいいね。しかしこの人、マシューの隣にいたから小さく見えたのかと思ってたけど、こうして女子4人で並んでもひときわ小さいね。4人でソファに座ってインタビューを受けているシーンがあるんだけど、一番遠くに座ると、なんか自分の遠近感がおかしくなったのかと思うほど遠くに小さく見える。
演奏シーンで弾いてるギター、こないだのライヴで使ってたのと同じだ。やけに木目が目立つ濃い色のテイラー。そういうのを知ってたら、あのときあの椅子にスザンナが座るというのがわかったし、バングルス時代のギター!とか思って感慨深かったんだろうけどな。とか言って、あの瞬間はまだファンでも何でもなかったんだけど。
フォト・ギャラリー、再結成前というか、デビュー当時のうら若きメンバーの写真が沢山出てくるんだけど、うーん、いかにも80年代というメイクがもの凄い違和感。ちょうどさっきの『Super Hits』のジャケもそういう感じだけど、今見ると全然かわいいと思えないよ。50過ぎてからの方がよっぽどいい。
バングルスとスザンナのソロ各種、どれもこれもあちこちの中古屋で簡単に見つかるし、かわいそうになるほど安値だから(かわいそうなら新譜を買ってやれよ)このままいくとすぐ全種類制覇してしまいそうな気がする。あとDVDも。
続きを読んで、○そっ!やられた。
12月はクリスマス・アルバムいろいろ探したけど、これはひっかかりませんでしたね。
昨年は、変な声になったオジサンのアルバムを買いました。
>ポイントに到達するための金額合わせにあと一枚何を買おうか
まるで主婦のようですね。(笑)
『Doll Revolution』のジャケを「これ、キューピーコレクションに加えてみない?」と梅子に勧めてみたんだけど「キューピーの睫毛は5本!」と却下されたー。
>50過ぎてからの方がよっぽどいい
○年後、誰かにそう言ってもらえるように精進したいと思いますた。
後でまとめてCD化されるといっても、それは何年も後のことです。単なるカタログのように他のろくでもないB面曲と一緒に詰め込まれて、おざなりなジャケットに包まれたその曲を何年後かに聴くのと、1000円以下とは思えないような丁寧な作りの厚手の二重フルカラー紙ジャケに包まれたこれを今聴くのとでは全然違いますから。今年のクリスマスはこれで決まりですよ。くやしがることなど一切ありません。
他の4曲は残念ながらクリスマスとは関係ありませんが、どれもなかなか秀逸な出来です。2回収録されている「My Girl」はマッドネスのカバーですが、2回目はご丁寧に「Our House Mix」というミックスです(マッドネスを知らなければこのタイトルの意味も不明かもしれませんが)。
4曲目「Viva La Vida / Domino Dancing」はこないだの記事のライヴ盤にも収録されていますが、なかなかの名曲です。「Viva La Vida」だけでもよかっただろうと思いますが、あの記事にも書いたとおり、過去の名曲「Domino Dancing」とゴーヤチャンプルのようにいっしょくたにされて、益々聴き応えのある仕上がりになっています。
記事に書こうと思っていて端折ったことを結局ほとんど書いてしまいました。これだけ書けばくやしさもまぎれたでしょうか。CDが届いた際には是非ご感想を聞かせてください。ついでに先日来日したおじさんのCDの感想も。
■ひそそかさん
>まるで主婦のようですね。(笑)
そのくせたまったポイントのことはすっかり忘れて簡単に期限切れにしたりもします。
キューピーの睫毛は5本と相場が決まっているのですね。それはためになりました。ではこのジャケに写っているのは何様なのでしょうか。内ジャケに沢山写っているので観察してみました。どう見てもキューピーではない単なる人形です。
>○年後
そのときになったら教えてください。言いに行きます。
紹介されてるバングルズの2枚、どっちも近所の中古屋にあるんだけど買っちゃおうかな?
スゲー金欠だけど(苦笑)
80年代ファッションって、今見ると「なんでさ」と思うようなのが多いですよね。ものすごい角度をつけて頬紅してたりします。
バングルスにいろんな人が曲を提供してるんですね、ミュージシャン内での才能評価が高いのかも。もうちょっと動画観てみますね。
近所の中古屋さんではおいくらぐらいでしたしょうか。あまり高くないようならお勧めです。再結成盤の方もちゃんと力の入ったいい出来です。
ベスト盤の方は、もしかしたらこれじゃないもっと沢山曲が入った方がいいかもしれませんが。
僕の場合はそのうちオリジナル盤も順番にそろえていくつもりなので、ベスト盤は適当なので我慢しました。うちのCDラックでは、マシュー・スウィートの隣に、ピート・ドロージとかと一緒に並べることに決めました。ファミリーです。
金欠なら、しばらく待つのも手ですね。おそらくいつ行っても誰にも買われていないので安心です(笑)
ところで、LA MOSCAさんのTHE CLASH風ロゴ、いいですね。
■青グリンさん
トシとってからの動画を見られましたか。僕もこないだ見ました。ミニスカートをはいてても全然イタくないです。
グリンさんも80年代にはすごい角度をつけて頬紅してましたか?今度写真見せてください。
バングルズ、いろんな人から曲を提供されていますし、今回記事にした2枚はどちらもその提供された(カバーした)曲をアルバムのタイトルにしています。律儀なんですね。そういうところも好まれるのでしょうか。