2008年12月27日

年賀状 - Mark Kozelek

The Finally LP.jpg Mark Kozelek 『The Finally LP』

マーク・コズレックからもう新譜が届いた。今年の4月に『April』なんて重厚なアルバムを出したばかりなのに。ただ、今回のアルバムは、いろんなトリビュート・アルバムでカバーした他人の曲や、未発表だった自分の曲を集めたものなので、純粋な意味での新譜というわけではない。

1曲目「Piano Song」とラストの「Gaping Mouth」が自作曲。前者が題名どおりピアノを、後者がアコースティックギターを使った、どちらもとても美しいインストゥルメンタル曲。その他の8曲が他人の曲のカバー。

8曲中、僕がオリジナルを持っているのは、ロウ(Low)の「Lazy」とハスカー・ドゥ(Husker Du)の「Celebrated Summer」。前者は陰鬱なロウのオリジナルに比べてちょっと明るい感じに仕上げてある程度だけど、後者のオリジナルとのギャップはやっぱり凄いね。

気前のいいことに、マーク・コズレックのマイスペースではこのアルバム全曲が聴けるから、その7曲目を、このまだ髪の毛があった時代のボブ・モウルドが歌うハスカー・ドゥのライヴと聴き比べてみるのも面白いかも。



9曲目の「If You Want Blood」はAC/DCのカバーだから、きっと同じように原曲は凄くハードなんだろうね。6曲目の「Bedtime Lullaby」は、Yo Gabba Gabba!というアメリカの子供番組の曲だって。ほんとにもう、曲調もメロディーも全然違うのに、誰のどんな曲を演っても、全部マーク・コズレック色に染め上げるね。凄い才能。

『The Finally LP』というタイトルだけど、今のところLPはまだ出ていなくて、この簡素な作りのデジパックのCDだけみたい。それにしてもこの、表面には題名も名前も書いていない牛のジャケ、誰が見てもアレを連想するよね。

The Finally LP.jpg Atom Heart Mother.jpg ←アレ

さて、明日からしばらく旅行に出かけるので、戴いたコメントに返事ぐらいはできると思うけど、記事を書くのはちょっと難しいと思う。まあ、この一週間で、僕にしては一ヶ月分ぐらいに相当する量の記事を書いたので、冬眠中の蓄えにはなるだろう。

実生活ではほとんど年賀状を書くことがなくなってしまった僕だけど、こちらではこのおあつらえ向きに今年の干支の動物が沢山載っているジャケ二枚で、年賀状に代えさせてもらおう。

思えば、5月12日に書いたマーク・コズレックのインストア・ライヴの記事をきっかけに、それまで上がったり下がったりだったこのブログへの来訪者数がぐっと上がったんだった(それは10月26日のシガー・ロスのライヴレポートで更に急上昇することになるんだけど)。僕にとっては縁起のいいアーティスト。眉間のシワがあんまり縁起よさ気ではないけれど。

それらの記事以来ここに来てくださっている方々、そしてもちろん、以前からずっと読んでくださっている方々も、今年はお世話になりました。楽しい年末年始をすごしてくださいね。ではまた来年。
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