内容についても少し触れておこう。『An Ideal For Living』として知られる最初のシングル「Warsaw」を始め、『A Factory Sampler』収録の「Digital / Glass」や、ファクトリー以外から出たシングル「Autosuggestion / From Safety To Where」、ソノシート「Komakino / Incubation / As You Said」など、全10枚21曲。それぞれのジャケットは完全復刻ではないものの、オリジナルのデザインを活かしつつ統一感の取れたいい感じ。さすがピーター・サヴィル監修。
ボーナスディスク扱いの10枚目は、アルバム『Closer』からの「Isolation / Heart And Soul」で、ジャケットは『Closer』そのままというのが、ちょっと拍子抜け。せめて未発表テイクとか、このボックスのための別デザイン(『Closer』の没バージョン?)とかにしてくれればよかったのにな。
ライノレコードのサイトに行って、全曲のMP3バージョンがダウンロードできるコードが入っているが、先述のとおり僕はCDで全部持っているから、それほどありがたみはないかな。ただ、「She's Lost Control」のB面扱いになっている「Love Will Tear Us Apart」は“Pennine Version”という別テイク(ミックス違い?)なのが、微妙に貴重。これ、僕の記憶に間違いなければ、CDとしては初出だと思うんだけど。
クリスマス・プレゼントといえば、タマス・ウェルズとリリコ・レーベルから今日(24日)、素敵なプレゼントが届いた。先日の来日公演で初公開されたショート・フィルム『The Houses There Wear Verandahs Out Of Shyness』が、今日から1月16日までの期間限定でオンライン公開され始めた。
埃だらけの古いレコードを模したアルバムタイトルトラックからいきなり彼らの(というか、マーク・ハミルトンの)世界にすっと引き込まれる(ちなみに、ファーストでは作曲クレジットにのみ使われていたMark Andrew of the Hamiltonsという名前が、このアルバムでは正式名称として使われているね。それが本名なのか?)。11曲目「Redbeard」はやはり名曲だね。イントロから最初のヴァースに入る箇所なんて、胸をかきむしられるような気持ちになる。
『Die Stadt Muzikanten』と一緒に買ったのが、サイトで試聴してすぐさま気に入ったこのアルバム。16歳の双子のアイスランド人姉妹だって。アイスランド語の曲と英語の曲が入り混じって出てくるけど、なんかアイスランド語って不思議な語感だね。前にシガー・ロスのライヴに行ったときに、ステージ上でヨンシーとキャータンが交わすアイスランド語がなんだか天使が話してるように聴こえたけど、これもそんな感じ。
真っ白な壁にそのまま投影されるオープニングのショートフィルム。また出だしのところでちょっととちったのはご愛敬ということで。このフィルムの中で(CD音源でなく)実際に演奏されるのは「Fire Balloons」の他に「An Extraordinary Adventure (of Vladimir Mayakovsky in a Summer Cottage)」なんだけど、そのセカンド・ヴァースがCDに収められているのとは違ったメロディーなのが貴重。僕は初日とこの日、二回聴いただけなんだけど、それからすっかりこの歌を口ずさむときにはその初期メロディーで歌ってしまっているよ。確かに、最終的にCDに収められたメロディーの方が洗練されてはいるんだけどね。
初日よりもリラックスして、初日とは違った曲目をつい時間をオーバーして歌ったキムのオープニングに続いて、いよいよタマス・ウェルズ日本最終公演のスタート。初日とは違い、最初はタマスが一人で登場。「My name is Tama chan」でいきなりリラックスムードに。初日とは選曲を変えるとは聞いていたけど、一曲目が「Stitch In Time」だったのが少し意外。こういう静かなオープニングもいいね。
「From Prying Plans Into The Fire」に続いてピアノに移るタマス。実は、初日の終演後に彼と話していたときに、僕が『Thirty People Away』のレビュー記事の最後に書いたアウン・サン・スー・チーさん解放についてもちかけてみたんだ。「スー・チーさんのニュース、どう思う?よかったよね。今日はてっきりその話をして、Signs I Can't Readを歌ってくれるかと思ってたんだけど」って。そのときはそこから、彼が自分のブログに書いていた南京の話とか、果ては尖閣諸島の話とか、えらく話が広がってしまったんだけど。
鍵盤を確かめながらタマスが喋りはじめたのは、アウン・サン・スー・チーさん解放の話。先日僕に話してくれたように、「いろんな国が平和のために軍備を拡大していくのは悲しい」というような前置きに続いて、「Signs I Can't Read」を歌い始めた。この曲のピアノ・ヴァージョンなんて。あとで「あれ、本当はピアノで書いた曲?」って聞いてみたけど、そうではないらしい。あんなに素晴らしいヴァージョンだったのは、左手で弾く通奏低音の響きが素晴らしかったというのもある。
続く「An Organisation for Occasions of Joy and Sorrow」をピアノで弾き終えると、アンソニーとキムが入場。そこからは、初日とほぼ同じセットだった。客層が初日と重なっているからか(キムが時間をオーバーしたからか)、「Reduced To Clear」の説明などもなくどんどんセットが進んでいく。
白い壁に投影される映像。初日の記事に「(おそらく)ミャンマーの風景と『Two Years In April』の原画」と書いたけど、よく見るとあれミャンマーだけじゃないね。大阪の風景も一枚混じってたよ。オーストラリアの風景も沢山あったみたいだし。訂正。
金曜日に東京の自転車屋さんで見つけたという、『Two Years In April』の鐘と同じ音がするベル、初日はやたら失敗していた(笑)キムだったけど、この日は結構上手く鳴らしていたね。各曲のエンディングでアンソニーのピアノに合わせて鳴らすタイミングだけはどうにも合っていなかったけど。
「England Had a Queen」の間奏で、アンソニーのピアノの音が少し外れたので「あれ?」と思ったんだけど、そのときはうまく取りつくろって、まるでそういうアドリブだったかのように続けたもんだからてっきりそういうアレンジなのかと思いきや、タマスもキムも今にも噴き出しそうな顔。終了後、キムが「笑いながらタマスの歌にコーラスを入れるのは難しいよ」って。アンソニーは真っ赤な顔で「ふうっ!」って深呼吸。おかしかった。
この日のアンソニーのピアノソロは2曲。タマスとアンソニーが昔近所に住んでいて、古い本を持ち寄って読んでいたという通りにちなんで名づけられた「Melon Street Book Club」と、それにメドレーのように続けて演奏された「A Dark Horse Will Either Run First Or Last」。タマスはどういうわけか後者のタイトルを「A Dark Horse Will Either Finish First Or Last」と紹介していたような気がしたけど。タマスが曲紹介をしているときにアンソニーが後ろで「Melon Street」をポロンポロンと静かに練習していたのが気になったらしく、「話してるんだからそれやめてくれないか」みたいな顔でアンソニーをじっと見て、「ああ、ごめんごめん」みたいなやりとりもおかしかったな。
クライマックスの「Valder Fields」〜「Nepean News」を経て、本編ラストは初日とは違って「I'm Sorry That The Kitchen Is On Fire」。初日終演後にキム達と話していた通り、この日は観客に「Friday」のコーラスをまず練習させてスタート。「京都ではもっと上手だったよ」とか言ってたけど、sinさんによると京都では観客にコーラスはさせなかったそうだ。お茶目なうそつきタマス。
3人編成になってからここまで、「Friday」を除くと初日とまったく同じセットリスト。約束した「Fire Ballons」とか演ってくれないのかと思い、アンコールで出てきたときにその曲名を叫ぼうかと思っていたら、タマスが爪弾き始めた音はまさにその曲のイントロだった。CDで聴いてもいい曲だとは思っていたけど、こうして目の前で演奏されると、自分の目が潤んでくるのがわかる。かつて『Thirty People Away』発売前に音源を聴いたsinさんが“「Valder Fields」超え”と評しておられたのを読んで「それはないだろう」と思っていたけど、いや、僕が間違っていたよ。
もうこれで十分。他にリクエストした「The Northern Lights」とか演ってくれてないけど、これがラストで全然構わないという気持ちでいたところに、エンディングの「For The Aperture」。最近だいたいラストはこれか「Friday」だね。初来日のときみたいに「Nowhere Man」でしっとり終えるよりも、アップテンポな曲で華やかに終えるのが好きなのかな。いや、もちろん悪くはないけどね。
ところで、左のタマスのセットリスト、右のキムのセットリストを見ると、実はアンコールには「Grace And Seraphim」と「Broken By The Rise」が予定されていたようだ。キムのせいで(笑)それらはカットされてしまったんだろうけど、まあいいや、「Fire Balloons」聴けたし。実物をもらってきたキムのリストには、それぞれの曲のカポの位置が書いてある。「これ参考にしてギター練習しようかな」と言ったら、「タマスの曲はだいたいGかCのコードだけだから簡単だよ」とキム。
「ジョハンナのことを歌ってるの?」と聞いてみた「Your Hands Into Mine」、答えは「ノー」だった。この日、歌い始める前に「This song is about grace」と確か言ってたね。うまく言えないけど、誰か特定の人を念頭に置いて書いたんじゃなく、もっと大きな愛情についてということなのかな。
レビュー記事に「この曲の背景を教えてくれるだろうか」と書いたけど、結局演奏しなかった「Her Eyes Were Only Scars」の歌詞の意味。あれは、彼の友達のミャンマー人の修道僧の実話だそうだ。その僧の母親も尼僧で、彼女が一人で家にいた時にうっかり熱湯を顔にかぶってしまったとのこと。盲目になってしまったその母親を15年間も面倒を見続けたその僧についての歌なんだって。ローブとかサンダルとかって、そういうのを示唆してたんだね。相変わらず、複線だけを提示して結末は教えてくれない不親切な歌詞(笑)。ちなみに、デニース・ロックヘッドの物語は全てフィクションなんだって。
「いつも歌詞を熱心に聞いてくれてありがとう」とタマスにお礼を言われたのが嬉しかった。「ブログに自分の歌詞の解説を載せてみれば?」と提案してみたらまんざらでもなさそうだったので、そのうち本人による『Thirty People Away』ライナーノーツが載るかもね。
1. Stitch In Time 2. From Prying Plans Into The Fire 3. Signs I Can't Read 4. An Organisation For Occasions Of Joy And Sorrow 5. Fine, Don't Follow A Tiny Boat For A Day 6. When We Do Fail Abigail 7. The Opportunity Fair 8. Reduced To Clear 9. Open The Blinds 10. Lichen And Bees 11. True Believers 12. Your Hands Into Mine 13. England Had A Queen 14. Vendredi 15. The Crime At Edmond Lake 16. Melon Street Book Club 17. A Dark Horse Will Either Run First Or Last 18. Valder Fields 19. Writers From Nepean News 20. I'm Sorry That The Kitchen Is On Fire
どう表現すればいいのかわからない。とにかく、とてつもなく凄いライヴだった。本編最終曲「Around Us」が途切れた瞬間の、背中を電流が駆け抜けたようなあの衝撃。そのままアンコールになだれ込み、極彩色の被りものを頭に付けたヨンシーが一心不乱に踊る「Sticks And Stones」での祝祭感。わずか1時間半の間、荘厳さから高揚感までのダイナミックレンジがあれほどまでに広かったライヴは初めて経験したかもしれない。
ちょっと冷静に、いつものように日記風に書きだしてみよう。昨日の記事に書いたように、タマス・ウェルズ公演の初日と最終日に挟まれる形になったこのライヴ、僕の家からは果てしなく遠い新木場という場所のことも考えると、かなり醒めた気持ちで挑んだのは事実。整理番号はまたどうしようもなく大きな番号だったし、以前書いたフォール・アウト・ボーイのライヴ記事で文句たらたらだったのと同じく、ドリンクチケット代の500円は単なるお賽銭みたいなもんだったし、あの広い会場があっという間にソールドアウトになったぐらいの超満員のせいで、臨場感という言葉とは程遠い場所から眺めるように観ていたから(幸運なことに、視界を遮る人がいなかったので、常にステージ全体を見渡せていたんだけど)、ほとんど真っ暗なままのステージにヨンシーともう一人のメンバーが現れて、「Stars In Still Water」の弾き語りを始めるまでは、それほどわくわくしていたわけでもなかった。せっかくのヨンシーなのに。
もちろん、冒頭に書いたように、例え暗くて小さくてよく見えなくても、ヨンシーの存在感は凄いものだった。『Go』のジャケと同じ服装で、主にアクースティックギター、時にはキーボードやパーカッションを自ら演奏。先述の「Sticks And Stones」やあと何曲かはハンドマイクで歩き回り、踊りながら唄う。あの人間離れした声で。
最後のアンコール「Grow Till Tall」を感動的に終え、一旦ステージ脇に下がったメンバーが、アンコールの拍手に応えて再登場し、ステージに横一列に並んで肩を組んで深々と挨拶をして終了したのも、シガー・ロスのときと同じ。このときだけは、ステージに煌々と明かりが点いた。なんだ、明るくしようと思えばできるんじゃないか(笑)。あれ?このフィナーレの感じ、どこかで観たことある。あ、そうか、前に何度か記事にしたシルク・ドゥ・ソレイユを観た時に、それまで超人的な演技を見せていたメンバーが最後の挨拶のときには人間に戻ったように思えたのと同じだ。それぐらい、この日の演奏中のヨンシーとバンドは、超人間的な存在に見えた。
予告されていたとおり、ライヴ開始前に、15分間のタマスのドキュメンタリー・フィルム『The Houses There Wear Verandahs Out Of Shiness』を上映。味わい深い、素敵な短編だった。「Fire Balloons」の別テイク(録音途中で例によって窓の外から雑音が入って中断するのも含めて)をあんなに沢山聴けるなんて。最後のテイク、演奏途中で大雨が降りだしても演奏を止めず(もちろん室内)、その雨音をも含んで「これ、いいよね。取っとこうよ」と笑顔で話すタマスがすごく印象的だった。あのビデオ、欲しいな。もうすぐウェブで公開されるらしいけど、タマスが部屋で演奏するタイトルシーンをジャケットに使ったDVD(BDでも可)で持っていたい。Liricoさん、よろしく。
全5曲、20分ほどのキムのセットの後、10分ほどの休憩をはさんで、いよいよタマス・ウェルズ。まずは二人で登場し、ステージに向かって左側にキム、右側(ピアノ横)にタマスが立つ。オープニングは、08年の来日時にリクエストしたけど演奏してくれなかった「Fine, Don't Follow A Tiny Boat For A Day」。Liricoのsinさんが“個人的にノーマークだった曲”と書いておられたのはこれか。後でタマス達に聞いてみたら、「あれ前回リクエストしてくれたよね。ちゃんと練習したんだよ」だって。なんと、そんなことを覚えていてくれたなんて(しかも僕がこの日に聴きに来ることを知っていたなんて・笑)。そして後半には、やはりあの時リクエストしたけど演奏しなかった「Writers From Nepean News」も。ちょっと感激。
「僕とアンソニーが育ったのはメルボルンでも犯罪率の高い地域で」と話し始めたから、てっきりシンガポールのときと同じく「Stitch In Time」かと思いきや、「Reduced To Clear」に話を持っていった。あの曲、例によっていまいち歌詞を読んでも意味が掴みづらかったんだけど、その地域では空き巣が頻発していて、街の中古品店で盗品が売られていることが多いんだって。そういう背景を聞いて歌詞を読むと、最初から最後まで筋が通る。「自分の持ち物がそんなに安い値段で売られているのなんて認めたくないね」とか言ってたね。あと、「犯罪率が高いのは僕のせいじゃない」とも(笑)
全体的には4枚のアルバムから幅広く選曲されたセット。7曲目に「今回のツアーは新作のプロモーションで、“Thirty People Away"というのはミャンマーで起きた爆破事件のことを友達に聞いたのがきっかけ」と説明しながら、そのタイトル曲ではなく「True Believers」を演奏。新作中でも僕の好きな曲のひとつなので、これは嬉しい。続けて、アルバムと同じ流れで「Your Hands Into Mine」。更に、「England Had A Queen」。しばらく後に、「これは新作からのシングルカット」と言って「The Crime At Edmond Lake」。前回の記事でべた褒めしてるけど、こうして昔の曲と交互に聴いても、この新作に入っている曲のクオリティやっぱり高いね。
それにしても、場内の照明がかなり暗め。教会の高い天井から間接照明で照らしているだけだから、ちょっと下を向くとメンバーの表情もよく見えないぐらい。メンバーの後ろ、本来のステージ上にあるクリスマスの電飾だけがやたら煌々と見えるよ。まあ、こういうのも雰囲気あっていいけどね。あと、後ろのスクリーンにずっとスライドショーで映されていたのは、シンガポールでも流れていた、(おそらく)ミャンマーの風景と『Two Years In April』の原画。
「Edmond Lake」の後、タマスとキムが一旦退場して、アンソニーのピアノソロ「A Dark Horse Will Either Run First Or Last」。紹介するときにタマスが「これはアンソニーが作曲した」と言ってたよ。後でアンソニーに「CDの作曲クレジットは全部タマス・ウェルズになってるよ」と言ったら、「あれはバンドとしてのタマス・ウェルズということだから」とか、タマスも冗談で「印税あげないよ」とか言ってた。仲良しだから別にいいのか、そういうこと気にしないのか。
嬉しかった「Writers From Nepean News」、ラスト定番の(でも手拍子は催促されなかった)「For The Aperture」で本編終了。ちょっと早いな。でもすぐアンコールで出てくるだろう。
アンコールはまずタマスが一人で登場し、そのままグランドピアノへ。おお、今回ピアノの弾き語りを演るとは聞いていたけど、いよいよか。と思ったら、曲は新作から「An Organisation For Occasions Of Joy And Sorrow」。なんだ、歌わないのか。でもタマスも結構ピアノ上手いね。
ピアノ・インストと言えば、これも終演後にアンソニーに聞いたんだけど、さっきの「A Dark Horse」だけじゃなく、セカンドまでに収録されているピアノのインストゥルメンタル曲は全部アンソニーが作曲したんだって。そして、新作の2曲はタマスの作ということらしい。
メンバー二人が合流して、「From Prying Plans Into The Fire」、そしてこれも近頃の終盤の定番「I'm Sorry That The Kitchen Is On Fire」で終了。また出てくるだろうとアンコールの拍手をしていたら、そこで客電が点いた。えー、短いよ。「Fire Balloons」演らないの?「The Northern Lights」は?「Nowhere Man」は?
1. Fine, Don't Follow A Tiny Boat For A Day 2. When We Do Fail Abigail 3. The Opportunity Fair 4. Reduced To Clear 5. Open The Blinds 6. Lichen And Bees 7. True Believers 8. Your Hands Into Mine 9. England Had A Queen 10. Vendredi 11. The Crime At Edmond Lake 12. A Dark Horse Will Either Run First Or Last 13. Valder Fields 14. Writers From Nepean News 15. For The Aperture
[Encore] 1. An Organisation For Occasions Of Joy And Sorrow 2. From Prying Plans Into The Fire 3. I'm Sorry That The Kitchen Is On Fire