2008年12月23日

さらに電子的な人々

年の瀬も押し迫ってきて、今年のベストアルバムの選定とかそろそろ始めないとな、なんて考えてたら、気に入ってたのにブログに取り上げず仕舞だったものを沢山思い出してしまった。年内にあといくつ書けるかわからないけど、ちょっと短めの記事でいくつかそういうのをピックアップしてみることにしよう。

Songs Of Seven Colors.jpg 『Songs Of Seven Colors』

11月16日の記事「電子的な人々」でエレクトロニカづいていることを書いた頃、おあつらえ向きにこんなアルバムが出ていたことを知った。エレクトロニカ関連アーティストの曲を集めた、日本編集のコンピレーション・アルバム。

パッケージに貼られたステッカーによると“超豪華なラインナップ”らしいけど、先日の記事に書いたとおり、僕はこのあたりの人たちをほとんど知らないもので、豚に真珠状態ではある。もちろん、あの記事に一番のお気に入りと書いたアイ・アム・ロボット・アンド・プラウドが二曲も収録されていたことが購入の決め手になったんだけどね。うち一曲は未発表曲とのことだけど、僕はもう一曲も知らなかったし。

実は僕は他人の作ったコンピレーションってあまり好きじゃない場合が多くてね(自分でそういうのを作って大々的にブログにアップしていることは、手の届かないぐらい壁の上の方に据え付けた棚に放り上げておいて)。よほどコンセプトがしっかりしたものや、編集者と自分の音楽的趣味がほぼ完璧に合致したものなどは気に入って何度も繰り返して聴くんだけど。

そんな僕があえて言うけど、これはなかなかいいよ。匿名性の強いタイプの音楽なのが功を奏しているのかもしれないけれど、通して聴いて全然違和感がない。その一方で、それぞれのアーティストの特性みたいなものを探しながら聴き比べるという楽しみもある。

気に入ったアーティストのほとんどが、名前だけでは日本人なのか外国人なのか、グループなのか個人なのか、男性なのか女性なのか、さっぱりわからないんだけど、マイスペースとかでそういうのを調べて詳しくなっていくのもまた一興。音は気に入ったのにマイスペのデザインが性に合わなかったりとかね。

好きな曲はいくつかあったけど、一つだけ挙げるとすれば、一曲目に入っているNo.9というアーティストかな。調べてみると、タカユキ・ジョーという日本人のソロ・プロジェクトだそうだ。マイスペースで何曲か聴いてみたけど、かなり僕好み。実は、この人のCDを少し前に中古屋でかなり安く見つけたんだけど、そのときはまだこのコンピを聴いてなくて、うっかり放流してしまったんだ。もったいないことしたよ。

こちらが彼のマイスペース。興味のある人は聴いてみて。そこに書いてある“音と植物と共に暮らす”というスローガンには、共鳴する人がこの界隈にもいるかも。“影響を受けた音楽”の欄に、バッハ、モーツァルトから、モンク、コルトレーン、はっぴいえんど、坂本龍一、キャロル・キング、ノラ・ジョーンズ、果てはロバート・ジョンソンやマディ・ウォーターズとかまで載っているのが、凄いというか節操が無いというか。

おっと、彼のことばかり書いていてもしょうがないね。短くするんだった。とにかく、エレクトロニカってちょっと聴いてみようかな、なんて人には最適な一枚。値段も1980円とお手頃。なんだけど、この値段設定でひとつ気に入らないことは、“500円につき○ポイント”というポイント制を敷いている某通販ショップでこれを買うと、なんだか妙に損をした気分になるってこと。あと20円払ってもいいから、2000円分のポイントくれよ。
posted by . at 19:43| Comment(3) | TrackBack(0) | アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする