2009年05月17日

続報と速報 - Glenn Tilbrook

言霊というものは本当にあるようで、1月31日の記事

しかし、こうしてディスコグラフィーと見比べながら作業していると、自分が持ってないものが気になってくるよね。あと数枚集めたら、少なくとも聴いたことのないレア曲というものはなくなると思ってしまったが最後、この記事をアップしたその足で(?)eBayに飛ぶんだろうな。

なんて書いたら、実際そうせずにはいられなくなってしまった。あれから3ヶ月強、スクイーズ/グレン・ティルブルックのシングルが10枚増えたので、今日はあの記事の続報を書くことにしよう。


Annie Cats.JPG Annie Cats #.JPG


34. Cool For Cats
35. Annie Get Your Gun


まずは、京都公演でグレンが四苦八苦しながら歌ってくれた思い出も懐かしい「Cool For Cats」の7インチ盤。これ、A面はセカンドアルバムのヴァージョンそのままだし、B面に何故かファーストアルバムからの曲のヴァージョン違いで収録された「Model」は既に『Excess Moderation』とかのCDにも入っているので、音源としては有難味が薄いんだけど、このかわいいジャケもカラーヴィニールもちょっと僕の所有欲をそそったもので。

C4C.JPG

僕が買ったこの薄いピンク色のは、1万枚プレスされているので、比較的安く手に入る。この後もっと濃いピンクで5千枚、それから赤で1千枚プレスされ、その後は普通の黒盤になるので、レア度も値段も濃いピンクとか赤の方が高いんだけど、やっぱりこの色がジャケットにも合ってるし、一番綺麗だと思うよ(これもすっぱい葡萄か?)。

35は、ライヴアルバム『A Round And A Bout』からのシングルカットで、アメリカのみで発売になったもの。カップリングの「Is It Too Late」はアルバムには未収録のライヴ。それから、1月31日の記事にも書いた、彼らのアルバムデビュー前のEPの3曲。このシングルCD以外では一度もCD化されたことのない音源だ。何故か、オリジナルEPでのA面「Cat On The Wall」、B面「Night Ride」「Backtrack」という曲順が無視されて、「Backtrack」「Night Ride」「Cat On The Wall」という順番で収録されているのがすごく違和感。


SFP.JPG SFP #.JPG


36. Third Rail
37. Third Rail
38. Some Fantastic Place
39. Loving You Tonight


続いて、アルバム『Some Fantastic Place』期のシングルを何枚か。アルバムからの最初のシングルカット「Third Rail」が36、37と二枚写っているけれど、別にマサさんの霊が取り付いて同じものを何枚も買ったわけではない(マサさん冗談ですよ)。この頃から盛んになっていた、同じ表題曲のシングルをカップリング曲を替えて何種類も出してチャートを狙おうという商業主義のせい。

プラケース入りの36のカップリングは、「Take Me I'm Yours (Remix)」と「Cool For Cats (Medley Live)」。前者は、「Take Me〜」のディスコ向けといった感じ。後者は、ちょっとゆるい感じでクリス・ディフォードが歌い始める「Cool For Cats」から、メドレーで「Strong In Reason」につなぎ、また「Cool For Cats」に戻るというもの。92年のロンドンはタウン&カントリーでのライヴで、ちょっと印象的なキーボードを弾いているのは、アトラクションズのスティーヴ・ナイーヴだ。

デジパックの37のカップリングは、こちらもタウン&カントリーでのライヴ録音。「Walk A Straight Line」がさっきと同じ時の録音で、「The Truth」と「Melody Motel」の2曲はそれから1年後の収録。キーボードがポール・キャラックに代わっているけど、ドラムにアトラクションズのピート・トーマスが入っている時期。

グレンのソロ公演でお馴染みの「The Truth」のドローン奏法こそないものの、この3曲のライヴ録音が聴けるのは嬉しいね。「Melody Motel」は僕の大好きな曲だし、「Walk A Straight Line」なんて、隠れた名曲と言ってもいいぐらい。一度は生で聴いてみたいな。

38は、アルバム表題曲の7インチシングル。この曲のCDシングルも2種類出ていて、さっきの「Third Rail」同様、一つはプラケースでもう一つはデジパック。1月31日の記事に載せた、僕が持っている方はデジパックで、この7インチのカップリング曲「Jumping」は、プラケース版の方に入っている。まだプラケース版は買っていなくて、タイコウチさんお薦めの「Dark Saloons」は聴けていないんだけど、この「Jumping」もまあそこそこいい曲だね。ちなみにこの7インチ、プロモ盤の放出品で、105円で見つけたもの。ダイソーじゃないよ。

39はポール・キャラックが歌う曲。こんなのシングルカットされてたんだね。「Tempted」の柳の下のドジョウを狙ったのかな。カップリングは、表題曲のリミックスと、「Tempted」のスタジオライヴ、それから「The Third Rail」のスタジオライヴ。3曲目までポールのヴォーカル曲が続くので、彼の濃い歌い方があんまり好きじゃない僕にとっては、最後にグレンの声が聴けて嬉しい、という作りになっている。


These Summers.JPG These Summers #.JPG


40. This Summer
41. This Summer
42. This Summer


アルバム『Ridiculous』からの最初のシングルカット「This Summer」はアルバム発売時に2種類出ていて、1月31日の記事に載せたように僕もそれを両方とも持ってるんだけど、翌96年になって同じ曲がまた形を変えて3種類発売され、しかもそのうちのひとつには、3枚一緒に収納できるボックスが付いていた。商業主義ここに極まれり、といった感じか。1月のグレンの来日以来、いくつかの音楽雑誌にインタビュー記事が載ったんだけど、そこで彼がこの『Ridiculous』期のルーティン的な仕事を否定的に語っていたのは、きっとこういうことも含めてのことなのかも。

そんないわくつきの品を、発売後10年以上も経ってからオークションで買っている自分もどうかと思いはするけれど、まあCDシングル3枚にしてはそう高かったわけでもないからとムリヤリ納得。

水色の40は表題曲「This Summer」のリミックスとアルバムヴァージョン、「Electric Trains (Narrow Gauge Mix)」、「Heaven Knows」のエディット版という4曲。Narrow Gauge Mixが、バンジョーとかが入っててちょっと面白いかな。

薄緑色の41は「This Summer」のリミックスに、「Cool For Cats」「Up The Junction」「Black Coffee In Bed」のスタジオ録音という初心者向けの内容。こんなセット物買うのはマニアに決まってるのに、なんでこんなことするんだろう。カップリングに使う曲がないならこんな企画やめればいいのに。

黄色の42が唯一コレクションし甲斐のある内容。カップリングの3曲「Sweet As A Nut」「In Another Lifetime」「Never There」は全てアルバム未収録で、その後沢山出たどの編集アルバムにも(『Ridiculous』の再発盤にすら)再収録されることはなかった。どれもなかなかの好曲だと思うんだけどな。それにしても、この3枚を全部通して聴くと、「This Summer」を4回も聴くことになって、ちょっとうんざり。それって、この曲をプロモートするためのこの企画の趣旨に反してると思うんだけど。


Still Promo.JPG Still Promo #.JPG


43. Still

『Pandemonium Ensues』からダウンロードオンリーでシングルカットされたこの曲のプロモ盤。表題曲しか入ってないし、当然アルバムヴァージョンなので、普段の僕ならこういうのは滅多に買わないんだけど、グレン熱に冒されていた時期につい落札してしまった。

ジャケットは単なる二つ折りのペラペラの紙で味も素っ気もないんだけど、それでもデータをダウンロードしてそれを聴くだけというよりは、ずっと所有欲を刺戟する。シングル盤の魅力って、この記事の一番上に載せたような、綺麗なジャケにカラーヴィニールとかのおまけを手に入れる嬉しさ、っていうのがすごく大きいと思うんだけど。そういうのがCDシングルの時代になって少しずつ失われてきて、今のダウンロードでシングル曲を買うという時代には、そんなの全然意味がないと思われているんだろうね。


さて、いつもながらの愚痴はこれぐらいにして、最後に嬉しいお知らせを一つ。おとといぐらいにファンの間を驚愕のニュースが駆け巡った、グレン・ティルブルック再来日のお話。

さっきちらっと名前が出てきたスティーヴ・ナイーヴがフジロックに出演することが決まってたんだけど、元々共演予定だったフィクション・プレインのジョー・サムナー(スティングの息子)に代わって急遽グレンが出ることになり、その翌日に一回だけ東京公演も決まったということらしい。場所は前回と同じ吉祥寺のスターパインズカフェ。

月曜の夜というのもちょっと大変だし、行こうと思っているダコタ・スイートの来日公演と同じ週だけど、これを観ないわけにはいかない。その週はなるべく出張が入らないように調整して、あとは夕方に急な会議が入ると困るので、念を入れて有給休暇でも取るかな。


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