2006年09月05日

Okkervil River live in Auckland

8月最後の土曜日。いつものレコード屋に週次定期健診に向かう途中の工事現場の壁。コンサート告知のポスターが沢山貼ってある。また誰か来るかな。バズコックスはもうすぐ。あれ?ピーター&ザ・テスト・チューブ・ベイビーズなんてのも来るぞ。パンク爺さんたちが25年振りに地球規模でドサ周りしてるなあ。

ポスター全景

そんな賑やかな壁の一角に、なにやらみすぼらしいチラシが数枚貼ってある。水色の紙に黒の単色印刷。ローカルの学生バンドだろうと思って近づいて見ると、なんと!オカヴィル・リヴァー、オークランド公演!しかも翌週の日曜。もう、すかさずそのままレコード屋までダッシュしてチケット買いましたよ。別にダッシュなんてしなくても売り切れないのはわかってるんだけど。

チラシ



9月3日、日曜の夜。会場はレコード屋の兄ちゃんに訊いても知らなかった飲み屋。調べてみたら、僕毎日その前を通って会社に行ってるよ。え、あんな小さなところなの? チケットには8時開始って書いてあるけど、どうせまた遅れるんだろうな、とは思いながらも、ちょっと早めに着いた。一応大通りに面してるのに、店の真正面に車停められたよ。日曜夜のオークランドはゴーストタウン。

家からカーステで聴いて来た「Black Sheep Boy」のCDの4曲目「Black」がかかっていたところで車を降りると、何故かまだ同じ曲が聞こえる。リハーサルしてるよ! まだ入るなって言われたけど「後ろの方で見てるから」と潜入。いやー、時間に正確な日本人に生まれて本当によかった(笑)。

今回楽しみにしていたことの一つは、このツアー用にオーストラリアとニュージーランドだけで発売されるというEPを買うことだった。うまくいけばサインでもしてもらえるかなと、一応マジック持って来たし。でも、なんとそのEPはまだ発売されてないとのこと。予定では9月2日発売だったのに。会場でCDやシャツを売ってたお兄ちゃんも「俺だってまだそのEP見てないんだよ」とか。あ〜あ、残念。

でも、僕が持っていなかった古いEPとシングルCDと、あとTシャツも買ったら、バッジをおまけにくれたよ。ありがとう、お兄ちゃん。これで今普通に流通してる彼らのCDは全部揃った。

しかも、リハーサルが終わったメンバーがその辺うろうろ歩いてるし。リーダーのウィル・シェフをつかまえて、車で聴いてたCDにサインしてもらった。実は僕、このバンド聴き始めてまだ1年ぐらいで、メンバーの写真を見ても名前と顔が一致してなかった。今日初めて、この人がウィルなのか、と確認。なんかメンバーの中で一番ロックミュージシャンらしくない風貌。かなり度の強い眼鏡をかけて、誰かに似てるなぁ、あ、ヨン様、というか、ハリー・ポッター(笑)。

THANKS YAS


プロ用のビデオカメラをかついでうろちょろしてる兄ちゃんもいる。訊いてみると、来年ライヴDVDを出す予定だって。それは楽しみ。あと、さっきのCD売りのお兄ちゃんの話では、どうも12月頃に日本公演って話も出てきてるらしい。ちょっとだけ私信ですが、僕にこのバンドのことを教えてくれたNさん、読んでくれてますか? これすごいニュースじゃないですか。

僕が着いた頃は殆どだれもいなくて、下手するとこのライヴ、客の数よりメンバーの方が多いなんて羽目になるんじゃないかとちょっと不安になったけど、徐々に人が入ってきて、最後にはおそらく100人ぐらいにはなったんじゃないかな。

最初の前座が始まったのが9時15分過ぎ。なにが8時開始だよ(笑)。二組の前座がようやく終わり、ようやくメインのオカヴィル・リヴァーがステージに上がったのは10時半。その時点でもう2時間半ぐらい立ちっぱなしだったけど、盛り上がってきたのでそんなのは気にならない。ダテに最近また運動始めたわけじゃないぞ。もうフロアはびっしり。前座のときから耳にギンギン響く音を我慢してステージ前のスピーカーのところに立ってた僕は、じりじりと更に前に出て、本編が始まる頃にはもうステージ直前まで来ていた。

↓これが僕の立ってた場所から撮ったステージ写真。キーボーディストまでの距離、1mもないよ。これはお互い気まずい(笑)。でもここまで寄ると、もうスピーカーは僕の後ろ。これは耳に優しいね(笑)。

