2007年04月25日

NZ最南端旅行記

秋

しばらく前まであちこちのブログで桜が満開だったのに対抗して紅葉の写真でも載っけつつ、さっき帰ってきたばかりの、こちらの飛び石連休を利用して行って来た旅行のことを書こう。

上の写真は、NZの南島最南端の都市、インヴァカーギル(Invercargill)の大きな公園。土地が余ってるのか、とにかく大きな街の大きな公園。端から端まで歩くだけで小一時間かかる。こんな遊具を見つけた。

車椅子ブランコ 乗り方

身障者用のブランコ。こんなの初めて見たけど、一般的なのかな。


公園の中には博物館もあり、こんなのもいる。

トゥアタラ

トゥアタラ。数百万年前から進化してない恐竜の仲間で、今はNZにしか生き残っていないらしい。ヘンリーという名前のついたこの個体が生まれたのは19世紀末だとのこと。ぜーんぜん動かなくて、10分ぐらい見てると片目ずつゆっくりまばたきする。


インヴァカーギルから更に南へ車で30分。小さな港町、ブラフ(Bluff)に着く。ここが本当の最南端。19世紀初頭にヨーロッパ人が最初に造ったNZの町らしい。なんでまたこんな一番南の端っこに。

フェスティバル

ブラフオイスター&シーフードフェスティバル。ブラフオイスターは、知る人ぞ知るNZの特産。毎年4月の末から2〜3ヶ月間しか獲れない貴重な牡蠣(北半球でRの付く月が牡蠣のシーズンなのとほぼ逆。Rのついてない月が旬)で、今の季節はオークランドを始めNZ全土のシーフードレストランで大人気。普通の牡蠣とは全然違った、ほんのり甘いクリーミーな味は、牡蠣が苦手な人でも大丈夫かも。いつもオークランドに空輸されてくるのを食べてるけど、一度本場で獲れたてを食べてみようと思ったのが今回の旅行の目的の一つ。

ブラフオイスター

堪能したー。海から揚げてきたのをその場で殻を剥いて出されるので思ったより塩っ辛いけど、やっぱり新鮮。この季節にNZを訪れる人は是非トライしてみて。特に5月末から6月あたりは日本とNZどちらの旅行シーズンでもないので安く来られるはずなので、おすすめ。


パウアハンバーグ

NZのパウアっていう、アワビみたいな貝を知ってる人もいるかも。よくアクセサリーに加工される、綺麗な貝。それとブルーコッド(トラギス)のハンバーグ。色もなんとなくパウア色。もぐもぐ、うん、貝の味。


個人的には思わず今回の目玉になったのがこれ。

マトンバード(調理済)

マトンバード(Muttonbird)っていう、南島の更に南の海にある小さな島でしか獲れない海鳥。こうして料理された見た目は普通のニワトリか鴨かって感じなんだけど、食べてびっくり。パリパリした皮の下にかなり厚い脂身があって(寒いところの鳥だからね)、鴨みたいな赤身の味はまるでアンチョビ。鳥を食べてるはずなのに、口に運ぶと魚の味。しかもこのねっとりとした脂身と塩辛い赤身のコンビネーション、ワインが進んでしょうがない。またどこかで探して食べたいけど、これも今の季節に、しかもこの地方でしか手に入らないらしい。

マトンバード(剥製)

帰りにまた立ち寄ったインヴァカーギルの博物館で剥製を見つけた。本名Sooty Shearwaterだって。NZにMuttonbirdってバンドがいたんだけど、あれはShearwaterの仲間だったのか(違います)。今度ちゃんと聴いてみよう。


ブラフからフェリーに乗って、更に南へ。人が住む島ではNZ最南端。スチュアート島(Stewart Island)に着く。南緯47度。もう赤道より南極点の方が近いよ。ここまで来るともう携帯電話も通じない。電話といえば、

電話交換台

郵便局にはこんな電話交換台が。さすがに現役じゃないだろうけどね。まあ、それにしても、シンガポールとほぼ同じ大きさの島の9割以上の土地が自然保護区なだけあって、文明の香りはこの交換台程度と言って差し支えないかも(50%誇張済み)。

小さな町のあちこちにこんな標識が。

ペンギン注意 キウイ注意



スチュアート島自体が自然保護区なんだけど、それに隣接する小さな島、ウルヴァ島(Ulva Island)は、野鳥のサンクチュアリになっている。哺乳類ゼロ。その島を半日かけて歩くツアーに参加した。さっきのトゥアタラもそうだけど、NZやオーストラリアって、ゴンドワナ大陸の時代に他の大陸と切り離されたんで、固有の動物や鳥や植物が沢山いる。ここでもそういうのを沢山見ることができた。スケジュールの関係で残念ながら夜行性のキウイを見ることはできなかったけど(足跡は目撃=写真右下)。

ウェカ キウイ(足跡)

中でも可愛いのが、このウェカ(Weka)。保護区だからか、人間のことを全然怖がらずに、こんな風にひょこひょこ寄って来る。一瞬キウイに見えなくもないし、これもNZ固有の鳥なんで珍しいには違いないんだけど、あんまり寄って来るんで、しまいにはニワトリ同様の扱い(=無視)されていたのがほんのり物悲しい。


今回は僕にしては珍しく、旅行中一枚もCDを買っていない。最近買ってまだ聴いてなかったCDを沢山ウォークマンに詰め込んで出掛けたんだけど、特にこの島では珍しい鳥の鳴き声と静寂を満喫してたんで、それもあまり聴かず仕舞い。せっかくだから、最後にこれもまた人懐っこいNZの固有種、ファンテイル(Fantail)の鳴き声でも聴いてもらおうかな。あんまり綺麗に撮れてないかもしれないけど、ほんとにこんなに近くに寄ってくるんだよ。




<付録: 喰いしん坊 バイバイ 100コメント記念>

クックー



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