2006年08月25日

衝撃

まず何も言わずにこれを見て。


http://www.youtube.com/watch?v=oIaz6zBz1go&mode=related&search=


90年代前半からこのスタイルで演っているらしい、ノルウェーのバンド、Hurra Torpedo(読み方はハラ・トピードでいいのかな?)。83年のボニー・タイラーのヒット曲のカバー(ジョージの旦那ならご存知かも)。

衝撃的とはこのことです。僕は心底感動しました。


○ギター&ヴォーカル
○コーラス&コンロ
○フリーザー&オーブン

の3人組。僕には読めないメンバーの名前をここに書く必要はないね。このTVクリップ自体は95年に録られたらしいけど、去年ネット上に流れて口コミで大流行してたらしい。さっきググッてみたら、この名前で20万件以上もヒットしたよ! 僕は先日いつもお世話になってる「Waste Of Pops 80s-90s」さんのところを読むまで知らなかった。迂闊だった。CDも出てるんだって。これは買う。

その影響か、去年アメリカでフォードのプロモーションにも起用され、全米ツアーもしたらしい。フォードの車なんて今まで全然興味なかったけど、この話を聞いて俄然見直したよ。次に車買うときには検討してもいいぐらいに。



これメンバーの写真。ひたすら格好いいです。メンバーに入れて欲しい。誰か一人風邪引いたときの代役でもいいから。


キッチン・バンド


<追記>

この人たちのCD探してたら、Tシャツ見つけたよ。いいなー欲しいなー。でも女性用だけしかないや。Kさん、これ欲しくないですか?

20ユーロ(高っ!)
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2006年08月21日

21世紀にプログレを聴き始めるあなたへ

僕のブログの最初の記事に、最近プログレに興味を持ち始めているという方がコメントを書いておられて(うーん、白々しいなあ。そうですよ、いつものKさんです)、この21世紀になって6年が過ぎようかという時になんと奇特な方がいるのかと驚いてしまった。

プログレなんて多分日本だけでの呼び方だけど、正式な名称プログレッシヴ(先進的な)・ロックが示すように、1960年代の末期から1970年代の中盤ぐらいまでにかけて、それまでシンプルなロックンロールやブルースを基礎にしていたロックに、クラシックやジャズの要素を持ち込んだもの。複雑な曲構成、難解な歌詞、即興演奏も含んだ長い曲(LPの片面で1曲なんてのはざら。両面で1曲なんてのも)、超人的な楽器のテクニック、意味ありげなジャケット画などなど、当時ちょっと背伸びして小難しい音楽を聴こうという人には最適なジャンルだったんだと思う。

別に当時に限らず、年代的には完全に後追いの僕のような世代だって、いわゆるプログレの名盤を買い漁って聴いたものだ。さっきはシニカルな書き方したけど、実際聴いて面白い盤はたくさんあるから。でも、正直言って僕がこういう音楽を聴き始めた1970年代末期には、プログレなんて過去の音楽だった。

特にその頃はパンクが出てきた時代だったんで、若者がストレートに感情をぶつけられる(演奏する方も聴く方も)パンクみたいな音楽に比べて、1曲聴くのに何十分もかかるような音楽に人気がなくなってくるのは仕方なかったし、でもそれよりも、プログレの人たち自身がプログレッシヴでなくなってしまったのが最大の原因だろう。しょうがないんだけどね、もう当時40にもなろうかという人たちがそんなに次から次へと新しい種類の音楽を生み出せるわけもなく、それにあのスタイルのまま更に進歩的であろうとすると、必然的に前衛音楽に向かってしまうしかなかったから(そっちに行った人たちもいて、それはそれで面白いんだけど、その話はまた今度)。

で、そういう音楽を今からいろいろ聴いてみようという人にどういう話をすればいいかな、と思いついたのが今回の話。かと言って、巷に溢れるプログレ名盤ガイドみたいなのを書いてもしょうがないし。60〜70年代のプログレ名盤の評価はもう確立してるから、まずどれから聴けばいいかを知りたければ、そういうガイドブックを買えばいい。僕よりはるかに詳しい評論家が懇切丁寧に教えてくれるから。

これからプログレを聴こうという奇特な人もいれば、この時代にプログレ・バンドを始める奇特な人たちもいる。正直言って、僕はその手の人たちをきちんと追っかけてるわけじゃないから、今から紹介するアルバムが果たして2000年代型プログレッシヴ・ロックの代表作なのかどうかは責任持てない。

きれいなジャケ ファー・コーナー 「Far Corner」

僕がこのグループを聴いたのは、音楽紹介サイト(って言えばいいのかな?)のパンドラ(http://www.pandora.com)でソフト・マシーンのステーションを作っていたら紹介されたのが最初。2004年発表のこれが今までのところ唯一のアルバムのよう。バンドのサイトもあるみたいだけどまだちゃんと見てないから、彼らについて詳しいことは何も知らない。一応アメリカのバンドのようだけど、メンバーの名前を見るとなんだか東欧系の人たちなのかな。

アルバム全篇インストゥルメンタル。4人のメンバーのうち一人の担当はチェロ。4名とも超絶テクニシャン。中期キング・クリムゾンを連想させる音(異論がある人が沢山いるのは承知で書くよ。クリムゾン・マニアはうるさいからね)。強いて言えば、その当時のテクニック重視のプログレ(○キング・クリムゾン、○イエス、×ピンク・フロイド、×ジェネシス)の音を、より速く現代風にした感じ? ご丁寧にクリムゾンの「Moon Child」風の展開まであって、緩急織り交ぜたダイナミックな曲が多い。全10曲のうち、17分台の組曲と16分の曲がそれぞれ1曲ずつ入ってる。

うーん、全然初心者向けの説明になってないよな。「Moon Child」聴きたければ、ガイドブックを参照にまずキング・クリムゾンのファーストを買ってみて。(またしても反論覚悟で書くと)あの完璧な名作の中で一番退屈な曲(笑)。ちなみにこのジャケットは、ロックのあらゆるアルバムの中で、ビートルズの数作と並んで最も有名かもしれない。子供の頃顔真似した人いるでしょ(笑) え、いない?僕の周りだけ?

びっくりジャケ キング・クリムゾン 「In The Court Of The Crimson King」


さすがにプログレ入門編の記事でこれだけじゃ酷いんで、もう少し付け足そうかな。さっき「テクニック重視のプログレ」なんて書き方をして、僕のお気に入りのピンク・フロイドに×をつけたことに驚かれるかもしれないけど、ピンク・フロイドというのは実はそういうグループ。例えば、他のどのプログレ・バンドのギタリストと比べても、デイヴィッド・ギルモアのギターって、ブルース基点の味のあるフレーズは弾くけれども決してテクニカルではないし、ニック・メイソンとロジャー・ウォーターズのリズム隊に至っては、僕は彼らがきちんと変拍子の曲を演奏できるのかどうかすら知らない。

だからこそ、あえてテクニック以外のところに意味を持たせることによって存続できた稀有なグループとも言える。グループ名も書いてない、牛が一頭写っただけのジャケットだとか、気が狂ってしまった元メンバーに捧げるメッセージをアルバム1枚に亘って繰り広げるだとか、印象的な一つのフレーズをアルバムのあちこちの曲に忍び込ませて、あたかもアルバム全体が組曲であるかのように聴かせるとか。

そういうグループの曲は、アルバム単位で聴くのがマストだろう。例えば、プログレ・バンドとしてのピンク・フロイドのアルバムをまず一枚お薦めするなら真っ先に挙げる「Meddle」(おそらく各ガイドブックには「The Dark Side Of The Moon」が代表作として載ってるんだろうけど、僕はどうもあのアルバムのことをあんまり好きになれなくて)。「One Of These Days」で武者震いのように幕を開け、続く(LPで言うと)A面の残りの曲で少し和んで、「Seamus」の犬のワンワン声を聞いたら(本当はここでB面にひっくり返すのが理想的)、後は大作「Echoes」に心ゆくまで浸る、と。

耳ジャケ ピンク・フロイド 「Meddle」


でもここでは、あえてそういう聴き方をしない方法をお薦めする。2001年に発表された彼らのベスト・アルバム「Echoes」だ。

ウォーリーを探せ的ジャケ ピンク・フロイド 「Echoes」

これは、さっきの牛のアルバムを除く彼らの過去全てのオリジナル・アルバムから選曲したもの。ピンク・フロイドのベスト・アルバムは何種類も出ているけれど、「The Piper At The Gates Of Dawn」から「Division Bell」まで全て網羅しているのはこれだけ。もうおそらく「Division Bell」がピンク・フロイドのラスト・アルバムになるのは確実だから、入門編としてはこれが最適だろう(さっきの「アルバム単位で聴け」という意見と矛盾してるけど)。考え方によっては、これはこれでピンク・フロイドという紆余曲折を経たバンドの歴史を、通常とは違った角度から網羅する組曲のようなものと言えなくもない。そう考えると、アルバムのオープニングとエンディングを、シド・バレット時代の「The Piper〜」のオープニングとエンディング曲にしたところあたり、メンバー自身が「ピンク・フロイドというのは結局シドが始めた壮大な組曲だったんだ」と告白しているようで興味深い。個人的には、シドの曲の中で僕が一番好きな「Bike」が最後なのが嬉しい。

とは言え、実はこのアルバムを本当に面白いと思えるのは、ある程度ピンク・フロイドをずっと聴いてきた人たちかも。まず目に付くのはジャケット。このCDは紙製のスリップケースに入ってるから、外と内の表と裏、合計4つの絵が描いてあるんだけど、そこに描かれているモチーフが全て過去のアルバムジャケットないしは曲に関連している。

例えばここに写真を載せた外・表のジャケットに写っている海パンをはいて頭を拭いている人物は「Wish You Were Here」の中ジャケで水に飛び込んでいた男。部屋の中には「Division Bell」のオブジェも置いてあるし、窓枠には「Animals」の豚もいれば「Atom Heart Mother」の牛もいる、などなど。こういうのが4つの絵の中に沢山隠れていて面白い。

ジャケットだけでなく、内容も1967年から1994年までのピンク・フロイドが(一見)順不同に現れて、今までアルバム単位で聴きなれた曲がなんとなく新鮮に感じられることも楽しい。しかも、ほとんどの曲が効果音などでつながっており、例えば「When The Tigers Broke Free」のエンディングの風の音がそのまま「One Of These Days」のイントロへとつながっていくところなんて、あのイントロのベースの音を知っている人が聴くとぞくっとするよ。

このCDが気に入って、きっとLPだとジャケットにもっとたくさんの隠し絵が載ってると思ったんだけど、箱入り4枚組の中に入っている4枚のLPスリーブは残念ながらあんまり面白いデザインじゃなく、しかも全部聴き通すのにレコードを7回もひっくり返したり取り替えたりしないといけない。それにCDだとせっかくつながってる曲がまた8つのパートに分けられてしまってるし、そういう事を全部考慮して、それは買わなかった。ほら、僕も別になんでもかんでも無差別に買ってるわけじゃないんですよ。

うーん、これだけ長々と書いて、結局2〜3枚しか紹介できなかった。まあいいや、どうせこれからプログレ聴き始めようなんて人がそううようよいる訳じゃないし、2枚もあれば充分でしょ(笑)
posted by . at 18:24| Comment(31) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月19日

一番楽しかった会

あの、今日こそはマジで音楽の話、一切出てきませんから(笑)。音楽話を読もうと来られた方はご遠慮ください。そうは言ってもまたこないだのヘビメタ話みたいに読み始められると恐縮なんで、あえて名指ししますよ(笑)。falsoさん、gakuさん、piouhgdさん、その他そちらの世界から来られた方はここらでご退散なさって下さい。僕は本気で言っていますよ(笑)。いつも来て頂いてありがとうございます。実はもう既にプログレ絡みの記事をひとつ書き上げてるんで、近いうちにアップしますね。




よし、じゃあ始めますよ。三姉妹ブログ(以下「しまぶろ」と略)でメインのオフ会レポート・リレーが始まったのは知っていますが、こちらでも僕の視点から見た記事を書いてみようかなと思い立ちました。例によって帰国の飛行機の中でワイン飲みながら書いていますので、失言・妄言の節は平にご容赦のほど、よろしくお願い致します。

マダム・キャロットがしまぶろにも書いておられましたが、なんなんでしょうね、あの規視感のような、違和感のような、不思議な感覚は。ええ、普段文字でしか接していない人たちの中身を一気に見たときの感触のことですよ。いや、中身じゃないですね。外身?なんだかよくわかりませんが。まず僕は今回少し遅れて参加したんですが、あの初対面の「間」は忘れられないですね。僕が店員に連れられてテーブル近くまで行った時の

「なんだ、こいつは」

という皆さんの目(Hさん、特に貴女です)。

コスプレじゃなかったんですか?今回。いや、別に僕もコスプレのつもりで猿のTシャツ着ていったわけじゃないんですけどね。皆さん真っ当におしゃれな大人たちなんですもの。僕は現場で(当然)自分の姿だけが目に入らず、ごく普通の飲み会をされている方々を見ていたのですが、後で写真を見てみると、「場違い」に服を着せたような奴が一人写っていますね(いや、場違いに服というよりは、その服が場違いなんですけど、多分)。

いやほんとに、この生身の人間の方々が、あの人たちなんだろうか。まずこのうちとける直前の瞬間を写真に撮って、「違和感」というタイトルをつけて額に入れておきたくなりました。

実は僕は当初参加予定だったN(♂)さんが怪我のため来れなくなったということを知らなかったので、まずテーブルに男性が一人しかおられなかったことに戸惑いました。この人はどっち?もしかして、N(♂)さんとGさんがバロムワンのように合体したお姿?? と真剣に悩んでしまいました。

とりあえずそういう時に関西人は便利です。「じゃあ当てますよ。一番簡単な方から。あなた(その男性を指して)、みかちゃんでしょう」。すみません、お決まりのボケで。でも返ってきた返事でわかりました。うむ、東京言葉、こいつがGか…

せっかくこのハーレム状態の飲み会に参加して、Gさんの隣に座る手はありません(笑)。僕はすかさず彼の横の椅子を避けて、さらにその右の椅子に陣取りました。ここは三方を魅力的な女性に囲まれた絶好のポジション。しかし僕はまだその時点でその人たちが誰だかよくわかっていません。

そのうち、僕から離れた左前方のお目々クリクリの女性が僕に呼びかけます。「バース、バースー」。ははん、この人が青グリンか。いや、嘘です。本当にそこまでマジでボケてるわけではありません。

その時、僕の右側の女性が一言。「バースって?」。

これで確定。この中でバースネタについて来ていないのは、貴女しかいないはずです、nちゃん(笑)。いや、別に責めてるんじゃないですよ、気にしないでくださいね。でも次の記事は待ってますからね(笑)。そうかー、この人が僕がブログ立ち上げを告白したあのサイトの… 噂どおりの美人(このフレーズを入れるかどうか二日間迷いました。これ別に他の方が不美人だったという意味ではございませんので。でもしまぶろの方を見ると皆さん揃ってnちゃん美人説を唱えておられるので安心しました)。

今回お会いした何名かの方に共通して感じたのは、

ひとは何故ネットの中の人のことを小さく想定しているのだろう

ということです。もう本当にこれが不思議で、今回の記事のタイトルにでもしようかと思ったぐらいです。Gさんもしまぶろに書かれていましたが、僕はnちゃんがこんなに大きいとは想像もしていませんでした。いや、今回参加していない方にご説明すると、別に彼女そんなに巨大なわけじゃないんですよ。背比べをしたわけではありませんが、おそらくごく平均的な身長の女性かと。でも僕の想像の中では彼女はせいぜい体長50cm程度でしたから(本当にそんな人間が来ると思ってたのか)。

次は僕の正面に座られていた方です。このクールな眼差し。ニヒルな微笑み。お上品ないでたち。僕の脳内データベースによると、そのスペックはLoonyLunaさんなのですが、彼女は今回来られていないはず。しかもどうやら年齢が違う(痛てっ、Lunaさん、どつかんといて!)。

でもまあ、後から消去法で考えるとわかります。この方がN(♀)さん。別名マダム・キャロット。実は、今回皆様にそれぞれのキャラに合った土産を買っていこうと考えた際に、僕にとってあまり馴染みが深くなかった方々の一人がこのN(♀)さんでした。そこで、事前にメールで長老のHさんに訊いてみました。

僕「ねえ、N(♀)さんってどんなキャラの人?」
H「ああ、彼女はウンコ投げの達人」

伏字さえ使いません、この人は(笑)。よくわかりました。N(♀)さんには石鹸の詰め合わせをお持ちしました。いくら手の汚れが一番少ない人が勝者だとはいえ、一回でも投げたからにはきちんと手を洗ってくださいね(笑)。ついでにロトルア名産泥パックも付けておきましたから、お肌がごぼう色になりそうなときには是非ご使用ください。

お次は僕の右斜め前に座って、何がおかしいのか終始ニコニコしている方です。すでにお顔は真っ赤です。昼から呑み続けてたの?

この方がPさん。事前情報では、ウルトラマンに出てくる怪獣のピグモンが語源だったとか。ピグモン知らない方のために画像をお付けしておきますが、全然似てません(笑)。

ピグモン人形

唯一似ているところがあるとすれば、ウルトラマンをご覧になっていた僕以前の世代の方なら覚えていらっしゃるかもしれませんが、ピグモンは「友好怪獣」の異名を取り、他の大きな怪獣にいぢめられるキャラなのですが、そのいじらしさというか愛くるしさがそっくりなのです。

失礼な言い方かもしれませんが(今まで延々書いてきたことは失礼にあたらないのか?)、本当にぬいぐるみのように可愛い。部屋に置いておきたい(笑)。疲れて家に帰ってきたときにそのニコニコ顔で癒してほしい。つくづくそう思いました。途中、お子様の写真も見せて頂いたのですが、そこに写っていたのは、まさに眼鏡を外したPさん本人。若干小さめ(笑)。いや本当に愛すべきキャラです。

僕が着いてしばらくすると、また一人女性が来られました。実はこの人も僕の脳内画像とは違った容貌だったのですが(仲間由紀恵ではなかったのか!?)、彼女のHNが全てを表していました。PPちゃん。そっくり(笑)。そういった意味では、純粋に「可愛い」という形容詞がぴったりくる方でしたね。髪の毛をお下げにしていなかったことには落胆しましたが、11cmサンダルも拝見させていただきました(踏まれると嫌なので近寄りませんでしたが)。今回殆ど話せなかったのは残念です。次回は是非いつものように愛のささやき(無表情)をライヴで!

PPちゃんが来られた時点で、席替えくじ引き開始。僕が引いたのは7番。もともと座っていた席です。動かずに済むのは楽。あれ?せっかく話そうと思っていたnちゃんがどっか行っちゃった。美人の代わりに僕のとなりに来たのがGの旦那。うーむ、このハーレム状態で何故この一角だけに男が固まる?(笑)

いや別に僕はそんな下心満載で参加したわけではないですから(笑)、Gさんともちゃんと話をします。実はひそ窓の過去ログ(サイン会の巻)を読んで、Hさんのコメントから僕は勝手にGさんのことを「アウトドア好きなくせに実は華奢な、ムンクの叫びみたいな人」と脳内に定着させていました。そういう意味では綺麗に予想を裏切られ、Gさん、実に真っ当なアウトドア派でしたよ。親指の生傷も拝見させていただきましたし。僕はもし次の任地が東京なら、この人とは頻繁に飲みにいきたいと思いましたね。今回快く幹事を引き受けて頂いたように、本当に面倒見のいい兄貴です。あ、面倒見がいいのはいいんですけど、僕が左側のHさんと話してる隙に人のグラスに焼酎ダボダボ入れるのはやめてくださいね(笑)。次の日夕方まで二日酔い残っちゃったじゃないですか。

最後に登場されたのが、青グリンさんと並んで色の名を持つお子様を寝かせてからはるばる駆けつけてこられたKさん。お疲れ様でした。手にはなにやら唐草模様の風呂敷。中身はご自身…って、わけわからない話はやめましょう。

一次会(お茶会から来られた方にとっては二次会)では、地球と冥王星ぐらい離れた席に座られてしまったため、全く彼女とは話ができませんでした。でもちゃんと二次会にまで来ていただき、ついに(四半世紀越しについに!)本物の点取り占いを手にすることができました。そして、唐草模様の中には僕に代わってヤフオクで彼女に落札して頂いた本がびっしり。重かったでしょう、ありがとう。ありがとう。ありがとう。愛ルケ世代でない貴女にはわからないでしょうが、これが由緒正しい感謝の仕方です。正式には鉛筆で書くところなのですが。

さきほど僕から離れた場所にいたお目々クリクリが、席替え後に僕の斜め前に移動してこられました。Mちゃんです。何故か、見かけだけで言うと、僕にとってはこの方が当初の脳内イメージから最もブレが小さかったです。今回来られなかった皆さん、Mちゃんのことを想像してください。はい、それが彼女の外見です(笑)。

でも、こんな性格の人だったなんて! これはここではご説明致しません。今回彼女に会われなかった方、是非次回直接会われて、そしてびっくりしてください。稀有なキャラです。しかもよく呑みます(笑)。そしてたまに唄います(笑)。Mちゃん、今回は最後まで付き合ってくれて、ありがとうね。楽しい宴会を途中で抜けられない同士、また次もがんばろうね(笑)。飲みすぎで胃が痛いときには、今回あげたマヌカハニーをお湯で溶いて飲みな。ピロリ菌を退治してくれるよ。

以上です。(ボコッ!)あ痛てっ。すみません、肝心のHさんを忘れていました。

少し時間を遡り、僕がホテルにチェックインして荷物を部屋に置いたときに戻ります。準備を終えるともう宴会開始時間の7時を越えていました。そこで僕は一応長老に(ボコッ!)電話しました。

僕「あ、もしもし」
H「あ、もしもし」

え、これは誰?何この上品なお声は?にっけいしんぶん新聞時代から、僕の脳内では、Hさんのキャラは、

サザエさん

サザエさんの外見に

ジャイ子

ジャイ子の声

だったのです。宴会場で会ってまたびっくり。誰このハイソな奥様は。さっきからボコボコ人のことどついてたのはこの人ではありえない。「Hですー」。嘘をつけ!サザエさんはどこに行った!? 

いや皆さん、あの「ガバチョ」のHさんが、あのチェックイン後に飛行機に乗り遅れるHさんが、こんな素敵な奥様だと誰が思うでしょうか。でも、話し始めるといつものHさんです。安心しました。僕も酔った勢いで、突っ込む際には(フリでなく)実際に頭パシパシ叩いておりました。Hさん、大変失礼致しました。

実は今回皆様にお持ちした土産、一応起承転結を考えていたのです。最初は典型的なNZ特産品(羊関係、自然食品関係)及び僕のブログの記事に反応していただいた方へのCD&レコード。続いてこれもアウトドアが盛んなNZならではのトレッキング用靴下をGの旦那へ。

でも一番最後のオチに用意していたものを渡す相手が、残念ながら今回は来られませんでした。聞けば名誉の負傷とのこと。一応オチなのでHさんに開けてもらいました。タツノオトシゴの干物。おそらく僕がNZで目にした中では一番のいやげ物です(笑)。Gの旦那に託しましたので、煮詰めて食うなり、部屋のオブジェにするなり活用してください。でもこんなこと書いてもN(♂)さん僕のブログなんて読んでないよなあ。

いや思わず長い記事になってしまいました。皆さん、今回は本当に楽しかったです。多分僕が近年参加した飲み会の中で最高に楽しかったです。惜しむらくは、あれでも時間が短すぎたこと。僕はPPちゃんともnちゃんとN(♀)さんともろくに話せなかったです。Gの旦那はてっきり最後までお付き合いいただけるかと油断していたので、適当な話しかしなかったのが残念です。

もう僕が勝手に先走って次回の予定を立てています(苦笑)。次は10月です。今回楽しかったからまた来てやってもいいなと思われる方は是非ご一緒に。次回はスペシャルゲストとして、もう一名のKさんが遠路はるばる来られるかもしれません! ほら、僕はともかく彼女には会ってみたいでしょ?詳細は後日発表!乞うご期待!
posted by . at 08:12| Comment(11) | TrackBack(2) | 非音楽的 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月12日

そそるジャケ特集 第一回

一部の読者の方、お待たせしました。今日は小難しい話はなし。前から約束してた、何かが僕らを惹きつける「そそるジャケット」特集。この特集のためにCDラックをチェックしてたら予想以上にいろいろ出てきたので、今回はまず「第一回」ということで。好評ならそのうち続きを書こう。

今日はもうなるべく文章を減らすように努力するね。まずはしばらく前の記事で好評を博したこれから行こうか。

ふにゃふにゃ全員集合 クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー「CYHSY」

>内ジャケットにはこいつらがうようよしてます。
と僕は言いましたよ。これこれ。会社のスキャナー使ったんだけど(おいおい)、ちゃんと見えるかなあ。



続いては、某ブログのコメント欄でちょこっと触れたこれ。

人形でしょ ジュールス・ホランド&ヒズ・リズム・アンド・ブルース・オーケストラ「Lift The Lid」

まあこの表ジャケはね、別にそれほどでも。ミニチュアの部屋と楽器に人形を配して、顔のところに本人の顔写真を貼り付けてる、と。

で、リズム&ブルース・オーケストラなんて名義で演ってるんで、当然バンドは大所帯。裏ジャケがこれ。

勢ぞろい

なんか皆でニコニコしてるのが逆に不気味ですが。で、中ジャケがこれ。

椅子ゴケ

何があったか知りませんが、ジュールス本人以外全員ずっこけてます。僕これ全員椅子ごとひっくり返ってたと誤解してたんだけど、今回よく見ると椅子には座ってないね。まあでも、このひっくり返り方は見事。これを参考に、来週の東京オフ会で初対面のメンバーが予想の風貌と大きく違った場合に椅子ごとひっくり返る練習をしておきましょう(笑)



お次はfalsoさんのところで取り上げられていたマッチング・モウル。そのコメント欄にてカブ子さん曰く「もぐらが可愛くて手に取る気になれなかった」。流石です。でも僕はこれ可愛くて好きなのでここで取り上げるよ。falsoさん、すみません。「僕のブログでマッチング・モウルのこと書こうと思ってる」なんて偉そうに言ったくせに、載せるのはジャケットだけです(爆) そのうちちゃんと音楽のことも書きますから許してください(笑)

では三連発いきます。

そっくりモグラ マッチング・モウル「Matching Mole」

まっすぐモグラ マッチング・モウル「Smoke Signals」

↑ちなみにこれの内ジャケには、この二匹があらゆる方向を向いたバージョンがあるよ。もし好きな人がいればまた会社でスキャンしてくるから(笑)

マーチモグラ マッチング・モウル「March」



お次は日本人画家ジャケ2種。

キミがスキ・ライフ マシュー・スイート「キミがスキ・ライフ」

奈良美智さん、この人の絵はすき。ちなみにこのアルバムの原題は上記のとおりの日本語。


… ジム・オルーク「Insignificance」

友澤ミミヨさん。この絵も結構きついけど、この一つ前のアルバムジャケットはもっと強烈。でもこのブログでは僕の持ってるCD・レコードの写真しか載っけないことにしてるんで、もしそれも見たい人はどこかのサイトでググるか、僕がそれを買うように仕向けなさい(笑)



どんどん行こう。

心臓手術 クイックサンド「Manic Compression」

僕このバンドのこと知らなくって、昔バリでこの絵がついたTシャツを買ったのが最初。もちろん絵に惹かれて。で、実はこれがCDジャケットを転載したものと後に知り、そのCDも手に入れた、と。ジャケ買い一代記。



これはどうだ。

軟体君 オカヴィル・リヴァー「Down The River Of Golden Dreams」

前回書いた、友達に教えてもらって買った13枚のCDのうちの1枚。内容の良さもさることながら、僕はこのジャケットに惹かれてしまい、後に連鎖反応のようにこの画家の描いたジャケットのCDを、ろくに中身も知らないのに買い集めることになる。



鳥の内臓都市 マイ・モーニング・ジャケット「Z」

これはまた別のイラストレーターによる1枚。ジャケ買い成功例のひとつ。



人食いパンダ オノラリー・タイトル「Anything Else But The Truth」

一見パンダがお腹から血を流してるのかと思いきや、よく見ると人食ってます。ちなみに裏ジャケは大蛇が人食い中。



ちょっと可愛い系をまた3つほど。

ピンパン クリンペライ「Pimpant!」

トリステ クリンペライ「Triste」

シリュー クリンペライ「Serieux」

フランスのトイ・ポップ・ユニット、クリンペライ。2002年にこの3枚が日本発売されて話題になってたので買ってみた(こういう時にどれか1枚だけ買うってことができないんですよ、僕…)。ジャケット通りの可愛い音。



次は僕の大好きなアーティスト。

双子 ジェブ・ロイ・ニコルズ「Now Then」

この人のことはそのうちきちんと記事を書くつもり。日本ではまったく無名だけど、本当にいいアルバムを作り続けている人。これは彼の今のところの最新作。ちなみにジャケットの版画もジェブ・ロイ自身の作。



僕のお気に入りリンクに入れてある「何世紀分もの八月」さんのところで教えてもらったやつを二つほど。

脱力系ギタリスト モハヴェ3「Excuses For Travellers」

このジャケは前から見たことがあって気になってたんだけど、ブログを読んでちょっと音を聴いてみてから買った。今日初めて聴いた。すごくよかった。Peelsさん、ありがとうございました。


電球 ハーフセット「Dramanalog」

これは全然知らなかったグループ。Peelsさんのブログでジャケが気になって買ってみたら、これも大正解。今日はなんだか内輪受けの個人名ばかり書いてるけど、これきっとひそそかさん好きになると思う(アフリカ系じゃないよ)。



じゃあ個人名ついでにあと二つ。

neko neko neko ウイ・アー・サイエンティスツ「With Love And Squalor」

僕的にはそれほどそそるジャケじゃないけど(いや可愛いのは認めますよ)、きっとnekoさんがこれ好きかな、と思って。


黄グリン グリン「All Out」

いえ、あの、グループ名が…グリン。それだけです。すみません。



さてと、まだあるんだけど今日のところはこれぐらいにしといてやるか。また気が向いたらやるね。では、バイバーイ。

マダム・タンバリンとバイバイ君 ニュートラル・ミルク・ホテル「In The Aeroplane Over The Sea」
posted by . at 23:16| Comment(17) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

yascd 001 A Young Person's Guide To Glenn Tilbrook

新カテゴリー「yascd」登場。

子供の頃に、好きな女の子にあげるために自分の好きな曲を集めたオリジナルカセット(恥)を作った覚えは誰にでもあるよね(僕と性別や年齢が異なる読者の方は「好きな女の子」を「好きな男の子」に、「オリジナルカセット」を「オリジナルCD」に適宜置き換えてお読みください)。

…え、ないですか?じゃあもしあなたが昔可愛い女の子だったとしたら、そういうものを貰ったことはきっとあるはず。まあとにかく、僕はそういう子供だった。そして、今も僕はそういう大人だ。

しばらく前の、確かペット・ショップ・ボーイズのことを書いた記事に、コピーコントロールCD(CCCD)のことを書いた。そのときは端折ってちゃんと書かなかったんだけど、要はCDをコピーしたりネット上に流したりする人がいるから、CD盤上に特殊な信号を入れてコピーできなくした仕様のCD(厳密に言うとCDとは呼べない)のことをそう呼ぶ。で、それに対する僕の意見を一言にまとめると、「人のこと盗人呼ばわりしやがって、誰がそんなもん買うかよ!」ということ。

例えば僕は最近友達に作ってもらった何枚かのミックスCDを聴いて、その中で気に入ったアーティストのCDを13枚買った。その13枚は、その友人が(違法に!)CDをコピーして僕にくれなければ、僕には買われていなかったはず。そういう需要も(少数派かもしれないけど)ちゃんとあるっていうのを忘れてほしくないよ。そういう少数派はCCCDなんて絶対買わないから。違法ダウンロードもしないし海賊盤も買わない。高かろうが面倒だろうが、アメリカからでもUKからでも普通のCDを取り寄せて買う。

だいたい僕みたいに好きな音楽のことを通じてじゃないとろくに他人とコミュニケートもできないヲタク人に、他に可愛い女の子に話しかけるきっかけをどうやって見つけろというんだ? あ、いや、別に女の子に話しかけるだけが目的じゃないんですけどね。

他の目的…えーと、あ、そうそう、よく友達(大抵そのミュージシャンのことをあまり知らない奴)とコンサートに行く前に、とりあえずこれで予習しときな、って作ってあげることもよくあったよ。

そうやって友達に作ったカセットやらCDが、もう通算いくつぐらいになるんだろう。記録なんてとってないからわからないけど、3桁は行ってないかな、っていうぐらいの数だと思う。いまだに作り続けてるからね。

うー、こうして昔作ったカセットをあげた相手のこととか思い出してたら、また「青春の光と影 影編」の新たなイタい記憶が次から次へと蘇ってきて自己嫌悪に… でも今回はそれを書くのが目的じゃないから、気を取り直して本題に戻る。

前回の記事のグレン・ティルブルックのコンサートに、もし誰か彼のことを知らない友達を連れて行くとしたら、僕ならどんな予習用CDを作るかな、なんて考え始めたのがきっかけでこの記事を思いついた。架空のミックスCDの架空の解説書。それが新カテゴリー「yascd」。


まず問題はこれがスクイーズのミックスじゃなくて、グレンのだということ。とは言え、スクイーズ解散後のグレンの2枚のソロアルバムから半分ずつ選曲したってしょうがないし、多分コンサートではスクイーズ時代の曲がメインになるだろうから、その辺うまく調整するのがキモ。

次の問題は曲順。ほんとは時代順に並べるのって芸がなくて嫌なんだけど、今回は28年に亘る彼の曲作りの変化(変化のなさも含めて)を味わってもらおうと、あえて時代順にしてみる。

前回書いたとおり、スクイーズってのは本当にベストアルバムが多いグループで、12枚のオリジナルアルバム(プラスライヴ盤)に対して10種類ものベスト盤が存在する。うち2種は同内容なので、その9枚のうち実に6枚までの1曲目がデビュー曲「Take Me, I'm Yours」。なのでひねくれた僕は時代順の選曲なのにあえてその曲は外す。サザンのベストアルバムから「勝手にシンドバッド」を落とすようなもんですね。

CFC.jpg

@「Up The Junction」(3:09)
79年のセカンドアルバム『Cool For Cats』より。ほろ苦い歌詞を完璧なライム(韻)に乗せて。スクイーズって、グレンの書くスイートなメロディーが魅力なのはもちろんなんだけど、相棒のクリス・ディフォードの歌詞がまたすごくいい。それが(こないだ書いたビューティフル・サウスなんかと同じく)本国では受けるけど日本では人気がない理由でもあるんだけどね。

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A「Pulling Mussels (From The Shell)」(3:59)
B「Another Nail In My Heart」(2:58)
C「Vicky Verky」(3:12)
以上、80年発表の3枚目『Argybargy』より。前回のコメント欄でfalsoさんが書かれていたように、おそらくこれが彼らの最高傑作。Bなんて、キャッチーなリフとメロディー、簡潔で小気味よいギターソロなど、僕の考える3分間ポップスのお手本みたいな曲。あまりシングル曲ばかりを入れると市販のベストアルバムと似たり寄ったりの内容になるので、それ以外の僕の好みの曲もいくつか入れようと思ったのがC。ジュールス・ホランドの弾く(いかにもあの時代の)チープなキーボードソロが絶妙。

ESS.jpg

D「In Quintessence」(2:57)
E「Is That Love?」(2:32)
F「Labelled With Love」(4:33)
以上、81年発表の4枚目『East Side Story』より。一般的には3枚目よりむしろこちらの評価が高いかも。それというのもこのアルバムには大ヒット曲「Tempted」が入っているから。でもそれもまたこのミックスCDには落選。大体オリジナルはグレンじゃなくてポール・キャラックが唄ってるし、グレンが唄ってる別バージョンはオリジナルを聴いてからじゃないとそのよさがわからないし、まあとにかくそういうよくわからない理由で、市販のベスト盤9枚のうち8枚に収録されているその曲は落とした。聴きたければベスト盤を買え、と。

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G「Love's Crashing Waves」(3:08)
H「Picking Up The Pieces」(3:18)
5枚目の『Sweets From A Stranger』にも「Black Coffee In Bed」という名曲が入ってるんだけど、6分もかかるのでそれもカット。これは82年に一旦スクイーズが解散した後、84年に出たグレンとクリスのデュオ・アルバム。僕が最初に彼らのことを知ったのはこれから。名義こそディフォード&ティルブルックだけど、後にメンバーの入れ替わりが頻繁になることを考えても、これはスクイーズのアルバムとしてとらえるのが正当。

CFTF.jpg

I「No Place Like Home」(4:26)
85年に再結成後初のアルバム『Cosi Fan Tutti Frutti』から。このアルバムをプロデュースしているローリー・レイサムの音作りってやたら装飾音が多くてあまり好きじゃなかったんだけど、今聴くとやっぱりいかにも80年台風の音。ちょっとゴテゴテしすぎ。せっかくの美メロが埋もれがち。ベース好きとしてはベースの音がブイブイと前に出てるのは気持ちいいんだけどね。

BAO.jpg

J「Hourglass」(3:20)
K「Tough Love」(3:07)
87年の『Babylon And On』より。この頃はプロモ・ヴィデオとかも沢山作って一番派手だった頃かな。Jのヴィデオは面白い。曲自体も早口サビが面白いけど。

Frank.jpg

L「She Doesn't Have To Shave」(3:27)
M「Melody Motel」(3:51)
89年の『Frank』から2曲。ちなみにこのジャケットの亀について、わざわざ「このペイントは自然に優しいすぐ落ちる塗料なので、動物迫害はしておりません」みたいなことが書いてあって、冗談なのか本気でポリティカリー・コレクトに徹してるのか判断に迷う。LMどちらもシングルカット曲ではないけど、僕の好きな曲。このアルバムもなかなかあなどれない。

Play.jpg

N「The Truth」(4:12)
リプライズ・レーベル移籍後初のアルバム『Play』(91年)から。これがまた実に地味なアルバム。この曲は大好きなんだけど。

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O「Some Fantastic Place」(4:31)
大好きといえばこの曲。彼らの曲の中で僕が一番好きかも。93年の同名アルバムから。亡くなった彼らの共通の友人が今も変わらぬ姿で住んでいると唄われる「どこか素敵な場所」とはもちろん天国のこと。前回の記事で書いたグレンのDVDの中に、ツアー中に訃報を聞いたジョージ・ハリソンにこの曲を捧げている場面があった。

Ridiculous.jpg

P「Electric Trains」(4:05)
Q「Grouch Of The Day」(3:27)
95年のアルバム『Ridiculous』から、Pはシングル曲、Qはアルバム内で僕が一番好きな曲。Qの歌詞、「僕は機嫌が悪いんだ」ということを表現するのに、「僕は『本日の不機嫌』」(レストランのメニューの「Fish Of The Day」とかそういう感じ?)とひねった言い方をしてるのがいい。

Incomplete.jpg

R「This Is Where You Ain't」(4:07)
98年に『Domino』というちょっと面白いジャケットのアルバムが出てるんだけど、それは飛ばしてしまおう。これは00年に出たグレンの初ソロアルバム『The Incomplete』からのシングル曲。『Domino』が僕にとっては今いちのアルバムだったんで、このグレン節が戻ってきたのを聴いてとても嬉しくなり、同時にいつも変な声でユニゾンで歌っていたクリスの声が入っていないことにとても悲しくなったのを覚えている。

TPP.jpg

S「Untouchable」(4:12)
21「Neptune」(3:59)
22「One For The Road」(2:40)
現在のところの最新アルバム、04年の『Transatrantic Ping Pong』(大西洋をはさんだピンポン?)から。最初のソロよりもいい曲が増えてるのはいい兆し。やはり最初のソロ後のキャンピングカーツアーが功を奏したのか。22は珍しくインスト曲。なんだかGSかベンチャーズみたいなギター?


以上。ああまたとんでもなく長くなってしまった。実際にCDがあるわけでもないのに、誰がこんなもの読むんだろう。まあいいや、falsoさんはじめスクイーズの曲をよくご存知の方は、「なんであの曲を入れない?」とか「これは違うだろう」とか突っ込んでいただければ幸いです。
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2006年08月08日

グレン・ティルブルック来日! 僕も来日!

昨日からこの興奮をどう書こうかずっと悩んでるんだけど…

誰か僕に好きなアーティストを挙げてみろって訊いたら、1984年以降の僕なら必ず5番目以内に名前を挙げるグループがいる。いや、いた。それがスクイーズ(Squeeze)。

僕が説明し出すとまた止まらなくなるんで、詳細知りたい人は適当にどこかのサイトで調べてください。いや別に投げやりなんじゃなくって、本当に好きな人のことはそんな簡潔にまとめて説明できないから。僕がCDやLPを持ってる何百っていうアーティストの中で上から5番目っていうだけでわかってもらえるかなあ。やっぱり投げやり?

今はもう解散してしまったそのグループの中心人物(リードヴォーカル、リードギター、作曲担当)、グレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)が昨年に続いて今年もソロで日本公演を行う予定っていうのは知ってた。でもいつものことで、いくら僕の行きたいコンサートが日本であっても、そのためだけに日本まで飛ぶわけにはいかないから、今回も涙を飲んで見送ってた。

昨日会議のためにシンガポールに行って、次の東京での会議予定のことを小耳にはさんだ。まだ100%確定ではないけど、10月12日から週末をはさんで10日間程度、とのこと。ということは11日の夕方に東京に着いて…

「えっ?」一瞬、わが耳を疑ったよ。だって、グレン・ティルブルックのコンサートって、10月11日から15日まで。こんな偶然って…

今必死で自分を抑えてるのは、なんとか5日間全部のチケットを買ってしまわないこと。だって話によるとこの人ソロだとセットリストも作らず、毎晩全然違ったセットを演るって話だよ。僕の行かない日にあの曲とかあの曲とか演ったらどうするの。とはいえ、一晩5500円のチケットでしょ。うーん、どうしよう…


One For The Road

しばらく前に買って観てなかったDVD、「Glenn Tilbrook: One For The Road」をこれをきっかけに観た。内容をかいつまんで言うと、スクイーズ時代はマディソン・スクエア・ガーデンをソールドアウトにし、豪華リムジンで五つ星ホテルを渡り歩いていた彼が、今はソロで、キャンピングカーで全米横断ツアーをするっていう話。

まあそれだけじゃ単に落ちぶれたかつてのスターの後日談みたいだけど、負け惜しみじゃなくてこれが本当に彼が心から楽しんでやってるっていうのが見えてくる。数十人単位の客を前にアコースティックギターで唄い、そのまま唄いながら客と一緒に路上に出て行って、挙句の果ては見知らぬ車にドア開けさせてそこに唄いながら乱入したり、客の一人の家に押しかけてそこで小コンサートを続けたり(爆)

そこで唄われるのがあのスクイーズの珠玉の名曲の数々のアコースティック・ヴァージョンなもんだから、もうたまらない。またこの人って、ギタリストとしてはあまり注目されないけど、ギターもすごく巧い。このDVDで初めて見たけど、ジミ・ヘンドリクスの「Voodoo Child」なんてのをアコギでコピーしてたりする(びっくり!)。


いつも僕のブログを読んでもらって、いくら僕が薦めても実際に音が聴けないんでよくわからないよ、って思っておられる方、もしお時間があれば一緒に行ってみませんか?まだ観てないけど、内容は僕が100%保障するから。

(ここの文言は自然消滅しました)。

コンサートの詳細はこちら。ちょっと冷静になるとやっぱり全日程は無理なんで、多分僕はまだ比較的空いてそうな11日か12日に一回、それから最終日にもう一回行こうと考えてるところ。あ、別に誰のことも無理強いしてるわけじゃないから、興味のない人はいつも通り普通のコメントしてね。一人でライヴ行くのには慣れてるから。

以上。でもこれだけじゃ普通のコメントしにくいか。じゃあね、数あるスクイーズのベストアルバムの中で僕が一番選曲がいいと思ってるこのアルバムのジャケット、どう? いつものように「そそる」ジャケじゃないけど、ベストアルバムなのに意味なくアイロンの裏、ってのが気に入ってるんだけど。これじゃ駄目?(って誰に訊いてる)

裏
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ユッスー・ンドゥール日本公演!! (に行きたかった)

夢のコラボ第二弾!

ひそそかさんがユッスー・ンドゥールのコンサートに行ってきたので、そのことを書く。とはいっても、他人が行ったコンサートのことを書けるほどの超能力はまだ身につけていないので、ユッスーのことについて何か書こう。今はシンガポールからの帰りの機内。ちょっと大きな会議が終わって一安心。胃の痛いのも忘れてさっきからワイン三昧。あ、そういえば前に四つ目小僧の記事書いたのもシンガポールからの機内だったよな。ということはこの記事は、

夢のコラボ第三弾!

でした。また酔っ払って指が滑ってうかつなこと書かないようにしないと…

ひそそかさん曰く
>ひそそかとアフリカン・ミュージックとの出会いは歴史が浅く、
まだ16年かそこらです。

あのう、これって突っ込むところですか? 16年って、今から数えても、きみどりちゃんはもう高校生、梅子ちゃんならもう大学院も無事卒業して博士と呼ばれていてもおかしくない頃ですよ(事情のよくわからない方、楽屋落ちネタ失礼致しました)。

とはいえ、まさに16年前、1990年前後というのは日本でもワールド・ミュージックの大ブームが巻き起こった頃だったので、その時期にアフリカン・ミュージックを聴き始めた人は沢山いるんだと思う。僕が当時も今も愛読しているミュージック・マガジン誌でものすごい盛り上げ方をしていたのを憶えている。

でも僕はその時には乗らなかった。今思い出しても全然理由がわからないんだけど、雑誌で絶賛されていた「The Lion」も「Set」も「Eyes Open」も買わなかった(「The Lion」は後追いで買ったけど)。きっと、あまり他人に絶賛されてるものは逆に疑ってかかるという僕のひねくれた性質のせいだろうけど。

でも、その頃ユッスーのライヴは観た。確か1988年に「ヒューマン・ライツ・ナウ!」というアムネスティー関連のコンサートが東京ドームで開催されて、僕は共演のブルース・スプリングスティーンやピーター・ゲイブリエル目当てに出かけたんだった。

ほんの数曲だったけど、ユッスーのライヴは凄かった、っていうのは覚えてる。でもだいたいあんな馬鹿でかい会場でのショーケースみたいなライヴじゃ、どのアーティスト目当てのファンも不完全燃焼で、僕はその数年前に大阪城ホールで体験したスプリングスティーンのもの凄いライヴとの落差にちょっとがっかりしたものだった。確か「Born In The U.S.A.」のアコースティック・ヴァージョンを初めて聴いたのがあのライヴだったと思うけど、はっきりしたことは家に帰って資料あたってみないとちょっとうろ覚え。

ああ、スプリングスティーンの話を書くんじゃないよ。そう、ユッスー。そのコンサートでちょっと興味がわいて、ほぼ同時期に出た、ピーター・ゲイブリエルと共作した「Shaking The Tree」を聴いて、これはひねくれてる場合ではないなと。ちゃんと聴いてみようと思った。


The Guide (Wommat).jpg

で、少し遅れて初めて買った彼のアルバムが1994年の「The Guide (Wommat)」。一般的に彼の代表作とされる「Set」などをちゃんと通して聴いていない僕が言うのもなんだけど、このアルバムは今に至るまでの彼の最高傑作の一枚ではないかと思う。あ、ちなみにこれ以前のアルバムは殆ど持っていないけど、一応ベストアルバムで主要曲はチェックしてはいますよ。

躍動感があり、バラエティーに富んだリズム。トーキング・ドラムやコラの多彩な音。ドラマティックな曲の数々。それに何より、4オクターヴとも5オクターヴとも言われるユッスー自身の声。これはけっこう頻繁に引っ張り出してきて聴くアルバムだけど、一つのアルバムの中に何度もクライマックスが訪れ、その度に背中がぞくっとする。

一般的にはネネ・チェリーとデュエットした「7 Seconds」のヒットで知られるアルバムだけれども、僕としてはあの曲が入っていなくてもよかったんじゃないかとさえ思う。中古屋でこのアルバムを見かける度に、あのヒット曲のせいでこんなに素晴らしいアルバムが一発屋扱いされてしまっているのかな、と悲しい気持ちになってしまうから。


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次に出た「Joko」は僕には今いちピンとこなかった。日本盤ボーナス・トラックの「Ob-la-di, Ob-la-da」はご愛嬌としても、もうちょっと撮りようがあったんじゃないの、って感じのジャケットとかも含めて。もしかしたら前作があまりにも良すぎたせいで僕の期待度が大きすぎたのかもしれないな。偏見かもね。帰ったら聴き直してみよう。


Nothing's In Vain (Coono du reer).jpg

一転、2002年の「Nothing’s In Vain (Coono du reer)」は傑作。ジャケットの廃墟みたいなところでサッカーをする子供達の写真も美しいけど、内容も以前の激しい躍動感をより静かに昇華させたような充実した出来。ひそそかさんが先日のライヴで感動したという「Africa, Dream Again」はこのアルバムの最終曲。ほら、ひそそかさん、これ欲しくなったでしょ?

あ、ところでさっきから「次の」アルバムなんて書き方してるけど、彼の場合はセネガル国内で流通しているアルバムとインターナショナル用のアルバムがあるから、この場合はインターナショナル盤だけを数えてるからね(ひそそかさんの写真でいうと「Djamil」ってのがセネガル盤だと思うんだけど)。さすがに僕もセネガル盤までは押さえてないんで、より詳しいことが知りたい方は、ひそそかさんの元上司経営のバーまでお願いします。


Egypt.jpg

現在のところの最新作は2004年に出た「Egypt」。これは異色作。タイトルからわかるように、アラブ歌謡(っぽい)曲が沢山入ってる。僕はサウジアラビアに住んでたせいでアラブ歌謡は日常的に耳にしたし、あちらの楽器の独特な音も聴いてある程度わかるんだけど、これはまさにあの雰囲気。歌っている言葉も、彼の普段のウォロフ語に加えてアラビア語も入っているみたい(単語単位でしか聴き取れないけど、もしかしたら共通の単語があるのかも)。

こんなに充実したアルバムを定期的に安定して出し続けている彼なのに、多分世間的には10年以上前に一部で一世風靡した過去の人、的な扱いなんじゃないかと思う。日本の状況はよくわからないけれど、少なくともあれだけ持ち上げてたミュージック・マガジンを読んでる限りでは、当時の熱さは感じられない。

「ワールド・ミュージック」カテゴリーってのがネックなんだと思う。例えば「The Guide」なんて、僕に言わせればボブ・マーリーの全盛期のどのアルバムと比べてみてもひけをとらないと思うのに。でも何故彼のアルバムがボブ・マーリーの何十分の一、いや何百分の一しか売れないか。きっと一番の理由は彼が英語で歌っていないからだろう。

所謂ワールド・ミュージックの中で何故レゲエだけがこれだけ世界的に聴かれているか。「ブエナ・ビスタ」以降なぜキューバン・ミュージックがあれだけの市民権を得たか。それは全部アメリカ人が決めたこと。残念ながら、ポピュラー音楽に関しては、アメリカで受けるかどうかが世界的な成功の鍵だから。そして、アメリカで受けるには、アメリカ人が理解できる言葉(英語ないしスペイン語)で歌わないと話にならない。

その点、日本人ってのは実に素晴らしい聴衆だと思う。元々日本人で洋楽(ワールド・ミュージックも含めた、邦楽以外のあらゆる音楽)を聴く人って、殆どの人が全部歌詞を理解しながら聴いてるわけじゃないから、英語であろうとウォロフ語であろうとそう大差はない(いやさすがに英語の方がわかりますけどね)。何を歌ってるのか本当に知りたければ歌詞カードを一所懸命読むし、ユッスーの演ってるような音楽なら、大抵の場合は歌詞の内容など二の次で、体で感じて楽しむだけ。英語で歌えば聴いてやるよ、なんて態度のアメリカ人とは違うからね。

だからこそ、ユッスーみたいな稀代のアーティストを本当に評価し、自由に創作活動を続けさせるのは日本人の義務じゃないかとまで思う。本当にいい芸術には、日本人はちゃんとお金を払うからね。そういった意味で、僕は全然知らなかったんだけど、今回別にニューアルバムのプロモーションでもない(はず)なのに日本公演があったって聞いたときはすごく嬉しかった。惜しむらくは、ユッスーとプロモーターが僕が今日本にいないことを知らずに日程を決めてしまったことぐらいか。

