2010年04月18日

日記4

7日間で7便のフライト。総飛行時間37時間50分。
機内泊一回。二夜連続でホテルでの睡眠時間2時間。

いつも僕が出張に沢山出ていることをあちこちに書いていることで、いろんな国に行けていいなって思う人がもしかしたらいるかもしれない。まるで島耕作みたいな優雅な海外出張を想像されるかもしれないけど、実態はこんなもの。

今回の出張はオーストラリアとインドに行くというもので、普通に考えたら、東京・オーストラリア・インドの三点を結ぶ三角形のフライトを選ぶところが、経費を押さえるためになるべく同一キャリア(航空会社)のラウンドチケットを選んだ結果、どこからどこに移動するにも必ずシンガポールを経由するというルートになった。

三角形の長距離フライトならそこそこまとまった時間が取れて、機内食の後に寝てもわりと十分な睡眠が取れるんだけど、いちいち中間地点のシンガポールで乗り継ぎをするとなると、2時間程度の細切れ睡眠を何度も繰り返すことになる。

それぞれのフライトで機内食が出るのは、それだけの時間をかけて移動しているから当然なんだけど、なにしろほとんど半日身動きもせずに椅子に座っているだけだから全然お腹も空かない。それでも時間になったら自動的に食事が運ばれてきて、無機的にそれを消化。もぐもぐ。サービスのつもりなのか、食後にハーゲンダッツなんかも出てくる。それも無機的に消化。もぐもぐ。食用の家畜を太らせるのと同じ方法だね。

オーストラリアはパースという西海岸のリゾート地に行ったんだけど、日夜ホテルの部屋と会議室に缶詰。最終日にちょっと時間が取れそうだから、目星をつけておいた地元のレコード屋にでも行こうと思っていたら、東京に残ったメンバーに頼んでおいた仕事が全然片付いていないことが判明。そのまま徹夜寸前。これが上に書いた2時間睡眠の一夜目。全行程の3日目。

4日目、パースのホテルからタクシーで空港へ。「パースは楽しんだかい?」という運転手の優しい言葉にちょっとむかつく。シンガポールで乗り換えてデリーに着いたのが翌朝の2時。ホテルからのお迎えは来ていたのに車は用意されていないという、いかにもインド風のゴタゴタを経て、チェックインしたのが3時過ぎ。移動中に溜まったメールが99通。目を通してから二夜目の2時間睡眠。

5日目。デリーを朝6時に出発。国内線でムンバイへ。半分砂漠みたいな40度近くのからっとした暑さのデリーとはうって変って、35度程度と温度はちょっと低いが思いっきり多湿なムンバイの街を丸一日歩きまわり、汗だくのまま夜行便でシンガポールへ。チェックインカウンターで小一時間並んだ末に手にした搭乗券に書いてある座席番号は、4人掛けの真ん中。両脇は小太りのインド人。機内食は要らないと言っているのにわざわざ起こされて水を渡される。

6日目の朝。シンガポールに着いて成田行きに乗り換え。またしても3人掛けの真ん中。一応端の席をよこせと食い下がってみるが、満席でそこしか空いてないとのこと。シンガポール航空は事前のネットチェックインをお勧めしています。そんな時間が事前にあればとっくにしてるよ。両隣が小柄なシンガポール人なのが不幸中の幸い。さぞかし汗臭い奴が隣に座ったと思っていることだろう。

機内で出張報告を書き終え、今週ちっとも更新する時間のなかったブログ用の駄文をしたためているうちに、PCのバッテリーが切れそうになってきた。やれやれ。続きは家に着いたら書こう。ひとまず、おやすみ。



先ほど無事帰宅。結局、途中の空港で買ったニック・ホーンビィの新作『Juliet, Naked』が面白くて、飛行機の中で寝るどころじゃなかった。まだ全部読み終えてないけど、次の週末に続きを読むのが待ち遠しいよ。

通販で注文しておいたCDも届いてたし、残り数時間の週末、のんびり過ごそう。明日からまた忙しくなるしね。では、今度こそ、おやすみ。


BGM: Landon Pigg 『Coffee Shop』


posted by . at 23:05| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

いつも暖かいコメントを頂いてまして、ありがとうございます。
yasさまも、お忙しいみたいですね。
時差ボケどころではないくらいのようですが、
お体大切にして下さい。

ワタシも先週遅ればせながらニックホーンビィの
SLAMを買いました!
今のところは他ので読み終わってないものがあるので、
まだ読むのは先になりそうですが、楽しみです。
新作も面白いのですね、早く翻訳して欲しいです。
Posted by riri-inu at 2010年04月19日 23:24
飛行機で眠っても、あんまり体が休まる気がしませんね。ホテルで2時間睡眠が二晩続くのも大変そうです。仕事で気合が入ってるからできるのかも知れませんが、よく体がもちますね。
気のいい運転手さんにムカついたり、小太りインド人に挟まれたり、気の毒だけど笑ってしまいました。移動中に溜まったメールが99通ってゆうのもびっくりしました。
どうぞお体大切に。元気に世界を飛び回ってくださいね。
Posted by 青グリン at 2010年04月20日 20:44
ものすごい出張してますね。火山の影響がない地域だったのが不幸中の幸いというか。ほんと、体を壊さないようにね。

ちょうど同じ頃に私も2夜連続2時間睡眠でした。16日に発売された本を読んでいたのです。そのせいで日中細切れに意識を失いましたが、ウトウトしているところに誰もご飯を持ってきてくれないのが難点。食事の支度をしなくていいだけ、yas兄ィが羨ましい気も。んにゃ、やっぱり羨ましくない気も。

起こされて不機嫌になっても、お水は飲んでおきましょうね。エコノミー症候群怖いですよ。対策の目安は一時間に100ccの水分摂取だって。
Posted by ひそそか at 2010年04月21日 00:51
島耕作を読んでないので分かりませんが彼ならパースを必要以上に優雅に楽しみそうです。
睡眠2時間で起きられるyasさんを尊敬してしまいました。ブリブリ目覚ましを携帯されてるのでしょうか。私は最近目覚まし3個と携帯アラームをセットしています。毎朝モグラ叩き状態です。

次のフライトでは両隣がスザンナ似の美人だといいですね。
Posted by ひより at 2010年04月22日 20:54
世界を駆け巡るビジネスマンは大変ですね。
健康一番。飛行機内での水分補給はお忘れなく。

昔パースに遊びに行ったことがあります。
河にやってくるイルカとかいるんですよね、たしか。

次の出張の際にはマシュー似乗客に挟まれることなく、スザンナ似乗客に挟まれることをお祈りします。いや、一番いいのは両隣りに誰もこないことでしょうか。
Posted by きんぎょ at 2010年04月22日 21:10
アイス食べたいなー。でも自動的に出てくるハーゲンダッツってうれしくないですね。自分で買いに行きたいもんね。。

そんだけ細切れに乗り換えして、抑えられる経費ってどのくらいなんでしょね。ダメージのほうが大きそうなんだけど。
Posted by カブ子 at 2010年04月22日 23:58
インドというと、「ムトゥ 踊るマハラジャ」が出てきてしまって、今どうすることもできません。
今夜は眠れないです。

届いたCDの感想、ぜひとも聞きたいです。
疲れが吹っ飛ぶような素敵なものだといいですね。お疲れ様です。
Posted by xiao61 at 2010年04月23日 22:27
■riri-inuさん
こんにちは。ウィルコ、よかったみたいですね。2時間半も演ったなんてうらやましいです。

「Juliet, Naked」さっきも一章分だけ読みました。今ちょうど半分ぐらいです。いいですよ、これ。音楽オタクとその彼女という、あの「High Fidelity」を彷彿とさせる設定、でもどちらかというと彼女視点で書かれているところが「How To Be Good」ぽくもあります。

「SLAM」は実はまだ読んでいないんですよ。こないだ空港でそれもあったんですが、せっかくなのでペーパーバックになりたての新作にしようと思って。「SLAM」は翻訳版も出ているんですね。そっちをまず読んでみようかな。


■青グリンさん
出張中は体がもっていましたが、その後の一週間はちょっときつかったです。毎晩計ったように終電一本前で、うち一日はうっかり座ってしまったために寝過ごして、気づいたら見知らぬ駅でした。タクシー代損しました。罰として今週末はCDを買いに行くのをやめました。


■ひそそかさん
幸い僕のフライトには火山の影響はありませんでしたが、仕事にはえらい影響ありましたよ。困ったものです。それにしても、経済危機とか火山の噴火とか、アイスランドの人たちも大変ですね。少しでも経済復興の足しにしてもらうため、シガーロスのヨンシーのソロアルバムを明日にでも買ってきます(さっきグリンさんに書いたことと矛盾しているのは内緒です)。

3巻、もう読まれたのですね。僕は1も2もまだ読んでいないのです。このうえ4巻まで出されたのではたまったものではありません。しばらくやめてくださいと言っておいてください。読者カードか何かで。

一時間に100ccですか。では僕は出張中3.7リットル強を飲み干さないといけなかったのですね。あ、別に一気に飲まないといけないわけではないのですか。安心しました。


■ひよりさん
ブリブリ目覚ましは持って歩いていませんが、目覚めないといけないときは大抵目覚めるものです。体内時計とかあるのかもしれません。

>次のフライトでは両隣がスザンナ似の美人だといいですね。
次のフライトでは両隣がマシュー似でなければいいですね。と返事しようとしていたら、早速きんぎょさんに先を越されてしまいました。まったく、コメレスが遅いとろくなことがありません。


■きんぎょさん
こちらではえらくお久しぶりな気がします。いかがお過ごしだったでしょうか。とはいえ、最近例の多重人格ブログがほぼ二重人格程度になっているので、最近のご活躍も実はよく存じ上げているのですが。

>河にやってくるイルカとかいるんですよね、たしか。
…あなた、気のいい運転手の仲間ですか?

>次の出張の際にはマシュー似乗客に挟まれることなく
この記事には書きませんでしたが、実はシンガポールからパースに移動したときの隣の席は、どうしてこいつがエコノミー席に座れるのかと思うぐらいの大型オージーでした。ちなみにマシューは僕の見立てでは確実にエコノミー席には座れません。


■カブ子さん
僕はハーゲンダッツを自分で買いに行ったことがありません。今度買ってきてください。僕は自動的に食べますので。

抑えられる経費、結構馬鹿にしたものではないですよ。飛行機の運賃体系って、どうにも理解できないほど複雑で、ほとんど同じルートでも料金が何十倍にもなったりするみたいです。ダメージなんてここに書いているほど実はありませんし。せいぜい電車を乗り過ごしたときのタクシー代ぐらいです。


■xiao61さん
「ムトゥ踊るマハラジャ」、眠れないほどにお好きですか?(笑)。今回インド入出国便および国内便はインドのジェット航空に乗ったのですが、機内エンタテイメントはあの手の映画ばかりでした。寝ていたので観ませんでしたが。

届いたCDの感想、そのうちぼちぼち書きますね。今聴いてるやつはかなりリピートしています。この一週間弱で既に15回以上は聴いているはずです。さっき昼に起きて聴いたレコードもよかったです。疲れ吹っ飛びました。どちらも誰のなのかは秘密です。

あ、一枚だけ教えましょう。記事の一番下にちょこっと書いた、ランドン君のEPです。ririさんに教えてもらって注文したんですが、いいですね、これ。
Posted by yas at 2010年04月24日 18:24
yasさん、ごぶさたしてます。

「Juliet, Naked」、私も最近読んだところです。音楽トリヴィアは、「High Fidelity」より控えめでしたが、あのMinus 5がTuckerの曲をカヴァーしてるなんてところがいいですね。不惑を迎えつついろいろ迷うAnnieの姿がとても魅力的に描かれていたと思います。
Posted by タイコウチ at 2010年05月10日 22:23
■タイコウチさん
実はつい最近タイコウチさんの日記を読んで、「Juliet, Naked」読み終えたら感想を書きに行こうと思っていたところだったんですよ。先を越されてしまいました。というのもまだモタモタして読み終えていないのです。今は14章の後半あたりです。かなり佳境に入ってきたと思います。

マイナス5、出てましたね。相変わらずスプリングスティーンも登場していましたが。名前だけ。

今日は久しぶりに朝乗った電車と同じ日のうちに家に帰ってこられたので、最後まで読破しようと思っていたのですが、力尽きました。しょうがないのでコメレスしてから寝ます。何がしょうがないのかよくわかりませんが。では、最後まで読んだらそちらにも伺いますね。
Posted by yas at 2010年05月11日 01:10
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