2011年09月25日

yascd mini for PPA2

前回の記事と続いてしまうけど、せっかく作ったので忘れないうちにアップしてしまおう。9月8日のイベント、パワーポップ・アカデミー2に持って行った、数珠つなぎDJタイム用に編集したミックス。実際には自分のミックスが10曲連続でかかるわけじゃないんだけど、選んだ10曲を続けてかけるとしたらどういう順番がいいかなと考えながら並べたのがこれ。

奇しくも、5年前の9月〜10月に作ったyascdの002003が(今回とは順番が逆だけれど)パワーポップと秋の夜長特集だった。その002やこれまで別のyascdで取り上げてきたのとはできたら曲がかぶらないように、といってもどうしても外せないのはある。それに、以前の自分のセレクションとかぶるよりも、当日のイベントで他の人が持ってきた曲とかぶってしまう方が困るし。

そもそも、どういう客層がどんな曲を選んで持ってくるのか、今回が初めての僕にはさっぱり見当つかなかったから、選曲には結構気を使った。あんまりベタなのもつまらないし、かといってとんでもなくマイナーなのを持って行っても誰も反応しないかもしれないし。まあおそらく観客の中では最年長グループに入るだろうから、年の功を活かして70年代もの中心にしてみようかなという感じで。

結果的に出来上がったのは、70〜80年代と2000年代が半分ずつぐらい、それに90年代を少々(えーと、つまり70年代以降ずっと)という、気を使ったという割には年代的には脈絡のないセレクションになってしまった。上にリンクを張った当日のイベントではこの中から2曲だけかけてもらったんだけど、全部通して聴くとこんな感じになる。それでは、パワーポップ・アカデミー2用 yascd mini (019)、どうぞ。


Best Of The Jags.jpg
A1. ジャグズ (The Jags)
Back Of My Hand
『The Best Of The Jags』

まずは、80年にファーストアルバム『Evening Standards』でデビューしたこのバンドの、唯一のヒット曲から。このファースト、曲のクオリティからボーカルの声質に至るまで、まるでデビュー当時のエルヴィス・コステロを思わせる好盤。セカンドで一気に作曲レベルが落ちてしまってそのまま消えてしまうんだけど。今ではその2枚を一緒にしたCDが格安で手に入るので、気になる人は上のリンクからどうぞ。2枚がオリジナルの曲順で収められているはずのこのCD、何故かファースト部分だけは僕の持っているUS盤のLPとは曲順が違う。


Pure Juice.gif
A2. サマーキャンプ (Summercamp)
Nowhere Near
『Pure Juice』

パワーポップ・アカデミー2当日にかけてもらったうちの1曲。いいバンドだったけど、残念ながらこのアルバム1枚で消えてしまったね(日本編集のミニアルバムが出るほどプッシュされてはいたのに)。このバンドで来日もしたし、ボーカルのティム・カレンはソロになった後も来日したようだけど、その頃僕は日本にいなかったので残念ながら一度も観たことがない。最近、同じ名前(2単語だけど)の別バンドが出てきて、とてもややこしい思いをしている。バンド名つけるとき誰も指摘してやらないのか?


Life In Reverse.jpg
A3. エニィ・トラブル (Any Trouble)
The Man I Used To Be
『Life In Reverse』

エニィ・トラブルが07年に再結成してアルバムを出していたことを知っている人は何人いるんだろう。初期のパワーポップ炸裂アルバムよりぐっと落ち着いた、でもクライヴ・グレグソンのソロよりはずっとポップなそのアルバムは、このブログに取り上げようと思いつつも流れてしまったネタの1枚だった。そうか、もうあれは4年も前になるのか。誰も騒いでくれないから気分を害したのか、これ以来エニィ・トラブルでの活動の話題も聞かないと思っていたら、クライヴは今年になってまたソロアルバムを出したようだね。


AB.jpg
A4. スクイーズ (Squeeze)
Misadventure
『Argybargy』

アカデミーに来ていた若い衆に興味を持ってもらおう、名前だけでも憶えていってもらおうと、最後にかけてもらったこれ。本当は002に入れた「Vicky Verky」にしようかとも思ったんだけど、そうするとyascdにその曲を取り上げるのが今回で3回目になってしまうから、同じアルバムからそれよりはちょっとだけ地味で、(少なくとも僕の知っている限りでは)グレンもライヴで演奏したことのないこちらを選んだ。次回来日したらこれリクエストしてみようかな。


Take This To Your Grave.jpg
A5. フォール・アウト・ボーイ (Fall Out Boy)
Dead On Arrival
『Take This To Your Grave』

フォール・アウト・ボーイはやっぱりこの頃がいいね。これをパワーポップで括ることに抵抗のある人は多いと思うけど、僕にとってはこれをパンクと言われるよりはずっと自然。まだボーカルのパトリックがうんと痩せていた頃のセカンドアルバムから(メンバーはこれをファーストと見なしたいようだけど)。そういえばこないだフジに来て今度ソロアルバムを出すパトリック、写真を見る限りではこの当時に戻ったみたいに痩せてたね。なんか髪の毛もふさふさしてるし(笑)。早く聴いてみたいな。


