2006年08月02日

青春の光と影 〜影編〜

僕が愛読しているとあるブログで昨日音楽の話題について触れられており、ひょんなことからコメント欄で「夢のコラボ」を持ちかけられました。本来あちらは恋愛系(?)ブログ。そこが音楽の話題を振ってこられたということは、もしや僕の音楽ブログで恋愛の話をしろということなのでしょうか(違うって?)。

他の音楽ブログを辿ってこちらに来られた方、そういった経緯で今日のお題はヘビメタと恋愛です(笑)。貴重なお時間を無駄にしないためにも、今回は素通りして頂いた方がよろしいかと思われます。週末にでもまたプログレの話を上げますので、乞うご期待ください。



…さて、これで今読まれているのは窓まわりの人たちだけですね。ではいきます。

僕が洋楽を聴き始めたのは70年代の終わりから80年台の頭にかけて。それまでのプログレッシブやグラムロックのバンドが急速に影を潜めだし、英米ではパンクムーブメントが起こり、UK発のNWOBHM(ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビー・メタル)のバンドが次々に世に出始め、やがてパンクはニュー・ウエーブやハードコア・パンクなどに枝分かれしていくという、ロック界の先カンブリア期のような時代でした。

そんな多感な時期に今までまったく聴いたことのない類の音楽が次々に目の前に現れてくるのです(それまではごく真っ当に日本の歌謡曲やニューミュージックを聴いておりました)。新し物好きの僕がこれにはまらずにおれるでしょうか。本当にいいタイミングに生まれたものです。

当時、ロックの種類が細分化されていたのと同様、ロックファンも細分化されておりました。プログレはヘビメタをけなし、ヘビメタはパンクを馬鹿にし、パンクはプログレを嘲っていました。それぞれに言い分があり、その頃「ミュージックライフ」や「音楽専科」などをむさぼるように読んでいた僕は、それぞれの言い分に最初は納得していたものです。

が、すぐに僕は自分の趣味がおかしいことに気付きます。プログレもヘビメタもパンクも皆かっこいいんですよ。例えば、僕のマル秘メモによると、僕は1981年の2月にUFOの「Strangers In The Night」を買い、翌月にはピンク・フロイドの「A Nice Pair」とポップ・グループの「For How Much Longer Do We Torelate Mass Murder?」を買っています。そんなこと言われても今読まれている方には何のことやらさっぱりでしょうが、UFOはかえでさんが書かれていたマイケル・シェンカーが自分のバンドを結成する前に在籍していたハードロックバンド、ピンク・フロイドは僕のブログでおなじみのプログレバンド、最後のは(この自虐的な名前とは正反対の)アヴァンギャルド・パンクバンドです。

UFO PinkFloyd_ANicePair 赤ん坊キッス

かえでさんのお友達がそうであったように、僕も自然の成り行きで自分で楽器を演奏したくなりました。最初に自分でエレキギターを買ったときのことは忘れられません。当時思いを寄せていた先輩のTさんに、学校の中庭越しに大声で「ギター買うたー!」って叫んで赤面されたことを思い出すと、今でもこっちが赤面します。

でも、僕にはひとつの大きな問題がありました。それは音楽の嗜好です。洋楽を聴く友達も周りに何人かいたのですが(かえでさんの高校のように学年で10もバンドができるほどの人数などとてもいませんでした。時代の違いでしょうか)、揃いも揃って嗜好がはっきりしているのです。こいつはヘビメタ。あいつは60年代ポップス。パンクも演りたいがプログレも好き、なんて奴はどのグループにも入れないのです。

他にも問題はありました(ひとつじゃないのかよ)。ギターを買ったはいいのですが、実は僕の好きな楽器はベースだったのです。「なら最初からベースを買えよ」これがチャットなら即座にそう突っ込まれているところですね。ところがそうはいかないのですよ。先にも述べたとおり、僕はいろんなものを同時に好きになってしまうのです。

しかし最大の問題はそれらではありませんでした(まだあるのか)。僕は楽器が下手なのです(爆)。下手な上にどうしても弾きたい(全然別の種類の)音楽が次から次へと出てくるため、練習がまったく追いつきませんでした。