そろそろ次のインターナショナル盤が出るんだろうか。せっかくノンサッチなんていう、多分今世界で一番良心的なレコード会社に属してるんだから、ちゃんとプロモーションしてほしい。ひそそかさんのコメントに、彼のダンスは15年前よりも衰えてたってのがあったけど、それは仕方のないことだと思うし、それが故にもうこれ以上彼をこんな中途半端な位置付けに置いておくような時間はないと思う。いやだよ、もう、フェラ・クティみたいに死んでから「あの人はすごかった」なんて持ち上げられるのは。今こんなに素晴らしい活動してるんだから、耳にふし穴の空いてるアメリカ人は放っておいて、日本人が盛り上げようよ。

一枚おきに分かれていたさっきの僕の好き・嫌い評価でいくと、次にでるインターナショナル盤はまた傑作のはずだから、ワーナーさんちゃんと日本盤出してくださいね。僕普段は日本盤の新譜は高くて買わないんだけど、ここまで煽ったからにはちゃんと買うから。それで、これ読んでる人は一枚ずつ買いましょう。内容は僕とひそそかさんと元上司のバーのマスターが保証するよ。

ひそそかさん、そのアルバムのプロモーションツアーがあったら、今度は一緒にコンサート行こうね。トーキングドラム持ってきてね。
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2006年08月05日

豪華毒入り饅頭  The Beautiful South 「Superbi」

久々に新譜の紹介。今回は英国のバンド、ビューティフル・サウス、2年ぶりのニューアルバム。

スパービ ビューティフル・サウス 「Superbi」

英国では国民的グループとして不動の地位を築いているようだが、日本では相変わらず無名。ソニーBMG所属にもかかわらず、多分今のところ日本盤発売予定なしの模様。

それというのも、この美メロとゴージャスな音からは想像もつかない独特の歌詞のせい。基本的にはラブソングが多いんだけど、かなり毒のある(皮肉な、時には結構エロい)歌詞ばかりなので、聴いてダイレクトに意味のわからない国ではあまり人気がないみたい。ちなみにアメリカでも人気がないのは、彼らの言い回しが英国特有のものだからだろう。

この彼らのプロモビデオを集めたDVDのジャケットを見れば、どんな感じにひねくれた歌詞なのか、ちょっとはわかってもらえるかな。ちょっと一筋縄ではいかない、でもユーモアたっぷり、って感じ?

枕

細かい経緯は省くけど、1989年のデビュー作以来、今回ので10枚目のアルバム。メインボーカルが男x2、女x1の計3人もいるのが特徴。で、男x2のボーカルとギター、ベース、ドラムの計5人はファーストから不動。サポートメンバーのキーボーディストまでがこの15年ほど固定しているにもかかわらず、女性ボーカルは今で3代目。理由は簡単、リーダーのポール・ヒートンの書くとんでもない歌詞を歌わされるのが嫌になるから(笑)

例えば96年のアルバム「Blue Is The Colour」の冒頭、「Don't Marry Her」は、女性が歌うパートが「Don't marry her, fuck me」だから。さすがにこの曲はシングル発売にあたって「Don't marry her, have me」と歌い直しさせられたようだけど。

青色

曲のタイトルだけ見ても、ファーストアルバム(ファーストにしてこのえぐいジャケット!)で一番明るい曲のタイトルが「Woman In The Wall」だったり、最後の曲は「I Love You (But You're Boring)」だったり、

ウエルカム

セカンド「Choke」(このジャケットには反応する人が約一名いるのでは)にはそれに呼応する「I Hate You (But You're Interesting)」ってのがが入ってたり、

チョーク

3枚目のアルバム「0898」の最初の曲は酒飲みすぎて死んじゃう人の歌だし。このジャケットには反応する人がもっとたくさんいるはず。ちなみに僕はこのTシャツを持っています(自慢)。

顔亀

ジャケット関係でいうと、4枚目の「Miaow」って猫の鳴き声のアルバムの、今出ている盤のジャケットはこうなんだけど、

新ネコ

僕の持ってる、最初にでた盤のはこう。

旧ネコ

犬がたくさん集まって、猫が鳴く声を聴いてるって図なんだけど、どうもこの構図に某巨大レコードチェーンが文句をつけたらしく、ジャケット差し替え。今回この記事を書くにあたってこの旧デザインを探してみたんだけど、どこにもない。さすが某HMV(あっ)の圧力。しょうがないので自分の持ってるジャケの写真を載せておいた。


てなわけで、流して聴いてもすごく気持ちいい音なんだけど、歌詞とにらめっこして(聴いただけで全部歌詞を聴き取れる人は別として)聴いてみると、さらに面白さ倍増。今回のアルバムにもいろいろあるよ。

「Never Lost A Chicken To A Fox」って曲では、自分の女を寝取られた男が「俺はこれまで負け犬人生ばかり送ってきたけど、今まで自分の女(Chicken)をずる賢い野郎(Fox)に取られたことなんてなかった」と唄う。

「The Cat Loves The Mouse」(なんか動物の名前の曲ばっかりみたい)の最後のヴァース、うーん、これは僕の下手な訳じゃ面白みにかけるから、長いけどそのまま英語で載せよう。

I've been your bird, I've been your bitch
I've been whatever B you ever wished
I've been your cat, I've been your chick
I've been whichever C you ever thought to pick
I've been your bat, I've been your cow
I've been whichever B and C that you'd allow
I've been your dog, your dragon and your duck
I've been whatever D you thought was cool to fuck

もちろんこれは女性のパート。また出たよ四文字言葉が(笑) ほどほどにしとかないとまた辞めるよ(笑)。

まっとうな綺麗なラブソングもある。「Bed Of Nails」では、「もしあなたが運に見放されてしまったとしても、私はこの薔薇を敷き詰めたベッドから降りて、あなたと釘のベッド(針のムシロ?)を共にするわ」とけなげ。

そして、CDブックレットの最後に載っている謝辞の最後にはこんな言葉が、

No thanks to God he did fuck-all.

うっわー、こんなメジャーな会社から出てるCDにこんなこと書いてもいいの!? さっき省略したけど、彼らの前身グループは僕が大好きだったインディー・ロック・バンド。あれから20年近く経ったけど、まだまだこういうアティテュードは不変。最高!
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2006年08月04日

重箱の隅巡りの旅

今日はちょっと小ネタを一つ。

僕のブログに何故か何度も登場しているピンク・フロイドの編集盤「A Nice Pair」。そのタイトルからも察せられるように、これは73年の大ヒットアルバム「The Dark Side Of The Moon」の人気にあやかって、レコード会社が最初の2枚のアルバムをカップリングして74年に出したLP。

そんな安易な編集盤のわりには、ヒプノシスがデザインした結構豪華なジャケットに入っていて、そういった意味では彼らの他のアルバムと比べても価値が落ちるものじゃない、と僕は思ってるけどね。でも内容はオリジナルアルバムをくっつけただけなんで、これはCDにはなってない。ちょっとしたコレクターアイテム。別に探すのは難しくないけど。

前に書いたけど、僕が最初に買った彼らのLPがこれだった(ちなみに最初に聴いたのは同時体験の「The Wall」。レンタルでコピーした)。このファーストアルバム(とセカンドの一部)には、しばらく前に追悼記事を書いた最初のリーダー、シド・バレットが参加しており(参加、というか彼のバンドだったんだけどね)、このアルバムだけは後のピンク・フロイドのアルバムとは全く異なった性格を持ってる。簡単にいうと、プログレじゃない。

このファーストにはまってしまい、その後本来のファースト「The Piper At The Gates Of Dawn」のCDを買い、今年になって同アルバムの30周年記念豪華箱入りモノラルCDなんてのも買ったのは前述の記事のとおり。

ところで先日、別のLPを探していたときにふとこのアルバムをイーベイで見つけ、つい落札してしまった。なんでまた同じものを、と思うかも知れないけど、これ見て。

間違い探し

同じアルバムが2枚。でもよく見るとちょっと違うよ。左が前から持ってたやつ。右が今回買ったやつ。

左側の右上の写真。

僧侶


右側の右上の写真。

歯医者


左側の左下の写真。

白変態


右側の左下の写真。

黒変態


実は新しく買った右側のは、初回オリジナル盤。なんでもこの右上の写真の歯医者さんがこの写真を使うことを拒否したらしくって(そんなの発売してから言うなよ)、途中で左側の僧侶の写真に差し替えられたらしい。

左下の写真の、どこかのコメント欄での青グリンさんみたいなコートを着た人の写真が何故差し替えられたのかは不明。

しかも今回買ったのはアメリカ盤(最初のは日本盤)。冒頭の「Astronomy Domine」が、オリジナルヴァージョンでなく「Ummagumma」からの8分に及ぶライヴヴァージョンになっているのだ。

・・・なっているのだ、って言われても、今これを読んでいる方のほとんどは「それがどうした」と心の中で突っ込むしかなかったよね。

認めたくはないけど、マニアってこんなもんなんですよ。もう買うものがなくなったら重箱の隅つつき放題。初回限定盤、発売後回収になったレア盤、どこかマイナーな国だけで出たジャケットだけが違う盤、などなど。同じブツが既に家にあっても、そういう貴重盤を見つけてしまったが最後、買わずにはいられない。結局これで僕の家にあるピンク・フロイドのファーストアルバムが4枚になってしまった。



まあ今回はそれだけの話。大した話じゃなくてすみませんね。じゃ、せめていつものように面白ジャケットを期待している方のために、この裏ジャケット左上の写真を乗せておくね。

こんにちは
posted by . at 23:55| Comment(12) | TrackBack(0) | アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月02日

青春の光と影 〜影編〜

僕が愛読しているとあるブログで昨日音楽の話題について触れられており、ひょんなことからコメント欄で「夢のコラボ」を持ちかけられました。本来あちらは恋愛系(?)ブログ。そこが音楽の話題を振ってこられたということは、もしや僕の音楽ブログで恋愛の話をしろということなのでしょうか(違うって?)。

他の音楽ブログを辿ってこちらに来られた方、そういった経緯で今日のお題はヘビメタと恋愛です(笑)。貴重なお時間を無駄にしないためにも、今回は素通りして頂いた方がよろしいかと思われます。週末にでもまたプログレの話を上げますので、乞うご期待ください。



…さて、これで今読まれているのは窓まわりの人たちだけですね。ではいきます。

僕が洋楽を聴き始めたのは70年代の終わりから80年台の頭にかけて。それまでのプログレッシブやグラムロックのバンドが急速に影を潜めだし、英米ではパンクムーブメントが起こり、UK発のNWOBHM(ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビー・メタル)のバンドが次々に世に出始め、やがてパンクはニュー・ウエーブやハードコア・パンクなどに枝分かれしていくという、ロック界の先カンブリア期のような時代でした。

そんな多感な時期に今までまったく聴いたことのない類の音楽が次々に目の前に現れてくるのです(それまではごく真っ当に日本の歌謡曲やニューミュージックを聴いておりました)。新し物好きの僕がこれにはまらずにおれるでしょうか。本当にいいタイミングに生まれたものです。

当時、ロックの種類が細分化されていたのと同様、ロックファンも細分化されておりました。プログレはヘビメタをけなし、ヘビメタはパンクを馬鹿にし、パンクはプログレを嘲っていました。それぞれに言い分があり、その頃「ミュージックライフ」や「音楽専科」などをむさぼるように読んでいた僕は、それぞれの言い分に最初は納得していたものです。

が、すぐに僕は自分の趣味がおかしいことに気付きます。プログレもヘビメタもパンクも皆かっこいいんですよ。例えば、僕のマル秘メモによると、僕は1981年の2月にUFOの「Strangers In The Night」を買い、翌月にはピンク・フロイドの「A Nice Pair」とポップ・グループの「For How Much Longer Do We Torelate Mass Murder?」を買っています。そんなこと言われても今読まれている方には何のことやらさっぱりでしょうが、UFOはかえでさんが書かれていたマイケル・シェンカーが自分のバンドを結成する前に在籍していたハードロックバンド、ピンク・フロイドは僕のブログでおなじみのプログレバンド、最後のは(この自虐的な名前とは正反対の)アヴァンギャルド・パンクバンドです。

UFO PinkFloyd_ANicePair 赤ん坊キッス

かえでさんのお友達がそうであったように、僕も自然の成り行きで自分で楽器を演奏したくなりました。最初に自分でエレキギターを買ったときのことは忘れられません。当時思いを寄せていた先輩のTさんに、学校の中庭越しに大声で「ギター買うたー!」って叫んで赤面されたことを思い出すと、今でもこっちが赤面します。

でも、僕にはひとつの大きな問題がありました。それは音楽の嗜好です。洋楽を聴く友達も周りに何人かいたのですが(かえでさんの高校のように学年で10もバンドができるほどの人数などとてもいませんでした。時代の違いでしょうか)、揃いも揃って嗜好がはっきりしているのです。こいつはヘビメタ。あいつは60年代ポップス。パンクも演りたいがプログレも好き、なんて奴はどのグループにも入れないのです。

他にも問題はありました(ひとつじゃないのかよ)。ギターを買ったはいいのですが、実は僕の好きな楽器はベースだったのです。「なら最初からベースを買えよ」これがチャットなら即座にそう突っ込まれているところですね。ところがそうはいかないのですよ。先にも述べたとおり、僕はいろんなものを同時に好きになってしまうのです。

しかし最大の問題はそれらではありませんでした(まだあるのか)。僕は楽器が下手なのです(爆)。下手な上にどうしても弾きたい(全然別の種類の)音楽が次から次へと出てくるため、練習がまったく追いつきませんでした。

こうして僕のバンドへの夢は絶たれてしまいました。そのとき買ったギターは今でもすぐ取り出せるところに置いてあり、明日にでも練習しようともう何十年も思い続けています。理想の体重、みたいなものですね。

神

かえでさんの中学の先輩と同様、当時の僕のギターヒーローはマイケル・シェンカーでした。彼は最近も地道に活動を続けていますが、悲しいかな当時の輝きは既にありません。6年前に出張で帰国した際に横浜でライヴを見ましたが、どう聴いても一番いいのが最初の2枚のアルバムからの曲、ないしはUFO時代の曲ばかりでしたから。最近マイケル・シェンカー・グループ結成25周年記念アルバムというのを出しましたが、相変わらずジャケットがお姉ちゃんなのも、彼の悲しいビジュアル・センスを物語っています(誤解しないでくださいよ。けなしてはいますが、僕はこのアルバム買いますから)。

下痢

ゲイリー・ムーアも大好きなギタリスト&シンガーでした。彼の場合はキャリアの途中でころっとブルースに転向し、あたかも過去の自分などなかったかのように振舞って成功を収めています。ロック界の片岡鶴太郎とでも呼んでおきましょう。

治療不可

(僕の場合はレインボーから入った)ディープ・パープル一派にもお世話になりました。皆さんご存知かもしれませんが、ディープ・パープルは未だに存続していて、旧メンバーが入れ替わり立ち代り出たり入ったり、演奏するのは相も変らぬ「Smoke On The Water」他という、まさに伝統芸能の世界です。元リーダーであったジョン・ロードが数年前に「年齢的に続けていられないから」と脱退を決めたときは、まさに笑点を見ているかのようでした。

逆にアメリカ勢はあまり僕に訴えかけてくるものは少なかったですね。やはり僕的には英国系の憂いをもった音が性にあうようです。キッス、エアロスミス、ヴァン・へイレンなど、レンタルでまめに録音してはいましたが、自分でCDを買い出したのは大人になってからです。


さて、高校に入った瞬間からその後何年にもわたって片思いを続け、社会人になるまで通算2回(いや、3回かな)僕が振られる羽目になるTさんという相手(?)はいたものの、それ以外の恋愛経験など何もないに等しいです。だいたい僕の恋愛話など読むぐらいならティッシュペーパーでも読んでいた方がましだというものです。

皆さんの場合はどうだったか僕にはわかりませんが、こと恋愛に関しては、僕の周りではクラス内階級がまるで間に実線が引かれているかのようにはっきりとしていました。

常にステディーな相手がいる、もしくは頻繁に異性から交際を申し込まれる、恋愛の上流階級。かえでさんなどまさにこの階級でしょう。さすが前世はセレブキャラ。

修学旅行などのイベント前になるとどういうわけかくっつきだす中産階級もいましたね。イベントが終わると自然消滅、というところまで同期していました。

僕?もちろんその他大勢、労働者階級でしたね。別に労働はしていませんでしたが。いい歳して何をするにもつるむのは男同士。僕の場合はひとりでいることが圧倒的に多かったですが。楽しい宴会からはいつまでも帰れない性分ですが、つまらないパーティーからは何も言わずに消えますから。

大学のときに仲のよかったYちゃん曰く「yasさんは絶対30過ぎた頃にもてると思いますよ」。口語に翻訳すれば「おととい来な」という意味ですね。Yちゃんとは仲のいい友達で終わってしまいました。ただ、今にして思えば彼女には先見の明があったのかな、とも思います。いや、べつにもててるわけじゃないですよ。ただ少なくともあの当時よりはまともに人付き合いもできるようになり、知恵も知識も経験も積み重ねましたからね。

酔ってもいないのに長々と赤面話を暴露してしまいました。耐えられなくなったらそのうち非公開にしそうです。とにかく、僕の場合は一般的に言う楽しい青春はなかったですね(まあ自分ではそれなりに楽しんでましたけど)。そんな僕にかえでさんの発したコメント「(彼氏が)6年間で4人なら少ないでしょう」。貴女はマリー・アントワネットに菓子を食えと言われた民衆の気持ちを実感されたことはおありでしょうか(はあと)。
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