2011年01月16日

Glenn Tilbrook live in Tokyo 2011 (Part 2)

Three Guitars 2.JPG Drum Kit 2.JPG

二日目。予想通り明け方まで引っ張ったライヴ終了後の飲みがかなり尾を引いて少し朦朧としているけど、記憶の定かなうちに書いてしまおう。前日よりは少し大きな整理番号のチケットだったけど、運よく僕は前日と同じ席を確保。そこから撮った写真が上の2枚。どうしようもなく退屈な人は昨日の記事と見比べて見て、スポット・ザ・ディファレンス遊びでもどうぞ。

前日と同じ席とはいえ、前日より明らかに密集した椅子の並び。やっぱりこの日のチケットが一番売れているんだろうね。昨日は開場後しばらく「大丈夫かな?」と思うような客の入りだったけど、この日は早い時間からもうびっしり。飲み物を買いに行ったりトイレに行ったりするのも一苦労。上のドラムキットの写真が昨日よりやや大きめに写っているのは別にズームを使ったからじゃなくて、ドラムキットが近付いてきているから。隣の友達に「なんだかドラム昨日よりも近くに置いてない?」と聞くと、「それは私たちが昨日よりもステージに近いんです」との冷静な答え。

歩き回るのは一苦労だけど、席を確保した後ぶらぶらと二階に上がっていったらサイモンがいたので、「今日はあなたと同じ帽子かぶってきたよ」と話しかける。どこかに行ってしまったグレンを待って時間をつぶしてたようで、しばらく話ができた。前日終演後に近くに飲みに行って、ほとんど朝まで飲んでいたとか(グレンはもちろん途中で帰ったらしい)、「Relentless Pursuit」と「She Makes Me」はスクイーズでのグレンとクリスみたいに詞と曲との分業体系ではなく、二人で詞も曲も一緒に書いたとか、スティーヴン・ラージはダフィーのツアーに参加しているとか、ルーシーの子供の名前とか(ローレンスっていったかな)、インタビューよろしくあれこれ聞かせてくれた。彼も僕に「どんな仕事してるの?」とか聞いてくれたので、僕の話なども少し。とかしてる間にグレンが帰ってきたので席に戻る。

ライヴの進行パターンは前日とほぼ同じなので、今日はちょっと短めにあれこれ気付いたことを書いていこう。まずグレンが一人で登場して6弦のヤマハで弾き始めたのが「The Elephant Ride」、そして「Hope Fell Down」。後者のイントロのときにちょっとつまづいたかな。というような、明らかなミスではないけれどちょっとギターソロがたどたどしいぞ、という場面がこの日は後にも何度か見受けられた。ライヴ自体が悪いわけでは全くなかったけど、日本ツアーも終盤に差し掛かってきて、グレンもややお疲れモードなのかも。

2曲を終えたところでサイモンが登場。お互いのiPadでウニョーン、ビヨヨーンみたいな音を出しあって遊んでいる。この日は最初から最後まで、曲間も曲中でも、しょっちゅうそんなことしてたね。新しいおもちゃを与えたら止まらない子供たちの図、みたいな(笑)

模造紙に歌詞を書いている時間はなかったけど、今日もしグレンにリクエストを募られたら、2年前にグレンにリクエストして「次の日に演るよ」と言ってくれたのに今に至るまで実現していない「Relentless Pursuit」をリクエストしようと思っていた。共作者も後ろに座っていることだしね。そしたら、サイモンが来て最初の曲、聴き慣れないギターのイントロだと思ったら、いきなりその曲。あの偽ビーチ・ボーイズみたいなコーラスも二人で一所懸命やってたよ。いいの聴けた。

昨日、曲名を言わずにグレンがいきなりイントロを弾き始めても、サイモンがちゃんとそれについてくるということを書いたけど、この日の5曲目の静かなイントロでサイモンは明らかに戸惑った顔。グレンのソロ公演に何度か来ている人はそのイントロで当然何の曲かわかったけど、きっとスクイーズでこの曲を演奏するときは、オリジナルの速いバージョンなんだろうね。サイモンがドラムを叩きはじめないので、グレンがくるっと後ろを向いて「わかんないでしょ(ニヤリ)」みたいなことを言ってから(何言ったかは聞こえなかったけど)、「Touching Me Touching You」の最初のフレーズを歌いだした。サイモンも「あー、それか」みたいな顔で、ようやくフォロー。

iPadで「ウニョーン、ビヨヨーン」ってやる以外は比較的MCも少なく進行。前日よりも前半セットでのビールの消費が少し早めかな。あと、「Still」のときにはじまって、歌いながらかなり頻繁に「もっとマイクボリューム上げて」というような素振りをしていたね。そんなに聴こえ難くはなかったと思ったけど、自分の声がスピーカーからうまく聴こえていなかったのかな。結局、途中休憩のときに急遽スタッフがステージ上に大きなスピーカーを二つ追加(でも後半でもやっぱり「もっと上げて」ってジェスチャーしてたね)。

前半セットの最後に演奏した「Up The Junction」は前日の不思議ちゃんアレンジでなく通常パターン。うん、やっぱりこっちのほうがしっくりくるよ。それにしても、グレンがどっちのアレンジで弾き始めてもやっぱりサイモンは咄嗟に判断してついてくるよね。


前日は前半セットでギターを持ち替えてたけど、この日は前半中ずっと6弦。休憩を挟んでの後半セットは最初から12弦でスタート。と思ったら、いきなりギターのプラグを抜き、サイモンに「スネア持ってきて」と指示。曲は、思ったとおり「Black Coffee In Bed」。いつもどおり客席中央の通路を通りながらコーラスを入れる場所をお客さんに指示。サイモンがどっか行ったなと思っていたら、二階席に登場。そのままぐるっと回って、客席後方の階段から下りてくる(「いつもどおり」以降はすべて演奏中の話)。演奏と歌を続けたままステージに上り、さっき抜いたプラグを挿そうとするグレンと、それを手伝うサイモン(しつこいけど、これもずっと演奏中。サイモンも床に置いたスネアを左手で叩いてリズムをキープしながら、右手でグレンのギターのプラグを四苦八苦しながら挿してあげていた)。で、曲の途中からプラグド・イン、フルドラムキットに移行。いやー、凄いよね。昨日から「凄い、凄い」ばかり書いてるような気がするけど、ライヴ観てる間もずっとそんな感想しか頭に浮かばないんだからしょうがない。

後半2曲目は珍しいプレスリーのバラッド「Always On My Mind」。歌い始めた瞬間、「あ、ペットショップボーイズのカバー。しかもスローなバージョン」と思ってしまった僕にはこんな偉そうなブログ書いてる資格ないね(苦笑)

続いては、ちょっとびっくり「Another Nail In My Heart」。ええ?もう演るの?いくらセットリストないとはいえ、今それはないんじゃないの?と思っていたら、案の定12弦であのソロを弾くのは至難の業。さっきギターソロがたどたどしいと書いた印象を持ったのは、この曲のせいかも。でも、まったくのノーミスで弾ききったのはさすが。

次の曲は、歌いだした瞬間まったくわからなかったので、他人のカバーかなと思いながら注意深く歌ってる歌詞を聴いていたら、「I Won't Ever Go Drinkin Again (?)」だった(知らない人のために。(?)は別に僕がこの曲に自信がないというわけじゃなく、ここまでが曲名)。京都では既に演奏済みらしいけど、僕はグレンのソロツアーでこの曲を聴くのは初めてかも。

12弦で5曲続け、さあ、エレキのお時間だ。最初は「Someone Else's Bell」。うーん、それは別にアコギのときでいいんじゃないの?最初だからってウォームアップが必要な人じゃないんだし。

モンキーズ、ビートルズ、デイヴ・エドモンズ(「ズ」がついても最後のはグループ名ではありません)のカバー三連発。珍しいのはないなあ。まあ、この日生まれて初めてグレンのライヴを観に来た人も沢山いるだろうから、グレンが演るカバーものの入門編としては最適だけどね。

本編最後は「Is That Love」。終盤、サイモンがいきなりシンバルを外してこっちに来るから何事かと思ったら、僕の隣に座っている友達にドラムスティックを渡し、エンディングのところで叩かせた。叩いたときにグレンがちょっとびっくりしたような顔でそっちを見たのにはこちらもびっくり。あんなステージ前方でバタバタやってたのが目に入ってなかったのかな(笑)。

アンコールは定番の「Pulling Mussels」と「Goodbye Girl」。そして、スクイーズ・ダンス(笑)。ダンスが終わった時にサイモンがグレンを指して「ジャスティン・ティンバーレイク!」と冗談で紹介したら、グレンもサイモンのことを「マイケル・ジャクソン!」だって(笑)

