2010年07月25日

重厚長大 - Natalie Merchant

Leave Your Sleep.jpg
ナタリー・マーチャント 『Leave Your Sleep』

ナタリー・マーチャント。僕は彼女のアルバムを買うのもこれが初めてなら、彼女がかつて在籍していたテン・サウザンド・マニアックス(10,000 Maniacs)のアルバムも一枚も持っていない(だから、昔コメント欄で“象がたくさんなジャケ”と書かれてもピンとこなかったというわけ)。

そんな僕がこのCDを手にしたのは、どこかで読んだレビューがよかったのと、アメリカで結構売れているという話と、新品2枚組なのにそこそここなれた値段で入手できたこと(コンサイス版の1枚組とほとんど値段が変わらなかったというのも大きいかも。新手の2枚組売りつけ商法だね。というか、それほど欲しくもなかったCDをそんな理由で買うのは僕ぐらいか)。

よくある紙のスリップケースでなく、きちんと内側に折り曲げられた紙のケース入り(ピンク・フロイドの『PULSE』を電球付きのCDで持っている人はあれを想像して)。手に持ってちょっと驚くのはその重量。厚みは普通のプラケースのCDとそう変わらないのに、ずっしりとくる。ちょっとさっき量ってみたら、220グラムもあった。ちなみに普通のプラケース入りCDは90グラム程度だから、いくら2枚組とはいえ、倍以上だね。

その重量の理由は、紙ケースに収められた、80ページにも及ぶ上質紙のブックレット。というか、これは既に「本」だね。そこに、今回のCDに収められた26曲の歌詞の元になった詩と、それぞれの作者のバイオグラフィーがびっしりと載せられている。

そう、このアルバムは、ナタリーが自分の幼い娘に読んであげていたという19〜20世紀の数々の詩に曲をつけたもの。タイトルの『Leave Your Sleep』というのは、マザー・グースの一編だそうだ。

ブックレットには元の詩が載っているんだけど、歌詞にするために多少の手は加えられている。サビのパートとかそういうのが要るからね。だから、例えばジョン・クーパー・クラークみたいに、いかにも詩の朗読みたいになってるわけじゃない(ジョン・クーパー・クラークなんて例えられても誰も知らないだろうけど)。そういう意味では、何も知らずに聴いていたら、これらの歌詞が詩を元にして作られたなんてわからないかも。

基本的にはアメリカン・フォーク・ミュージックといえばいいんだろうけど、多くの曲にケルティックな味付けがされている。しかも、それを演奏しているのはルナサ(Lunasa)など、アイルランドの一流どころ。何十名もの弦楽器奏者が参加していて、ナタリー自身がオーケストレーションを担当している。参加ミュージシャンは、総勢で100名以上にもなるそうだ(その名前が曲ごとに載っているのも、分厚いブックレットの一因)。

2枚組26曲、合計1時間40分強にもなるアルバムをそれだけで押し切られるとさすがにきついだろうけど、ブルーズ色の強い曲、ボードヴィル調の曲、レゲエ風の曲、ほぼジャズと言っていいような曲など、絶妙のタイミングで聴き手が飽きないような工夫がされている。「The King Of China's Daughter」という曲はその名のとおり中華風アレンジだったり。

「Bleezer's Ice Cream」という曲では、色んな味付けのアイスクリームということで、沢山の食べ物の名前が列挙されているんだけど、それがまた上手い具合に頭文字を揃えていたり韻を踏んでたりで、聴いてておもしろい。頭文字を揃えるために、アイスクリームの味付けにはありえないような食べ物も出てくるけどね、スキヤキとか。スロウダイヴのアルバム名『Souvlaki』って食べ物の名前だったのか、とか、以前オフ会でちょっと話題になったピーマン焼酎の名前ピメントがでてきてびっくり、とか(内輪受けですみません)。

と、ブックレットの元詩と、ナタリー自身が調べて書いたバイオグラフィ(それぞれの詩人の両親の名前とか子供の頃どんなだったとか、えらく詳細)をじっくり読みながら聴くのも一興。ただ、長文を読んでいるうちにあっという間にCDは次の曲に進んでしまうんだけどね。

とにかく、ゴージャスな内容。時間と才能と人員をたっぷり注ぎ込んで、丁寧に作られたアルバムだというのがよくわかる。ナタリーが今回からレコード会社をノンサッチに移ったのは、こういうのを作りたかったからなんだろうね。誠実なこの会社ならではの極めて生真面目な作品。

ナタリーの歌も上手いし、彼女が書く曲もいいね。2枚目中盤の何曲かは、本当に心に沁みる(こういう、後ろの方だけど最後じゃないというような、普通なら一番中だるみする箇所に名曲をさりげなく置いてある作りのアルバムはいいよね)。

この長さとずっしりとした内容ゆえに、例えば前回の記事にしたジェブ・ロイ・ニコルズの新作のように「これからの季節に一番よく聴くアルバム」にはなり得ないだろうと思う。あんまり細切れで聴きたい感じじゃないし。

でも、これはもしかすると、僕にとってこれからずっと聴いていける、とても息の長いアルバムになる予感がする(もちろん、『Long Time Traveller』が一過性のアルバムと言ってるんじゃないよ)。「最近なにかいいのない?」と訊かれて勧めるCDじゃないかもしれないけど、一生に数枚しかCDを買わないような人に何枚か見繕ってと言われたら、これからの僕はこのアルバムを候補に入れるかもしれない。



<追記>

映画『Inception』を観てきた。今日は、ほんとはこの映画のこととどっちを書こうか迷ったんだけど、さすがに公開早々の映画のことを事細かに書くのははばかられたので、当初の予定どおり上の記事にした。

だけど、さっきこの記事をアップして、買ってきたパンフレットを読んでいたら、やっぱり少し書きたくなってきた。一本の記事にするほどでもないから、ちょっとだけ追記で。

大々的な広告にはちょっと警戒心を持っていたんだよね。テレビコマーシャルで何度も観る例の街並みがせり上がってくるシーンとか、そういう如何にもCG沢山使って驚くようなシーンをあちこちにちりばめました、でもあんまり内容ありません、だってハリウッド映画ですから、みたいなのってよくあるからね。

でも、この映画は凄いと思う。内容濃い。2時間半もあるのに、複雑なスクリプトを追うのに夢中だったせいか、観ているうちに時間の感覚が狂ってくるのか、あっという間に最後のシーンにたどり着いてしまった。

そりゃ確かに辻褄合ってないところとかあるけど、とてもロジカルに組み立てられたストーリーだと思うよ。だって隅から隅まで全部辻褄合ってたら、それは最早サイエンス・フィクションじゃないからね。

緻密なプロットとハリウッド大作ならではの派手なアクション、それを彩るのが例の“夢を視覚化した”シーンの数々。これははまるよ。おまけに(というか、全然おまけじゃないけど)それを演じるのが、レオナルド・ディカプリオとか渡辺謙だからね。それに、超大物の彼らだけじゃなく、準主役級のエレン・ペイジやトム・ハーディーらも、僕はすごくいいと思ったね。

結局小さな記事一本分ぐらい書いてしまったかな。まだ観てない人には、おすすめの映画。大きな画面で観よう。
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2010年07月18日

100%レゲエ - Jeb Loy Nichols

Long Time Traveller.bmp 
Jeb Loy Nichols 『Long Time Traveller』

「このまま量産体制に入るのか、もしくは先々の分を前倒しで作ってしまったから、あと10年ぐらい音沙汰無くなるのか」

これは僕が去年最後の記事を締めくくった台詞。それまで2〜3年おきにアルバムを作っていたジェブ・ロイ・ニコルズが、去年いきなり3枚ものアルバムを発表したのを受けてのこと。

答えは、前者だった。あれからわずか半年で、昨日おそらく日本先行で新作『Long Time Traveller』が発売された。彼のサイトを見ても、(今日時点で)このアルバムに触れてはいるものの、まだディスコグラフィにも載っていないよ。まさに、できたてのほやほや。

よほど最近は活動意欲にかられているんだろうね。同じサイトのニュース欄を見ると、この6月にはリチャード・トンプソン主催のメルトダウン・フェスティヴァルに出演し、8月にはブレコン・ジャズ・フェスティヴァルに、前作を共同制作したノスタルジア77と一緒に出演するようだ。

さて、新作アルバムについて。買ってきてまだ1回しか聴いてないけど、早速書こう。

なんだかジェブ・ロイとはずっと昔から一緒にやってるような気がしてたけど、彼のアルバムに参加するのは実は今回が初となるエイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)のプロデュース。バック・バンドは、エイドリアンのOn-Uサウンドのお抱え、ダブ・シンジケート(Dub Syndicate)とルーツ・ラディクス(Roots Radics)。

その布陣を見てわかるように、今回のアルバムは100%レゲエ。これまでもレゲエやカントリーやソウルなんかをごった煮のように混ぜ合わせたサウンドを作ってきた人だけど、ここまでレゲエ一色なアルバムを作ったのは今回が初めて。録音されたのは、ロンドンとジャマイカのキングストン。有名なチャネル・ワン・スタジオも使ったようだ。

エイドリアンがプロデューサーだということで、ラディカルにぶっ飛んだダブ・アルバムになってるんじゃないかとちょっと気になってはいたんだけど、聴いてみてびっくり。これは、古き良き時代の正統派レゲエそのままだよ。

ダブの要素がゼロというわけじゃない。たとえば「Lonely King Of The Country」のエンディングとかにふっとそういう色が見えたりもするんだけど、あくまでもささやかな彩り程度。その気になればもっとバリバリのダブ処理をすることもできたろうに、おそらく今作のテーマである“70年代レゲエ”に合わせて爪を隠すエイドリアン。さすがだね。

05年の『Now Then』収録の「Sweet Tough And Terrible」を再演。マーク・ネヴァースがプロデュースしたオリジナルも僕のお気に入りだったけど、この正統レゲエ・ヴァージョンもいいね。

「Mother Your Son」の左右のトラックで鳴っている物悲しい音色は何だろう。左がメロディカで、右がフルートかな。いや、オーボエかも。単なるお気楽なラヴァーズ・ロックだけでなく、こういう暗く乾いた曲を書けるのがこの人の強み。全盛期のガーランド・ジェフリーズを彷彿とさせるよ。

かと思えば、「Everything Is Different (Every New Day)」のエンディングにポリースの「Every Breath You Take」の一節を紛れ込ませるというユーモアも。

不思議なことがひとつ。このアルバム、ジャケ裏や解説書に載っている曲順と実際の収録順序が違ってるよ。6曲目までは合ってるけど、7曲目に載っている「Everything Is Different」は9曲目、8曲目に載っている「I'm In Need Now」が10曲目、9曲目に載っている「Lonely King Of The Country」が8曲目、そして10曲目に載っている「Mr. Nobody」が7曲目に収録されている。なんでだろう、これは。ジェブのサイトによると、このアルバムはLP版も出るそうだから、もしかするとジャケ裏とかに書いてあるのはLP版の曲順なのかな。

表ジャケは、最近よくあるジェブ自身の写真と彼の木版画の組み合わせ。アーティスト名が“ブラザー・ジェブ・ロイ・ニコルズ”になってるのがいいね。ついでに内ジャケの木版画は“ザ・チャンピオン・サウンド スーパー・ジェブ・ロイ・ディスコ”だ(笑)

夏だからレゲエ、というわけではないけれど、少なくともこのアルバムは僕にとって、今年今からのこの季節に一番よく聴くアルバムになることは間違いない。ようやく今2回目を聴き終わったよ。じゃあ、今からウォークマンに落として、夏の夕べの散歩の友にしようかな。腹減ったし、なんか辛いものでも食べに行こうっと。
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2010年07月10日

虫と土俵とその他諸々

近ごろは昔と違っていろんな方がこのブログを読んでくださってるから、きちんと紹介しないとわからないかな。僕にはひそそかさんという友達がいて、その人は何かにつけて人にものをあげる習性があるんだけど、ちょっと前に彼女がブログでまた何かくれるっていうんでとりあえずもらっておいたら、なんだかあれよあれよという間にそれがおかしな企画になってしまったので、もう一週間も経ってしまったけど今日はそのことを書くよ。

両国の江戸東京博物館というところでやってる「大昆虫博」。両国って初めて行ったよ。最近は野球賭博とかで有名なところらしいけど、博物館は駅のすぐ近くなので、他の場所は観光してる時間がなかったのが残念。

同じくひそそかさんちのコメント欄でタダ券もらったイッチー(仮名。日本人)と新田氏(仮名っぽい)と合流。入場したら皆バラバラに散り、黙々と虫を見てはたまにすれ違って感想を言い合うという淡々とした会合。すれ違うたびに「あっちに置いてある○○は見ましたか?いいですよ」とお勧めコメントをくれるイッチー。

ひよりさんに頼まれたので気持ちを聞いてこようと思っていたカイガラムシも、久しぶりに実物を見ようと思っていたウェタも残念ながらいなかったけど、なかなか普段お目にかかれないのが沢山いてよかった。同じ種類のが沢山並べて展示してあって、綺麗な蝶々のコーナーとかはほんとに綺麗。モルフォ蝶って青色のキラキラしたやつ、死んだらお腹が潰れてそこから出た液が羽を黒くしてしまうから、展示されてるのは全部胴体がないんだって。写真はこれ。見たくない人は目つぶってスクロール。

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パプアニューギニアのナナフシのコーナーとかはさすがに引くね。20センチとかあるし。なんか無駄にギザギザしてるし。でっかい羽でブンブン飛び回ってそうだし。まああれも結構肉太だから、手足外して皮むいてオイスターソースとかで炒めたら意外と美味しいかも。パプアニューギニアの人たちはきっとオイスターソースなしで食べてるね。写真はなし。

この手の企画展にくると大抵本編より長く時間をつぶしてしまうお土産コーナー。チケットをタダでくださった優しいひそそかさんへの土産にいなごの佃煮を買ったのは新田氏個人の判断で、僕は一切加担していません。写真はひそそかさんとこ

夕食の集合時刻までちょっと時間があったので、常設展を観に行く。企画展の昆虫博会場よりも圧倒的に広い会場で、お互いの携帯の番号も知らないのにまたもバラバラに行動する我々。僕は特別企画の土偶のところへ。

Dogu.jpg

すぐ隣で多分ボランティアの学生説明員の人が観光客に説明していたのを盗み聞き。全体的に平面的な造りのこの土偶、ふくらはぎのところがふくらんでるんで男なんだって。土偶っていうのは大体女性をモチーフにしてることが多いので、これは珍しいとのこと。なんでまたよりによって出っ張らせるのがふくらはぎなんだろうね。縄文時代はふくらはぎの大きな男がもてたりしたのかな。

キトラ古墳の壁画のレプリカとかもあって、すっかりその小さな一部屋で時間を過ごしてしまう。気配りのイッチーが僕のことを見つけて「新田さんはあのへんにいましたよ。合流しましょう」と言って連れてってくれるのに、既に新田氏はそこにはおらず。二人で探しているうちにまた僕が別のものに興味を引かれて勝手にバラバラに。可哀想なイッチーはゆっくり展示を観ていられたのか今になって気になる。

夕方にはひそそかさんと、ひそそかさんの母親の娘であるカブ子さんと合流し、近くのお相撲居酒屋へ。駅近なのにすごく広い店。さらに広々とした中央のスペースをふんだんに使って設置してあるのは土俵。両国の人はご飯食べながら相撲取るのか。僕らが食べていた間にもお父さんと小さな娘さんがたわむれに相撲を取っていたし。

飲み会の内容はひそそかさんとこに大体書いてあるので省略。いつもながらこの人たちと会って飲むのは楽しいね。料理も意外なほど美味しかったし、特別粘らなくてもいつまでも居させてくれたし、いい店だった。相撲取ってくればよかった。



これだけで終わって久々の「非音楽的」カテゴリーに入れてもよかったんだけど、せっかくなので、前々から暖めててそのうちネタが尽きたらやろうと思ってた虫ジャケ特集を記念に。

例によって勝手に自分で決めたルール。自分の持ってるLPやCDから選ぶこと。昆虫の写真に限定するので、イラストはNG(シド・バレットのセカンドとか、アンドリュー・バードの『Noble Beast』とか)。裏ジャケや内ジャケに載ってるのもなし(ジェフ・ハンソンの『Madam Owl』とかポール&リンダの『Ram』とか)。

では早速。まずは昆虫博にも沢山の種類が置いてあったカブトムシ。

Southern All Stars.jpg
サザンオールスターズ 『Southern All Stars』

きっと日本ではこのジャケが一番有名だろうね。もう20年も前のアルバムなのかとびっくり。さっき久しぶりに聴いてすごく懐かしい気持ちになったよ。「YOU」とか「逢いたくなった時に君はここにいない」とか、いいよね。しみじみ。


カブトムシといえば、昆虫博の虫シアターで戦っていたこれ。

Mezzanine.jpg
マッシヴ・アタック 『Mezzanine』

世界的に一番有名なのはこれかも。このクワガタのアップが裏ジャケまで続いているところの、メカニカルな感じがいいね。中身の音をシンプルにうまく表現した秀逸なジャケ。


次はトンボ。

Wave Another Day Goodbye.jpg
ロンダーリン 『Wave Another Day Goodbye』

死んでるけど。これは08年2月の北欧特集の記事とか、同じく北欧特集のyascdのときに載せたことがあるね。この人たちどうしてるのかなとマイスペ見てみたら、07年からずっとアップデートがないね。今でもログインはしてるみたいだから生存はしてるんだろうけど。


アリ。

The Compleat Eater.jpg
イーター 『The Compleat Eater』

これも随分久しぶりに聴いたなあ。女の子にもてたくて、楽器もできないのにバンドやってるとウソついて、そのうち隠し通せなくてようやく曲を作り始めたとか書いてある自伝的なライナーがいい。典型的70年代パンク。


最後はカマキリ。

Love Is The New Hate.bmp
シハド 『Love Is The New Hate』

ニュージーランドのバンド。メタリカ+パールジャム÷3、みたいな感じ。付属のライヴDVDをさっき(多分これ買ってから初めて)観て、会場のアオテアスクエア(オークランド)の風景がメチャクチャ懐かしかった。

とりあえず持ってるのを思い出せた5枚。また何かあったらちょろちょろ追記するね。



<7月19日追記>

ハチ。

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マシュー・スウィート 『Living Things』

LA MOSCAさんのところを読んでいて思い出した。そうだ、これがあったね。表ジャケには何故か少しピンボケ気味のハチが一匹。裏ジャケには蜂の巣に群がる10匹。どうせなら裏を載せたかったけど。
posted by . at 17:19| Comment(12) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月01日

ジミオン四周年記念対談

やす:どうやら今年もこの日が来てしもたみたいやな。

yas:思い起こせば3年前、このブログの一周年記念対談記事で「このブログ自体が2010年までもてばね」なんて、僕言ってたよね。

やす:そういえばそうやったな。もう2010年やで。すごい未来のことやと思っとったのにな。ほんまにこんな長いことやってるとはな。

yas:うんうん。

やす:迂闊やったで。

yas:なんでだよ。

やす:いや、言うてみただけ。そういえば、確か二周年記念のときは台北に出張中やったよな。

yas:そうだったね。あの頃からアジア各地に出張に出ることが多くなって。

KLCC.JPG


やす:で、今回はクアラルンプールでこれ書いてると。

yas:仕事中なのにね。

やす:ほんまやで。言いつけたろか。

yas:誰にだよ。

やす:やっぱりマレーシアやし、マハティール首相とかかな。

yas:マハティールさんの知ったことじゃないよ! だいたい、もうとっくの昔に首相じゃないし。

やす:ええ! ほんまか!? いつのまに政権交代したんや?

yas:どうやら君の脳はまだ冷凍保存されたままみたいだね。というか、マハティール退陣はこのブログが始まるよりも前だよ。適当にスルーさせてもらって、本題にいくよ。

やす:そもそもこのゆるーい対談記事に本題なんてもんがあること自体びっくりやけどな。さては、あれやろ。お前の得意な、例の数えるやつ。

yas:お察しのとおりだよ。年の区切りだからね。やっぱりこういうものは継続的にやらないと。

やす:ほんまにマメなやっちゃな。気ぃつけなハトに食われてまうで。

yas:はいはい。じゃあまずは記事総数からね。去年の7月からの12ヶ月間で、49記事か。去年よりはずいぶん減って、二年前よりは一つ多いけど、わずかに50の大台に乗らず。毎月の平均だと、だいたい4記事ずつだね。

やす:ここんとこずっと、週末のたびにアップしてるしな。6月とか見てみ、決まったように毎週日曜やで。お前は週刊少年サンデーかっちゅーねん。

yas:なんだよ、それは。少年サンデーは水曜発売だろう。

やす:それが俺、昔から不思議でしゃーなかってん。なんであれ週刊少年ウエンズデーとちゃうんやろうな?知ってる?

yas:知らないよ、そんなこと。小学館の人に聞けばいいじゃないか。話が脱線しまくってるから、とっとと先に進むよ。はい、これが内訳。

  アルバム: 一年目40 ⇒ 二年目25 ⇒ 三年目35 ⇒ 四年目19
  コンサート: 10 ⇒ 7 ⇒ 12 ⇒ 14
  ビデオ: 2 ⇒ 0 ⇒ 4 ⇒ 1
  yascd: 10 ⇒ 0 ⇒ 2 ⇒ 3
  雑記: 24 ⇒ 11 ⇒ 12 ⇒ 11
  非音楽的: 6 ⇒ 2 ⇒ 1 ⇒ 0
  創作: 0 ⇒ 1 ⇒ 0 ⇒ 0
  日記: 0 ⇒ 2 ⇒ 1 ⇒ 1

やす:ほう、アルバムがえらい減ったんやな。

yas:そう。今でもそれなりの数の新譜CDやLPを買ってはいるんだけどね。なかなか集中して聴き込む時間が取れなくて。

やす:で、そのわりに仕事さぼってコンサートばっかり行っとる、と。

yas:違うってば。去年の年末から今年初頭にかけて、相当な来日ラッシュだったからだよ。

やす:来日だけとちゃうやろ。わざわざシンガポールまでタマス観に行ったりしてたしな。

yas:ああ、そうだね。あれはあそこまで行った甲斐があった、いいライヴだったよね。

In Singapore.JPG


やす:他はあんまり増減ないけど、非音楽的が「6 ⇒ 2 ⇒ 1 ⇒ 0」か。ということは、さてはこのブログも徐々に音楽的になってきたっちゅうことやな。

yas:最初から音楽ブログだよ!

やす:で、日記が「0 ⇒ 2 ⇒ 1 ⇒ 1」と。あのな、知ってるか?日記って、年に一回ずつ書くもんとちゃうんやで。お前は毎年お正月に新しい真っ白な日記帳を買って気持ちも新たに日記を付け始めたはいいがすぐに飽きてしまう人か!

yas:長いよ、例えが!

やす:まあ落ち着け。次はあれやな、誰のこと一番ぎょうさん書いてるか。去年はグレン・ティルブルックが何回も来日して、何回も飽きんとおんなじようなことばっかり書いとったよな。

yas:別に同じこと書いてたつもりはないけどね。今年は調べてみたらこうだった。

  一位:マシュー・スウィート&スザンナ・ホフス(大特集4、小特集1)
  二位:グレン・ティルブルック/スクイーズ(大特集2、小特集2)
  三位:ダグ・ファイガー/ナック(大特集2、小特集0)
  三位:ペット・ショップ・ボーイズ(大特集2、小特集0)
  五位:モント・マルディエ(大特集1、小特集2)

やす:なんかお前やけにスザンナスザンナ言うてる思たら、一位かいな。去年ダントツ一位のグレンとスクイーズを押さえてっちゅーのはすごいな。

yas:大特集の4回ってのはあれだね。『Under The Covers』の第二集とそのオマケ盤を1回ずつ。ライヴに行ったのと、その後中古でスザンナのCDを買い漁った記事。その4つの記事を続けて読んだら、自分の興味がマシューからスザンナに移行していく様がありありとわかるよね。

やす:何を偉そうに分析しとんねん。自分のことやて。

yas:ダグ・ファイガーは悲しいお知らせだったよね。

やす:そやな。お蔭でというか何というか、久しぶりのyascdも作れたけどな。悲しいお知らせ言うたら、ロニー・ジェイムズ・ディオも亡くなりはったよな。

yas:そうなんだよ。当日に友達がニュースを転送してきてくれて、よっぽどその晩に記事にしようかと思ったんだけど、あいにくその時期はやたらと忙しくて、タイミングを逸してしまったんだよね。

やす:そんで、追悼記念にロニー時代のブラック・サバスのLP買うたんやろ。せっかくやから、写真だけでも載せといたったらええやん。

Live Evil.jpg


yas:そうだね。何十年かぶりに懐かしく聴いたけど、なかなかこの手のをこのブログに書くこともないからね。

やす:LPで思い出した。こないだ不要ダンボールで作ったLPケース、ひそそかさんが写真見せろ言うてはったよな。

yas:あ、そうだったね。あのあと写真撮ったんだった。

LP Box.JPG


やす:とりあえず2個作ったけど、これ色塗ったりシール貼ったりしたら楽しそうやな。なんかこれ作るの目的にLP買うてしまいそうやで。

yas:本末転倒も甚だしいね。ちょっとまた最近CDやらLPやら買いすぎてるから、さすがにちょっとセーブしなけりゃね。

やす:そうやな、そしたら次のPK戦では競り負けることもなくなるかもしれんしな。

yas:一体何の脈絡があってそんな話に?

やす:いや、一応昨日夜更かししてサッカー観たで、っちゅう記念にな。ほんまに惜しかったよな、昨日のパラグアイ戦は。

yas:確かにね。でも君のおかげで話題がどんどん非音楽的になってきたから、音楽ブログ主の僕としてはこの辺で切り上げることにするよ。

やす:おう、また来年な。

yas:ああ、このブログが2011年までもてばね。
posted by . at 00:27| Comment(11) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする