2013年09月22日

Graham Parker live in Tokyo Pt.3

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さあ、いよいよ最終公演。前日よりもいい整理番号だったけど、前日と同じ四人掛けテーブルの同じ席に着席。友達と二人だったのに、それぞれの隣の席に鞄を置いていいですよと言われた。そうか、どうも自由席スカスカだと思ったら、あまり売れてない公演はこうやってあまり相席にならないようにするんだね。こっちは広々観られていいんだけど、演ってる方はどうなんだろう。

大貫憲章DJも前日とよく似た選曲。前日はあまりしゃべらなかったのが、この日は開演直前になって「盛り上がってくれた方が本人も喜びますので」とのコメント。ああ、やっぱり前日とかさっきのファーストセットとか、客席の反応が薄いことを気にしてたのかな、GP。せっかく前の方にいるから、ちょっと盛り上がってやろうか。

定刻どおり、前日セカンドセットとほぼ同じいでたちで登場。あれ、1曲目は前日と同じ「Watch The Moon Come Down」だ。そして、2曲目もこれまた前日と同じ「Over The Border (To America)」。まさか、昨日と同じセトリ? そんなことはしないよね。

と思っていたら、そこから「ファーストアルバムの曲をいくつか演ろう」と、「Nothing's Gonna Pull Us Apart」、「Silly Thing」と続ける。ああよかった。こうでないと、複数回観に来てる意味がないよ(いちおう「Silly Thing」の歌詞にちょっとだけ掛けてます)。

今回3公演聴いて思ったのが、ディランほどではないけどこの人も結構オリジナルのメロディーを崩して歌うようになったなと。オリジナルでは全然違うメロディーとアレンジの曲が、どれもこれもかなり似かよった感じで演奏されているから、もしオリジナルを知らない人が聴いたら、なんだか一本調子に聴こえてしまうんじゃないかなと勝手に心配してしまう。

おや?と思ったのが、『Deepcut To Nowhere』からの「High Horse」を演奏する前に、「この曲は俺のお気に入りの1991年の『Struck By Lightning』から」と説明したこと。いつもどの曲がどのアルバムからか正確に覚えてるGPにしては珍しいミス、と思ったけど、もしかしたらこの曲、本当は『Struck』のために書かれたのがボツになって、10年後の『Deepcut』で日の目を見たということなのか。それで本人の頭の中では91年の曲として記憶されてるとか。

「『Imaginary Television』はその名のとおり架空の物語ばかりで作ったアルバムだ。そこから、日本人のスノーボーダーを題材にした曲を演ろう」と、「Snowgun」を。ああそれ、そういう歌詞の曲だったんだね。あのアルバムはちょっと深く追っかけるのをさぼってるからな。ちゃんと歌詞探して聴こう。「俺はスノーボードよりもスキーなんだけどね」とGP。

「Waiting For The UFOs」の演奏前には、「これは79年の『Squeezing Out Sparks』の中でいちばん酷い曲」と紹介。はは、そんなことわざわざ言わなくていいのに。途中のコーラスのところではちょっと客席からの歌声も上がったね。もちろん僕も一応歌ったよ。

しばらく前にいつも一緒に集まる友達のために作ったミックスCDに入れた「Life Gets Better」を演奏してくれたのは嬉しかったな。『The Real Macaw』、どうにも評価の低いアルバムだけど、僕結構好きなんだよね。

この回も『Howlin' Wind』からの曲が5曲と一番多かった。18年ぶりに訪れる日本向け特別仕様なのか、それともファーストの曲が最近のお気に入りなのか。まあとにかく、アクースティックセットの最後で「Hotel Chambermaid」を演ってくれたのは嬉しかった。それにしても、ここまでですでに11曲。この前に観た2公演よりもずっとアコギ曲が多かったから、もうこの回はエレキほとんど弾かないのかと思ってしまったよ。

毎回おなじみのギター紹介とともにエレキに持ち替え、「ファーストアルバムのタイトル曲」と言い間違えて(イントロのコードでわかってたから、「サード!」と一応声をかけてあげた)「Stick To Me」へ。これは前日にも演ったね。そしてその次も前日同様の「Lady Doctor」。どうせ前日と同じ曲を演奏するんなら、これじゃなくて「That's What They All Say」とか「Fool's Gold」を演ってくれればよかったのに。