Meaningless.jpg
B1. ジョン・ブライオン (Jon Brion)
Meaningless
『Meaningless』

さっきの曲からのつなぎが気に入ってるんだけど、気分的にはここからB面。この曲だけは002とかぶってしまった。これだけはどうしても落としたくなかったんで。おまけに前回の「21世紀の秋の夜長に」ともかぶったね。というわけで、このブログではやたらと目につくこの地味な水色のジャケ、僕はこれまで全国各地のブックオフで二度500円コーナーで見かけたことがあるので、アマゾンマーケットプレイスの法外な値段に手が出せずにいる人は地道に探すように。

Zoom.jpg
B2. ナック (The Knack)
Smilin'
『Zoom』

かぶってしまったといえば、yascd015で取り上げたことのあるこの曲もそう。きっと、今回のようなイベントなら「My Sharona」をかけた方がもっと盛り上がるんだろうけど、その015の記事を読んでくださった方にならわかってもらえると思うけど僕はどちらかというとアンチ・マイ・シャローナ派なので、個人的にはファーストと並ぶ名盤だと思っているこのアルバムからこれを(002の選曲とはかぶらないように)。メロディ、リフ、コーラス、ギターソロ、どれをとっても最高の一曲。

Jesus Of Cool.jpg
B3. ニック・ロウ (Nick Lowe)
Cruel To Be Kind
『Jesus Of Cool』

この曲とこのジャケの組み合わせに違和感を覚える人は多いだろう。僕が選んだのは、ブリンズリー・シュウォーツ時代から演奏していたアレンジで、ニックがソロになってからシングル「Little Hitler」のB面に収録されたよりソリッドなバージョンの方。今では数種のCDで聴くことができるが、たぶん今一番入手しやすいのはこのファーストの再発盤のボーナストラックとしてだろう。先日の来日公演でも演奏したけど、当然のことながらそれはシングルでヒットした方のより有名なバージョンだった。


Made Easy For Everyone.jpg
B4. アインシュタインズ・シスター (Einstein's Sister)
This Is The Day
『Made Easy For Everyone』

たぶん今回のセレクション中では一番マイナーなバンドかな。個人的には、今回のパワーポップ・アカデミーの主役ウェリントンズのセカンド(僕が最初に買った彼らのアルバム)と一緒に買ったという縁のあるアルバム。それまでに何枚か出ていたアルバムからのセレクションとなっているけど、これ以降音沙汰がないところをみると、きっともう解散してしまったのかな。地味ながら結構いい曲多いのに残念。この曲は出だしのコーラスとツイン・ギターのソロが気持ちいいね。


I'm The Man.jpg
B5. ジョー・ジャクソン (Joe Jackson)
I'm The Man
『I'm The Man』

ラストを飾るのは、パワーポップ期ジョー・ジャクソンの代表曲。この後、ジャズやクラシックも含めてありとあらゆる種類の音楽を極めることになる彼が、近年はオリジナル・ジョー・ジャクソン・バンド(グレアム・メイビーとデイヴ・ホートンのリズム隊)で再活動していることがちょっと感動的。これまで吸収してきたありとあらゆる種類の音楽を包含した今の彼らの音楽は単なる再結成とは意味が違うからね。またその編成でのライヴ盤が出たみたいだから(この曲は演ってないけど)、それも早く買わなくちゃ。


実際の数珠つなぎDJタイムは、ある程度予想していたとおりウィーザーやファウンテンズ・オヴ・ウェインなど王道パワーポップと、僕も名前ぐらいしか聞いたことのないバンドが多かった。けど、後半に行くにしたがって皆で盛り上がるのは、ビートルズとかチープ・トリックとか、どの世代でも知ってるような超ベタな選曲だった。ちなみに、yascd002に入れた曲もいくつかかかったよ。そうか、アカデミーとかいっても、皆べつに勉強しにきているというよりも踊りに来てるんだから、ある程度知ってる曲の方が盛り上がれるんだよね。次回の参考にしよう。


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2011年09月18日

yascd mini 21世紀の秋の夜長に

まだ季節はちっとも秋らしくならないけれど、集まれるときに集まっておかないとなかなか全員のスケジュールが合わないので、スパンピナート・ブラザーズ来日公演でいつものメンバーが渋谷に集結するのに合わせて、前回の納涼特集に続く自作ミックスCD披露会が昨日渋谷のカラオケボックスで開催された。今回のお題は「秋の夜長に」。

このブログを昔から読んでくださっている方は記憶しておられると思うけど、yascdの3枚目がそのタイトルだった。あれとはかぶらない内容にしよう、どうせなら何か縛りを設けてみようとして、ふと思い立った。実は、同じメンバーで生涯の20曲を披露し合った際の記事に僕が書いたコメント「続くはMさん1号。見事なまでの70年代縛り(笑・失礼)」に対して物言いがついていた。「あんなこと書かれたから数えてみたけど、yasさんのが一番70年代ものが多かったじゃない。失礼な」と。いや、僕の中では1979年は80年代だから、とか言い訳はしてみたものの、じゃあそういうことなら今回は思いっきり新しいマテリアルだけで選曲してみようということにした。

最初は2000年代に発表されたCDだけから選んでいたんだけど、せっかく10曲なんだから、2001年から去年まで、各年1曲ずつという縛りにしてはどうか、それにどうせならA面の5曲は2001年〜2005年、B面の5曲は2006年〜2010年になるように並べてみようと、選んでいくうちにどんどんと自分内ルールを増やしていくことになった。さすがに各面を発表年どおりに並べてしまうと曲の流れに無理が出るから、そこだけは自由にして。

