2012年06月11日

4年半ぶりの買い物

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先月からまた怒涛の出張月間に突入していて、1泊5日サンパウロ行きとか0泊シンガポール行き終日仕事でそのままデリーへ移動とか、中々この歳になるとシャレにならない行程の出張を強いられている。先週デリーから成田に戻ってきてちょうど72時間後にまた成田空港から出発、経由地を経て14時間後の本日午後に降り立ったのは、空港の匂いを嗅いだだけで懐かしさのあまり腰が砕けそうになってしまったオークランド。

空港内のレイアウトこそ改装されていて以前の趣はなくなってしまっていたけれど、空港を一歩外に踏み出してからは、見る景色聴く音嗅ぐ匂いすべてが懐かしい。

昔ここに住んでいた当時は海外からの出張者を何度も泊めてロビーに送迎したホテルに初めて自分でチェックイン。なるほど、部屋はこんな風になってたんだ。そして、このホテルの裏側にあたる急な坂道を5分ほど下ると、そこには、懐かしいなんて言葉ではちょっと言い表せないあの場所が。

2007年11月24日、当時住んでいたオークランドでの最後の一日(のうち4時間)を過ごした、ニュージーランド最大の独立系レコード店、リアル・グル―ヴィー。僕がNZを離れたあと一旦倒産して、その後それぞれの支店のマネージャーや創業者が個人資本で経営を再開していたとのこと。でも今回ネットで調べてみたら、オークランド店しか出てこない。きっとクライストチャーチとウェリントンの店はその後やっぱり続かなかったんだね。

というわけで、明日からの会議に備えて準備が残っているけれど、夜7時には閉まってしまうあの店が開いている時間にホテルの部屋で仕事をしていても全くはかどらない。しょうがないから1時間半だけ抜け出して掘りに行こう。

店に入ると以前とは随分レイアウトが違う。なにより大きいのは、以前は地上・地下それぞれ1階だった店の地下部分がなくなっている。1階の、以前はDVDを扱っていた場所まで洋服やグッズが置かれていて、1階全体の半分ぐらいにCD・レコード・DVDが追いやられてしまっている。随分縮小したものだ。

とはいえ、とても1時間半で全部見られる量ではない。昔オークランドのCDショップガイドを書いたときに「気力と体力さえあれば、ここで丸一日過ごせる」と書いた店。規模が縮小したとはいえ、1時間半ではオルタナティヴのセールコーナーを網羅するのが精一杯(他に、オルタナティヴの通常価格コーナー、ロック/ポップの通常価格とセールコーナー、フォーク/カントリーの通常価格とセールコーナー、ジャズの通常価格とセールコーナー、クラシックの通常価格とセールコーナー、ワールドミュージックの通常価格とセールコーナー、R&B/ヒップホップの通常価格とセールコーナーとこれだけCDがあって、その他にLPが…え、もういいって?)。

僕がNZに住んでいた4年半前はNZ$1=約85円と、近来稀に見るNZドル高と円安のコンビネーション期。当時は何もしていないのに毎月毎月CDの価格が値上がりしていたように感じていたものだ。それが今ではNZ$1=約60円。当時と比べて3割もの円高NZドル安。何を見ても超特価。

セールコーナーの商品には正面右肩にアルファベットの載ったステッカーが(これがまたはがれにくい粗悪な糊で)貼ってあって、どのアルファベットがいくらかというのはその時々で変わる(そうやって在庫が滞留しないようにしているんだろうね)。今日は、AとFがNZ$5(300円)、BとDがNZ$4(240円)、CがNZ$15(900円)、EがNZ$12(720円)となっていた。

1時間半の時間制限付きだということでオルタナティヴのセールコーナーを決め打ち。目ぼしいものを次から次へと左手に持ち、右手で掘る。Aのコーナー(価格じゃなくて名前の)から順に見ていくと何列も行かないうちに左手の握力の鍛錬になりそうなぐらいの量になってしまう。しばらく進んだら手に持ったものを冷静な目で見つめて要らないものを棚に戻す。そうやってオルタナティヴのセールコーナーを見終えるまでが1時間弱。