Stage

ステージは5m四方ぐらいしかない。そこにメンバー5人(プラス、前座の人がギタリストとして上がったり下りたり)。計算上一人当たり4u、2m四方ぐらいの面積しかないよ。しかもステージ上にはドラムキット、キーボード2台、各メンバーのアンプ、モニタースピーカーなんかが置いてあるもんだから、もう殆どのメンバーが直立不動で演奏。ウィルだけがジャンプしたり、うずくまって歌ったり、果てはバスドラに上って天井のランプに触ったり、好き勝手してた。

Will & Howard

皆演奏上手いねえ。メンバー5人のうち2人がマルチ・プレーヤーで(レコードでは全員がいろんな楽器を担当してるけど)、メガネの方のジョナサン・メイバーグがキーボード、トランペット、タンバリン、テープレコーダーなど、もう一人のハワード・ドレイパーがキーボード、マンドリン、ギター。マンドリンの音がいいねえ。あれ?あのドラマー、さっきのCD売りのお兄ちゃん。新参者で雑用させられてたのね。でもこのドラム、すごいよ。格好いい。ははは、マイクもないのに、リードヴォーカルに合わせて大きな口あけて歌ってるよ、この人。ファンになりました。

あ、ステージ後ろからさっきのカメラマンがビデオ録ってるぞ。僕映ってるかな(笑)。来年出る予定の彼らのライヴDVDに、ステージまん前にいるタコのTシャツを着た日本人が映っていれば、それは僕です(笑)。

メンバー全員に、おそらくウィルがさっき書いたセットリストを渡したんだけど、ウィル自身はそれを足元に置いたっきり全然見やしない。まあ、あの度の強い眼鏡を外してるから、どうせそんなの読めないんだろうけど。あ〜あ、ジャンプするたびにグチャグチャに踏んづけてるよ。それにしても、毎日変えているらしい十数曲のセットをよく覚えていられるねえ。さすが。ちなみにこれが拾ってきたウィルのセットリスト。

Set List

最初に数曲、今回出てるはずだったEPからの曲を演り、あとは基本的には「Black Sheep Boy」と「Black Sheep Boy Appendix」からの曲を中心に、過去の曲を織り交ぜている。一つ残念だったのは、リハーサルでは演っていた、僕の好きな「Blanket And Crib」を演らなかったこと。リハーサルのときにステージに置いてあった「オーストラリアツアー用セットリスト」(この日の曲順とはかなり違った)にはちゃんと本編最後から2曲目に入ってたのに。

MCでしきりに時差ぼけがきついって言ってたこともあって、アンコール1回であっけなく終了。でもその時点でもう12時まわってたから、一時間半は演ったのか。ほんとにあっという間。しばらくぼーっとしてたら、メンバーがバーで飲み始めた。グルーピー(?)の女の子達が加わってたけど、ちょっとそこに入っていく勇気はなかったです。シャイな僕。

他のメンバーは飲んでるのに、新米のドラマー、トラヴィス・ネルソン君はまた物販コーナーで労働してるよ。えい、もう一枚シャツ買ってやるよ。おまえのこと気に入ったし。お金渡しながら「よかったよ」って言ってあげたら、向こうから握手してきてくれた。これもまたいい思い出。さっきサインもらったときにウィルとも握手したしね。あ、ちなみにさっきから書いてるメンバーの名前は、ウィル以外は僕の推測。最新作の時点からメンバー変更がなかったら多分合ってる。

タコT 地球T


あ、せっかくだから僕の持ってるオカヴィル・リヴァーのCDのジャケ載せとこう。「そそるジャケ特集」にも一つ載せたけど(実はあれが僕の一押しだったんだけど、意外とだれも反応しなかったね)、この人たちのジャケットは全てウィリアム・シャフ(William Schaff)のイラスト。僕はかなり気に入ってるんだけど、興味のある人は彼のサイトを見てみて。ちょっと気持ち悪い絵もあるけどね。前に載せた「軟体君」の全身像もあるよ。

Dont Fall In Love Down The River

Black Sheep Boy Appendix

これが今回買った2枚。

Sleep And Wake-Up Songs For Real


セットリスト

1. The President's Dead
2. No Key, No Plan
3. Lady Liberty
4. Black
5. Love To A Monster
6. Song Of Our So-Called Friend
7. The War Criminal Rises And Speaks
8. Unless (?)
9. The Latest Toughs
10. Black Sheep Boy
11. For Real
12. So Come Back, I Am Waiting
13. Last Love Song For Now

Encore

1. A Stone
2. Westfall

3 September 2006 At Schooner Tavern, Auckland, New Zealand
posted by . at 19:14| Comment(6) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする