2008年01月26日

2007年個人的ベストアルバム

コメント欄でのカブ子さんを始め、何人かの方にこのベストアルバム記事を楽しみにしていると言っていただいた。そんなに期待していただくほどのものでもないんだけど、備忘録的な意味でも、一応去年(も)買いまくった中から気に入ったものを10枚リストアップしておくことにしよう。例によって、候補に入れたものは2007年に発売されたものだけという縛り。

このブログを始める前からずっと作っている例年のベスト10とはちょっとルールを変えて、年内に買えなかった新譜を1月に急いで買い集めて、いいものがあればそれも入れようと思っていたんだけど、残念ながら10位内に食い込んでくるものはなかった。まあ、一年かけて自分の思い出を積み上げながら聴き込んできたものと、こんな短期間で慌てて聴いたものを比べて評価しようというのは、はなから不公平だとは思うけど。そういう緊急ノミネート作の中にも、きちんと時間をかけて聴けばもっと好きになるだろうと思われるものも沢山あったから、しばらくしてから再選考したら、もしかしたらこれとは違う結果になるかもしれない。


<第十位>
マイ・ケミカル・ロマンス 『The Black Parade』
The Black Parade.jpg

3月10日の記事で取り上げたこのアルバムを入れるかどうかは結構迷った。その記事にも随分とネガティブなことをあれこれと書いたけど、きっと僕が次点にしてしまったような数々のアルバムに比べても音楽的には何ら優れたところはないと思う。でも、おそらくこのバンドが今後僕のベスト10に入るようなアルバムを作れることはまずないだろうと思うから、ちょっとご祝儀の意味合いも込めて。それに、聴いた回数はかなりのものになるのは本当だからね。僕が自動車通勤をしていた時期に、車の中で爆音で聴いて気持ちいいこういうアルバムと出会えた幸運も含めてのベスト10入り。


<第九位>
ブルース・スプリングスティーン 『Magic』
magic.jpg

10月15日の記事のコメント欄に「10点満点の7点といったところのアルバムです。シニア割引で8点にしてあげてもいいかな」と書いたアルバム。別のアーティストのアルバムを横並びにして優劣を競うこういうベストアルバム企画みたいなものに、彼自身の過去のアルバムに比べてどうのこうの言うのはこれまた不公平なので、このアルバム単独として冷静に評価しようとしたら、並居る強豪アルバムと比較したときに、7点じゃ到底10位内には入らないだろうと涙を呑もうと思ったけど、やっぱり心情的にこの人のこんな力作を入れないわけにはいかないと、最後にねじ込んだ形になった。(この混乱しまくった意味のわからない文章は、10月15日の記事をコメント欄まで一気に読んで、自らヨロヨロしているのが原因です)


<第八位>
シアウォーター 『Palo Santo』
Palo Santo Expanded Edition.jpg

つい最近追記した、5月26日の記事で取り上げたアルバム。この記事もやたらとネガティブなことばっかり書いてるね。確かに、この2枚組だけを聴いてみると、意味もなく同じ曲が出てきたりと、ちょっと冗漫なところがあるかもしれない。でも、僕がより気に入っているこれのオリジナル盤が出た2006年には、僕はそのアルバムが出ていたことに気がついていなかったから、今これを取り上げないと、この『Palo Santo』という名作が僕のどの年の年間ベスト10にも入らないことになってしまうので、今回これを入れることにした。もしオリジナル盤の方が2007年発売だったとしたら、とてもこんな低い位置にいるようなアルバムじゃないんだけどね。


<第七位>
ジェブ・ロイ・ニコルズ 『Days Are Mighty』
Days Are Mighty.jpg

僕がNZから帰って来ることを発表した10月20日の記事で取り上げた二枚のアルバムのうち、去年出た新譜の方。2001年の僕の個人的ベストアルバム1位だった『Just What Time It Is』を皮切りに、それ以降発表したアルバム全てが僕のその年のベスト10に入っている彼の最新作。ここに写真を載せたのは僕が今所有している二枚組ヴァージョンだけど、デモトラックなしの通常盤一枚ものだとしても、もちろんベスト10入り確実のアルバム。


<第六位>
ジョー・ストラマー 『The Future Is Unwritten』
The Future Is Unwritten.jpg

これはつい最近までブログのトップに上がっていた記事なので、読んだことを覚えてくれている人も多いかもしれない。そこにも書いたように、ジョー・ストラマーのことをとても好きだった人たちが、ジョー・ストラマーのことをとても好きな人たちのために起こしたプロジェクト(映画とそれに付随する他メディア)の一環。ジョー自身の音楽はアルバム中半分も入っていないけど、聴き終える頃には彼のことが本当によくわかった気になる、よくできたアルバム。再来週観に行く映画が楽しみ。


<第五位>
ファウンテンズ・オヴ・ウェイン 『Traffic And Weather』
Traffic And Weather.jpg

「今年度パワーポップ系では今のところ随一のアルバム」10月7日の記事に書いたこのアルバムが第五位。実はこの後(四位以上)にも僕の括りの中ではパワーポップと呼ばれるアルバムが出てくるんだけど、一般的な意味でのパワーポップとしてのアルバムの完成度は、今でもこれが去年一番だと思う。ひとつ残念だったのは、去年僕がもう少し早く日本に戻って来ていれば、彼らの来日公演が観られたということ。盛況だったということなので、また今年も来てくれるかな。


<第四位>
フォール・アウト・ボーイ 『Infinity On High』
Infinity On High.jpg

まず2月17日の記事でこのアルバムを取り上げ、その後に行ったコンサートのレポートを3月5日の記事に載せ、4月にはこのアルバムをDVD付で発売された日本盤CDに買い替え、9月には別のDVDと大量ボートラ入りで再発された同じアルバムをまた買い足し、何故か去年一年間に二度もNZに来た二回目のコンサートを10月にまた観に行ったというほど、僕にとってはFOBづいた一年だった。アルバムの内容自体は自分でも「え、これが四位?」って感じだけど、そういう年を代表するアルバムということで、この位置に。


<第三位>
シャーウッド 『A Different Light』
A Different Light.jpg

4月29日の記事「来年1月に書く『2007年個人的ベストアルバム』という記事(そのときまだこのブログが存続していればの話だけど)にこのお日様のジャケが載るのはほぼ確実だ」と、今日のことが予言されていた通り、見事三位入賞。おかげさまでこのブログもかろうじて存続してるし。その記事にコメントを下さったsundayさんのブログによると、とうとうこのアルバムも日本盤が出て、4月に来日まで予定されているという話。これはちょっと行ってみたいなあ。たとえそれがパンク系フェスであったとしても。


<第二位>
グレイト・レイク・スイマーズ 『Ongiara』
Ongiara LP.jpg

7月28日の記事を参照。あれ以来、僕の記事を読んでいただいたクロムさんとマサさんには気に入ってもらえたが、このバンド自体が日本で盛り上がったという話は一向に聞かない。タマス・ウェルズのコンサートでお会いした一本道ノボルさんは流石にご存知だったけど。要するに、その記事に書いた趣旨通り、こんなにいいバンドの優れたアルバムが未だに日本ではきちんと紹介されていない、と。僕の中では昨年二位なのに。いや、いいんだけどね、別に紹介されなくても。新居でLPが聴ける環境が整ったら、まずここにジャケを載せたLPを聴くことにしよう。


<第一位>
アイアン&ワイン 『The Shepherd's Dog』
The Shepherd's Dog.jpg

さて、僕の2007年の第一位は、これ。この界隈での通称「コワい犬のCD」(by にんじんさん)。アルバムの内容自体は、10月6日の記事に書いたことにさほど付け加えることはない。そこに書いた「これは僕の来年初頭のベストアルバム記事でかなり後ろの方に出てくる(=高順位)可能性が高いアルバムだ」という記述どおり。そのとき断言はしなかったけれど、きっと一番後ろに出てくるんだろうなとは思っていた。あれから150枚以上のCDを買ったけれど、今でも僕のヘビー・ローテーションの一枚だ。そして、その記事を書いた当時、このアルバムとその前に出たアルバムしか持っていなかった僕が、3ヵ月後の今ではEPもシングルも含めて全部揃えてしまったという事実が、どれだけ僕がこの人のことを気に入ったかということを物語っているだろう。今も、最後に手に入れた、キャレキシコとの共同アルバム『In The Reins』(日本盤のみ7曲入りのオリジナルEPに6曲のボートラ付)を繰り返し聴いている。ちょうど、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカヴァー「All Tomorrow's Parties」がかかっているところだ。そういうカヴァー曲のセンスも含めて、大いに気に入っている。


という訳で、全10枚。去年も10枚中9枚が既にブログで取り上げたものばかりでサプライズが少なかったんだけど、今回はそれに輪をかけた結果となった。僕のブログをずっと読んでくださっていた方にとっては「あー、なるほどね」という感じだろうか。

上にも書いたけど、このリストから泣く泣く落としてしまったものも数多くあって、やっぱりそれらに陽の目を見させるには、もう随分ご無沙汰してしまっているあの企画を復活させるしかないのかな。


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