2009年04月12日

ニセスミス - Northern Portrait

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Northern Portrait 『The Fallen Aristocracy EP』

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Northern Portrait 『Napoleon Sweetheart EP』

僕が最初にこのバンドを知ったxiaoさんの記事を超えるものは書けそうにないし、ちょっと調べてみたら巷では随分話題になっていて、どこも軒並み同じようなことが書いてあるので、どうも今日の記事はうまくまとめられなくて、昨日から何度も書いたり消したりしている。なので、いつにも増して支離滅裂なのはご容赦のほど。

先日買ったThe Digのギターバンド特集で、スミスのレコードジャケットが、レアなのも含めて44枚、カラーの1ページにずらりと並んでいるのを惚れ惚れしながら眺めている。改めて自分がこのバンドに惹かれていた大きな理由の一つが、彼らの一貫したヴィジュアル感覚だったんだと再認識。そしてそれは同時に、音楽的にはスミス時代とさほど変わったことをやっているわけでもないのに、どうしても今のモリッシーにのめり込めない理由でもある。

古い映画から抜き出してきたような一連のジャケット写真だけでなく、瑞々しいギターのアルペジオも、端正なドラムとベースも、まわりくどい言い回しのタイトルも、そしてなによりこの若き日のモリッシーが乗り移ったかのようなヴォーカルも、すべてがあの頃のスミスを彷彿とさせるこのデンマークの3人組、ノーザン・ポートレイト。

ニセスミスだなんて揶揄するような呼び方をしているけど、僕が音楽を聴きはじめた80年代初期にどれだけ沢山のニセバーズやニセヴェルヴェッツがいたか、そしてその中のいくつかのバンドがその後どれだけ大きくなっていったかを知っている身としては、この『Strangeways, Here We Come』以降の失われた歴史をあえて紡ぎだそうとしているこのバンドを応援しないわけにはいかない。

EP2枚分、全8曲。それに、マイスペースで公開されている別の2曲。この10曲が、僕らが今聴く事ができる彼らの音源の全て。現在『Criminal Art Lovers』というタイトルのフルアルバムを製作中だというから、この2曲はそこに収められることになるのかな。いつ完成するんだろう。楽しみ。

最初のEPに入っている「A Quiet Night In Copenhagen」って、タイトルだけじゃなくタッタカしたリズムも、同じデンマーク出身のモア・カプリスの「The Only Happy Boy In Copenhagen」に似ている。ああそうか、このあまりにもモリッシー似のヴォーカルに惑わされるけど、根っこのところはあの人たちと同じなんだ。そう思ってムリヤリこじつけると、『Criminal Art Lovers』ってタイトルも、モアの「Artboy Meets Artgirl」に似てなくもない…こともないか(どっちだ)。

このままニセスミスでは終わらないだろう、魅力的な曲を書く魅力的なこのバンドが、約一年振りに僕を北欧モードに引っ張り戻してくれた。先日も久々にCD屋に出かけたら、目につくのは何故か北欧物ばかり。あんなに中古盤掘り起こしたのも、考えてみれば1月の吉祥寺三連戦以来かも。近いうちにまたこの辺の北欧物まとめて記事にしようかな。


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