2008年02月17日

北欧三昧 - Dylan Mondegreen / Moi Caprice / Ronderlin

2007年9月 お気に入りリンクに入れてある、アコースティック系/パワポ系の音楽を探すときにいつも頼りにさせてもらっているとあるブログで、ちょっと気になるノルウェイのSSWを発見。

2007年10月 日本出張時に、「北欧 POP MAP スウェーデン編」、「北欧 POP MAP アイスランド、ノルウェイ、デンマーク、フィンランド編」という本を購入。自分内で北欧ブームが再燃。

2007年12月 そのノルウェイのSSWのアルバムを購入するために訪れたカナダの某北欧物専門ショップサイトに載っていた全曲を試聴(楽しかった)。そのうち気に入った6枚を購入。

2008年1月 CD到着。通して聴いたところどれもよかったので早速ブログの記事にしようと思ったが、多忙のため脳内で記事にしただけでお蔵入りに。6枚のCD自体はそれ以来繰り返し聴いている。

2008年2月 度重なる出張と残業で1月より更に忙しくなり、週末も家で仕事をする羽目に。締切前にんじんさん状態に陥った挙句、現実逃避でお蔵入り記事を復活させることに。

という、歴史年表並みの経緯を経ての今日の記事、果たして現実回帰猶予期間内に完成するだろうか。紹介するCDは6枚もあるのに。ざっと手短に書いていくことにしよう(「どうせ手短じゃないくせに」と思った人はここをクリック)。


While I Walk You Home.jpg Dylan Mondegreen 『While I Walk You Home』

まずは、最初に書いたノルウェーのSSW、ディラン・モンドグリーン。これは、Borge Sildnes(読み方はボーエ・シルドネスでいいのかな?)という人のソロ・プロジェクトで、このアルバムではストリング・セクションも含めて総勢十数名のメンバーが演奏している。しかしこれって、一人なのにバンド名みたいな名前をつけたバッドリー・ドローン・ボーイのパターンでもなく、自分の本名をそのままバンド名にしたタマス・ウェルズのパターンでもなく、人の名前みたいな芸名をつけた本人兼バンド名というややこしくも新しいパターン?

奇をてらわない、爽やかなアコースティック・サウンド。ギターのキラキラしたアルペジオと涼しげなコーラス。王道ポップスの流れを汲むきらびやかなストリングス。このちょっと甘酸っぱいジャケットのイメージそのままの、本当に素敵な音。

冒頭の「Wishing Well」、彼のマイスペースでPVが観られるアルバム2曲目「Girl In Grass」と続くオープニングから引き込まれる。6曲目の「That Mortal Kiss」は、ジョニー・マー風の流麗なアルペジオと曲の展開がスミスの名曲「Still Ill」を髣髴とさせる。

全10曲、裏ジャケの表記では最初の5曲と後半の5曲の間にスペースがあるんだけど、もしかしたらこのアルバム、アナログ盤が存在するんだろうか。僕が買ったカナダのサイトにもノルウェーのレコ屋のサイトにもCDしか載ってないようだけど、もしあるならこれはLPで持っていたくなるジャケと音だなあ。


では次。

Daisies.jpg Summerfool.jpg Artboy Meets Artgirl.jpg
Moi Caprice 「Daisies & Beatrice」 
Moi Caprice 「Summerfool」
Moi Caprice 「Artboy Meets Artgirl」

デンマークの4人組、モア・カプリスの、02年発表の初期シングル3種。ショップのサイトでは03年のデビューアルバムから06年のサードアルバムまで扱っていたんだけど(しかもそのうち2枚は重量盤アナログもあり)、なんとなくすぐになくなってしまいそうなこのシングルのセットを先に買ってみた。聴いてみて気に入ったらアナログも買おうと思って。

この3枚がどういうスパンで発表されたのかは知らないけれど、上のジャケ写を見てもわかるように、なんとなく連作のような感じ。ちなみに、ジャケに写っている女の子が、このジャケを含めたCD全体のデザインと、それぞれの盤に収められたPVを作ったようだ(全てのPVに出演もしている)。

「Daisies & Beatrice」に4曲(うち一つは同じ曲の短縮版)、「Summerfool」に4曲(うち一つは同じ曲のスロー・バージョン)、「Artboy Meets Artgirl」に3曲と、全部通して聴いたらアルバム1枚分ぐらいにはなる適度な量。中には、ライヴ録音でブルース・スプリングスティーンの「Born To Run」の微笑ましくなるようなバージョンも入っている。

音的にはどう形容したらいいんだろうな。典型的な北欧ポップの、でもあんまりジャカジャカと賑やかな感じじゃない、しっとりした雰囲気。でもちょっと元気な曲では「おお、がんばってるね」なんて応援したくなってしまうような。

先述の通り、それぞれのタイトルトラックのPVが収録されているんだけど、全部同じ監督(ニーナ・ベイアー Nina Beier)の作だけあって、統一されたイメージがある。いかにも北欧らしい透き通った空気感の風景や、ほとんど真っ暗な夜の風景などを、どれもコマ撮りで見せているものだから、素人っぽい作りとはいえ、なかなか味があっていいよ。メンバーの両手両足を縛ったりとか、監督自ら頭と頭でくっついたシャム双生児役をやったりとか、パンツを下ろしてトイレに座っているところとか、無邪気な振りしてどれもちょっとマニアックでフリーキーな味付けがされているところもまた奇妙で面白い。

結構気に入ったから、やっぱりアナログ盤のアルバムも買おうかな。MP3音源がダウンロードできればいいんだけど。


最後はこれ。

Wave Another Day Goodbye.jpg The Great Investigation.jpg
Ronderlin 『Wave Another Day Goodbye』
Ronderlin 『The Great Investigation』

こちらは北欧ポップの聖地、スウェーデンのバンド。ロンダーリンと読むのかな。左側のトンボの死骸ジャケが02年のデビューアルバム。これは今回取り上げた中でも唯一アマゾンでもHMVでも取り扱われている。右側の花火っぽいジャケが昨年発売のセカンド。

ファーストのブックレットには6人のメンバー名が載っているが、セカンドではそのうちべーシストがいなくなり、二人いたギタリストのうち一人がベースとスライドギターを担当するようになっている(ちなみに、ベースとスライドギターって、両方とも僕がもしバンドを組むなら一番やりたい楽器。こいつ僕と気が合うかも)。

まずトンボジャケから聴いてみたんだけど、これがまた、愁いを帯びたメロディーを80年代中期〜90年代初期のUKインディーズっぽい音で鳴らすという、相当僕の心のツボを突いた音。2曲目「Reflected」なんて、初期のベル&セバスチャンみたいなメロディー展開。11曲目「Black Eyebrows」でのオルガンの音もたまらん。

かなり期待しながら、5年のブランクを置いて発表された(僕は両方一度に知ったからいいけど、新人バンドが5年も新作発表しなかったら普通は解散したと思われてただろうね)花火ジャケの方へと移る。

いきなり、ペット・ショップ・ボーイズかと思うようなチャカチャカしたシンセのイントロが聴こえてきて、かなり期待を裏切られる(でも、言っとくけど、これはけなしてるわけじゃないよ。PSBはこのブログの最初の一年で最もよく取り上げられたアーティスト第二位だからね)。

ファーストの雰囲気を期待しないで聴けば、今回はニュー・オーダーばりの哀愁メロディの曲が続けざまに出てきて、これはこれでいいかも。初期のティアーズ・フォー・フィアーズかと思うような曲もあるし、ピアノとストリングスだけでしっとり聴かせる「Hands And Feet」なんてちょっとしみじみするし。

これだけ派手な音作りの方が素朴なファーストよりも飽きずに聴けば聴くほど味わい深くなるってのも妙な話だけど、最初に「あれっ?」と思ってしまった分だけ、このセカンドは僕にとってスルメ級に長く楽しめるアルバムになった。もともとPSBもニュー・オーダーもTFFも大好きなグループばかりだからね。