そういう経緯で作ってみたyascd mini秋の新作コレクション。題して「21世紀の秋の夜長に」。番号は振ってないけど、あえてつけるなら018。中身はこんな感じ。


Side A (2001−2005)

Tiny Cities.jpg
A1. サン・キル・ムーン (Sun Kil Moon)
Four Fingered Fisherman
『Tiny Cities』 2005年

まずは、このブログには何度も登場しているマーク・コズレック率いるサン・キル・ムーンがモデスト・マウスの曲だけで構成したセカンド・アルバムから。僕はモデスト・マウスはどうもイマイチなんだけど、このアルバムは大好き。この曲はサン・キル・ムーンやマークのソロのライヴでの定番。僕がかつて見た渋谷でのインストア・ライヴでも演奏していたね。


Scar.jpg
A2. ジョー・ヘンリー (Joe Henry)
Mean Flower
『Scar』 2001年

ジョー・ヘンリーがブレイクするきっかけになったこの名作から。オーネット・コールマンがゲスト参加してるんだよね(この曲には不参加)。アフィリエイトするときにアマゾン見てみたら、もうすぐ新作が出るのに気づいた。ブルーズ・アルバムだという09年の前作はちょっと敬遠してまだ買ってないけど、新しいのが出たら聴いてみようかな。


Awcmon.jpg
A3. ラムチョップ (Lambchop)
Steve McQueen
『Awcmon』 2004年

このバンドのことはブログに書いたことあったっけ、と思って検索してみたら、アイアン&ワインのコワい犬のアルバムとかジェブ・ロイの05年盤にメンバーが参加していることを書いただけだね。流麗なストリングスと重厚感のあるヴォーカルのコントラストがいいこの曲は04年の2枚組アルバムから。


The Creek Drank The Cradle.jpg
A4. アイアン&ワイン (Iron & Wine)
Bird Stealing Bread
『The Creek Drank The Cradle』 2002年

今名前が出たばかりのアイアン&ワインのファーストから。コワい犬のアルバムあたりの複雑なサウンドと比較するとずいぶんあっさりした仕上がりだけど、サム・ビームの書く独特のメロディラインがこういうシンプルなアレンジだと一層際立つね。スティールギターの音がいい感じ。


Not Exotic.jpg
A5. ドロリーン (Dolorean)
Spoil Your Dawn
『Not Exotic』 2003年

08年3月の記事で取り上げたこのバンド、最近になってデロリアン(Delorean)という紛らわしい名前のバンドがヒットしたもんだから、余計に影が薄くなってしまったよ。名前で検索するたびに「もしかしてデロリアンではありませんか?」とか訊かれる。余計なお世話だよ。今年出た新作もサイト限定のアル・ジェイムズのソロもよかったのにな。なぜ売れない。


Side B (2006−2010)

Die Stadt Muzikanten.jpg
B1. ウッドピジョン (Woodpigeon)
Redbeard
『Die Stadt Muzikanten』 2010年

昨年末のこの記事に書いた、このアルバムのこの曲。最初に聴いた時期もあって、僕にとってはどちらかというと冬のイメージがあるんだけど、冬まで温存しても次のお題が冬だとは限らないので、ここで使ってしまおう。アルバムでは11曲目なんて目立たない場所に置かれたこの名曲を、B面トップに使わせてもらおう。


Oh! Mighty Engine.jpg
B2. ニール・ハルステッド (Neil Halstead)
Witless Or Wise
『Oh! Mighty Engine』 2008年

この人のことはこのブログに書いたことはないけど、はるか昔に書いた記事にジャケだけ載せたモハーヴィ3の中心人物だといえば、そのアルバムをジャケ買いしてくれるほど気に入ってくれた青グリンさんあたりは興味を持っていただけるだろうか。このよくわからないイラストのジャケで損してると思う、いい内容のアルバム。


Home.jpg
B3. ピーター・ブロドリック (Peter Broderick)
Not At Home
『Home』 2009年

さっきのウッドピジョンの次、去年のクリスマスの日に書いた記事がこの人の新作だった。この『Home』はその前のアルバムになるのかな。僕が持っているのはボーナスCD付きの2枚組バージョンで、ここに取り上げたのはボーナスCDの方から、本編にも入っている曲のよりシンプルなバージョン。穏やかな曲の途中、ちょっと向こう側の世界が垣間見えるような弦楽器の音が怖い。


Days Are Mighty.jpg
B4. ジェブ・ロイ・ニコルズ (Jeb Loy Nichols)
After November
『Days Are Mighty』 2007年

これは僕にとってはちょっと思い出深い曲。僕がニュージーランドから日本に帰国することを告白した記事のことを覚えてくれている人がいるかもしれない。その記事のタイトルに使わせてもらい、印象的な歌詞を載せたこの曲をここで。ほんとは“11月を過ぎたら”なので真冬の12月のことなんだけどね。でも僕にはあの年の10月を象徴する曲。


till the sun turns black.jpg
B5. レイ・ラモンターニュ (Ray LaMontagne)
Can I Stay
『Till The Sun Turns Black』 2006年

B面ラストを飾るのは、オリジナル版「秋の夜長に」にも別の曲を収録したこの人。かつて記事にしたこの名作セカンドアルバム、どういうわけかあちこちのCD屋で叩き売られてるんだよね。アフィリエイトしたアマゾンでも新品なのに900円を割る価格。そんな値段なら一家に一枚確定だよ。この曲の綺麗なストリングスのエンディング、最後の一音が奏でられずに置いてきぼりにされたような気持ちになってしまう。


