2008年11月09日

微笑みの次 - Brian Wilson

That Lucky Old Sun.jpg Brian Wilson 『That Lucky Old Sun』

 '61年の夏、女神が僕の歌になった

そのアーティストの人生やら生き様やらを必要以上に頭に入れながら音楽を聴くのは邪道だとは思うけれど、この、1961年に弟達と自宅で吹き込んだ自作の曲をきっかけに僅か数年でアメリカ音楽界の頂点に立ち、その後弱冠24歳にして想像を絶する挫折を味わい、数十年に亘る苦悩と虚脱の年月を経たのちに、誰もが信じられなかった奇跡の復活を遂げた彼の軌跡を知っていれば、この新しい自伝的内容のアルバムに収められたこんな一節に込められた意味に、鳥肌が立つほどの思いがする。

66歳になったブライアン・ウィルソンの新作には、彼のかつてのバンドが体現していた、60年代のカリフォルニアにまつわるあらゆるポジティヴィティが詰まっている。あふれるほどのコーラス。心がほっこりするブラス。一音一音計算され尽くした巧みなバンドの音。大きな物語の中に迷い込んだような気持ちにさせてくれる、見事な構成の曲の流れ。それらは、否応なしに、彼の前々作『Smile』を思い起こさせる要因でもある。

もちろん、かつての彼の挫折の引き金となり、構想から完成まで37年以上もかかることになってしまったかの名盤とこの新作を比べるのは公平でないというのはわかっている。同じ組曲仕立てであっても、あのアルバムを構成していたのは「Surf's Up」や「Good Vibrations」といった超弩級のバクダンみたいな名曲群。それと同じものを期待するのは、いくら相手がブライアン・ウィルソンとはいえ、無茶というものだろう。

『Smile』で狂言回しのようにあちこちに姿を変えながら登場していた「Heroes And Villains」や「Surf's Up」に代わって、今回のアルバムのテーマ曲として何度も歌われているのは、タイトル曲「That Lucky Old Sun」。僕は知らなかったけど、40年代に作られたポピュラー・スタンダードだそうだ。ブライアンはルイ・アームストロングのヴァージョンにインスピレーションを受けて、このアルバムの制作を開始したとのこと。

欲を言えば、アルバムのテーマ曲には自作でもの凄い名曲を持ってきてほしかったところ。あと、アルバムのあちこちに4回出てくる、ヴァン・ダイク・パークスによる語りは、それが今回の物語の要点になっているとはわかってはいるものの、純粋に音楽だけを使って物語を語らせていた『Smile』とどうしても比べてしまうと、やはり何かが違うと思ってしまう。

と、少々ケチをつけたい部分がなくはないけれど、あとは絶賛に値するアルバム。今のところ僕が一番気に入っているのは、最初の語りのすぐ後に出てくる、「Good Kind Of Love」〜「Forever She'll Be My Surfer Girl」のつなぎ。ブライアンが今でもビーチ・ボーイズ全盛期と同じような名曲を書けるということを証明しているような曲たち。冒頭に挙げた歌詞は「Forever She'll Be My Surfer Girl」の歌いだし部分だ。

アルバム後半も、テーマ曲「That Lucky Old Sun」のリプライズや、ビーチ・ボーイズによるオリジナル『Smile』時の未発表曲「Can't Wait Too Long」などを挟みつつ、これぞブライアン・ウィルソンといえる名曲「Southern California」でエンディングを迎える。

 弟たちと一緒に歌う夢をみていた
 ハーモニーで、お互いに支えあいながら


という、今は亡きデニスとカールのことを歌った歌詞がまた否応なく泣かせる。これは反則だろう。というか、88年に復活したものの、いつまたそれまでの状態に逆戻りしてしまうかという、あまりにもフラジャイルな様子が(ビデオや雑誌のインタビューを通して)見ていて危なっかしくて仕方のなかった彼が、ここまで自分の過去を振り返った歌を歌えるようになったというのが驚きだ。

上にリンクを貼ったDVDとの2枚組では、このアルバムの製作過程と2曲のライヴ・パフォーマンスが見られる。頭の中に浮かんだ複雑なコーラスを紐解いた上でメンバーに各自のパートを指示するところや、メンバーがピアノで次にどのコードを弾こうかと迷っているところに、普通では考えられないような進行のコードを続けて弾かせる場面など、ブライアン・マジック満載の楽しいビデオなんだけど、これまでいろいろ見た復活後のブライアンの映像と比べてやはり一番違うと思ったのが、彼の屈託のない笑顔。こんなに自然に笑い、陽気に振舞うブライアンを見たのは、ビーチ・ボーイズの初期の映像以来かもしれない。

ライヴ・パフォーマンスの2曲というのも、上に書いた「Good Kind Of Love」〜「Forever She'll Be My Surfer Girl」のメドレー。やっぱり彼自身もこの2曲が好きなのかな。ちょっと割高だけど、DVD付きのにしてよかったと思える内容だった。


Smile.jpg Brian Wilson 『Smile』

最新型ブライアン・ウィルソンを紹介したついでに、1966年から2003年までの37年間、世界で最も有名な“失われたアルバム”だったこれも載せておこう。この記事をここまでの数倍の長さにしないために一言で表現したいんだけど、何て言えばいいんだろう。例えばディズニーランドがアミューズメント・パークというものを完璧な形で表現したものだとしたら、それをそっくりそのまま音楽パッケージの形にしたものがこれだ。

僕の2004年の年間ベストアルバムでもあるし、もしその年に既にこのブログが存在していたら、同じ年のクリスマス前に観た『Smile』完奏ライヴと併せて、その年にここで一番多く語られたアルバムになっていたことも間違いない。一家に一枚の名盤。ちなみにうちにはこのスペシャル・パッケージ盤とあわせて二枚あるけど。

Smile Box.JPG


『Smile』絡みでついでにこれも紹介しておきたくなった。

Glimpses.bmp Lewis Shiner 『Glimpses』

まだ『Smile』が幻のアルバムだった90年代に出た、音楽を扱ったSF小説の傑作、ルイス・シャイナーの『グリンプス』。主人公のレイ・シャックルフォードがタイム・スリップをして60年代のいわゆる幻のアルバムの数々を完成させるというストーリーは、もしかしたら当時のロックを聴かない人にはあまり面白くもない話かもしれないけど、史実と虚構がきめ細やかに絡み合った展開は、それら幻のアルバムのことを少しでも知っている人はぐいぐい引き込まれてしまうだろう。

特に、レイがブライアン・ウィルソンを奮い立たせて『Smile』を完成させるシーンは感動的ですらある。現実の世界では、この小節が世に出てから約10年後に、レイ・シャックルフォードではなく、ダリアン・サハナジャ(をはじめとするブライアン・ウィルソン・バンドの面々)が『Smile』を完成させることになるんだけれど、当然そんなことを知らなかった90年代の僕は、まるでこれが現実に起こりうる話であるかのように、特にこの章を何度も繰り返して読んだものだ。

リンクを貼ってはみたものの、今は絶版なんだね。世界幻想文学大賞受賞という、僕にはどれぐらい権威があるのかよくわからない賞を取ったぐらいの本なのに、やっぱり題材がマニアックすぎたんだろうか。ちなみにレイがこの物語で最初に実現させるのは、(これも現実には既に世に出た)ビートルズの「The Long And Winding Road」のノー・ストリングス・ヴァージョン。他には、ドアーズやジミ・ヘンドリクスも登場する。

この話を書くためにこの文庫を引っ張り出してきたら、また延々と読みふけってしまったよ。はまるね、これは。絶版にはなっているものの、上のサイトを見たら、そんなに苦労せずに安価で手に入るみたいなので、興味のある人は是非どうぞ。


というわけで、今日はいつも以上にとりとめのない記事になってしまった。まあ、最近短い記事が多くて不評だったので、たまにはこんな誰も読まない長文もいいだろう。じゃあ寝ようかな。おやすみ。


posted by . at 02:20| Comment(16) | TrackBack(0) | アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
yasさん、ご無沙汰しております。なんだか久しぶりに自分がコメントできそうなものが紹介された気がします。

ブライアン御大のニューアルバムがゼロ年代も終わりに近づいた今もなおリリースされるというだけで嬉しくなり、同時に胸を撫で下ろすという気分でいるわけですが、今作はカリフォルニアの陽光の眩しさで目を細めてしまう感じでしたね。もちろん、カリフォルニアなんて行ったこともないですが(苦笑。

「Imagination」収録の”Lay Down Burden”も当時急逝したカールに捧げられて僕の涙を誘いましたが、本当に今作のそれも同じくらいに心を揺さぶってくれました。たしか、2005年2月に行われたSMiLE日本公演の際にも、二人の弟に捧げられたナンバーが演奏されたんですよね。記憶の確認のために4年前に自分が書いたブログの記事を久しぶりに読んでしまいましたら、あのときの感動がさらに蘇り朝からしんみりしてしまいました。そろそろ、もう一回来日してほしいものですねえ。


ところで、最後に紹介されている小説。僕は寡聞にして全然知らなかったのですが、めちゃくちゃ面白そうですね!! さっそく購入してみようと思います!
Posted by 一本道ノボル at 2008年11月09日 15:15
ビーチボーイズって名前は知ってたけど、よく聴いたことがなかったです。これを読んでユーチューブの旅に出てきました。どこかで聴いたことあるような感じの、いい曲がたくさんありました。
ブライアンさん、大変な時期があったんですね。どんな窮地にも必ず救いはあり、必ずまたやり直せる、と考えるのが私は好きです。音楽をやる人なら、こうしてやっさんのようなファンを喜ばせる事も出来ていいですね。
その小説、私が読んで面白いかどうかは分かりませんが、やっさんが面白く読んだ様子は伝わりましたよ。虚実入り混じった物語が、予言のようになったなんて、なかなかエエじゃないですか。
Posted by 青グリン at 2008年11月10日 21:45
ビーチボーイズのもブライアン・ウィルソンのもcdは一枚も持っていませんが、他のアーティストと一緒のものなら一枚あります。
『party at the palace』といって、2002年クイーン(女王さま)の在位50周年を祝うコンサートがバッキンガム・パレスで開かれたとき参加していたんです。テレビ中継もされました。
パレスの屋上でブライアン・メイがかき鳴らすギターで始まったこのコンサートは、フィル・コリンズ、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、etcが参加しました(イギリスのロイヤルファミリーっていいよね)。
ブライアン・ウィルソンが出てきたときに、「アメリカからも参加するんだ」、って思った覚えがあります。「god only knows」と「good vibrations」をやりました。

それから、この小説、気になるので注文しました。
Posted by Luna at 2008年11月11日 09:18
■一本道ノボルさん
お久しぶりです。もし来られるとしたら、シガー・ロスかなと想像していたのですが、まさかブライアン・ウィルソンの回に来られるとは、意表を突かれました。

88年の傑作復活アルバムの後は、いつまた活動再停止してもおかしくないほどのペースでしたが、Pet Sounds再現ライヴあたりからは、凄まじいまでのリリース・ペースとクオリティですよね。

思い起こせば、『Imagination』あたりのアルバムは、曲の出来はさることながら、いかにも打ち込みといった音作りで、最早この人は業界的にもその程度のお金の掛けられ方と扱われ方しかされなくなってしまったのかと、無性に悲しくなったものでした。それが今や、古巣キャピトル・レコード復帰(よくあれだけの仕打ちを受けた会社に戻る気になったものです)と共に、これだけ贅沢な録音が許される立場に復活したわけで、そういう意味でも感無量です。

05年2月のSmile再現ライヴに行かれましたか。僕が行った04年12月のオークランドでのライヴがその年の最後で、確か一旦休暇でアメリカに戻って、年明け最初のライヴが日本だったんですよね。あれは素晴らしいコンサートでした。ところで、4年前の貴ブログというのは、マダム・レインではないですよね?是非読んでみたいのですが、今でも公開されているのでしょうか。

『グリンプス』、まさに一本道さんみたいな人のための小説だと思います。“音楽を扱ったSF小説”という風に書きましたが、離婚、不倫、DV、父親との対立など、様々な題材を散りばめたストーリーが重苦しくなく構成されており、そういった意味では、主人公がタイムスリップ能力を持っているという一点だけでSFというカテゴリーに収まっていますが(そんなことを言い出すと村上春樹だってSFです)、極めて真っ当な音楽青春(エヴァーグリーンという意味での青春)小説だと思いますよ。60年代疑似体験にはうってつけです。


■青グリンさん
ユーチューブの旅に出ていらっしゃいましたか。それは、ビーチ・ボーイズでですか?それともブライアン・ウィルソンでですか?どこかで聴いたことがあるようなら、ビーチ・ボーイズかもしれませんね。

ビーチ・ボーイズって、日本ではどうしても軽いイメージで捉えられがちですが、本当はすごく奥が深いです。「Surfin' U.S.A.」とかの印象しかないかもしれませんが、それって、ビートルズを「Love Me Do」だけで語るのと同じようなものです。

60年代前半、イギリスでジョン・レノンとポール・マカートニーとジョージ・マーティンが三人掛かりでやっていたことに、アメリカでたった一人で対抗していたのがこのブライアン・ウィルソンだったということです。イギリス人たちは、仲良くしたりケンカしたりしながらうまく発散してバランスを取ってやっていましたが、ブライアンは二十歳そこそこのくせにそういうのを全部自分の中でカタをつけようと頑張って、でもそんなことはとても無理で、最後にはとうとう気持ちを病んでしまったのでした。

そういう人が四十代も半ばになってのっそりと復活し、六十代後半になってこんなにニコニコと新しい音楽を作るようになったんですから、“どんな窮地にも必ず救いがある”と考えるに値すると思いますね。


■Lunaさん
『Party At The Palace』、持ってませんが知ってます。文字だけの白っぽいジャケのやつですよね。2002年にはルナさんはまだロンドンにいらっしゃったんですか?確かブライアンのその2曲って、ポール・マカートニーとかと一緒に演ったんじゃなかったでしたっけ。

>気になるので注文しました
気になっていただけましたか。ありがとうございます。さすが疑似でない60年代体験者。感想聞かせてくださいね。
Posted by yas at 2008年11月12日 00:09
ビーチ・ボーイズ、たぶんしょっちゅうあちこちで耳にしているんでしょうけど、バンド名がどうもそそられなくて自ら進んで聴いたことがないです。 きっとソンしてますよね、バンド名そのまんまな先入観を持ってしまったワタシも、こんなベタなバンド名なビーチ・ボーイズも。

詳しいことはよく知りませんが、ビートルズのとあるB面の曲にブライアン・ウィルソンが何か吹く楽器で参加しているというのをどこかで読んだことがあります。ビートルズと仲良かったんですか?
Posted by カブ子 at 2008年11月12日 23:34
■カブ子さん
損してると思いますよ。僕も自分が洋楽的に物心ついた頃は彼らの人気も下り坂で、アメリカの太ったオッサンがお気楽にやってるこんな名前のバンドなんて聞きたくもないと、何年間も完全に棒に振ってしまいましたから。この記事では知ったようなことを偉そうにあれこれ書きましたが、実はほとんどは後追い知識です。

手始めにビーチ・ボーイズのベスト盤、何か聴いてみてください。虫の数ほどの種類が出ていますが、僕はこのブライアンが自分で選曲したという02年盤がお気に入りです。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/133356

「Surfin' U.S.A.」も「Fun Fun Fun」も入っていないのに、後期のマニアックな曲がわんさか入っていたりするところが肝です。おあつらえ向きにジャケもきっとカブ子さんが嫌いであろう可愛いデザインですし。

他のベスト盤でもいいですが、できれば『Pet Sounds』以降の曲が半分ぐらい入ってるものがお薦めです。さもないと結局バンド名そのままな曲ばかりになってしまいますから。

ビートルズのとあるB面の話はよくわかりません。ビーチ・ボーイズ時代のブライアンが『Smile』を録音していたときにポールがスタジオに遊びに来て、「Vegetables」という曲でセロリをかじる音を入れるのに協力したのは知っていますが。その程度には仲良しだったようです。
Posted by yas at 2008年11月13日 00:34
今日こんな番組があるようです。観て聴いてみようと思ってます。

http://www.bs-i.co.jp/app/program_details/index/MST0701700


全然関係なくて恐縮なのですが、関西でスマイルといえばこの人たちです。私は2回ナマで見たことがあります。右の人はサルTです。

http://www.yoshimoto.co.jp/base/groups/ditail/17
Posted by ひより at 2008年11月13日 20:39
■ひよりさん
大ヒットですよ。さっき残業中にこのコメントを読み、仕事もほったらかして大急ぎで家に帰りました。最初の部分ちょっと見逃しましたが、ほぼ全部観ることができました。ありがとうございました。こんな記事を書いた次の週に、長くなりすぎまいとあれこれ端折ったところをうまく補足してくれるようなこんなTV番組があるなんて、びっくりするような偶然です。

変に感情的にベタベタしない、いい作りの番組でしたね。僕には、ブライアンやキャロル・ケイやダリアン・サハナジャの最新インタビューが観られたのが何よりの収穫でした。ブライアン、本当にはきはきと楽しそうにインタビューを受けていましたね。数年前には考えられないことでした。

今日の番組の主題だった「Good Vibrations」、僕には一番好きな曲というわけではなかったんですが、遂に完成した2004年版『Smile』で、後半のクライマックス、いわゆる「エレメンツ組曲」の後に、アルバムのオープニング「Our Prayer」が短くリプライズされ、そこに間髪入れずにこの曲のイントロが流れてくる箇所は、何度聴いても全身ぞくっとします。

関西のスマイルも憶えておきます。この人たちは血液型とくつのサイズが同じで、サルTが目印なんですね。今年のM1に出るでしょうか。
Posted by yas at 2008年11月13日 23:13
ひよりちゃん、昨日観そこなったので、再放送観ます。

>文字だけの白っぽいジャケのやつですよね
そうです。
ポールはトリで登場だったので、ブライアンが出た時はまだだった様な気がします。

60年代は物心ついていませんでした!キッ!



Posted by Luna at 2008年11月14日 08:26
残業に水を指してしまってすみませんでした。
日経新○の夕刊で知ったのでもう少し早くお知らせしたらよかったですね。スマイルの画像を探すのに手間取っていました。サルTを着た写真がなかなか見つからなかったのです。
私は録画したので来週あたりゆっくり観ることにします。

>Lunaさんへ
是非再放送をご覧になってください。
なおスマイルでしたら↓の番組で毎週月曜日に見られます。

http://www.nhk.or.jp/ahosuki/index.html
Posted by ひより at 2008年11月14日 18:28
■Lunaさん
そんなにすぐに再放送するんですね。お暇でしたら是非観てみてください。

物心ついていませんでしたか。それは失礼致しました。大阪万博の頃にはもう物心ついていましたか?(次の記事の話題)


■ひよりさん
いつも夕刊を読むのは深夜もしくは次の日もしくはその週の週末なので、タイムリーに教えてもらって有難かったです。録画を観られたら適当にコメントなどお願いします。

僕は毎週月曜日のやつは観ないと思います。勤務時間中ですし。でもここの写真でもサルT着てますね。気が合いそうな人です。
Posted by yas at 2008年11月16日 15:06
あれま! 昨日コメントを投稿したと思っていたのですが、今見たら反映されていないってことは失敗に終わってしまったようです・・・。えっと、長々とあったのですが要所を端折ってピックアップしてみます(苦笑。


・「グリンプス」購入しました。創元SF推理文庫で街の古本屋で割とあっさり発見することができました。が、あんなに分厚いものだとは思ってもいませんでしたね。あれが「ハイ・フィデリティ」を訳した森田義信氏(元クロスビートやDIGの編集長ですよね)による対訳であれば、鬼のような注釈が施され、さらにページ数が増えているところでしょうか。

・僕はビートルズをろくすっぽ聴かずに成長期を過ごしたのですね。ひねくれ者なので、ずっとビーチボーイズを聴いていたんですよ(英国ものではホリーズを狂ったように愛聴していました)。ですので、せいぜいが聴取歴がゼロ年代以降のシガーロスではビーチボーイズやブライアン・ウィルソンには太刀打ちできないですよね(笑。

・そんな僕が以前に書いていたブログでのSMiLEレポートは以下のページになります。

http://melodylaughter.blog4.fc2.com/blog-date-20050203.html

http://melodylaughter.blog4.fc2.com/blog-date-20050204.html

http://melodylaughter.blog4.fc2.com/blog-date-20050209.html

いやあ、今とは何もかもが違っていまして若さと青さが伝わってきますね。これ以外にも、自分で作ったニール・ヤングコンピを全曲解説したり、「This Whole World」でのカール・ウィルソンのボーカリゼーションがどれだけ天才的かを偏執的に書き綴った音楽ブログもさらに昔に存在していたのですが、それはブログ会社のサービスが終了したのかこの世界から消えてしまっていました。なにげにあれはyasさんニンマリな内容だと思ったりもしますね。2004年の話です。
Posted by 一本道ノボル at 2008年11月17日 22:35
こんにちわ。
ここで一句

コメントが
書けそで書けない
ビーチボーイズ

・・・最悪だぁ(笑)。
Posted by falso at 2008年11月19日 13:48
■一本道ノボルさん
シーサーはコメントの反映がやたら鈍いことが多いのが困りモノなのですが、本当に反映されないなんてこともあるんですね。シーサーに成り代わってお詫び申し上げます。とりあえずシーサーの被り物をした僕を想像しておいてください。

さて、端折った割には実に読み応えのあるコメントに順を追って返事させて頂きます。

「グリンプス」もう読まれたでしょうか。僕もこのコメントに返事をしようとまた手にとって、第三章と第四章をまた全部読んでしまいました。一体今までこの二つの章を何十回読んだことか。もしまだ読まれていないとしたらネタばれになると困るので内容についてはあまり触れませんが、「I'm In Great Shape」が出てくる箇所の描写など、『Smile』が現実に存在し得ることになるとは思えなかった90年代には、本当に読んでいてわくわくさせられたものです。

現実となった『Smile』はこの小説で完成させられるものとは曲順が違いましたが、ここでの曲順も充分にアリだと思います。昔は皆こうやって、ブートを頼りに自分だけの『Smile』を作っていたんですね。僕もちょっと深堀りしたくなって、雑誌「Beatleg」の99年10月号、ブライアンの来日公演と『Smile』検証特集号を買ってきました。これから読みふけります。気が向いたら、自分が持っているブートと『Good Vibration Box』とかから寄せ集めて、自分仕様の『Smile』でも作ってみます。

「ハイ・フィデリティ」の注釈も楽しかったですが、60年代ロックにあまり造詣の深くない僕にとっては、この「グリンプス」の注釈もまさに痒いところに手が届くいい注釈でした。

僕が洋楽を聴くきっかけになったのは当時絶頂だったウィングスで、そこから遡ってビートルズを聴くようになったのは、僕にとってはごく自然なことでした。一本道さんのビーチ・ボーイズとの出会いは僕には想像の域を出ませんが、もし僕が一本道さんの年齢で突如発表された「Love And Mercy」を聴いていたなら、当時は廃盤だったPost Pet Sounds期のビーチ・ボーイズを狂ったように買い集めていたはずです。何故ホリーズなのかは、想像もできません(笑)

熱いライヴ・レポート、読ませてもらいました。まるで自分のブログを読んでいるようでした(苦笑)。もっとも、見事な筆致は僕が足元にも及ぶものではありませんが。

ちょっと久し振りにそれぞれ別の飲み物を片手に、お互いが作るニール・ヤングのミックスCDにはどの曲が入っているかだとか、何故カールがリード・ヴォーカルをとっている曲は後世に残る名曲ばかりなのかとかいう話を延々したいですね。忘年会でもしますか(笑)


■falsoさん
あれれ、falsoさんはビーチ・ボーイズはあまりお好きではなかったですか。確かに年代的には多少中途半端だったかもしれませんね。むしろブライアン復活後に知った人の方が抵抗なく素直に聴けているのかも。
Posted by yas at 2008年11月22日 22:34
こんにちわ。
好きでも嫌いでも無いです(笑)。

私は、所謂「オールデイズ」として耳にしながら、彼らのアルバムの凄さを先輩に教えられた年代です。
で、彼らの音楽の凄さは、その後に出てくる英米のグループの中で嫌ってほど感じさせられました(笑)。
でもイメージが一つに固まらないのです。いまだに振り回されているグループの一つって感じでしょうか。
なので、彼らに関してコメしようとしてもチャランポランになってしまうので「書けない~」と、なってしまうのです。
Posted by falso at 2008年11月23日 00:39
■falsoさん
なるほど、簡単にコメントできるような存在ではないといったところでしょうか。確かに初期と後期では音楽性も全然違いますし、後期だからといってアーティスティックでいいものばかりというわけでもないですしね。名盤の誉れ高い『Pet Sounds』だって、適当に聴いていたらなんだかよくわからないフニャフニャした曲ばかりに聞こえてしまったりもしますし。

とか、チャランポランなことを僕が書いてお茶を濁しておきます。
Posted by yas at 2008年11月23日 13:32
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