こうして僕のバンドへの夢は絶たれてしまいました。そのとき買ったギターは今でもすぐ取り出せるところに置いてあり、明日にでも練習しようともう何十年も思い続けています。理想の体重、みたいなものですね。

神

かえでさんの中学の先輩と同様、当時の僕のギターヒーローはマイケル・シェンカーでした。彼は最近も地道に活動を続けていますが、悲しいかな当時の輝きは既にありません。6年前に出張で帰国した際に横浜でライヴを見ましたが、どう聴いても一番いいのが最初の2枚のアルバムからの曲、ないしはUFO時代の曲ばかりでしたから。最近マイケル・シェンカー・グループ結成25周年記念アルバムというのを出しましたが、相変わらずジャケットがお姉ちゃんなのも、彼の悲しいビジュアル・センスを物語っています(誤解しないでくださいよ。けなしてはいますが、僕はこのアルバム買いますから)。

下痢

ゲイリー・ムーアも大好きなギタリスト&シンガーでした。彼の場合はキャリアの途中でころっとブルースに転向し、あたかも過去の自分などなかったかのように振舞って成功を収めています。ロック界の片岡鶴太郎とでも呼んでおきましょう。

治療不可

(僕の場合はレインボーから入った)ディープ・パープル一派にもお世話になりました。皆さんご存知かもしれませんが、ディープ・パープルは未だに存続していて、旧メンバーが入れ替わり立ち代り出たり入ったり、演奏するのは相も変らぬ「Smoke On The Water」他という、まさに伝統芸能の世界です。元リーダーであったジョン・ロードが数年前に「年齢的に続けていられないから」と脱退を決めたときは、まさに笑点を見ているかのようでした。

逆にアメリカ勢はあまり僕に訴えかけてくるものは少なかったですね。やはり僕的には英国系の憂いをもった音が性にあうようです。キッス、エアロスミス、ヴァン・へイレンなど、レンタルでまめに録音してはいましたが、自分でCDを買い出したのは大人になってからです。


さて、高校に入った瞬間からその後何年にもわたって片思いを続け、社会人になるまで通算2回(いや、3回かな)僕が振られる羽目になるTさんという相手(?)はいたものの、それ以外の恋愛経験など何もないに等しいです。だいたい僕の恋愛話など読むぐらいならティッシュペーパーでも読んでいた方がましだというものです。

皆さんの場合はどうだったか僕にはわかりませんが、こと恋愛に関しては、僕の周りではクラス内階級がまるで間に実線が引かれているかのようにはっきりとしていました。

常にステディーな相手がいる、もしくは頻繁に異性から交際を申し込まれる、恋愛の上流階級。かえでさんなどまさにこの階級でしょう。さすが前世はセレブキャラ。

修学旅行などのイベント前になるとどういうわけかくっつきだす中産階級もいましたね。イベントが終わると自然消滅、というところまで同期していました。

僕?もちろんその他大勢、労働者階級でしたね。別に労働はしていませんでしたが。いい歳して何をするにもつるむのは男同士。僕の場合はひとりでいることが圧倒的に多かったですが。楽しい宴会からはいつまでも帰れない性分ですが、つまらないパーティーからは何も言わずに消えますから。

大学のときに仲のよかったYちゃん曰く「yasさんは絶対30過ぎた頃にもてると思いますよ」。口語に翻訳すれば「おととい来な」という意味ですね。Yちゃんとは仲のいい友達で終わってしまいました。ただ、今にして思えば彼女には先見の明があったのかな、とも思います。いや、べつにもててるわけじゃないですよ。ただ少なくともあの当時よりはまともに人付き合いもできるようになり、知恵も知識も経験も積み重ねましたからね。

酔ってもいないのに長々と赤面話を暴露してしまいました。耐えられなくなったらそのうち非公開にしそうです。とにかく、僕の場合は一般的に言う楽しい青春はなかったですね(まあ自分ではそれなりに楽しんでましたけど)。そんな僕にかえでさんの発したコメント「(彼氏が)6年間で4人なら少ないでしょう」。貴女はマリー・アントワネットに菓子を食えと言われた民衆の気持ちを実感されたことはおありでしょうか(はあと)。
posted by . at 18:09| Comment(14) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする