2010年02月13日

先にいってしまう人たちへ - The Durutti Column

2001-2009.JPG The Durutti Column 『2001-2009』

イアン・カーティス、マーティン・ハネット、トニー・ウィルソン。ファクトリー・レコードのいちばん最初の頃に一緒に大きなこころざしを持ってがんばっていた仲間たちがひとりずつ亡くなってしまい、ヴィニ・ライリーはきっとすごく寂しい思いをしているんだろう。特にここ数年は出すアルバムのすべてにトニー・ウィルソンへの鎮魂曲を入れているのを見ると、きっと彼とは一番仲がよかったんだろうね。

ドゥルッティ・コラムが01年から去年までにかけて出したアルバム5枚にボーナストラックを少しずつ付けて、つるつるした紙質のジャケットと一緒に、これもつるつるした箱に収納したセット。

解説もアルバム毎のクレジットも何もついてないそっけない作りだし、最近のアルバムをマメに買っていた人たちにとってはきっと痛し痒しな再発なんだろうけど、最近はこの人の新しいアルバムを買うのをさぼってしまっていた僕にとっては、すこし嬉しい箱。上にリンクしたアマゾンでも(5枚組としては)それほど高くないけど、行くところに行けばもっと安く手に入るし。

今日は朝からこれを順番に聴いているところ。順番はバラバラにだけどね。今かかってるのは『Idiot Savants』。これにも「Interleukin (For Anthony)」という曲が入っているね。この次に聴く予定の『Someone Else's Party』には「Requiem For My Mother」が入っているし。あれは確かヴィニ自身のお母さんが亡くなったときだったよな。


友達の大事な家族が先週亡くなってしまった。ずっと病気で臥せっておられたその人のことは、僕は友達を通じてしか知らなかったんだけど、今日は一日喪に服すつもりで、その友達も好きだと言っていたドゥルッティ・コラムを一日聴いて過ごそうと思った(ちょっと遅くなってしまったけど。それに、別にこんなことが服喪にあたるわけじゃないのはわかっているけれど)。


そういえば、その友達もいちばん好きだと言っていたドゥルッティ・コラムの最初のアルバムの2曲目が、こんなタイトルだったよね。アーティストとしてこの世に出てきたときからずっと、先にいってしまう人たちにむけた曲をたくさん作ってきた人だったね。

Requiem for a father.JPG

元気だしてくださいね。


posted by . at 16:10| Comment(3) | TrackBack(1) | アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんないい追悼のしかたはありません。
こんな素敵なの、きっと故人もよろこんでいるはずです。
地味音に来て、この一週間以上、音楽を聴いてなかったと気がつきました。忘れてました。ファーストからかけてみよう。
言われてみれば、ドゥルッティ・コラムの音楽は何かを悼むのにふさわしい感じがありますね。ヴィニ・ライリー、エライかも。寂しさをちゃんと音楽にしてるってすごいかも。5枚組買うかも。
Posted by 青グリン at 2010年02月13日 20:52
音楽の引き出しいっぱい持ってると、こんな気の利いたことが出来ちゃうんですね。
Posted by カブ子 at 2010年02月13日 23:38
■青グリンさん
早々にコメントを頂いたというのに、返事もせずに次の記事をあげたり、そのままコメントを放置したりですみませんでした。あれからちょっとバタバタしていたのです。今はバンコクにいます。バタバタといっても別に自力で飛んできたわけではありません。

ひさしぶりに聴かれたファーストはどうだったでしょうか。僕もこの記事のためにひさびさにレコードを引っ張り出してきて聴きました。

議長はきっとドゥルッティ・コラムなんてご存知なかったでしょうけど、もしちょっとでも喜んでいただけたのなら僕もうれしいです。


■カブ子さん
気が利いてるかどうかはわかりませんが、新しいお姉さんには喜んでいただけたようでよかったです。

ところで、下の写真はちょっと前に買ったマクロレンズで撮りました。ボケ具合がいい感じでうれしいです。もし写真ブログのお知り合いがおられたらそう伝えておいてください。
Posted by yas at 2010年02月20日 02:22
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

CD:The Durutti Column ‘A Paean To Wilson’
Excerpt: 昨日がかなり繊細なネタだったので、引き続き今日も。 ファクトリー・レコードの創設者で、2007年に逝去された トニー・ウィルソン Tony WilsonをDurutti Columnが追悼するアルバ..
Weblog: 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
Tracked: 2010-05-31 04:55
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。