2010年03月22日

Jools Holland And His Rhythm & Blues Orchestra live in Tokyo

Jools Holland Blue Note.jpg

どうも今日は朝から体調が悪い。昨晩がっつり飲み食いしたツケが回ってきたのか、休日だというのにいつも会社に行くのと同じ時間に、頭と腹が痛くて起きてしまったぐらい。

夕方になってもどうも体の節々が痛く、元気が出ない。風邪かな。でも鼻やのどはなんともないしな。なんかヘンな病気かも。

という結構グダグダな調子で行ってきた、僕にとっては初めてのブルーノート東京。どうも最近立て続けにビルボードやらブルーノートばかりだな。家に帰ってきた今もなんだかぼーっとしてるから、ちょっと手短にまとめよう。

3日間それぞれ2回公演、トータル6公演の初回。予定時間の6時を数分過ぎたところでメンバーが次々に登場。今回のリズム&ブルーズ・オーケストラは総勢12名なんだけど、最初に出てきたのは、ヴォーカル3名を除いた9名。

ジュールズ・ホランド(Jools Holland) ピアノ
ギルソン・レイヴィス(Gilson Lavis) ドラムス
マーク・フラナガン(Mark Flanagan) ギター
デイヴ・スウィフト(Dave Swift) ベース
フィル・ヴィーコック(Phil Veacock) サックス
リサ・グレアム(Lisa Grahame) サックス
ジョン・スコット(Jon Scott) トランペット
ウィンストン・ロリンズ(Winston Rollins) トロンボーン
リコ・ロドリゲス(Rico Rodriguez) トロンボーン

1曲目のインストは、アルバム『Lift The Lid』のオープニングの「Start Up」だったかな。なにしろ、彼のCDは5−6枚持っているのに、全然曲名を覚えていないもんだから、今日も有名曲のカバーバージョン以外はちっともタイトルがわからなかった。

音、いいなあ。座っていた席も中央の前寄りというなかなかいい場所だったせいもあるけど、こないだのビルボードライブとは大違い。これだけ沢山の楽器の音が、それぞれきちんとバランスを取ってきれいに聴こえる。

初めて生で観るギルソンのドラムが超格好いい。もうすっかり真っ白になった頭をオールバックにした姿は、ちょっと体格のいいニック・ロウみたい(というぐらい、顔もしわだらけ)。ほぼ全員が黒のスーツを着ている中、彼だけが真っ赤なジャケットというのもいかすね。シンバルを下から上に叩きあげたり、ドラムを叩きながらスティックをくるんと回すのがいいね。それも、よくある右手が空いているときに暇つぶしに回すんじゃなく、忙しくドカドカ叩きながらくるんってやるのがなんともクール。

2曲目がジュールズのリード・ヴォーカル。その次の曲からかな、二人の女性ヴォーカリストがバッキング・ヴォーカルで登場。

ルイーズ・マーシャル(Louise Marshall)
ロージー・ホランド(Rosie Holland)

この二人は上のプロモ写真には載っていないね。ロージーはジュールズの娘さんなのかな。この後1曲、「I Got My Mojo Working」を歌ったんだけど、まあ、ご愛嬌程度。決して下手なわけじゃないんだけどね。ちょっとあんなにゴツゴツした曲をこなせるような声質ではないかな。

一方、ルイーズはすごく上手だった。「Tennessee Waltz」歌ったっけ。こんなひょろっとした女性があんなにソウルフルに歌えるなんて、すごいな。聞きほれてしまうよ。

と思っていたら、中盤になって登場したルビー・ターナー(Ruby Turner)を観て度肝を抜かれてしまった。一度見たら二度と忘れられないその容貌。胸囲3メートルぐらいあるんじゃないか。もの凄い歌い方をするね。「Trouble In Mind」他数曲を叫ぶように歌って、退場。なにか、台風一過という感じ。

一番右奥でひっそりトロンボーンを吹いていたリコ・ロドリゲスが、トロンボーンも持たずにステージ中央に出てきたと思ったら、いきなり歌い始めたよ。顔真っ赤にしてニコニコしながら、音程の不確かな歌がほんとに可愛い。いや、こんなおじいちゃん捕まえて「可愛い」もないもんだけど、これはいいもの見せてもらったよ。歌い終わったらまたひょこひょこと後ろに下がっていった。お疲れさま。

普通、バンドのギタリストって一番目立つ位置にいるもんだけど、マーク・フラナガンはリコのちょうど反対側、一番左奥に椅子を置いて、そこで地味にカッティングしていたかと思いきや、ギターソロが回ってきた途端にいぶし銀のような流麗なソロを弾く。音も格好いいけど、その見かけがとてつもなく絵になる人だね。山高帽を被った堀の深い顔立ちは、J.J.ケールを少しだけ若くしたようにも見える。赤紫のサテンのボトムがいいね。

観客を煽る係(?)のフィルと、その横で一所懸命サックスを吹いている小柄なリサのコンビもいいし、ギルソンの横でアップライト・ベースに負けないぐらいの長身でベースを弾くスキンヘッドのデイヴも、目立たないけど要所を締めているね。残念ながら僕の位置からは、もう一人のトロンボーニスト、ジョンがちっとも見えなかったんだけど、本当にこのバンド、それぞれのキャラが立っているよ。いいバンドだな。

肝心のジュールズのことを書いてないね。予想通りずんぐりした体格の彼は、ギルソンとは違って、スクイーズ後期から全然見かけが変わっていないように思える。ピアノは当然すごくいい。僕の位置からは手元がまったく見えなかったのが残念だけど。1曲だけギターを弾いた曲があったな。ギターを持ったジュールズというのがすごく新鮮だった。欲を言えば、もう少し彼自身のヴォーカル曲を聴きたかったな。

ちょうど1時間で本編終了。すぐにアンコールに応えて出てきて、プリンス・バスターの(というか、今日の面子的にはリコも参加したスペシャルズの)「Enjoy Yourself」をはじめ、4曲ほどを演奏。期待していたスクイーズの曲はひとつもなし。うーん、ちょっと残念。

一番前のテーブルにいたお客さんたちは(うち一人は僕も知っている人だ)終演後ジュールズとルビーに握手してもらっていたね。いいな。

キャッシャーが空くのを待ってから外に出ても、まだ7時半ぐらい。本当ならもう少し飲んで帰りたかったんだけど、今日の体調ではどうにも無理。一緒に駅まで歩いていった友達に地下鉄の席を譲ってもらった僕は、なんだかリコ爺さんよりも年老いた気分だったよ。

さて、今日はいいライヴ観たし、風呂入って暖まってさっさと寝ようかな。おやすみ。



<3月25日追記>
ブルーノートのサイトに僕の観た回のセットリストが上がっていたので転載させてもらおう。ブログの方には写真も沢山載ってるけど、それは持ってくると申し訳ないので、見たい人はそちらをどうぞ。ちなみに、セカンドセットはちょっとだけ違う曲を演ったんだね。となると、二日目以降も気になるなあ。

1.DOUBLE O BOOGIE
2.FAT FRED
3.WHEEL OF FORTUNE
4.I GOT MY MOJO WALKING
5.HIGH STREET
6.I WENT BY
7.TENNESEE WALTZ
8.SALLY SUZAS
9.L.O.V.E
10.RECONSIDER BABY
11.HONEY HUSH
12.THE INFORMER
13.TROUBLE IN MIND
14.THIS TRAIN
15.BUMBLE BOOGIE
16.ENJOY YOURSELF(IT'S LATER THAN YOU THINK)
17.YOU ARE SO BEAUTIFUL
18.WELL ALRIGHT


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