2010年04月03日

Matthew Sweet & Susanna Hoffs live in Tokyo

◆この日のためにわざわざビルボードライブの会員になったぐらい楽しみにしていた、マシュー・スウィートとスザンナ・ホフスの来日公演。初日第二ステージに行ってきた。

◆第二ステージなんで終了時刻も結構遅く、もうこんな時間なんだけど、明日からの週末は来客の接待で、週明けは早朝から出張。帰国したらすぐに次のライヴが待ってるんで、今を逃すともう書けない。

◆ので、久々の箇条書き記事。本当は、こんなにちゃっちゃと書いてしまうのがもったいないぐらいのいいライヴだったんだけどね。

◆この日のためにわざわざビルボードライブの会員になったというのに、会員向け先行発売日のよりによって発売開始時間に会議が重なり、中途半端に気合を入れて取った整理番号だったけど、座席はまずまず。

◆ステージには椅子が4つ、左右に並んでいる。一つ目と二つ目、三つ目と四つ目の間にはそれぞれ丸いテーブルがあり、その上には沢山の飲み物。

◆アクースティックギターばかりが5本、椅子の周りに置いてある。一番左がギブソン。左から二番目の椅子にはテイラーの12弦が2本。右二つの椅子にはテイラーの6弦が1本ずつ。

◆そもそも今回どういう布陣で来るのか全然わかってなかったから、アクースティック・セットだというのにまずびっくり。左右二脚ずつの椅子は、二人があっち行ったりこっち行ったりするためなのか?

◆もちろんそんなわけはなく、開演時間を5分ほどオーバーして出てきたのは、僕が開演前にトイレで隣り合わせたクルクルパーマのギタリスト(デニス・テイラーという人らしい)、予想以上に小柄なスザンナ、予想以上に凄い体型のマシュー、それから、予想外のギタリスト、ヴェルヴェット・クラッシュのポール・チャステイン(紹介されるまで気づかなかったけど)。

◆マシュー、太っているのは知ってたけど、CDのブックレットとかに使われている写真が、あれでも実はいかにそう見えさせないように工夫していたのかを思い知らされたよ。メタボなんて生易しいもんじゃないね。

◆一方、CDのブックレットではどんな遠近法のマジックか、マシューとほぼ同じぐらいの顔の大きさで写っているスザンナの本物は、マシューをナタで割ったら中から3人ぐらい出てきそうなぐらい華奢で小柄。顔も小さいし腕も細いよ。

◆3つ上に名前を書いた順に右から椅子に座る。僕はマシューのほぼ正面だ。やった。メイヤー・ホウソーンのときの教訓から一番前は避けたんだけど(一番前の中央を取れるような整理番号でもなかったんだけど)、こうして皆椅子に座って演奏するんなら、一番前でもよかったかな。でも、ほどよい距離で全員を見渡せるからいいや。

◆オープニングは、『Under The Covers Vol.1』の1曲目、「I See The Rain」。どちらかというと僕は馴染みの薄い曲が多い『Vol.1』を電車の中で予習してきた甲斐があったよ。

◆続いて、『Vol.2』から「I've Seen All Good People」。基本的にデニスがどの曲でもギター・ソロを弾くんだけど、期待していたこの曲の、CDではスティーヴ・ハウ本人が弾いているあの後半のパートはなし。残念。

◆この曲の途中で、スザンナがマイクの高さが合わなかったようで、自分で高さを調整しようとするんだけど、全然うまくいかなくて、お手上げーみたいなポーズをしていたのが可愛かった。

◆おまけに、そんなことをしている間に間奏が終わってしまっていて、照れ笑いしながら「ここから歌えばいい?」みたいなことをマシューに聞いてたり。

◆それだけじゃないね。曲と曲との間にマシューがしゃべっているときに、テーブルに置いてあったペットボトルの水を手にとって、「これ水かな?」みたいな顔でじっと見てから、たかだかペットボトルのキャップごときを、えいっ!て力入れて開けようとしたりとか。

◆なんでこの人はこんなにかわいいんだ?僕よりずっと年上だよ。失礼ながら顔には歳相応のしわがあったりするんだけど、なんだか妖精がそのまま大きくもならずに歳をとったみたいな人。

◆それにあの声。ウイスキー焼けみたいなハスキー・ヴォイス。CDで聴いてもよかったけど(以前の記事では、あまり力みすぎた低音の歌い方は好みじゃないようなことも書いてしまったけど)、生で聴くとこんなにいい声だったなんて。

◆もうこれですでに◆5つ分ぐらいスザンナのことばっかり書いてるけど、いやー、ちょっとかなり気に入ってしまったよ。バングルスなんて僕は「Manic Monday」ぐらいしか知らなかったけど、CD買ってみようかな。

◆正気に戻って、ライヴの続きを。この先、曲順の記憶がいまいちあやふやなんだけど、演った曲はほぼ全部覚えてるから、順不同で書いていこう。そのうちどこかでセットリスト探してこよう。

◆『Vol.1』から他に演った曲は、「Different Drum」(もしもリクエスト募られたらこの曲にしようかなとちょっと思ってたぐらいなので、嬉しかった)と、「Everybody Knows This Is Nowhere」。

◆それから、「今日はニール・ヤングは二曲目だ。『Vol.1』にはニールが二曲入っているから。『Vol.2』で二曲取り上げたのは誰だっけ。トッドか」なんて言いながら始めた「Cinnamon Girl」。ひときわ歓声が高かったね。

◆「Different Drum」の前かな、マシューがスザンナに「起きろ!」って。スザンナが「わかってるよ」なんて返してたね。そのちょっと前にも、時差ぼけがひどいってぼやいてたから。確かにアメリカから着いたばかりで一晩2ステージはきついだろう。

◆一方、『Vol.2』から他に演ったのは、「Second Hand News」、「You're So Vain」、「Hello It's Me」。そして、「Willin'」(「Go All The Way」がなかったのは本当に残念だけど、これを演ったからまあいいや)。

◆それに、「もう一曲、アレックス・チルトンの曲を」と言って始めた「Back Of A Car」。“もう一曲”というのは、この曲よりも前に、「数週間前にアレックス・チルトンが亡くなってしまって驚いた。彼の曲を演ろう。これはスザンナが以前のバンドでカバーしていた曲だ」と言って、『Under The Covers』未収録の「September Gurls」を演奏したから。調べてみたら、ほんとだ。バングルスのセカンドに入ってるよ。

◆さらにもう一曲『Under The Covers』未収録の「Here Comes The Sun」が本編ラスト。それを演る前に「これが最後の曲だ」って言って観客が一斉に不満の声をあげたときに、「そんなの終わるフリしてちょっとあっち行って戻ってくるだけだよ」とかつぶやいてたね。可笑しかった。

◆その他にもステージ上でかなり頻繁に、おもにスザンナとマシューの間でよくわからないジョークみたいなのを言い合ってたね。僕の位置からだとマイクを通さない地声もよく聞こえたんだけど、ジョークの中身がいまいちよくわからなかったのが残念。

◆<追記>演奏曲目を思い出してたときに『Vol.1』と『Vol.2』の曲目表を見ながらだったのでついうっかり忘れていたけど、マシューとスザンナがまたぶつぶつと小さな声で「love」とかつぶやいてるから、てっきり「Alone Again Or」を演るのかなと思いきや、「Peace」、「And Understanding」って。マシューが「Nick Loweは大好きなアーティストだ」とか言ってたな。偶然だね、僕もだよ。

◆さて、アンコール。最初はスザンナの、というかバングルスの「In Your Room」、それにメドレーで続けて「Manic Monday」。

◆続いてはマシューのパート。まずは『Sunshine Lies』から「Byrdgirl」。そして、「I've Been Waiting」。こういうのをアクースティックで聴けたのが、今回のハイライトの一つかも。

◆アンコール含めて1時間ちょうどというのは、やっぱり時差ぼけのせいで早めに切り上げたんだろうね。さっきネットで調べてみた海外での1.5時間のフルセットだと、もっとマシューのソロやバングルスの曲を沢山演奏しているみたいだから(「Sick Of Myself」聴きたかった!)。

◆終了後、物販で売ってた小さな陶器。あれ、アンコールのときにマシューが一番前の席の女の人たちと話してたやつだ。マシューが「こーんな太い指でこんな小さなものを作るんだよ」みたいなことを言ってたけど、観客の受けがいまいち悪かったので、クリスという名の観客をステージに上げて通訳させてた。

◆多分彼は第一部にもいたんだろうね。ステージ上でだらだらとジョークを言い合ってたときに、スザンナがしきりに「クリスを呼んで通訳してもらおうよ」とか言ってたから。

◆そういう、いい意味でも悪い意味でもアットホームな感じの、やっぱりいいライヴだった。ちょっと残念だったのは、マシューがギターソロを一切弾かなかったことかな。

◆わあ、見返してみたら、もうこんなに書いてるよ。相変わらず箇条書きと言いながら単に段落の頭に記号がついてるだけだし。おまけに記事の構成もなにもあったもんじゃないね。

◆でももう2時になってしまったから、このままアップして風呂入って寝よう。明日も早起きしなくちゃ。

◆<追記2>うささこさんのブログとか、あと海外のライヴレポとか見て、おそらくこの人たちほとんどセットリスト替えてないなと推測したこの日のセットリスト。多分間違ってないはず。

1. I See The Rain
2. I've Seen All Good People
3. Everybody Knows This Is Nowhere
4. Willin'
5. September Gurls
6. Hello It's Me
7. Different Drum
8. Cinammon Girl
9. Back Of A Car
10. (What's So Funny 'bout) Peace, Love & Understanding
11. You're So Vain
12. Second Hand News
13. Here Comes The Sun

Encore
1. In Your Room / Manic Monday
2. Byrdgirl
3. I've Been Waiting
posted by . at 02:01| Comment(6) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
yasさんがコレを読めるのはいつなのか・・・。
一日ずれてお会いできませんでしたが。
良いライヴでしたね!
スザンナの唄にヤラレました。
「Sick Of Myself」俺も聴きたかった!
Posted by LA MOSCA at 2010年04月04日 21:22
これが箇条書きって・・・!怒りますよ。(笑)
相変わらず忙しそうですが、合間を縫ってちゃんとめぼしいライブに通い詰めてるんですね。根性ある〜。
キュートなスザンナに萌えまくりだったことはわかりました。あと文頭に◆つけたところで決して箇条書きにはなり得ないことも。

>「そんなの終わるフリしてちょっとあっち行って戻ってくるだけだよ」
あはは、誰もがわかってる「お約束」なんですよね。(笑)
Posted by ひそそか at 2010年04月05日 16:15
スザンヌはかわいいですがスザンナもかわいいんですね。
子供のころにバングルスのPVを見て「世の中にはかっこいいお姉ちゃんがいるもんやなー」と感心したものですが、あれから何年もたってても魅力的だと分かって希望が持てました。
スザンナが変わっていないのはよく分かりましたがマシューの昔の体形はどうだったんでしょう? スイーツを食べ過ぎたのでしょうか。太って見えさせない写真の技術を教えてほしいです。

ところで男子はトイレで誰と隣り合わせたか分かりやすくていいですね。
Posted by ひより at 2010年04月05日 22:48
■LA MOSCAさん
すっかり返事が遅くなってしまいました。すみません。貴コメントは頂いたときに読んでいたのですが、なかなかこちらから返事する時間が取れなくて。

いいライヴでした。スザンナがあんなにいいとは、まったく想像以上でした。唄もいいし笑顔も最高です。僕は運よくかなり前のマシュー前に席を取れたのですが、ほぼずっとスザンナの方ばかり見てしまっていました。こんなことならスザンナ前に座ればよかったです。いえ、決して彼女のミニスカートのせいではありません(笑)

海外のライヴレポとか読むと、アンコールでなく本編で「Sick Of Myself」を演奏しているようですね。そういうのを知るにつれ、やっぱり普通のハコで観たかったなと思ってしまいます。ソロでも観たいですが、やっぱり僕は次もシド&スージーで、エレクトリック・セットで。


■ひそそかさん
箇条書きは難しいものですね。どうやっても短くならないのです。

早くから取っておいたライヴの日に出張が重ならないかとびくびくしながら過ごしていた日々でしたが、めぼしいライヴは今週のKOCで一応打ち止めです。これからしばらくは仕事に専念する予定です。

この一つ前に行ったジュールズ・ホランドのライヴ、別の日のライヴレポを読んだんですが、一番お年寄りのリコ・ロドリゲスさんは、メンバー全員が本編を終えてステージを降りている間、どうせすぐアンコールで戻ってくるからと、そのままステージの椅子に座って待っていたそうです。最近どうやらアンコールのあり方も様々なようです。

小さな陶器は、水以外何も入らないような、よく言えば芸術的な、悪く言えば子供が作ったような焼き物でした。3500円で、買うとへロヘロとしたマシューのサインが書いてある小さな紙片がもらえるというものです。どう読んでも悪くしか言ってないですね。買われた方、すみません。


■ひよりさん
はい、スザンナかわいいですよ。笑顔がたまりません(さっきからこればっかり)。子供のころにバングルスのPVを見られていましたか。僕は子供ではなかった気がします。そもそも僕の子供のころにはPVというものはありませんでした。

太って見えさせない写真の技術は、記事中の<追記2>にリンクしたうささこさんのブログのトップ写真をご参考に。まず顔の半分を手で隠し、腹は腕で隠し、下半身は写真に写らないようにすること。更に言えば、自分よりも小顔の人を斜め前方に配し、遠近法を使って目の錯覚を呼び起こさせることも重要です。ちなみにその写真のスザンナはそれほどかわいくありません。実物の方がはるかによいです。

トイレで誰と隣り合わせたかわかっても、残念ながら何の役にも立ちません。

ところで<追記2>があるということは、<追記1>もどこかにあるはずと思われるかもしれませんが、残念ながら最初の追記を書いたときにはまさか2があるとは思いもせず、単なる<追記>としてしまいました。ターミネーター1に「1」が付いていないのと同じ原理です。しかも記事の中ほどに埋め込んでしまいました。嫌がらせにもほどがあります。
Posted by yas at 2010年04月10日 22:29
箇条書きといってもこの充実ぶりはいつも素晴らしいです。
マシューをナタで割ったら...というところは笑ってしまいました。ひそそかさんへのレスのリコさんの話も面白かったです(笑)

こちらのレポを読んで、マシューがギターソロを弾かなかったのは確かに残念だなぁと思いました。あの威圧感のある顔でガンガン弾いて欲しかったです。
Posted by うささこ at 2010年04月12日 10:13
■うささこさん
充実しているかどうかはともかく、ライヴが終わって覚えていることを片っ端から書き散らかすとこういう風になってしまうのです。最近ただでさえ記憶力が減退しているので、こうして書き留めておくと、後でいろいろ思い出せて何度も楽しめるので。そういう自己満足みたいなのを読んで少しでも楽しんで頂けるなら、うれしいです。

実際マシューをナタで割ろうとしても、どうにもぐにゃぐにゃしていてうまく切れない気がします。体型もなんだかクラゲ状でしたよね。

>威圧感のある顔
たしかに。あの目と鼻筋だけは昔から全然変わっていませんでしたね。
Posted by yas at 2010年04月14日 18:01
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