ダンスもやっちゃったし、ちょっと短かったかなと思いつつも念のためにアンコールの拍手をしていたら、二人がまた出てきた。あのダンスって、「もうこれ以上はアンコール受け付けませんよ」という意思表示じゃなかったんだね。ステージ裏から出てくるときに左右二つの入り口があるんだけど、普通はギターの置いてあるステージに向かって左側からグレン、右側からサイモンが出てくるはずなのが、このときは反対だった。そしたら、「あ、違ったね」みたいに一旦戻り、二人いっぺんに左側から出てきたり、「あれ?また間違った」風にまた戻ったり。ドリフの大爆笑か。

「Tempted」を演奏したんだけど、なんだかちょっと妙な感じ。いつものグレンのソロと違って、多分あれスクイーズ用の自分のパートだけを弾いてたよね。サイモンも両手でドラムを叩くんじゃなく、右手にはマラカスの小さめみたいなのを二つ持ってカラカラ言わせてるもんだから、なんとなく演奏全体がスカスカした印象。それで二度目のアンコールは終了。

さすがにもうないだろう、「Tempted」もややお疲れモードでの演奏だったし、と思いつつも念のためにアンコールの拍手を続ける我々。客電も点かないよ。そしたら、また出てきた!(嫌なわけじゃありません 笑)

低い声で歌い始めたなと思ったら、なんと「Space Oddity」!こんなの演るんだ。カウントダウンの「10、9、」というのをサイモンが言うんだけど、最初入るとこ間違えて、グレンも歌いながら「まだ早いよ、ここで10だ」みたいなことを教えていた。「ここで7、6、」とか言ったときにサイモンが「8、」って言うから「上がってってどうすんだよ」とグレン。漫才か。

とか書いてるけど、このカバー結構本格的。この日初めて(笑)サイモンのiPadが音楽的に活躍した曲だった。あの曲、ウニョーンってSEが入ってるでしょ、あれ。グレンもカウントダウンからサビに移るところでギターの弦をマイクスタンドでこすってギュイーンってやるし。よかった。これは珍しいものを聴けたよ。

それが終わると「リクエストタイム!」とグレン。ええ!今やるの? えーと、エレキだったら「It's So Dirty」をリクエストしようとしてたんだよな、元々のリクエストは「Relentless Pursuit」だからもう演ったし、「Little Ships」は今やるような感じじゃないしと慌てて考えていたら(この間約2秒)、シンバルを叩いたのと反対側の隣に座っていた友達が「Electric Trains」をリクエスト。あ、それもいいね。それでいいや。


という感じで、なんとアンコール3回。お疲れさま。終演後は恒例のサイン会。僕はいつも後ろの方に並んでいたんだけど、自分の順が廻ってくる頃にはもうグレンへとへとだから、少しは学習効果を発揮してこの日はわりと早く並ぶ。二枚組の「Spot The Difference」にサインしてもらった。

Autographed Spot The Difference 2.JPG

そして、サイモンと(ほぼ)お揃いの帽子をかぶっての写真撮影。本日二度目のスポット・ザ・ディファレンス遊び。

Glenn Simon and me 2.JPG

推敲するために上から読み返したら、「今日はちょっと短めにあれこれ気付いたことを書いていこう」とか書いてあるぞ。「どこが短いんだ」と突っ込んだ人は初心者。「あなたの嘘はお見通しです」と思った人はジミオン上級者認定(笑)。「昨日話してた新曲、東京では演奏してくれないの?」とグレンに訊いたら、「ああそうか、ごめんごめん、明日演るよ」と言っていたので、はたしてグレンはそれを覚えているかどうか。確かめるために今から準備して吉祥寺に向かおう。


Setlist 15 Jan 2011 @ Star Pine's Cafe

1. The Elephant Ride
2. Hope Fell Down
3. Relentless Pursuit
4. Product
5. Touching Me Touching You
6. Take Me, I'm Yours
7. No Place Like Home
8. Harper Valley PTA
9. Annie Get Your Gun
10. Still
11. This Is Where You Ain't
12. Up The Junction

13. Black Coffee In Bed
14. Always On My Mind
15. Another Nail In My Heart
16. I Won't Ever Go Drinking Again (?)
17. Third Rail
18. Someone Else's Bell
19. I'm A Believer
20. You Can't Do That
21. I Hear You Knocking
22. Through The Net
23. Slap & Tickle
24. Is That Love

[Encore]
1. Pulling Mussels (From The Shell)
2. Goodbye Girl

3. Tempted

4. Space Oddity
5. Electric Trains


posted by . at 14:11| Comment(3) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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