「次の曲はそこに載ってる人にカバーされたんだ」と、前列のテーブルに置いてあったビルボードのパンフレットを指さす。表紙はニック・ロウだ。「俺の『Steady Nerves』の数年後に出た『Pinker And Prouder Than Previous』ってアルバムに入ってる。誰も聴いたことないだろうけど」だって。いやもちろん聴いたことあるけど、それよりなんでそんな他人のアルバムのタイトルとか発表年とか覚えてんの?ほんとにびっくり。

その「Black Lincoln Continental」を演奏し終えた後も、「ニックが来月この同じ会場で演るんだってね、こないだ会ったときに話したよ。ぜひこの曲をリクエストしてくれ。絶対演らないだろうけど」と冗談めかすGP。

本編最後の3曲は、それまでの2公演の本編ラストを再編したような選曲。もちろん4回目の「Discovering Japan」入り。それまでの2公演は本編15曲・アンコール3曲だったのに、この回はここまでで既に18曲。最後だから大奮発してくれてるんだろうな、まさかこのままアンコールなしなんてことはないだろう。

恒例の楽屋に戻るふりジョークを経て、アンコールへ。スタンディングオベーションになったのをきっかけにここからはもう立って聴く。「この曲は今日のセットリストに入ってたんだけど、演奏するのを忘れてた」と、『Don't Tell Columbus』からの「Stick To The Plans」。あんまりアンコール向きの曲じゃないけど珍しいからまあいいか。ほんとは『Don't Tell Columbus』からはもっと他に演ってほしい曲がたくさんあったんだけどね。

そして今回の日本公演の最終曲は、「Local Girls」。ああそうだ、これをまだ聴いてなかった。ほんとに切り札として使える曲がいくらでも出てくるね、この人は。ここでも最後のヴァースで観客コーラス。ようやく最後の最後になって盛り上がった感じかな。GPも満足してくれただろうか。

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この日も終演後にサイン会。よくもまあここまで酷いジャケにできるものだと思って今まで買ってなかった『Live Alone At The Freight And Salvage』を今回の来日に合わせて日本に送っておいたので、それにサインをもらう。どうせなら上の黄色い部分にサインしてくれればいいのに。

ほとんど何もしゃべれなかった前日の反省を活かして、この日はサインをもらいながら少しだけ話を。「フィリピンから観に来たんですよ」「へえ、何時間かかるの?」「4時間」「なんだ、俺は11時間もかけて来たんだぞ」とか。後ろにもずらっと並んでたので、ピートのライヴを観たとかそんな込み入った話まではできず。

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同じく、今回買って日本に届けておいた『This Is Live』のBDにもサインをもらう。真っ黒なジャケにサインしてもらうわけにもいかないからと、中に入っていたチラシの裏側にサインしてもらった。

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そしたら、話してる間に僕が手に持っていたジャケも取り上げられて、BDケースのプラスチックの上からサインしてくれた。消えないように大事に取っておこう。

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頭の形は違うけど、髪型とヒゲが少し似てるのが嬉しい。この人、今回こうして初めて間近で顔を見たけど、普段サングラスをしていて見えない目がすごく優しいんだよね。“怒れる若者”としてデビューするには、道理でサングラスをトレードマークにするしかなかったわけだ。


15 September 2013 2nd Set

1. Watch The Moon Come Down
2. Over The Border (To America)
3. Nothing's Gonna Pull Us Apart
4. Silly Thing
5. High Horse
6. Snowgun
7. Old Soul
8. Black Honey
9. Waiting For The UFOs
10. Life Gets Better
11. Hotel Chambermaid
12. Stick To Me
13. Lady Doctor
14. Blak Lincoln Continental
15. Get Started, Start A Fire
16. Discovering Japan
17. White Honey
18. Hey Lord, Don't Ask Me Questions

<Encore>
1. Stick To The Plans
2. Local Girls


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