2009年03月01日

磐石 - Jeb Loy Nichols

Parish Bar.jpg Jeb Loy Nichols 『Parish Bar』

どうもこの人のアルバムを紹介すると、僕の生活に転機が訪れるみたい。別に前のアルバムのときみたいに国境を越えての転勤とかじゃないけど、すぐ近所に引っ越すことにした。近頃、公私共になにかとバタバタ忙しいんだけど、これから数週間もっと慌しくなるだろうから、今のうちにちょっと短いのを書いておこう。

07年の『Days Are Mighty』以来二年ぶりのアルバム。こちらの方は転機どころか、前作の続編と言ってもいいような内容。ウェールズの自宅で録音、ジェブ・ロイ自身によるプロデュース。5人のバンドで録音した前作とは違い、今作では楽器演奏もほとんど自分でこなしている。

カードボード・スリーヴに封入された歌詞カード(と言っていいのかな)に1曲だけ歌詞が載っているアルバム冒頭の「Countrymusicdisco45」のタイトルが、素直にこのアルバムの音を表している。カントリーもディスコ・ミュージックも、境界がどこなのかよくわからないほど一つにくっついちゃって、ジェブ・ロイ・ニコルズ印としか呼べない音楽に仕立て上げられている。

つまり、いつもどおりの彼の音。最初にこのブログで彼のことを紹介した記事で「あえて言うなら、レゲエ+カントリー+ソウル」と評したようなね。今回のはいつもよりちょっとダブ風味かな。

彼にしては珍しく3曲ほど他人のカバーが入っている他、前作からの「Days Are Mighty」と「My Kind」が再録音されている。自分の曲のカバーってことなのかな。前作のボーナスディスク同様、何曲かのバックに鳥のさえずりが聞こえる。どんな素敵な田舎に住んでるんだろう。

いつになくキャッチーな曲が少なめで、とっつきにくい印象があるかもしれないけど、彼の音楽のファンであれば全く問題ないだろう。この不思議な色合いの建物のジャケも、味のあるカフェの写真の裏ジャケも、いつもながらのジェブ・ロイ自身による版画が載った歌詞カード(さっきの歌詞の裏面)も、すべてにおいて期待を裏切らない磐石のクオリティ。

実はこのCDを買う前からLPが出ていることは知ってたんだけど、MP3ダウンロードができるのかどうか不確かだったので、CDを買ってみた。そしたら、彼のサイトにちゃんとLPは180グラム盤でダウンロード権つきって書いてあった。ちぇ、先にちゃんと調べればよかった。このジャケ気に入ってるのにな。

あ、いいこと考えた。LPも買って、このCDはまたジェブ・ロイ応援団・東京支部長に売りつければいいんだ。支部長、よろしくお願いします。お安くしときますので(笑)
posted by . at 02:44| Comment(7) | TrackBack(0) | アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする