2006年07月07日

一つ目小僧と三つ目小僧に捧ぐ

今日現在僕のブログを訪れてくださっている殆どの方にはあえて紹介するまでもないでしょうが、「一つ目小僧と三つ目小僧、どちらが好きですか?」という、僕のお気に入りのブログがあります。初めて某所でそのタイトルを見たときの既視感のような感覚は忘れられません。

『これはきっと僕が気に入るサイトに違いない』。

いえ、別に僕はお化け評論家でもなければ手塚治虫の「三つ目がとおる」にとりたてて思い入れがあるわけでもありません(後者は大好きな漫画ではありますが)。

早速訪れてみると、案の定そのブログには(僕の読んだ範囲では)一つ目小僧も三つ目小僧も出てきません。あえて強調するなら、一反木綿もぬりかべもいませんでした。でも、そのブログでのちょっとした言い回し、採りあげられている題材のあれこれが、妙にツボにはまるのです。

ツボにはまるといえば、通常ブログタイトルの下にはなにかごにょごにょと書いてあるものですよね。僕のブログの場合だと「こないだ買ったCDがどうのこうの」ってやつです。「一つ目小僧」のタイトルの下には「水曜日は、燃えないゴミの日、生協の日」。それもまた最初から僕のアンテナにびんびんと来てたのですが、僕がブログを立ち上げたときにそのタイトル下の文章が「ブログ説明」だと気づいたときには(気づけよ、最初から)、もうケイレンするかと思うほどにウケたものでした。

そのブログのコメント欄で、ブログ主がご自宅に点取り占いを大量に保管されているということを知りました。点取り占い!ああ、思い起こせば僕が中学生の頃から大学にあがるに至るまで、なけなしの小遣いをはたいて毎月むさぼるように読んでいた「ビックリハウス」と「宝島」に、ひそかに、でも熱狂的に、毎回採りあげられていたものでした(もしかしたらビックリハウスにはあまり載ってなかったかも)。

当時僕が探し回った限りでは、僕の住んでいた大阪には点取り占いを置いていた駄菓子屋はありませんでした。毎月買ってくるそれらの雑誌が、僕にとって唯一の点取り様(そう呼ばれていました)との邂逅だったのです。もうそれは標語のように暗記したものです(だから咄嗟に「きみは くさいよ」とか出てきたってわけですよ。点数はさすがに忘れてましたけど)。

かの「一つ目」ブログの持ち主が自宅に大量に点取り様を隠し持っている(いや、別に隠してたわけではありませんが)。もう僕にとってはそれでビンゴでした。後にアップされた記事によると、ブログタイトルも実は点取り占いから引用されたとのこと。道理で最初から何か僕を惹きつけるものがあったわけです(僕はその占いの文言は知らなかったのですが)。

でもそのタイトルが点取り占いからの引用だったなんてことは最早どうでもいいです。おそらく決して万人受けするわけではないであろう点取り占いを小学生のころから気に入って、何十年(?)もたってから大人買いする気性。ブログでの言葉の端々ににじみ出るセンス。もし僕が高校生の頃にこんな女性に出会っていたら、村上春樹風に言うなら、僕はきっと宿命的な恋に落ちていたに違いありません。 …ちょっと酔ってるのかな。まだそんなに失礼なこと書いてないですよね。
「飛行機でお酒をのむと 早くよいがまわる 2点」 いや、そんな点取り様はいません。今勝手に作りました。

話は変わりますが、ピンク・フロイドというロックバンドがいます(一応音楽ブログですので)。有名なグループなので、洋楽を聴かない方でも名前ぐらいはご存知でしょう。彼らが1971年に発表した「Relics」というベスト盤は、オリジナルLPの、メンバーの一人によるイラストのジャケットを始め、再発CDも含めて僕の知っている限りでは4種類のジャケットが存在します。

アルバムを印象付ける顔とも言うべきジャケットを、何故そんなにコロコロ変えることになったのか、僕は知りません。でもピンク・フロイドというのはビジュアル面にも相当気をつかっていたグループで(ビジュアル系というわけではありませんよ。殆どのメンバーがむさくるしい親父ばかりですから)、この一連の「Relics」のジャケットも、ヒプノシスのデザインによる彼らの他の数々の名作に引けを取るものではありません。

その4種類の中で、今は廃盤になっているアメリカ盤LPのジャケットを初めて見たときから僕はずっとそれに取り付かれていて、既に同内容のCDを持っているにもかかわらず、先日ようやく中古盤を見つけて買ってしまいました。カブ子さんもこれを気に入ってくれるでしょうか。このジャケットを一つ目小僧と三つ目小僧に捧げます。










オモテ.JPG ウラ.JPG




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