あえてひとつ難点を挙げるとすれば、最後の曲「The Sound Of The Ice When It Cracks」のイントロのメロディーが「屋根よーりーたーかーい♪」と聞こえてしまうことか。日本人ならではの空耳メロディー。いい曲なのに。


というわけで、年末からこっち、ずっと北欧ポップスにはまっている。今回取り上げたような、普通のCD屋やメジャーなネットショップに売ってないものは取り寄せが面倒だったり単価が高かったりもするんだけど、そこのところはブックオフの250円コーナーでクラウドベリー・ジャムとかポゴ・ポップスとかを買ってうまくバランスを取るようにしている。


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2008年02月02日

日記2

今週連夜の飲み会も三日目に入り、しかもその日はまず初対面の友達を駅まで見送りに行き(「初対面の友達」という奇妙なフレーズが妙に似合うこの界隈)、そこで軽くビールを二杯飲んだ後、会社の宴会へ。

飲み放題だというので焼酎のボトルを頼んだら、なかなか出てこない。幹事さんが催促に行くと、「今作ってます」とのこと。何だ?今作ってるってのは?

出てきた焼酎は妙に甘ったるい味のする得体の知れないものだった。飲み放題なんてこんなもんかと諦めつつ、ちびりちびりと2〜3杯やってから、その日の次の宴会へ(こんなこと書いてるから休肝日設けろとか言われるんだろうな)。

最後は花火付シュークリームタワーで締めたその会の帰りの電車あたりからなんだか変な気分に。とは言っても、本人はもうすっかり酔っ払ってるつもりなので、傍からは単なる寡黙な紳士程度に見えただけかも。

おかしいなと思いだしたのは次の日。そんなに量を飲んだつもりはなかったけど、二日酔いかなと思いながら出社。それが、昼を過ぎても夕方になっても治らず。おまけに、朝からひどい下痢で何度もトイレに駆け込む始末。昼飯も、少し食べただけで吐き気が。

風邪かな?いや、昨日の焼酎、やっぱり工業用アルコールか何かを混ぜてあったのかも。などと思いながら、とてもその日の夜に予定されていた今週最後の飲み会には参加できず、断りのメールを入れて早退。返信には、「中国製のギョーザ食べましたか?」との文言。ああ、そういうタイムリーな可能性もあったか。

帰宅してすぐに風呂に入るが、41度のお湯に浸かっているのに悪寒が取れない。悪寒と言ってもルナさんのことではなく、などという冗談が頭に浮かぶが、それどころではないのでとりあえず風呂から出てすぐ寝る。

気がつくと15時間ぶっ通しで寝ていた。起きたのは昨日の昼。とりあえず何か口に入れないといけないので、おかゆを食べてまた嘔吐感(でも吐かない)。しばらくするとまた眠くなってくる。まるでツェツェバエに刺されたみたいに眠い。

次に起きたときにはもう病院も既に閉まっている時刻。やれやれ、病院は明日早起きして行くことにするか。

夜にたまたま界隈で出会った友達の暖かいお言葉 「ノロウィルスじゃない?最近、近所の病院でノロで亡くなった人がいるからね」。

友達って、いいな。

またぐっすり寝て、今朝はちゃんと9時起きで病院へ。果たしてノロか。工業用焼酎か。はたまた知らぬ間に食べた中国製ギョーザか。

「ああ、これはノロとかじゃないですよ。嘔吐下痢症ですね」

は?何そのひねりのない名前は。

というわけで、どっさり薬をもらってきて、現在療養中。さっき体重計に乗ったら、なんと二日で4キロも減ってた。「そのハラがいいのです」とまで言われた腹も見る影もなく(若干誇張中)。


今週末こそは久し振りに長文アルバムレビューを書いて、読む人をヨロヨロさせようとたくらんでいたのに、残念ながらこっちがヨロヨロしてしまっているので、断念。せめてもの言い訳に、予想外に短いインターバルでの日記をしたためました。え、そんなことしてないで早く寝ろって?そうだよね。

では、皆さんまた明日のお昼に。おやすみなさい。


今日のBGM
Air 『The Virgin Suicides』
posted by . at 23:08| Comment(16) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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