2009年01月12日

Glenn Tilbrook live in Tokyo 2009 二日目

第二夜が明けた今朝、なんとなく残る脚のだるさ。着席のライヴだったのに?というその訳は後の方で書くから。では、例によって開場前に吉祥寺界隈のCD屋の棚を掘り起こした話は置いといて、早速ライヴの様子から。

DSC00056.JPG

会場に入ってまず気づいたのが、昨日と違ってスツールがないこと。ステージ奥に置いてあるギターには、2本ともストラップが付いてるし、今日は最初から立って演るんだね。

昨日とほぼ同じいでたちで登場したグレン(Tシャツは同じのを複数持って来てるんだと信じておこう)。オープニングは「Electric Trains」。ミュージックプラントさんの昨日のブログを読むと、やっぱりセットリストを載せることにされたようなので、僕も遠慮なく曲名を書かせてもらおう。昨日の記事の分は後で追記しておくね。

2曲目は「Reinventing The Wheel」だと思っていたら、ワンコーラス歌ったところでいきなり「Goodbye Girl」に切り替えたのでびっくり。なんだろう、あれは。途中で嫌になったのかな。「Reinventing〜」楽しみにしてたのにな。

なんだか聞き覚えあるけど何だったっけと考えていた6曲目は、前回は聴くことができなかった「Tough Love」だった。これっててっきりクリスが歌っていた曲だからグレンは歌わないんだろうと思ってたけど、アルバムではユニゾンで歌ってたんだね。歌メロが少し変わってたからわからなかったよ。前半部の僕にとってのハイライトはこの曲かな。

フェイセズ、特にロニー・レインに影響を受けたという、新作からの「Best Of Times」。そのフェイセズでなく、スモール・フェイセズ時代の「The Universal」のカバー。新作のために書いたけど、結局収録しなかった、駐車違反で捕まったときのエピソードを歌った「0 To 60 In 3 Seconds Flat」(0はノーと読む)。新作ではルーシー・ショウが歌っている「Product」(グレンがキーを落として歌ったこっちのヴァージョンの方がずっといいのに)。前半部では、このへんが昨日と重複していた曲かな。

例の、演奏途中で6弦のペグをぐるんと緩める「The Truth」も12曲目で披露。前回と違って、ドローンというよりは、超低音を出すために音を変えたという感じ。あれは意図してそうしたのか、それとも緩めたりなかったのか。

新作からの「Through The Net」を演る前に、ビデオ撮影するから協力して、とリハーサルが始まった。サビのところで皆で手拍子するところを、グレンがステージ上から撮影。「ドルビー・サラウンドでリリースする」とか何とか言ってたのも、またジョークだったのかな。ごめん、笑わなくて。それを一通りやってから改めて曲に入ったんだけど、実は後になってもっとすごいことがあることを、このときはまだ知らなかった。

休憩を挟んでの第二部(昨日の記事に沿って第四部とか書くとわけわからなくなるから、とりあえずこう書く)、また6弦ギターで歌い始めたのは「Someone Else's Bell」。ところで、今回使ってる6弦は前回のヤマハではなくテイラー。12弦の方はヤマハ。前回と同じギターなのかどうかはわからないけど。

17曲目でお待ちかねの「Some Fantastic Place」。これを聴いてるときにはっと思い当たった。昨日あれだけたっぷり聴いたのに、なんだかまだ聴き足りない感が残ったのは、この曲を聴いてなかったからだ。あとは、この第二部の最後に演った「Another Nail In My Heart」ね。

その定番2曲以外には、前回演らなかった「I've Returned」が聴けたのが嬉しかったな。昨日は12弦で弾いたイントロが変だと言ってた「Slap & Tickle」も、この日は6弦できりっと決めてたし。一方、12弦で演った“本日のビートルズ”は、「Ticket To Ride」。

第二部は昨日にも増して次から次へと立て続けに曲が出てくるなと思っていたら、なんと18曲も。第一部の(「Reinventing The Wheel〜Goodbye Girl」のメドレーを1曲と数えると)14曲と、アンコール2曲とを合わせたら、全部で34曲だよ。時間的には昨日と同じか、もしかしたら数分程度短かったぐらいかもしれないけど、たった一人で2時間強、34曲はすごいよね。

それぐらい、この日はグレンも観客ものってた。初日だけしか観られなかった人を悔しがらせるようで申し訳ないけど、ギターソロも昨日より遥かに決まってたし、なにより声に張りが出てきた感じがあったよ。「Ticket To Ride」の“My baby don't care”の高音もちゃんと出てたし、30曲目で歌ったガーシュインのカバー「They Can't Take That Away From Me」なんて、もう貫禄モノだったね。


Signed Pandemonium.jpg

終演後、今日はニューアルバムにサインをもらった。僕の名前はアルファベット3文字だけなので問題ないけど、名前の綴りを聞きながらやっぱり間違えてしまって、「ああ間違えてしまった。ごめんね。ちょっとこの紙に名前を書いてみて。ごめんね」と、本当に申し訳なさそうに謝っているグレンが今日もいた(何故「も」なのかは、そのうちどなたかがどこかのブログに書くはずなので)。

僕の前に並んでいた人の名前の綴りをそんな風に間違えて、自分が書いた「k」をなんとか「t」に見えるように一所懸命に書き直してるグレンって、本当にいい人だなって思ったよ。


さて、この日の本当のハイライトはこの後にあった。サインを待っている間に「この後プロモーションビデオの撮影をしますから、参加してもよいという方は残っておいてください」とのアナウンスが。

全員のサインを終えたところで、数十名がぞろぞろと会場に戻り、グレンとミュージックプラントの野崎さんから説明があった。「Through The Net」のCDに合わせてグレンが歌うから、二回目のコーラスで全員ステージに駆け上がって「♪ラララララララー、アー、アー」ってコーラス、それが終わったら急いで駆け下りて、三回目のコーラスでまた駆け上がってきて歌い、曲が終わったらグレンと一緒に駆け下りて。って、グレン、それ難しすぎだって(笑)

それでも、「最初の初々しさが欲しいから、リハーサルなしでぶっつけ本番」というので皆で必死にやったら、「今のよかったね。じゃあもう一回」だって(笑)。リハーサルって言ってしまうと皆まじめにやらないからなんだね。普段の運動不足がたたってこっちはみんなハァハァ言ってんだけど…

なんとか撮り終えて、グレンは大喜び。もう、これでもかってほどに感謝してくれて。グレン、こっちだってこんな楽しいことに参加させてくれて、すごく嬉しいんだよ。こっちがありがとうって言いたいよ。

なんとその後、帰り支度をしている参加者数十名を、グレンが一人一人廻って、「ありがとう」って言いながら握手しにきてくれた。全員くまなく廻った後も「これで全員に感謝の言葉を伝えられたと思うんだけど、もし誰かまだお礼を言えていない人がいたら、僕はちゃんとそのつもりだから」って、こんないい人いないよ。ちょっと感動的。

きっとあのビデオ自体は編集されて、他の国とかで撮ったものと合わせられるだろうから、実際にできあがったときに僕が映ってるのはほんの一瞬かもしれないけど、出来上がったものをテレビやネットで観るのが楽しみ(と思ってたら、ミュージックプラントさんのブログの今日の記事に、「イギリスやアメリカじゃこうはいかない」って書いてあったよ。まさか昨日の一発撮りだけでPV作るつもりなの?)。

そして、昨日あれに参加した数十人にとっては、新作の中では「Through The Net」が一番好きな曲になったはず。それを聴くときには必ず心の中で「♪ラララララララー」ってコーラスしながらね。


セットリスト

1. Electric Trains
2. Reinventing The Wheel / Goodbye Girl (Medley)
3. Black Sheep
4. The Universal <スモール・フェイセズのカバー>
5. Product
6. Tough Love
7. Best Of Times
8. Pulling Mussels (From The Shell)
9. Messed Around
10. Oh Well <フリートウッド・マックのカバー>
11. Through The Net
12. The Truth
13. 0 To 60 In 3 Seconds Flat
14. Annie Get Your Gun

15. Someone Else's Bell
16. Parallel World
17. Some Fantastic Place
18. Drinkin' Wine Spo-Dee-O-Dee <スティック・マギーのカバー>
 (DELUCAさん、ご教示ありがとうございました)
19. Ticket To Ride <ビートルズのカバー>
20. Slaughtered Artist
21. I've Returned
22. Take Me, I'm Yours
23. Vicky Verky
24. Untouchable
25. Hourglass
26. Up The Junction
27. Still
28. Tempted
29. Happy Disposition
30. They Can't Take That Away From Me <ジョージ・ガーシュインのカバー>
31. Slap & Tickle
32. Another Nail In My Heart

33. Black Coffee In Bed
34. Is That Love

11 January 2009 at Star Pine's Cafe Tokyo
posted by . at 11:14| Comment(7) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このしあわせもの〜
Posted by Luna at 2009年01月12日 12:01
えー、そんないい目にあってたのですか。
良かったですねーー。
グレンさんいい人ですね。本当にそこにいる人みんなハッピーって雰囲気伝わりました。
あやくそのプロモーションビデオ見たい、見たい!
話を尊ぶ日本人に、団体演技はふさわしいのです。こうゆう協力で双方が喜べるってなんかいいですね。
Posted by 青グリン at 2009年01月12日 21:25
↑和を尊ぶって書こうと思ったの。
Posted by 青グリン at 2009年01月12日 21:43
にょーー!「Another Nail In My Heart」のギターソロ、聴きたかった〜。二日目は演奏したんですね。うー、いいなー。

数ヶ月前にチケット代についてコメントしたような気がしますが、ほんとにおトクなコンサートですね。数ヶ月も前から楽しめて、本番もこんなに濃いなんて。
Posted by カブ子 at 2009年01月13日 01:43
わ!! よかったですねー。読んでて何だかすごく嬉しくなりましたよ。
私も「Some Fantastic Place」が聞きたかったです。
Posted by にんじん at 2009年01月13日 02:27
18曲目は、Sticks McGheeのDrinkin' Wine Spo-Dee-O-Deeのカバーじゃないですかね。
違ってたらごめんなさい。
Posted by DELUCA at 2009年01月13日 18:20
■Lunaさん
しあわせでしたね。でも、この後の記事を読んでいただいておわかりの通り、もっとしあわせなこともいっぱいありました。

今回は毎日参加はできませんでしたが、概ねカバーできて満足です。特に二週目は無理した甲斐がありました。ルナさんも来月初のおっかけ、がんばってくださいね。


■青グリンさん
本当にそこにいる人みんなハッピーでした。ファンのためを思っていろんなことをしてくれる人ですが、自分の楽しみのためにやっているようなことでもこっちも嬉しくなるんですよね。不思議なオーラを持った人です。

プロモーションビデオ、もし見つけたらお知らせしますね。

和を尊ぶ。僕はちゃんと変換されますたよ。


■カブ子さん
だから二日目もあれほどお誘いしたのに。ちなみにその曲は京都でも演りましたよ。京都にはお誘いしませんでしたが。

ほんとにお得なコンサートでした。チケットの売れ行きがなかなか厳しかったという話も聞いていますが、あれならもっと高くても僕は全然問題ではないですね。まあ、高くすると来られない人も出るわけですからその辺のさじ加減は難しいですけどね。もし次回来日があれば、是非複数回行きましょう。と、これは昨日も書きましたね。一日一記事にコメント返ししていると、前の日に書いたことを忘れてしまうのです。


■にんじんさん
一緒に嬉しくなってくれてありがとうございます。Some Fantastic Place、大阪でも演りましたよ。本人も最後にあれをリクエストしてくれてよかったという顔をしていました。リクエストした人も本望でしょう。


■DELUCAさん
ご教示ありがとうございました。返事が遅れてすみません。早速追記しておきました。

YouTubeでその曲をチェックしてみましたが、間違いないですね。調べてみたら、前回の来日時にもその曲を演っていましたね。僕が行かなかった日なのでわかりませんでした。

DELUCAさんは二日目以外はどの日に行かれたのでしょうか。楽しまれましたか?
Posted by yas at 2009年01月21日 23:43
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