同じぐらいの量があるロック/ポップのコーナーを見ていたのでは確実に時間切れになるので、比較的量の少な目なフォーク/カントリーのセールコーナーへ。この店は所謂オルタナ・カントリーをこのコーナーに入れているので、地味なアメリカン・ロックは意外とここにあったりする。が、本日はこのコーナーちょっと不発。既に持っているレイ・ラモンターニュばかり何枚も見ながら、新品未開封のリサ・ハニガンのセカンドをNZ$12でゲット。

収穫は、それを含めて8枚。暇でかつ目のいい人は下の写真を拡大して解読してくれればわかると思うけど、AとDが1枚ずつ、CとEが3枚ずつの8枚合計NZ$90(5400円)。15分ほど時間が余ったのでついでに何か買うものはないかと店内を物色。4月のレコード・ストア・デイのときにこの店もオリジナルTシャツを作ったようで、元々NZ$29.95だったそのシャツがNZ$20引きでNZ$9.95(600円)。Tシャツ好き&リアル・グル―ヴィー好きとしては迷わずゲット。サイズを合わせてみたら、どう見てもSサイズの方がMサイズより大きかったりするバングラデシュ製。

ああこれでゆっくり落ち着いて仕事ができる。冬なので陽が落ちるのが早く、外に出たときには6時前なのにもう真っ暗。心臓破りの坂を急ぎ足でホテルに帰り、何事もなかったかのように後輩と明日の会議の打ち合わせ。とりあえず目途が立ったところで近所のレストランでちょっと豪華めの食事をし(出張中だとはいえオークランドまで来て美味いワインを飲まずにいられますか)、ちょっと前に部屋に戻ってきたところ。

じゃあブログを書く前に収穫物を例のデータベースに載せて、と思ったら、ありゃ、リサ・ハニガンのセカンド、去年の11月に(あのときも怒涛の出張中に)香港で買ってるよ。またやっちまった。そういえばこのアルバム、買って聴いてみたらレイ・ラモンターニュがデュエットしててひそかに喜んでたんじゃないか。覚えてろよそれぐらい。まったく、急ぐとろくなことがない。

今回は日程の関係でオークランド在住があと数日あり、その後シドニーに移動の予定。とはいえ、この後は仕事がびっしり詰まっているので、もうCDを買いに行く時間は取れない。なので今日早々とこの記事をアップしておいた。もし数日後に<追記>とか書いてあったら、そのときは何かあったと察してください(笑)

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<6月12日追記>

このブログをいつも読んでくださっている方ならまあ概ね予想の範疇だと思うけれど、オークランド滞在2日目の今日もなんとか仕事を6時に終わらせ、ホテルに荷物を置いて坂道を下り、例の場所へ。今日は昨日チェックできなかったロック/ポップのセールコーナーに取り掛かる。閉店まで1時間しかないけど、この店内で一番大きなこのコーナーを見終えることができるかどうか。

ちなみに昨日いろんなジャンルのCDのコーナーがあることをダラダラと書いていたけど、今日行って確認してみたらあの他にメタルの通常価格とセールコーナー、レゲエの通常価格とセールコーナー、それにNZ国内アーティストの通常価格コーナーもあった(NZアーティストのセール盤は音楽性によってロック/ポップかオルタナティヴのコーナーに紛れ込んでいる)。まあ、本当にどうでもいい情報で字数稼ぎをしているけれど。字数稼ぎなんてする必要もないんだけれど。

Aの列を見ていたときにはほとんど目ぼしいものもなく、これは総数は多いけれど1時間あれば全部見られるなと思ったのもつかの間、続くBの列から引っ掛かりまくり。時折我に返って不要なCDを列に放流しながら右へ右へと進む。もう閉店時刻も間近で、火曜日の夜なんてほとんど客の姿も見当たらない。

結局、「閉店時刻の7時まであと10分」と思ったところでいきなり店の電灯が消され始め、Nの列に差し掛かろうかというところで店を追い出される羽目に。ちょっと最後の吟味が足りなかったかもしれないけど、本日の収穫は全11枚でNZ$79(約4740円)。昨日よりも平均価格をぐんと引き下げることができた。別に平均価格を下げるために買い物をしてるわけじゃないんだけど。

明日はいよいよオークランド滞在最終日。明日こそゆっくりしている時間はないので、もう追記はないよ。でも、Nのコーナーの途中から先を見ずに帰るのもこれまた気がかりなのも事実。

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