Meaningless.jpg
Bonus Track. ジョン・ブライオン (Jon Brion)
Voices
『Meaningless』 2000年

さっきの曲の不安定なエンディングを埋めるためというわけではないが、21世紀前夜にひっそりと発表され、誰にも評価されていないこの名盤から1曲入れよう。最初、2000年以降の曲を選んでいたときに真っ先に思いついたんだけど、縛りを21世紀にしてしまったがためにやむなくボツにしていた曲。このアルバムからは、かつてyascd002にも1曲採用したね。そのときに書いたコメントが「ちなみにこのアルバムの最終曲は、チープ・トリックの「Voices」の、胸が切なくなるような7分半にも亘るバージョン」。それがこれだ。秋の夜長の7分半をこの曲とともにどうぞ。


冒頭に、スパンピナート・ブラザーズ来日公演で渋谷に集結と書いたけれど、実は昨日は僕はライヴには不参加。数名のメンバーと一緒に、ライヴが終わるのを先に飲みながら待っていた。渋谷で行きつけのアジア料理店。お気に入りのベトナムウオッカ、ネプモイのボトルがとんでもないペースで空いていく。

ライヴ終了後に全メンバーが合流し、確かネプモイのボトルをもう一本空けた後、11時に披露会会場のカラオケボックスに移動。くじ引きで僕が一番に披露することになったんだけど、自分の番が終わってしばらくしたら、不覚にも僕は寝てしまったようだ。だいたい、これから徹夜しようというときに飲むペースじゃなかったよな。気づいたら、というか、起こされたのがもう朝の5時過ぎ。「全員分終わったよ」と。なんてこった。あれだけ楽しみにしていた会だったのに。がっかり。

帰り際、同じ方面の電車に乗ったMさん1号が「やっぱりこういうテーマで選曲させるとyasさん強いね」と言ってくれたのがせめてもの救い。Mさん、ありがとね。次回は僕も誰のがどうだったか終わってから感想言えるようにするよ。
posted by . at 20:58| Comment(3) | TrackBack(0) | yascd | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月10日

パワーポップ・アカデミー2!

下北沢駅のいちばん賑やかな出口を出て南へ向かう商店街。この日は長丁場になるのは見えてたから、終演まで何も食べられなかった二日前の反省を活かして、商店街に新しくできた丸亀製麺でまず腹ごしらえ。もう開場まであまり時間はなかったけど、隣にあるレコファンについ立ち寄ってしまうと、緑色のおばさんジャケのニック・ロウの新譜に「本日入荷」のタグがついていたので迷わずゲット。そこからは早足で会場へと向かうが、入り口がよくわからなかったのでつい通り過ぎてしまい、バーミヤンのあたりまで歩いてしまってから引き返す。

ppa2.jpg

僕は初めての参加になる、今回が2回目のパワーポップ・アカデミーの会場THREEは、こじんまりとした居心地のいいラウンジのような場所だった。先日のFEVERよりもかなり小さなステージは、会場の角っこに作られているので三角形だ。アナウンスされていたとおり、DJブースもあるし、CDやレコードやTシャツが売られている物販コーナーもある。あ、ホットドッグも売ってるね。あとで腹減ったら食べよう。

この日のイベントは、トトス(totos)、ナッヂ・エム・オール(Nudge'em All)、ウェリントンズ(The Wellingtons)の3バンドのライヴと、それぞれのライヴの間の機材セッティングの時間を使った、観客が持参した携帯プレイヤーから数珠つなぎ的に音楽を鳴らすDJタイムという楽しい企画。その全部についていつものように事細かに書いていると多分とんでもなく長文になってしまいかねないので、なるべく短めにまとめてみよう。とか言っていつも全然短くなんてできないんだけどね。


トトスのときには僕はステージ右側のアンプにもたれかかっていたから、耳のすぐ後ろから出てくるとんでもない爆音を聴く羽目になってしまった。洗脳されてしまうかと思うほどの爆音は気持ちいいんだけど、ちょっとこれでは最後まで耳がもたない。まあ、いちバンドあたり30分程度ということなので、とにかくこのバンドはここで観よう。

既に解散してしまっているこのバンドが、今回のイベントに合わせて再結成したらしい。久しぶりなのでちょっと(MCも含めて)たどたどしいところもあったけど、なかなかポップでよかった。ちょっとうつむき加減で歌うボーカル&ギターの男の子と楽しそうにタンバリンを叩きながら歌うボーカルの女の子との対比が面白かったね。最後の曲はオエイシスの「Don't Look Back In Anger」のカバー。この日はアカデミーということで(?)各バンド必ずカバー曲を演奏することが決まりだそうだ。「Don't Look Back In Anger」がパワーポップかどうかは別として。

途中、楽屋からステージ前をちょこちょこっと横切って、ウェリントンズのケイトがステージ右側のアンプ前、つまり僕のすぐ隣に来た。トトスのメンバーの写真を撮りにきただけなんだけど、緊張する。なんかスイカっぽいいい匂いがするよ! 「背が高すぎてごめんね」と言ってくれたけど、多分身長は僕と同じぐらい。でも彼女の肩の位置はきっと僕のアゴぐらいだったよな。


トトス後のDJタイム。何名かの観客に混じってまずはサマーキャンプの「Nowhere Near」をかけてもらう。実は僕はこの日のために10曲ほど選曲して、それなりに曲の流れを考えて配置してきたんだけど、当然自分の持ってきた曲が続けて流れるわけじゃないから、自分の前に流れている曲からのつなぎを考えて10曲のうちから選ぶ。DJをしていたTHISTIMEオンラインストアの店長YASUさんが「この曲いいですよね」と、サマーキャンプのボーカリスト、ティムがソロで来日した話とかしてくれる。マニアックでいいね。


一回のDJタイムも30分程度。ナッヂ・エム・オールの出番のときには僕はDJブース近辺にいたので、さっきよりはバランスのいい穏やかな音で聴ける。二日前に観たスコット・ゴーズ・フォーでギターを弾いていた人がメインボーカルだ。スコットではこの人コーラスだけだったんだけど、曲間に話してるのを聞いて、いい声だなと思ってたんだ。ちょっと中村一義っぽい感じ?中村一義をいい声というかどうかはともかく。

オープニングの「Pilot」をはじめ、カバー曲を除いて全部新作『See』からの選曲だったかな。『See』は二日前に受け取ってからもう何度か聴いたけど、かなり好きな感じ。ちょっと懐かしのボックス(杉真理とか松尾清憲の)を思い出すね。僕はこのアルバム、THISTIMEオンラインストアで買ったから、秋のツアーに招待してもらえるよ。各会場先着順ということだから、早く申し込まなくちゃ。一応アマゾンにリンクを貼るけど、このアルバムに興味がある人は是非下の方にリンクを貼るTHISTIMEのオンラインストアでどうぞ。

see.jpg
Nudge'em All 『See』

本来のべーシストが“洗濯物がたまっているから”(笑)とかでベースは代理の人らしい。そういう、ちょっと可笑しいMCが多かったね。そういえば、このフルアルバムとしては4枚目になるらしいアルバム『See』の前のアルバムのタイトルは『Sunn』だって。日本語を勉強しているウェリントンズのザックには意味がわかるかな。


続いてのDJタイム。今度のDJはトトスのベースの人だね。この人がパワーポップ・アカデミーの学長なのか。さっきよりも積極的に参加する人が増えてきて、遠慮してるとたぶんもう順番が回ってこない。かといってあんまりでしゃばるつもりもないから、あと1曲だけかけてもらおうかな。僕よりずっと若い客層にこれだけは聴いてもらいたいと、スクイーズの「Misadventure」を。さっきはスタートをちょっととちったけど、今度は前後の曲とのつなぎは完璧だったのでうれしい。


トリのウェリントンズ。二日前と同じ楽器のセッティングだけど、ステージはうんと狭いのでもうほとんど5人が肩を寄せ合うかのごとくひしめきあっている。ザックのギターはこないだのサンバーストのテレキャスターでなく、Fホールのついたフェンダーのクラシック・テレキャスター。もちろん左利き用。ライヴ後にザックに聞いたら、前日にお茶の水の左利き専用ショップ(そんなのがあるんだ)で買ったばかりなんだって。

二日前はアンコール1曲目だった「Come Undone」がオープニング。ということは、きっと全然セットリスト変えてくるね。2曲目はケイトの歌う「I'm Feeling The Same」だったけど、もうそこから後はほとんど曲順覚えてないよ。パワーポップ・アカデミー恒例のカバー大会はウィーザーの「Keep Fishin'」。こないだ予定してて演らなかった曲だね。この曲のときにトトスのメンバーとかTHISTIMEのYASUさんとかがステージに乱入して皆で歌ったり踊ったり。

僕が観ていたポジションがよくて音がよかったせいなのかもしれないけど、FEVERのときよりもずっとしっかりした演奏に思える。メンバー皆あんまり動き廻れないのに、それでもその場でジャンプしたりしてかっこいいよ。僕もこの時点で既に3時間以上立ちっぱなしで腰がイヤな感じになってきたけど、体を動かさずにはいられない。

終盤、「Freak Out」を演奏中にダナのギターの弦が切れ、その曲が終わってから「誰かギター貸してくれないか」と募る。あの青緑のジャズマスターはトトスの人のだっけ。すぐに外れてしまうストラップをガムテープで留めたり、それまでにも何度も抜けていたエフェクターのプラグを直したりと結構時間がかかっている間、ザックがMCとかメンバー紹介とかで場をつなぐ。アナとは同じ職場仲間って言ってた?

ようやくダナの準備ができて、「Keep Me Holding On」で再開。さらに「Popped Balloon」でエンディング。そして、メンバーがステージを降りる間もなくアンコール。ザックが「まだ演るの?フツカヨイ、ツライ」とか日本語で言って笑わせる。

アンコールは2曲。当初30分ぐらいって言ってたのに、結局それを含めて1時間ぐらい演ったんじゃないかな。終演後に拾ってきたケイトのセットリストによると、アンコール込みで15曲も演奏したんだ。途中アクシデントもあったのに、二日前よりも曲間も短くMCも少なめでぶっ飛ばしてたからね。


終了後もDJタイムが続く。もうかなり遅い時間なのに、お客さんほとんど帰ってないんじゃないかな。3バンドのメンバーもそのあたりをうろうろしながら、お客さんと話したりしてるよ。僕も先日ザックだけにサインをもらった『In Transit』に残りのメンバーからサインをもらいながら、ちょっとずつ話すことができた。

Autographed In Transit.jpg

場所がなくなったのでアナとケイトにはディスクにサインしてもらった。ケイトには飛行機から飛び降りるパラシュートの絵とか描いてもらって嬉しい。この人、そんなに美人というわけじゃないんだけど(失礼)、こういうところとかステージでのちょっとした仕草とか、えらく可愛いんだよね。僕が彼女にサインをもらえたのはもうかなり遅くなってからで、早く踊りに行きたそうにしてたのに引き留めて悪かったな。でも、「名古屋公演が終わったらそのまま成田に行って、次はスペイン、それからヨーロッパとアメリカツアーに出るんだよ」とかいろんな話をしてくれた。

さらに、開演前に物販で買った、ダナとザックのバンド、コインシデンツ(The Coincidents)のCDにも、ダナとザックにサインしてもらった。最初ダナには自分の写真がある内ジャケにサインしてもらったら、ザックの写真はCDトレイの裏側。「ダナは僕のことをCDで隠したがってるんだ」とか言いながら表ジャケにサイン。「ごめん、名前なんだっけ」と訊かれてもう一度教えたけど、名前忘れられたことよりも二日前に話したことを覚えてくれていたことの方が嬉しいよ。

Modern Heart.jpg
The Coincidents 『Modern Heart』

Inner Modern Heart.jpg

正直言うと、ダナの参加していない『In Transit』にサインをもらうのも気が引けたから、最初はサインをもらうためだけもでいいやと半分ご祝儀気分で買ったこのCD、帰って聴いてみたら凄くいいんでびっくりした。ダナと同じシモンズ姓のメンバーが全部で3人もいるぞ。ファミリーバンドなのかな。アマゾンでは扱ってないみたいなので、THISTIMEオンラインストアをリンクしておいた。興味のある人はそちらでどうぞ。

打ち上げパーティーがずっと続いていてほんとは帰りたくなかったんだけど、次の日も朝早いので適当な時間で切り上げる。THISTIMEのフジさんと話せたのも楽しかったな。フジさん、YASUさん、ありがとう。次回もまた来るからね。


Kate's list.jpg


Setlist 8 August 2011 @ Shimokitazawa Three

1. Come Undone
2. I'm Feeling The Same Way
3. Girls In Magazines
4. Song For Kim
5. Help Me Fall
6. Top 10 List
7. I Feel For You
8. Keep Fishin'
9. Sight For Sore Eyes
10. Adamant
11. Freak Out
12. Keep Me Holding On
13. Popped Balloon

Encore
1. I Get My Heart Broken Everyday
2. Yeah Yeah Yeah Yeah
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2011年09月08日

The Wellingtons live in Tokyo

楽しかった。出張直後、しかも結構重要な会議が立て続けに入っている週の火曜日なのでかなりムリをしたけど、ほんとに行ってよかったと思う。家に帰ってきた今もまだ耳の奥で鳴り響いているキーーンという耳鳴りまでが心地いい。

DSC02671.JPG DSC02672.JPG

今日は会社から直行したけど実は僕の家からは結構近い新代田FEVERに来るのは、これが初めて。あらかじめ地図を見て大体の場所はわかっていたけれど、井の頭線の駅を出てびっくり。こんな駅前にあるライヴハウスなんて初めて見るよ。超便利。同じ敷地内にお洒落なカフェも併設されていて、立て懸けてあるメニューを見るだけでお腹が鳴る。夕方の会議を振りきって何も食べずに来たからね。もう少し早く来られれば先に軽く食べられたのにな。

開場時間のほんの数分前に着いたので、さほど待たずに入場。招聘元THISTIMEのオンラインでチケットを購入して、当日入り口で受け取りということだったので、てっきり先に入れるのかと思いきや、前売りチケットを持った人からの入場だった。ちぇ。でもそんなに大勢いたわけでもないので、すぐに入れたよ。おまけに、受け取ったチケットには1番のスタンプが。なんか嬉しい。

feverNo.1.jpg

赤ワインのグラスを受け取り、6月にクアトロでポウジーズを観たのとほぼ同じポジションに陣取る。端っこだけどステージ全体が見渡せるから満足。最近はライヴに来ると誰かしら仲間がいるというのが普通になってしまっていたから、一人でじっと開演を待つというのも随分久しぶり。でもまあ今回は前座もあるから、開場から開演までほんの30分なんだけどね。

予定開演時刻を15分ほど廻った頃、スコット・ゴーズ・フォー(Scott Goes For)の4人が登場。前座のことまで事細かに書いてるときりがないので単刀直入に書くと、僕にとってはかつてオークランドでボブ・ディランの前座として観たフレイムズや、同じくオークランドでジョン・ケイルの前座で出てきた名前も知らない地元のバンドと並ぶレベルの大当たりだった。

ぱっと見はケバくもチャラくもない普通のお兄ちゃん(ライヴ中の会話によると、もう40を越えてるんだって。そうは見えない)ばかりなんだけど、一旦演奏に入るとメチャクチャ格好いい。声もいいし書く曲もいい。後述するウェリントンズのはっちゃけた爆音とは違って、豪快ながらも端正な音。これは拾い物だよ。今制作中のアルバムが年末か1月頃に出るらしいから、これは買おう。ちなみにこのバンドのギタリストが本来所属しているナッヂ・エム・オール(Nudge'em All)というバンドの新作をこの日のチケットと一緒に通販で買ったら、ライヴから帰宅したところにちょうど届いていた。発売日前なのに嬉しいね。さっそくウォークマンに入れて明日の通勤中に聴こうっと。

全部で8曲ほど演ったかな。ラスト前に演った、クリストファー・クロスの「Arthur's Theme」の高速カバーが痛快だった。あれもアルバムに収録されるかな。あっという間に30分の持ち時間終了。後ろに控えてるのがウェリントンズじゃなかったら、僕はあれで帰ってもいいってぐらい気に入ったよ。


30分ほどの機材セッティングを経て(当然のことながらセットしているのはメンバー本人達。でも誰もさほど騒がず)、いよいよウェリントンズ登場。ステージ中央に左利き用のテレキャスターを抱えたヴォーカルのザック、ステージ右側のケイトは「Keep Me Holding On」のPVで弾いているファイアバードじゃなくてペイルピンクのジャズベース。ステージ中央後方にドラムスのグスタフ。そのすぐ左にキーボードのアナ。アナの前、というか僕の真ん前で赤いギブソンのESを持っているのは、あれ?コージ君じゃないぞ。金髪のオージーだ。もしかしてコージ辞めたの?

1曲目は予想通り、先日の記事で紹介した新作『In Transit』のオープニングでもある「Keep Me Holding On」。うひゃー、音でかい。さっきのスコット・ゴーズ・フォーとは打って変わって、バリバリに歪んだ音。僕がスピーカーの真ん前にいるからかとも思ったけど、スコットのときはこんなに耳に突き刺さるような感じじゃなかったもんね。レスポール2本とテレキャス+セミアコとの差なのかな。まあ、それにしてもいい曲には変わりない。知らない人用にちょっとPV貼っておこう。



続けざまに曲を繰り出してくる。知ってる曲ばかりなんだけど、なかなか曲名が出てこない。前回の記事に僕はこのバンドのCDはセカンドアルバムしか持っていなかったと書いたけど、新作を気に入った直後、ファーストとサードをすぐさま購入。07年に買ったセカンド以外の曲はほぼ一気に覚えることになったので、とても曲名までは無理。3曲目に演ったイントロの印象的な「Song For Kim」とか、最近かなりヘビーローテーションだった新作からの曲なんかは大体わかったけどね。

実は僕のすぐ目の前のステージ上にセットリストが置いてあって、見ようと思えばいつでも見られたんだけど、そんなつまらないことはせずに、ライヴ中はずっとそこから目をそらして、終演後に写真を撮らせてもらうだけにしておいた。その写真とセットリストは最後に。

4曲目までほぼ曲間なしで歌い続けたザックが、「そこにいる彼女はケイトっていうんだ。次は彼女が歌うよ」と紹介して始まったのは、新作2曲目の「I'm Feeling The Same Way」。これもかわいくていい曲だよね。とにかく、CDを聴いても今回ライヴを観ても思ったのが、新作の曲はこれまでとはランク違いによくできてるってこと。

10曲終えたところで(曲数だけは数えてた)、ザックとケイト以外のメンバーが一旦退場。ザックがギブソンのアコギを持ち、ケイトはコーラス。アンプも通さず、二人ともオフマイクで歌う。綺麗なハーモニー。下手すると一本調子になりがちなこの手のライヴで、いいアクセントになったね。もう一曲「ファーストアルバムから」と「Tired Eyes」をアンプラグドで歌ったところで他のメンバーが再登場。ザックはそのままアコギで何曲か演奏を続ける。

メンバー紹介。僕の正面のブロンドのギタリストを「彼はダニエル。ダナって呼ばれてるんだ」。続けて「キーボードの彼女はアナ。新人だよ」とザックが紹介。そしたらダニエルが自分を指さして「ダナ」、後ろを向いて「アナ」、ドラマーのグスタフを指して「バナナ」だって。特に面白いギャグでもないはずなのに何故か受ける。

「ダナと僕は別のバンドもやってるんだ(名前は失念)。ダナが曲を書いて歌ってる。僕はベースを弾いてるんだよ。そこの物販のところに売ってるから後で買ってね」とザック。終演後に買おうかどうか迷ったけど、木曜日もあるからちょっと保留。

ダナがもう、演奏中暴れまわること。ジャンプはするわ、ぐにゃぐにゃ踊るわ(ダンスに非ず)。アンコールのときかな、自分のマイクスタンド倒してもうそのままにしてステージ動き回ってたのは。でも、ギターを弾きながらのジャンプって、誰もがかっこよくできるってわけじゃないんだなと思った。だってダナのジャンプ、へろへろなんだもんな。フォール・アウト・ボーイのピートとかって、よっぽど練習してるんだろうね、あんなにステージで格好良く走ったり回転しながらジャンプするなんて。

グスタフのドラムソロのパートが入ったのは、本編終了間近の「Adamant」のときだったかな。ケイトとダナは腕組みをしてじっと見てたり、ザックはこっち向いてあくびをするふりをしたりで可笑しい。グスタフって、ずっと歯を見せて笑っているような顔が、どことなくこざっぱりしたデイヴ・グロールといった趣き。髭もデイヴより短めだし。

ザックがMCのときに結構日本語をしゃべる。「スコット・ゴーズ・フォーに拍手を(ここは英語)。メッチャ、サイコー」とか。そういえばケイトと二人で、開演前に食べた併設のカフェでのカレーのことも「メッチャ、サイコー」って言ってたね。でも、二日後のイベント(パワーポップアカデミー)のことを説明するときにザックは「下北沢」がどうも覚えられなかったらしく、ケイトに耳打ちしてもらってたよ。ケイトはよく覚えられるね、そんな長い地名。

ステージ上での飲み物。ケイトは缶チューハイ。氷結だったかな。ダナもチューハイとかスーパードライとか。ザックはミネラルウォーター。グスタフのはちょっと遠くて見えなかったけど、多分あれもチューハイかな。アナは何も飲んでなかったように思う。終始冷静だったアナ以外は皆かなりはじけてたのは、アルコールが入ってたこともあるのかな。


アンコールで一旦退き、数分もしないうちに再登場。1曲目はサードアルバム『Heading North For The Winter』から僕の好きな「Come Undone」。このアルバムタイトル、寒い寒い冬のことかなと一瞬錯覚したけど、よく考えたら「寒い冬には暖かい北へ向かおう」だね。メルボルンのバンドだった。NZ暮らしから4年も離れてしまうともう感覚マヒしてくるよ。

ラストはキッスの「Rock 'n' Roll All Night」。セットリストに載ってた「Keep Fishing」は演らなかったね。ウィーザーの曲? この写真(アナのリスト)にはタイトル載ってるけど、ザックのは一番下の行が黒く塗りつぶされてたから、きっと始まる前から既に予定から外れてたんだろう。スコット・ゴーズ・フォーが始まるときからもう15分ほど押してたからね。残念。


たっぷり2時間強。アンコールも入れて全部で20曲かな。堪能した。終わってからしばらくは耳が聴こえなかった。会場を見渡すと見知った顔がちらほらいてしばらく話したんだけど、耳がギンギンして何言ってんだかさっぱり聞こえないよ。

少しはまばらになった客席にメンバーが出てくる。観客に囲まれるというほどでもないけど、たくさんの人が話しに行ったり、一緒に写真撮ったりサインもらったり。ザックとケイトは見当たらないな。僕もよほどサインもらおうかなと思ったけど、もう結構時間も遅かったし、まだ木曜日もあるからいいやと思って、雑談していたK君と別れて会場の外へ。

そしたら出口のところザックが。しばらく見ていて彼と話していたお客さんが帰ったところで、「あさって会おうね」と挨拶して僕も帰ろうとしたら、「あさっても来てくれるの。それはいいね。君なんて名前?」とか聞いてきてくれるから、「yas。ああ、そういえばサインくれる?」となんだか申し訳ない展開に。最初からサインくださいと言えよ。

持参していた『In Transit』の中ジャケにサインをもらう。ここにも日本語。

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「日本語を勉強してるんだよ。君も英語上手だね」となんだか向こうに気を使わせてばかりの会話。NZに住んでいたとか「僕はオークランドには行ったことがないよ」とか。あ、そんなことよりあれ訊かなくちゃ。「ねえ、コージはどうしたの?」

そしたら、彼の奥さんが臨月で、もうすぐ赤ちゃんが生まれるからメルボルンを離れられないんだって。ああ、そうなんだ。よかった。ステージでもそんなこと何も言わないから、てっきり辞めてしまったのかと思ってたよ。「コージは僕らにはかけがえのないメンバーだからね。辞めないよ」とのこと。

とか言ってるうちに別のファンの方がザックに近づいてきたので、「じゃあまた明後日ね」と会場を後に。出口の階段を上って信号を渡ればもうすぐそこが新代田の駅。便利だね。カバンの中には今サインをもらったばかりの『In Transit』の他に、平日に二日も会社を早抜けして(既にチケットを取っていたパワーポップアカデミーに加えて)この日のライヴに来るように僕の背中をうんと押してくれた、THISTIMEさんからの素敵なお土産が。

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なんと、入場者全員に、アルバム『In Transit』から漏れたデモ10曲をコンパイルしたCD-Rのプレゼント。これだけでもこの夜のチケット代分ぐらいの価値あるよね。しかも、メンバー全員の直筆サイン入り。日本に着いてからライヴが始まるまでに全部サインしたんだって。帰って2回ほど聴いてみたら、さすがに『In Transit』ほど超優良曲満載ではないものの、たとえばウェリントンズのB面曲集とか言われても全然遜色のないぐらいの出来。うれしいなあ。


昨日家にたどり着いてから、なんとか寝る前にこの記事をアップしようと頑張ったけど、なにしろ書きたいことが次から次へと出てくるもんだから(この上にあるだけの量です)、午前2時あたりでギブアップ。さっき会社から帰ってきて続きを書き始めて、足かけ3日でようやく完成。ふう。明日は、というか日付の上ではもう今日は下北沢でパワーポップアカデミーか。ライヴとかDJとか、どういうイベントになるんだろうな。昨日届いたナッヂ・エム・オールのアルバムもすごくよかったし。楽しみ。


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Setlist 6 August 2011 @ Shindaita Fever

1. Keep Me Holding On
2. Popped Balloon
3. Song For Kim
4. I Get My Heart Broken Everyday
5. I'm Feeling The Same Way
6. Girls In Magazines
7. I Feel For You
8. Baby's Got A Secret
9. Goodbye Heartbreaker
10. Top 10 List
11. For Friends In Far Away Places
12. Tired Eyes
13. Your One
14. Help Me Fall
15. Yeah Yeah Yeah Yeah
16. Sight For Sore Eyes
17. Adamant
18. Freak Out

Encore
1. Come Undone
2. Rock 'N' Roll All Night
posted by . at 00:13| Comment(2) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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